UQモバイルには次のデメリットがあり、主に月額料金や追加オプションに関する注意点があります。
- デメリット1:月額基本料が他社と比べて高めに設定されている
- デメリット2:無制限プランや大容量プランの用意がない
- デメリット3:追加オプションは有料であることが多い
- デメリット4:選べるのはau回線のみ
- デメリット5:最新のスマートフォンを取り扱っていない
- デメリット6:契約における諸手続きが難しい
- デメリット7:UQモバイル独自のポイント制度を設けていない
- デメリット8:キャンペーンが使えないこともある
- デメリット9:端末の動作確認にタイムラグがある
- デメリット10:「auスマートバリュー」が使えなくなる
一方で、通信速度や割引にはメリットも多いため、デメリットと比較した上で契約を検討するのがおすすめです。
公式サイト
https://shop.uqmobile.jp/shop/
UQモバイルのデメリット・メリットまとめ【2024年5月最新】
UQモバイルはオプションや機能に優れた格安SIMです。月額基本料は他社に比べて高いものの、キャリアと比較すれば十分安い価格設定です。
またキャリア並みの通信性能の高さがメリットで、全国に相談できる窓口も多数展開しています。
メリット・デメリット | 内容 |
---|---|
デメリット | ・価格設定が他社よりも割高 ・20GB以上のプランの用意がない ・オプションはほとんどが有料サービス ・au回線しか扱っていない ・最新モデルは販売していない ・各種手続きにおいて手数料や制限がある ・連携するポイントサービスが少ない ・キャンペーンの適用条件が厳しい ・動作確認が遅い ・auスマートバリューは適用不可 |
メリット | ・余った容量は翌月に繰り越せる ・通信速度が安定していて速い ・「おうちセット割」で割引が適用できる ・通話サービスが充実している ・LINEの電話番号認証機能が使える ・トクトクプラン、コミコミプランの制限時速度は最大1Mbps ・全国にショップをかまえている ・口座振替に対応している ・お得なキャンペーンが多い ・「au Certified」が購入可能 ・MNPのワンストップ方式にも対応 ・SIMカードとeSIMどちらにも対応 ・中学進学の3ヶ月前から申し込める |
おすすめな人 | ・データ容量はそこまで必要としない人 ・ショップでの窓口対応もある格安SIMを探している人 ・通信性能を重要視している人 ・毎月のデータ容量が余りがちな人 ・au回線で使いやすい格安SIMを探している人 |
おすすめでない人 | ・価格の安さを重視している人 ・20GB以上の大容量や無制限で使えるサービスがいい人 ・最新型の機種に変えたい人 ・データ容量の共有機能がほしい人 ・auやpovoからキャンペーンを使って乗り換えたい人 |
一方でプランの最大容量は20GBにとどまり、無制限や大容量を望む人にはやや不向きなサービスです。
プラン料金も割引適用がないとやや割高となるため、コストの低さを重視するのであれば他社との比較も検討していきましょう。
UQモバイルのデメリット10選!後悔する理由まとめ
- デメリット1:月額基本料が他社と比べて高めに設定されている|公式の料金表が見にくい
- デメリット2:無制限プランや大容量プランの用意がない|データ通信専用SIMは取り扱っていない
- デメリット3:追加オプションは有料であることが多い|通話機能やメールサービスが使いにくい
- デメリット4:選べるのはau回線のみ|4GBプランだと制限時最大300kbpsまでしか出ない
- デメリット5:最新のスマートフォンを取り扱っていない|購入できる種類も少ない
- デメリット6:契約における諸手続きが難しい|店舗やオンラインでは受付不可となるものも
- デメリット7:UQモバイル独自のポイント制度を設けていない|支払いによる還元はない
- デメリット8:キャンペーンが使えないこともある|auとpovoからの乗り換えは基本的に対象外
- デメリット9:端末の動作確認にタイムラグがある|心配ならUQモバイルでのセット契約が安心
- デメリット10:「auスマートバリュー」が使えなくなる|UQモバイルへの引き継ぎは不可
デメリット1:月額基本料が他社と比べて高めに設定されている|公式の料金表が見にくい
UQモバイルはau回線で利用できる格安SIMですが、料金がやや高めに設定されている点がデメリットです。
また割引を適用しないと公式ページで明示されている料金にはならないため、ご注意ください。
格安SIMのなかでは料金設定が高め
UQモバイルでは「ミニミニプラン」「コミコミプラン」「トクトクプラン」を提供しています。
最大20GBまで選択できるプランで、コミコミプランなら10分間の国内通話かけ放題が付いてくる点も特徴です。
しかし他社と比べてみると、どのプランも平均してやや割高となっています。以下で確認していきましょう。
サービス | ~1GB | 4GB | ~15GB | 20GB |
---|---|---|---|---|
UQモバイル | 2,277円 | 2,365円 | 3,465円 | 3,278円 |
LINEMO | 990円(3GB) | 990円(3GB) | – | 2,728円 |
ワイモバイル | 2,365円(4GB) | 2,365円(4GB) | – | 4,015円 |
IIJmio | 850円(2GB) | 990円(5GB) | 1,800円 | 2,000円 |
※税込
UQモバイルでは1GBまでのトクトクプランであっても、基本使用料はすでに2,277円(税込)となります。
LINEMOやIIJmioなら990円(税込)で2GB、5GBまで運用可能です。また、20GBのプランを比較してもLINEMOやIIJmioはリーズナブルであることがわかります。
そのため、基本料金の安さで選ぶならUQモバイルはおすすめできません。
ホームページの料金設定が見にくい
UQモバイルは格安SIMではあるものの、家族割引や自宅セット割引を提供するブランドです。
そのため料金ページの価格設定では、割引適用前と割引適用後の料金が合わせて表示されています。
しかしより大きく明示されているのは基本的に割引適用後の基本料金となりますので、注意しましょう。
割引内容の詳細 | ミニミニプラン(4GB) | トクトクプラン(1GB) | トクトクプラン(20GB) |
---|---|---|---|
基本料金(a) | 2,365円 | 3,465円 | 3,465円 |
自宅セット割(b) | ー1,100円 | ー1,100円 | ー1,100円 |
au PAY カードお支払い(c) | ー187円 | ー187円 | ー187円 |
トクトクプラン1GB以下利用時(d) | – | ー1,188円 | – |
実質負担額(a)−(b+c+d) | 1,078円 | 990円 | 2,178円 |
※税込
UQモバイルで最大限安く運用するには、「UQ親子応援割」や「自宅セット割」の適用が欠かせません。
利用できる制度がなければ、実際の基本料は割高になることもデメリットとして押さえておきましょう。
デメリット2:無制限・大容量プランの用意がない|データ通信専用SIMは取り扱っていない
UQモバイルは三つのプランを用意していますが、最大でもデータ容量は20GBに留まります。
無制限プランや大容量プランを希望する人には不向きのブランドです。
ほかの格安SIMよりも提供するデータ容量の幅は狭い
データ容量の選択肢が少ない点も、UQモバイルのデメリットです。
もともとのキャリアで無制限プランや30GB以上の大容量を使っていた場合、物足りなさを感じる恐れがあります。
他社が用意するデータ容量と比較すると、次の通りです。
キャリア | 最小容量 | 最大容量 |
---|---|---|
UQモバイル | 1GB/トクトクプラン | 20GB/コミコミプラン |
ワイモバイル | 4GB/シンプル2 S | 30GB/シンプル2 L |
イオンモバイル | 0.5GB/さいてきプラン | 50GB/さいてきプラン MORIMORI |
なおUQモバイルでデータ容量を増やしたいのであれば、月額550円(税込)の「増量オプションII」が利用できます。
とはいえ、それでも最大で追加できる容量は5GBまでです。
ミニミニプランにいたっては2GBのみとなりますので、あくまで緊急時の対処程度に考えておきましょう。
データ通信専用プランは2024年6月30日をもって提供終了となる
UQモバイルでは音声通話SIMのほかデータ通信専用SIMも用意していました。
しかしこれまで提供のあった「データ高速プラン」と「データ無制限プラン」は、2024年6月30日でサービス終了となることが宣言されています。
そのため、タブレットなどに合わせるデータ通信SIMを探している人には対応していません。
データ通信専用プラン | サービス提供の終了日 |
---|---|
データ高速プラン/データ無制限プラン | 2024年6月30日 |
データ高速プラン(V)/データ無制限プラン(V) | 未定 ※新規契約は不可 |
なおこれまでデータ通信専用SIMを使っていた人であれば、後継サービスが使えます。
その際には2024年6月30日までの申し込みが必須となりますので注意しましょう。
デメリット3:追加オプションは有料であることが多い|通話機能やメールサービスが使いにくい
UQモバイルに契約すると有料に変わるオプションサービスが増える点も、押さえておきましょう。
特に通話サービスやキャリアメールの追加料金には注意が必要です。
通話オプションサービスは基本的に有料
UQモバイルでは留守番電話機能や着信転送機能は、追加オプションとなります。
キャリアのように無料での利用はできませんので、注意しましょう。そのほか有料で使えるオプションサービスは、以下の通りです。
サービスの名称 | 月額利用料 |
---|---|
通話放題 | 1,980円 |
通話放題ライト | 880円 |
通話パック60 | 660円 |
電話きほんパック(V) | 440円 |
お留守番サービスEX | 330円 |
割込通話 | 220円 |
三者通話サービス | 220円 |
迷惑電話撃退サービス | 110円 |
※税込
なお「電話きほんパック(Ⅴ)」では留守番電話、割り込み通話、三者通話、迷惑電話のブロックすべてに対応しています。
基本的な通話オプションを網羅したい場合は、パックサービスを使っていきましょう。
キャリアメールサービスは月額220円(税込)かかる
UQモバイルでは格安SIMながらキャリアメールアドレスの取得が可能です。
しかしキャリアメールは有料で、毎月220円(税込)の月額料金を支払わなければなりません。
サービスの概要は、以下の通りです。
名称 | オプションメールサービス |
---|---|
メールアドレス形式 | @uqmobile.jp |
月額料金 | 220円(税込) |
申し込み | 必要 |
メールサイズ | 一通につき最大3MB |
サーバ保存期間 | 30日間 |
また他社を解約してUQモバイルで引き続きメールアドレスを使いたい場合も、追加料金がかかります。
他社のメールアドレスの持ち運びサービスは、一律月額330円(税込)です。
UQモバイルでメールアドレスを運用する方が110円安くなるため、事前にどちらを選ぶか考えておきましょう。
UQモバイルではデータ容量のシェアは不可
格安SIMに乗り換えると、データシェアを使ってより安く済ませる方法があります。データシェアでは、一つの回線またはIDで複数台の端末が利用できるサービスです。
スマートフォンとタブレットで併用したり、家族で分け合ったりできます。
しかしUQモバイルでは、データ容量を共有するプランやサービスの用意はありません。一つの契約につき一台が鉄則となりますので、これまでデータシェアを使っていた人は注意しましょう。
デメリット4:選べるのはau回線のみ|4GBプランだと制限時最大300kbpsまでしか出ない
格安SIMで重視したい項目の一つが、通信性です。また小容量での申し込みを検討している人は、速度制限における最大速度も確認しておきましょう。
安いことと引き換えに、使い勝手が悪くならないよう注意しなければなりません。
通信速度は安定しているがau回線しか選べない
UQモバイルは格安SIMにしては通信速度が安定している傾向にあります。
しかし選べる回線はau回線のみとなる点に注意しましょう。同じ格安SIMでも会社によっては、複数のキャリア回線から選べるところもあります。
ソフトバンク回線 | au回線 | ドコモ回線 | |
---|---|---|---|
UQモバイル | × | ○ | × |
mineo | ○ | ○ | ○ |
IIJmio | × | ○ | ○ |
またau回線のみとなるため、契約前には通信環境をチェックしておくと安心です。
キャリアによって通信範囲や繋がりやすさは微妙に異なります。
au回線でも居住地や勤務先での電波に問題がないか、必ず確認しておきましょう。
ミニミニプランの通信制限時における速度は最大300bps
UQモバイルでは状況に応じて通信制限をかけることがあります。速度が制限されるケースは二つのパターンに分かれます。
「月間の使用データ容量が規定を超過した場合」と「直近3日間で過大なパケット消費があった場合」です。
しかし制限時の速度は以下の通り、プランで異なるため注意しましょう。
詳細 | ミニミニプラン | トクトクプラン/コミコミプラン |
---|---|---|
制限時の速度 | 最大300kbps | 最大1Mbps |
ミニミニプランの場合、制限時の速度は他よりも遅くなります。なお直近3日間で通信制限が起こる上限は、6GBです。
6GBを超過した際には、翌日にかけて速度が制限されますのでご注意ください。
デメリット5:最新のスマートフォンを取り扱っていない|購入できる種類も少ない
UQモバイルではiPhoneやAndroidも販売しています。
しかしiPhoneの最も新しいモデルはiPhone13です。iPhone14シリーズやiPhone15シリーズの取り扱いはありません。
最新のiPhoneに乗り換えたい人は注意しましょう。
種類 | |
---|---|
iPhone | ・iPhone 13 ・iPhone SE(第3世代) ・iPhone 12 ・iPhone 11 |
Android | ・BASIO active2 ・Google Pixel 7a ・Xiaomi 13T ・AQUOS sense8 ・Redmi 12 5G ・Galaxy S22 ・Google Pixel 7 ・Xperia 10 V ・Galaxy A54 5G ・Google Pixel 6a ・BASIO active ・AQUOS sense7 ・Galaxy A23 5G ・AQUOS wish2 ・Xperia 10 IV ・OPPO Reno7 A ・Xperia Ace III ・Galaxy A53 5G ・AQUOS sense6s ・AQUOS sense6 ・AQUOS wish ・arrows We ・Redmi Note 10 JE ・OPPO A54 5G ・AQUOS sense5G ・Galaxy A21 ・AQUOS sense3 basic ・BASIO4 |
なおUQオンラインショップにおける販売価格と、店頭での販売価格は異なる場合があります。
在庫終了次第販売が終わる恐れもあるため、ほしいモデルがある人は早めの購入を検討していきましょう。
また認定中古品であるau Certified iPhoneを購入することも可能です。
デメリット6:契約における諸手続きが難しい|店舗やオンラインでは受付不可となるものも
UQモバイルは店舗もオンラインも運営するサービスですが、契約によっては窓口が限定されることがあります。
特に第三者への名義変更はできませんので、ご注意ください。各種手続きにおける窓口や手数料も異なるため、事前にチェックしておきましょう。
UQモバイルでは名義の変更手続きを受け付けていない
UQモバイルでは、第三者への名義変更を不可としています。基本的には家族間であっても名義の譲渡を行うことはできません。
ただし一部例外となるケースもありますので、以下の通り確認しておきましょう。
変更可能 | 変更不可 |
---|---|
・改姓に伴う場合 ・改名による場合 ・家族が逝去した際の承継 | 左記以外 |
名義変更ができないとなると、親の名義を子どもの名義に変えるといった手続きも不可能となります。
名義を変えるためには契約を解除して再契約しなければならない点も、UQモバイルのデメリットです。
2023年4月20日以降、各種手続きの手数料が値上げしている
UQモバイルでは新規契約であっても機種変更であっても、事務手数料を支払う必要があります。
これまで2,200~3,300円(税込)だった手数料は、一律3,850円(税込)に上がっている点にも注意しましょう。
- 新規での契約
- 機種変更
- SIMカードまたはeSIMの再発行
- eSIMもしくはSIMカードからの切り替え
なおeSIMの再発行とSIMカードからの切替においては、「My UQ mobile」での手続きで、通信方式の変更を伴わないケースを除きます。
ほとんどの手続きに手数料がかかる点も、UQモバイルのデメリットです。
名義変更の手続きができるのは書面のみ
UQモバイルでは、改姓・改名・承継に限り名義を変えられます。しかし名義変更の手続きができるのは書面のみです。
店舗やオンラインでの受付は行っていない点も、UQモバイルのデメリットのひとつです。
さらに書面手続きのためには、事前に「UQ mobileお客さまセンター」に連絡しなければなりません。
内容 | |
---|---|
電話番号 | 0120-929-818(無料) |
受付時間 | 10:00~19:00(年中無休) |
特に逝去に伴う名義変更では、死亡証明書や代理人に当たる人物の本人確認書類などを送る必要があります。
解約日まで契約は継続となる上、請求は日割り計算となる点も要注意です。
デメリット7:UQモバイル独自のポイント制度を設けていない|支払いによる還元はない
格安SIMやキャリアでは、スマホの月額基本料に対してポイント還元を行うところも少なくありません。
楽天モバイルでは楽天ポイントが貯まり、ワイモバイルではPayPayの還元プログラムが多く用意されています。
他のサービスでも得られるポイント特典は、以下の通りです。
ブランド | 貯まるポイント | 特典 |
---|---|---|
楽天モバイル | 楽天ポイント | 毎月の支払い100円(税別)につき1ポイント貯まる |
ワイモバイル | PayPayポイント | PayPay支払いで最大3%貯まる |
ahamo | dポイント | 月々の支払い1,000円(税抜)毎に10ポイント進呈 |
しかしUQモバイルはauのサブブランドにあたるため、楽天ポイントやPayPayの還元は行っていません。
契約しても特定のポイントが貯まりやすいといったメリットはありませんので、覚えておきましょう。
なおau PAYカードの利用を条件に、Pontaポイントをためることは可能です。よりお得に使いたい人はau PAYカードの入会も検討してみてください。
デメリット8:キャンペーンが使えないこともある|auとpovoからの乗り換えは基本的に対象外
UQモバイルはauが運営するサブブランドにあたります。そのためauやpovoから乗り換える場合には、対象外とされるキャンペーンも少なくありません。
除外されるものは、以下の通りです。
- UQ mobile オンラインショップ限定 au PAY 残高還元
- 下取りサービス
端末料金割引やポイント還元が特典となるキャンペーンは、基本的に新規契約や他社からの乗り換えが対象となります。
auやpovoからUQモバイルに乗り換える場合は、適用できないキャンペーンがあることも留意しておきましょう。
デメリット9:端末の動作確認にタイムラグがある|心配ならUQモバイルでのセット契約が安心
機種を変えずにUQモバイルで契約するのであれば、事前に動作確認済みであることを確認する必要があります。
まだ確認ができていないモデルの場合は、検証が終わるまで乗り換えない方が安心です。
しかし動作確認が終わっていたとしても完全に保証されるわけではありません。
iPhoneやAndroidのOSがアップデートされると、その度にUQモバイルでの動作確認も行われます。
アップデート後から検証完了までには、ややタイムラグがある点も注意しておきましょう。
デメリット10:「auスマートバリュー」が使えなくなる|UQモバイルへの引き継ぎは不可
auではセット割引として「auスマートバリュー」を提供しています。
auスマートバリューは、対象のインターネットとスマホプランのセット契約で、スマホの利用料金を割引にできるサービスです。
適用すれば最大1,100円(税込)が永年値引きされるため、加入するメンバー全員がお得になります。
サービス名称 | auスマートバリュー |
---|---|
特典 | スマホ料金が永年1,100円(税込)割引 |
適用条件 | ・auで対象となる料金プランに加入していること ・対象のインターネットサービスのいずれかに申し込むこと |
しかしUQモバイルはau回線ではあるものの、auスマートバリューの適用対象とはなりません。
auからUQモバイルに乗り換えると、auで適用されていた割引制度が使えなくなる点にも注意しましょう。
UQモバイルのメリット14選!デメリットだらけではない?
- メリット1:データ容量は翌月に繰り越しが可能|移行した分の使用期限は月末まで
- メリット2:通信速度は大手キャリアとほとんど変わらない|平均ダウンロード速度は100Mbps以上
- メリット3:自宅セット割でスマホの月額基本料が安くなる|最大1,100円(税込)割引
- メリット4:通話オプションが豊富|60歳以上は通話オプションの割引特典も適用できる
- メリット5:LINEのID検索や電話番号検索が利用できる|年齢確認が必須
- メリット6:中容量メニューなら通信制限時も最大1Mbpsで使える|ミニミニプランは対象外
- メリット7:実店舗がある|オンラインだけでは不安な人でも安心して相談できる
- メリット8:口座振替にも対応|支払い方法の変更は「My UQ mobile」から申し込める
- メリット9:キャンペーンがお得|下取りサービスでは最大100,100円相当のキャッシュバックも
- メリット10:auの認定中古品が購入できる|高品質のリユース品が安く手に入る
- メリット11:2023年5月24日よりMNPワンストップを開始|予約番号の取得なしで乗り換えられる
- メリット12:テザリング機能が無料|申し込み不要で誰でも使える
- メリット13:eSIMにも対応している|即日発行ですぐに利用できる
- メリット14:未成年でも契約可能|親権者同意書など必要書類の提示が必須
メリット1:データ容量は翌月に繰り越しが可能|移行した分の使用期限は月末まで
UQモバイルでは基本データ容量を余らせてしまっても、翌月に繰り越せます。
繰り越しはプランに関わらず利用可能で、上限は前月に残った基本データ容量までです。
なおトクトクプラン、ミニミニプラン、コミコミプラン間で変更があった際の対象は、容量がより大きい方となります。
内容 | |
---|---|
繰り越し可能上限 | 基本データ容量分 |
有効期限 | 翌月末日まで |
消費される順番 | 繰り越したデータ容量>契約済みの基本データ容量>追加購入分 |
注意点 | ・データチャージによる分は繰り越しの非対象 ・プラン変更があった月に基準とされるのは容量の大きい方のプラン |
なおデータチャージによって増量した分は、翌月に繰り越せません。
またチャージした分が残っているところにさらに追加した場合も、繰り越し可能となる最大容量は基本のデータ容量となります。
メリット2:通信速度は大手キャリアとほとんど変わらない|平均ダウンロード速度は100Mbps以上
UQモバイルはauのサブブランドとはなりますが、通信速度の安定したブランドです。
ソフトバンクやドコモなどの大手キャリアと比較しても、回線速度は引けを取りません。
三大キャリアと比較した結果は、以下の通りです。
平均Ping値 | 平均ダウンロード速度 | 平均アップロード速度 | |
---|---|---|---|
UQモバイル | 44.54ms | 109.91Mbps | 17.62Mbps |
au | 44.99ms | 126.98Mbps | 17.15Mbps |
ソフトバンク | 42.2ms | 99.26Mbps | 18.09Mbps |
ドコモ | 51.32ms | 129.0Mbps | 15.33Mbps |
参照元:みんなのネット回線速度(UQモバイル・au・ソフトバンク・ドコモ)
平均ダウンロード速度は100Mbps以上、平均アップロード速度も17Mbps以上と十分な速さを記録しています。
また反応速度を示す平均ping値では、ドコモやauよりも早い結果となりました。
格安SIMでもUQモバイルの通信性能はかなり高いです。通信速度を重視するなら、UQモバイルを選んで損はありません。
メリット3:自宅セット割でスマホの月額基本料が安くなる|最大1,100円(税込)割引
UQモバイルを安く運用するためには、セット割引の適用が欠かせません。
セット割引ではインターネットと併用する「自宅セット割」が選択できます。
内容 | |
---|---|
割引額 | トクトクプラン、ミニミニプラン:毎月1,100円 |
くりこしプランS/M +5G:毎月638円 | |
くりこしプランL +5G:毎月858円 | |
申し込み | 必要 |
適用条件 | ・トクトクプラン、ミニミニプランまたはくりこしプラン +5Gに加入していること ・対象のインターネットまたはでんきサービスに申し込んでいること |
注意点 | ・対象サービス1契約につき10回線まで ・au回線は割引対象外 ・住所が異なる場合、家族関係証明書の提示が必要となる |
※税込
なお「でんきコース」の対象はauでんきのみとなります。「インターネットコース」であればルーターサービスやケーブルテレビなども選択可能です。
重複した場合には「インターネットコース」が適用されますので、ご注意ください。
メリット4:通話オプションが豊富|60歳以上は割引特典も適用できる
UQモバイルはかけ放題サービスも充実しているブランドです。通話オプションは三種類から選べる上、かけ放題付きのプランも提供しています。
シニア向けの割引特典も用意していますので、対象となる場合にはぜひ活用していきましょう。
通話オプションは三つから選択可能
かけ放題オプションは制限時間に合わせて三種類から追加できます。
ただし通話放題ライトは一回の通話時間を制限していますが、通話パックはひと月の上限を設定している点に注意しましょう。
短時間での通話が多いのであれば前者、通話自体は少なくとも一度の通話時間が長い場合は後者が最適です。
サービス名 | オプション料金/月 | 内容 |
---|---|---|
通話放題 | 1,980円 | 国内通話が24時間いつでもかけ放題 |
通話放題ライト | 880円 | 1回10分以内で国内通話かけ放題 |
通話パック60 | 660円 | 毎月最大60分まで国内通話が定額になる |
※税込
また通話放題と通話放題ライトなら、本来440円(税込)の「電話きほんパック(V)」が無料で利用できます。
電話きほんパック(Ⅴ)に加入すると、留守番電話・着信転送機能・三者通話機能・迷惑電話ブロックが使えるようになります。
なお申し込みは別途必要となりますので、忘れずに手続きを進めておきましょう。
コミコミプランなら10分通話し放題が付いてくる
最初から通話放題ライトが必須であれば、コミコミプランを契約する方法もあります。
コミコミプランは20GBのデータ容量に、国内通話10分間かけ放題のオプションを含んだプランです。
組み合わせ次第では別途で通話オプションに加入するよりも安く運用できますので、ぜひ検討してみてください。
詳細 | |
---|---|
基本料 | 3,278円(税込) |
データ容量 | 20GB |
通話オプション | 1回10分まで国内通話がかけ放題 |
超過時の通話料金 | 22円(税込)/30秒 |
注意事項 | ・一部適用中の割引やオプションが終了する場合もある ・節約モードは対象外となる |
ただしコミコミプランでは各種割引やオプションが、加入と同時に対象外となるケースもあります。
またデータ容量を抑えられる節約モードは適用外となりますので、あらかじめご注意ください。
使用者が60歳以上なら通話割が適用できる
UQモバイルでは60歳以上を対象に「60歳以上通話割」を提供しています。
本プログラムでは、通話放題割引のほかメールサービスも無料で利用できます。
詳細 | |
---|---|
特典内容 | ・「通話放題」が永年1,100円割引 ・メールサービスが無料で使用できる |
適用条件 | ・ミニミニプラン、トクトクプラン、くりこしプラン+5Gへの加入 ・通話放題への申し込み ・申し込み時点でユーザーの年齢が60歳以上であること |
注意点 | ・法人契約は適用対象外 ・ほかのプログラムとは併用できないケースもある |
通話放題1,980円(税込)には1,100円(税込)の割引が適用されるため、実質負担額は880円(税込)です。
キャリアメールが無料になり、かけ放題が1,000円以下で使えるお得なサービスとなります。対象となる方はぜひ活用してみてください。
メリット5:LINEのID検索や電話番号検索が利用できる|年齢確認が必須
格安SIMでは、LINEのID検索ができないものもあります。LINEのID検索は年齢確認を前提としており、年齢情報判定サービスを必要とするためです。
しかしUQモバイルではLINEのID検索にも対応しているため、電話番号検索による友達追加も利用できます。
- ソフトバンク
- au
- ドコモ
- 楽天モバイル
- UQモバイル
- mineo
- ワイモバイル
- イオンモバイル
- IIJmio
大手キャリアと変わらない使用感でLINEが使えるのは、格安SIMでもUQモバイルならではのメリットです。
アプリの使い勝手を重視する人は、UQモバイルがLINEの年齢認証に対応していることも押さえておきましょう。
メリット6:中容量メニューなら通信制限時も最大1Mbpsで使える|ミニミニプランは対象外
UQモバイルではどのプランであっても、状況次第で通信制限を行うことがあります。
しかし通信制限時の最大速度はプランによって異なり、トクトクプランやコミコミプランなら最大1Mbpsです。
そのため他社の制限速度と比べてみると、制限時の速度は比較的速いです。
通信速度 | |
---|---|
UQモバイル | 最大300kbpsまたは最大1Mbps |
楽天モバイル | 最大200kbps |
ソフトバンク/ドコモ/au | 最大128kbps |
なおミニミニプランのみ、制限時の通信速度は最大300kbpsです。
とはいえキャリアが最大128kbpsであることを踏まえれば、十分なスピードです。制限時も使いやすい点はUQモバイルのメリットです。
メリット7:実店舗がある|オンラインだけでは不安な人でも安心して相談できる
UQモバイルはオンラインでの窓口のほかに、専用ショップも多数展開しています。
ショップはUQスポットとau Style、一部のauショップが対象です。
店舗の種類 | 受付可能なサービス |
---|---|
UQスポット(UQ専売ショップ) au Style au ショップ | ・新規契約、MNPでの申し込み ・契約情報の変更 ・機種変更 ・料金収納 |
UQ mobile取扱店 | ・新規契約、MNPでの申し込み ・機種変更 |
また家電量販店や流通量販店が、「Q mobile取扱店」として展開しているところもあります。
全国に2,700店舗以上かまえているため、店舗が探しやすい点も特徴です。
ほとんどの店舗で申し込みから機種変更、契約情報の更新ができますので、安心して利用していきましょう。
メリット8:口座振替にも対応|支払い方法の変更は「My UQ mobile」から申し込める
UQモバイルでは、支払い方法として口座振替かクレジットカードが利用できます。
クレジットカード決済を持っていない場合にも、契約ができる便利な格安SIMです。
なお支払い方法を口座振替に変えたい際には、マイページからの変更手続きができます。
- My UQ mobileへログイン
- UQモバイルを選択
- 変更タイミング、ご注意事項を確認→「口座振替」を選択
- 「同意して手続きに進む」を選択
- ご利用可能金融機関が表示されるため、使いたい金融機関を選ぶ
- 注意事項をチェックした後に「送信」を選択
- 実際に使う金融機関名を選び、口座名義人名を打つ
- 「金融機関へ」を選ぶ
ただし口座振替の申し込み手続きが完了となるまでは、コンビニ振込用紙での対応となります。
コンビニでの支払いには「窓口取扱手数料」として330円(税込)かかる点に注意しましょう。
また引き落としができなかった場合にも、コンビニ決済に切り替わります。
メリット9:キャンペーンがお得|下取りサービスでは最大100,100円相当のキャッシュバックも
UQモバイルではキャンペーンや、還元プログラムも多数提供しています。
特に他社からの乗り換えや新規契約では利用できるキャンペーンも多いため、ニーズに合ったものを選択していきましょう。
キャンペーン名称 | 特典 |
---|---|
オンラインショップ限定 au PAY 残高還元 | 最大10,000円相当のキャッシュバック |
3Gとりかえ割(UQ mobile) | 機種代金から最大41,800円の割引 |
下取りサービス | 最大100,100円相当還元 |
ただしキャンペーンには、それぞれ異なる適用条件があります。
対象機種の購入や対象サービスへの加入が必須となる場合もあるため、必ず事前にチェックしておきましょう。
メリット10:auの認定中古品が購入できる|高品質のリユース品が安く手に入る
UQモバイルではauの認定中古品である「au Certified」を取り扱っています。
認定中古品はauが設ける条件をクリアした高品質の中古品です。基本的にはiPhoneを販売していて、モデルは随時追加されています。
2024年5月現在で確認できる機種は、以下の通りです。
- iPhone 13
- iPhone 13 Pro
- iPhone 13 mini
- iPhone 12
- iPhone 12 Pro
- iPhone SE(第2世代)
- iPhone 11
- iPhone 11 Pro
- iPhone XR
- iPhone 8
なお機種によってはオンラインで販売していないものもあります。
その場合は店頭購入のみとなりますので、ご注意ください。
メリット11:2023年5月24日よりMNPワンストップを開始|予約番号の取得なしで乗り換えられる
UQモバイルを運営するKDDI、沖縄セルラーは2023年より、MNPのワンストップ対応をスタートしました。
MNPワンストップは、MNP予約番号の取得不要で乗り換えが可能となるサービスです。
ワンストップ方式を使って他社から乗り換える手順は、以下の通りです。
- UQモバイルのMNP新規申し込み画面に進む
- 必要情報をすべて入力する
- 「MNP予約番号をお持ちでないお客さま」を選択
- 転出元となる利用中の携帯電話会社を選択
- 現在の携帯電話会社のマイページに映ったらログインする
- 転出に同意する
- UQモバイルの申し込み画面に戻り、残りの情報を入力したら終了
なおMNPワンストップは、オンライン窓口のみで利用できる手続きとなります。
店舗で乗り換えによる申し込みを行う際は、これまで通りMNP予約番号が必要になるため、ご注意ください。
メリット12:テザリング機能が無料|申し込み不要で誰でも使える
UQモバイルではテザリング機能にも対応しています。対応するものは「Wi-Fiテザリング」、「BluetoothR テザリング」、「USBテザリング」の三種類です。
内容 | |
---|---|
利用料金 | 無料 |
追加申し込み | 不要 |
対象機種 | UQモバイル製品もしくはテザリング機能を有する製品 |
対応可能なテザリング | ・Wi-Fiテザリング ・BluetoothR テザリング ・USBテザリング |
Wi-Fiテザリングは同時接続に強く、高速なデータ通信が可能です。
一方でBluetoothR テザリングは電池持ちが良く、使いやすい点がメリットとなります。
またパソコンから給電しつつデータ通信を利用したい場合には、USBテザリングを利用していきましょう。
なお利用できるテザリングは機種によって異なるため、あらかじめ注意が必要です。
メリット13:eSIMにも対応している|即日発行ですぐに利用できる
UQモバイルではSIMカードのほか、eSIMも利用できます。
eSIMはあとからはめ込むSIMカードとは異なり、最初から機種に埋め込まれているタイプのSIMです。
オンラインで申し込めば、UQモバイルからの郵送を待たずに開通手続きに進めます。
なおeSIMを初めて設定する場合には、Wi-Fi環境が必要です。
手続きを行う場所にWi-Fiが確認できない際は、最寄りのUQモバイルショップを利用していきましょう。
メリット14:未成年でも契約可能|親権者同意書など必要書類の提示が必須
UQモバイルは中学に進学する3ヶ月前であれば、まだ成人していないユーザーでも本人名義で申し込めます。
ただしオンラインショップでの受付は行っていません。
以下の必要書類を準備して、店頭で申し込みを進めていきましょう。
- 未成年者本人の確認書類
- 親権者本人の確認書類
- 親権者同意書
未成年者であっても、契約できるプランの制限はありません。ただし、小学生以下の年齢で本人名義の契約を行うことは不可となります。
その場合は親権者名義での契約となりますので、対象年齢に達しているかどうか事前に確認しておきましょう。
UQモバイルにして後悔する人・おすすめな人
UQモバイルが向いているのは、通信性能やサポートサービスの手厚さを重視する人
UQモバイルは格安SIMでありながら、キャリアと同等の通信品質やオプションサービスを用意するブランドです。
他社と比較すると圧倒的な通信速度がメリットとなります。
以下の特徴が当てはまる場合は、UQモバイルを選択していきましょう。
- データ容量は20GB以下の小中容量で平気な人
- オンラインでも店舗でも手厚いサポートがほしい人
- 通信速度や繋がりやすさを重視する人
- 月々の利用量に差があり繰り越し機能を使いたい人
- au回線で安定した格安SIMに乗り換えたい人
またUQモバイルはauのキャリアショップでも手続きが行えます。
オンラインだけでは不安な人でも安心して利用できる格安SIMです。
UQモバイルにしない方がいいのは、大容量で価格の安い通信サービスを求めている人
UQモバイルは手厚いサポートサービスが魅力である反面、料金がほかの格安SIMよりも割高になっています。
次の特徴にあたる人は、UQモバイルのサービスを選んだ方が、メリットが大きくなります。
- 料金をとにかく抑えたい人
- 大容量や無制限でのプランを探している人
- 最新のiPhoneシリーズに機種変更したい人
- サブスマホやグループでのデータシェアをしたい人
- auやpovoからお得に乗り換えたい人
なおインターネットやでんわと併用するおうち割引を適用すると、プラン料金は毎月1,100円(税込)安くなります。
適用できるサービスを確認した上で、最終的な月額基本料を試算していきましょう。
まとめ:UQモバイルは大手キャリアの通信性能と格安SIMの手頃さを兼ね備えたサービス
UQモバイルでは月額基本料が他社と比べて高かったり、無制限プランや大容量プランがなかったり、デメリットがあります。
- デメリット1:月額基本料が他社と比べて高めに設定されている
- デメリット2:無制限プランや大容量プランの用意がない
- デメリット3:追加オプションは有料であることが多い
- デメリット4:選べるのはau回線のみ
- デメリット5:最新のスマートフォンを取り扱っていない
- デメリット6:契約における諸手続きが難しい
- デメリット7:UQモバイル独自のポイント制度を設けていない
- デメリット8:キャンペーンが使えないこともある
- デメリット9:端末の動作確認にタイムラグがある
- デメリット10:「auスマートバリュー」が使えなくなる
しかし、データ容量を翌月に繰り越せたり、通信速度は大手キャリアとほとんど変わらなかったり、メリットもあります。
オンラインでも店舗でもサポートをしてほしい人は、UQモバイルがおすすめです。