ahamo(アハモ)は海外でも使える?設定方法・高額請求を避けるための注意点も解説!

ahamo(アハモ)は海外でも使える?設定方法・高額請求を避けるための注意点も解説!

ahamoの海外データ通信サービスは、追加料金や事前の申し込み不要で海外91の国・地域でそのままデータ通信を利用できます。

現地でデータローミングをオンにするだけで、追加費用なく月30GBまで通信できる仕組みです。

ただし、追加費用なしで使えるのはあくまでデータ通信に限られており、音声通話やSMSの送信には国内とは異なる料金が発生します。

ahamoの海外ローミングに関する基本情報

この記事では、ahamoの海外ローミングの基本情報と渡航前に確認すべきポイント、iPhoneとAndroidそれぞれの設定手順を解説します。

読み終える頃には、出発前に済ませておくべき準備がすべて把握できるようになります。

ahamoを海外利用する前に知っておきたい携帯電話トラブルと対策

携帯電話や格安SIMの契約・乗り換えの際、国民生活センター等にも多くの相談が寄せられています。

「無料だと思っていたオプションが有料だった」といったトラブルが増加しています。

携帯電話の契約には「クーリング・オフ」に似た「初期契約解除制度」が適用可能です。

初期契約解除制度の内容
  • 契約書面を受け取った日から8日以内であれば、事業者の合意がなくても書面等により契約の解除が可能です。
  • 通信状況が不十分な場合や、説明不足があった場合は、電波状況の不備等による解除(電波不備解約)が認められるケースもあります。

まずは契約時の書面(控え)やWebの申し込み完了メールの内容を確認してください

こうしたトラブルが起きたときは該当サービスのカスタマーサポートへ連絡を行いますが、解決しない場合は公的な相談窓口を利用できます。

相談窓口

※参考:独立行政法人 国民生活センター FAQ(携帯電話関連トラブル)

目次

ahamoの海外ローミングに関する基本情報

ahamoの海外ローミングは、追加料金も事前手続きもなく使える点が最大の特徴です。

これは、月額2,970円という基本料金の中に海外データ通信があらかじめ組み込まれており、渡航のたびに申し込む必要がないためです。

例えば、出発直前になって準備を思い出した場合でも、現地で設定を切り替えるだけで通信を始められます。

海外用Wi-Fiをレンタルするときのように、空港での受け取りや帰国後の返却に時間を取られることもありません。

ただし、使えるデータ量や利用できる期間には決まった条件があります。

ここでは、容量・手続き・期間・対応エリアという4つの観点から、制度の中身を順に確認していきましょう。

ahamoの海外ローミングは追加費用なしで30GB/月まで利用できる

ahamoでは、海外でも追加費用なしに月30GBまでデータ通信が使えます。

ここで重要なのは、海外用に別枠が用意されているわけではなく、日本国内で使った分と合算して30GBという扱いになる点です。

渡航前の国内利用量別・海外で使える容量

渡航前の国内利用量海外で使える容量
0GB
月初に渡航
30GB
20GB10GB
25GB5GB

そのため、渡航前に国内で20GBを使っていた場合、現地で使えるのは残りの10GBだけという計算になります。

反対に、月初から渡航して国内でほとんど使っていなければ、30GBをまるごと海外での通信に充てられます。

30GBという容量は、地図アプリや検索、SNSの利用が中心であれば1週間程度の旅行でも十分に足りる水準でしょう。

渡航前に、その月にすでにどれだけ使ったかをahamoアプリで確認しておいてください。

海外で利用する前の事前申し込み手続きが必要ない

ahamoの海外データ通信は、渡航前の申し込みが一切不要です。

基本料金に含まれるサービスとして、契約した時点から利用できる状態になっているためです。

項目ahamo一般的な
海外定額サービス
渡航前の
申し込み
不要必要な場合が多い
現地での
利用開始操作
データローミングを
オンにするだけ
専用アプリ等での
開始操作が必要
追加料金なし
※30GBまで
1日あたり定額

一般的なキャリアの海外定額サービスでは渡航前の申し込みや現地での利用開始操作が求められるため、この手軽さは大きな違いといえます。

例えば、急な出張が決まって前日に渡航が確定したような状況でも、ahamoであれば準備が十分に間に合います。

ただし、手続きが不要である分、自分で設定を切り替える操作だけは忘れないようにしましょう。

出発前に、データローミングの設定画面がどこにあるかだけ確認しておくと確実です。

ahamoの海外ローミングが利用できる期間は海外で最初にデータ通信を行った日から15日間まで

ahamoの海外データ通信を通常の速度で使えるのは、現地で最初に通信した日から15日間です。

注意したいのは、起算日となるのが渡航日ではなく海外で実際に通信した日だという点になります。

15日間のカウント方法
  • 起算日は海外で最初に通信した日
  • 渡航日からのカウントではない
  • 月をまたいでもリセットされない

例えば、到着後もホテルのWi-Fiだけで過ごし、水曜日に初めて通信したのであれば、その水曜日が1日目としてカウントされます。

つまり、現地で通信を始めるタイミングを調整すれば、実質的に15日という枠を滞在の後半へずらすことも可能です。

なお、この15日は月の区切りとは無関係で、月をまたいで滞在した場合も延長されることはありません。

2週間を超える滞在を予定している方は、この期間を前提に代替手段を考えておきましょう。

ahamoの海外ローミングは世界91の国・地域で利用できる

ahamoの海外データ通信に対応しているのは、世界91の国・地域です。

ドコモが提携している現地の通信事業者のネットワークを借りて通信する仕組みのため、利用できる範囲があらかじめ限られています。

アジア圏では韓国や台湾、中国、タイなどが対象で、北米はアメリカ本土に加えてハワイも含まれています。

エリア対象数主な国・地域
ヨーロッパ44イギリス/フランス/イタリア
アジア18韓国/台湾/中国/タイ
中南米7ブラジル/メキシコ/ペルー
北米6アメリカ本土/ハワイ/カナダ
中東6アラブ首長国連邦/イスラエル
アフリカ6エジプト/モロッコ/南アフリカ
オセアニア4オーストラリア/ニュージーランド
※詳しい対応エリアはこちらで解説しています。

一方で、パラオやモルディブのように、日本人に人気の旅行先であっても対象外となっている地域は存在します。

対象外の国でデータローミングをオンにすると、通信できないだけでなく、従量課金によって高額な料金が発生する恐れもあります。

渡航先が決まったら、出発前にahamo公式サイトで対応状況を必ず確認してください。

ahamoを海外で利用するときに確認すべきポイント

ahamoの海外ローミングは手軽な反面、出発前に確認しておくべき条件がいくつかあります。

手続きが不要だからこそ、条件を知らないまま渡航してしまい、現地で想定外の結果になる方が少なくないためです。

特に誤解が多いのが、110GBの大盛りオプションを契約していれば海外でも大容量を使えるという思い込みでしょう。

また、追加費用なしで使えるのはデータ通信だけであり、音声通話やSMSの送信には別途料金が発生します。

15日間という利用期間を過ぎたあとに何が起きるのかも、渡航前に知っておきたいところです。

ここでは、出発前に確認すべき4つのポイントを順に解説していきます。

ahamoが利用できる対応エリアを確認する

出発前に、渡航先がahamoの対応エリアに含まれているかを必ず確認しましょう。

対応していない国でデータローミングをオンにすると、使ったデータ量に応じて想定外の料金が発生する恐れがあるためです。

確認はahamo公式サイトの海外データ通信のページから行え、現地の通信事業者名まで掲載されています。

ahamoの対応エリア(91の国・地域)一覧
エリア国・地域
アジア
18
インド/インドネシア/カンボジア/シンガポール/タイ/バングラデシュ/フィリピン/ブルネイ/ベトナム/マカオ/マレーシア/ミャンマー/モンゴル/ラオス/韓国/香港/台湾/中国
北米
6
アメリカ(本土)/アラスカ/カナダ/グアム/サイパン/ハワイ
中南米
7
米領バージン諸島/エクアドル/チリ/プエルトリコ/ブラジル/ペルー/メキシコ
ヨーロッパ
44
アイスランド/アイルランド/アゾレス諸島/アンドラ/イギリス/イタリア/ウクライナ/エストニア/オーストリア/オランダ/カザフスタン/カナリア諸島/キプロス/ギリシャ/クロアチア/サンマリノ/ジョージア/スイス/スウェーデン/スペイン/スペイン領北アフリカ/スロバキア/スロベニア/チェコ/デンマーク/ドイツ/トルコ/ノルウェー/バチカン/ハンガリー/フィンランド/フランス/ブルガリア/ベルギー/ポーランド/ポルトガル/マディラ諸島/モナコ/ラトビア/リトアニア/リヒテンシュタイン/ルーマニア/ルクセンブルク/ロシア
オセアニア
4
オーストラリア/ナウル/ニュージーランド/フィジー
中東
6
アラブ首長国連邦/イスラエル/オマーン/カタール/サウジアラビア/ヨルダン
アフリカ
6
エジプト/ガーナ/ナイジェリア/南アフリカ/モロッコ/レソト

※2026年10月時点のahamo公式サイト掲載情報をもとに作成しています。最新の対応状況は公式サイトでご確認ください。

ahamoの海外データ通信サービスの対応エリアは、他のドコモの国際サービスとは異なります。

また、対応エリア以外ではデータ通信が利用できません。

例えば、ヨーロッパを周遊する場合など、複数の国を移動する旅程では経由地も含めてすべて調べておくと確実です。

対象外の国が含まれるのであれば、現地のSIMやWi-Fiレンタルといった別の手段を用意しておく必要があります。

旅程が固まった段階で、訪問予定の国をリスト化して一つずつ照らし合わせてみてください。

海外データ通信の上限を確認しておく

海外で使えるデータ量は月30GBまでで、これは国内利用分と合算した数字です。

海外用に別枠が用意されているわけではなく、あくまで契約している容量を海外でも使うという仕組みだからです。

例えば、月の後半に出発する方が国内ですでに25GBを消費していれば、海外で使えるのは5GBだけという計算になります。

この状態で地図アプリや動画を使えば、滞在の序盤で容量が尽きてしまうでしょう。

なお、30GBを超えた場合は1GB550円でデータを追加購入することも可能です。

出発前にahamoアプリを開き、その月の残りデータ量を確認してから出かけましょう。

大盛りオプションの80GBは海外利用の対象外になる

大盛りオプションで追加される80GB分は海外では使えません。

海外ローミングの上限が30GBと定められており、大盛りオプションはあくまで国内利用を想定した容量の上乗せだからです。

契約プラン国内で
使える容量
海外で
使える容量
ahamo30GB30GB
ahamo大盛り110GB30GB
80GB分は対象外

そのため、長期の海外滞在に備えて月額1,980円を追加しても、海外にいる間はその費用が無駄になります。

渡航中に国内の家族が使う回線ではないのであれば、一時的に外すという選択肢もあるでしょう。

大容量を海外で使いたい場合は、現地のSIMやeSIMを併用するほうが現実的な解決策になります。

海外利用を理由に大盛りを検討していた方は、この時点で判断を切り替えてください。

海外で最初に通信した日から15日が経過すると通信速度が最大128kbpsに制限される

15日を過ぎると通信速度が最大128kbpsに落ち、実質的にほとんど使えない状態になります。

128kbpsという速度では、地図アプリの表示に時間がかかるうえ、写真の送受信やWebサイトの読み込みにも数十秒待たされることがあります。

制限の種類速度データ追加で
解除できるか
30GB
超過
最大1Mbpsできる
1GB550円
15日
経過
最大128kbpsできない
帰国まで継続

特に注意したいのは、この制限がデータを追加購入しても解除されないという点です。

国内で容量を使い切った場合は1GB550円で速度を戻せますが、15日を超えたことによる制限にはこの方法が適用されません。

制限が解除されるのは、日本に帰国して国内で通信を再開したあとになります。

2週間を超える滞在が決まっている方は、後半分をカバーする現地SIMやWi-Fiを事前に手配しておいてください。

海外での音声通話・SMS送信は5分無料通話の対象外で別途料金がかかる

海外では、ahamoの5分以内の国内通話無料もかけ放題オプションも適用されません。

海外での通話料は渡航先の国や地域によって異なり、発信だけでなく着信にも料金が発生する点は特に見落とされやすいポイントです。

項目海外での扱い
データ通信追加費用なし
30GBまで
音声通話
(発信)
有料
5分無料・かけ放題の対象外
音声通話
(着信)
有料
SMS送信1通100円
SMS受信無料

アメリカや中国などでは1分あたり150円を超える着信料がかかる場合もあり、20分の通話で数千円に達する計算になります。

SMSについては送信が1通100円で、受信は無料のため、本人確認のコードを受け取るだけであれば費用はかかりません。

なお、海外での電話とSMSの月間利用額が5万円という利用停止目安額を超えると、当月末までサービスが停止されます。

連絡はLINEなどのデータ通信を使うアプリに寄せて、音声通話とSMSは緊急時に限定しましょう。

ahamoを海外利用する際に現地で行うデータローミングの設定方法

ahamoを海外で使うには、現地に到着してからデータローミングをオンにする操作が必要です。

事前の申し込みが不要な代わりに、この切り替えだけは利用者自身が行う仕組みになっているためです。

操作自体は数十秒で終わりますが、設定項目の名称はiPhoneとAndroidで異なり、Androidは機種によっても変わります。

例えば、飛行機を降りてすぐ地図アプリを使いたい場合は、空港にいるうちに設定を済ませておくとスムーズでしょう。

また、機内モードがオンのままだと通信が始まらないため、あわせて確認が必要です。

現地に到着したらやること
  • 機内モードをオフにする
  • データローミングをオンにする
    (iPhoneの手順/Androidの手順)
  • 現地の通信事業者名が表示されたか確認する

ここからは、ご自身の端末に合わせて該当する手順を確認してください。

iPhoneの場合の設定方法

iPhoneでは、設定アプリのモバイル通信からデータローミングをオンにします。

この項目は初期状態でオフになっているため、何もしないままでは海外に到着しても通信が始まりません。

STEP
設定アプリから「モバイル通信」を選ぶ

ホーム画面の設定アプリを開き、一覧からモバイル通信をタップします。

STEP
「通信のオプション」を開く

モバイル通信の画面内にある通信のオプションを選択します。

STEP
データローミングをオンにする

データローミングのスイッチをオンに切り替えると設定は完了です。

手順としては、設定アプリからモバイル通信を選び、通信のオプションを開いてデータローミングのスイッチをオンに切り替えます。

設定を終えると画面上部に現地の通信事業者名が表示され、接続が完了したことを確認できます。

もし数分待っても表示されない場合は、端末の再起動や、ネットワーク選択を自動に戻す操作を試してみましょう。

帰国後は、この画面から同じ手順でデータローミングをオフに戻しておいてください。

Androidの場合の設定方法

Androidでは、設定のネットワークとインターネットからデータローミングをオンにします。

iPhoneと考え方は同じですが、項目の名称や階層が機種によって異なる点には注意が必要です。

STEP
設定から「ネットワークとインターネット」を開く

設定アプリを開き、ネットワークとインターネットを選択します。

STEP
「モバイルネットワーク」または「SIM」に進む

機種によって名称が異なりますが、モバイルネットワークやSIMといった項目を選びます。

STEP
ローミングをオンにする

ローミングのスイッチをオンに切り替えます。あわせてモバイルデータ通信もオンか確認しましょう。

基本的には、モバイルネットワークやSIMといった項目に進み、ローミングのスイッチをオンにする流れになります。

例えば、項目が見つからないときは、設定画面上部の検索窓にローミングと入力すると素早く見つけられます。

あわせて、モバイルデータ通信自体がオンになっているかも確認しておきましょう。

帰国後は、同じ手順でローミングをオフに戻す操作を忘れないようにしてください。

ahamoの海外利用で高額請求される4つのケース

ahamoの海外データ通信は追加費用なしで使えますが、使い方によっては数万円の請求が発生する場合があります。

基本料金に含まれるのはデータ通信だけで、それ以外は通常どおり課金される仕組みだからです。

特に危険なのが、無料で使えるという認識のまま、通話やSMSを日本国内と同じ感覚で使ってしまうケースでしょう。

さらに、対応エリア外の国でデータローミングをオンにした場合は、使ったデータ量に応じた高額な料金が発生します。

いずれも、事前に知っていれば避けられるものばかりです。

ここでは、実際に高額請求につながりやすい4つのケースを具体的に見ていきましょう。

月間データ使用量の30GBを超えて通信する

30GBを超えても自動で課金されるわけではありませんが、速度制限によって不便が生じます。

ahamoは容量を超過した場合、料金が加算されるのではなく、通信速度が最大1Mbpsに下がる仕組みだからです。

データを追加購入した場合の費用

追加する容量費用
1GB550円
5GB2,750円
10GB5,500円

問題になるのは、その状態を解消しようとしてデータを追加購入するケースで、滞在中に10GBを足せば5,500円の出費になります。

海外では地図アプリや翻訳アプリを使う機会が増えるため、国内より消費が早くなりがちです。

加えて、海外で使う30GBが国内利用分と合算される点も見落とせません。

出発前に残量を確認し、現地ではWi-Fiを併用しながら消費を抑えていきましょう。

海外で音声通話を利用すると1分あたり数十円〜140円以上の通話料がかかる

海外での音声通話は、渡航先によって1分あたり数十円から140円以上の料金が発生します。

5分以内の国内通話無料もかけ放題オプションも海外では適用されず、料金は国や地域ごとに個別に定められているためです。

最も注意したいのは着信にも料金がかかる点で、日本の家族からの電話に20分応じただけで3,000円前後の請求になることもあります。

意図せず通話料が発生する場面
  • 日本の家族からの着信に応じる
  • 宅配業者からの不在連絡を受ける
  • 勤務先からの電話に出る

宅配業者や勤務先からの着信も、こちらの意思とは関係なく料金が発生します。

これを滞在中に何度か繰り返せば、通話料だけで数万円へ膨らんでいくでしょう。

滞在中の連絡はLINEなどの通話アプリに切り替え、番号での通話は緊急時だけに絞りましょう。

海外からのSMS送信で頻繁にやり取りすると数千円を超える場合がある

海外からのSMS送信は1通100円で、やり取りを重ねると数千円に達します。

国内では1通あたり3.3円のため、海外では約30倍の料金がかかる計算になります。

送信量費用
1通100円
国内は3.3円
1日10通1,000円
1週間
(1日10通)
7,000円

例えば、短いメッセージを1日10通送るだけで1,000円が発生し、1週間の滞在なら7,000円に達してしまいます。

一方で、SMSの受信は無料のため、ネットサービスのワンタイムパスワードを受け取るだけなら費用はかかりません。

海外では二段階認証のコードを受け取る場面も多いため、この点は知っておくと役立ちます。

連絡はLINEやメッセージアプリに寄せて、SMSの送信は本当に必要な場面だけに限定してください。

海外対応エリア外でのデータローミング・通信は1日で数千円以上かかる恐れがある

ahamoの対応エリア外でデータローミングを使うと、1日で数千円以上の請求が発生する恐れがあります。

91の国・地域という枠から外れた場所では追加費用なしという条件が適用されず、従量課金へ切り替わるためです。

この場合は上限がなく、アプリの自動更新や写真のバックアップが動いただけでも料金が積み上がっていきます。

特に注意したい場面
  • ヨーロッパ周遊で陸路の国境をまたぐ
  • 対象外の国で乗り継ぎをする
  • クルーズ船や航空機内の衛星回線につながる

特に注意したいのが、ヨーロッパの周遊など、対応エリアの国から陸路で国境をまたぐケースです。

クルーズ船や航空機内で使われる衛星回線も、通常の対応エリアとは別の扱いになる点は覚えておきましょう。

対象外の地域へ向かう場合は、出発前にデータローミングをオフにしたうえで現地SIMなどを用意してください。

ahamoの海外ローミングで高額請求を避けるポイント

高額請求は、渡航前と現地でのちょっとした操作を習慣にするだけで防げます。

前章で挙げたケースは、いずれも意図しない通信や設定の戻し忘れが原因になっているためです。

例えば、アプリの自動更新やクラウドへの写真バックアップは、本人が気づかないうちに数GBを消費してしまいます。

これらを事前に止めておけば、30GBという容量にも十分な余裕が生まれるでしょう。

さらに、機内や移動中に見たい動画を日本でダウンロードしておく方法も有効です。

ここでは、渡航前と滞在中に実践したい3つのポイントを紹介します。

フリーWi-Fiを利用するときはデータローミングをオフにする

ホテルやカフェのWi-Fiに接続している間は、データローミングをオフにしておきましょう。

Wi-Fiの電波が弱まった瞬間に端末が自動でモバイル通信へ切り替わり、本人が気づかないまま通信量が消費されていくためです。

海外では、データ回線を利用するための料金はさらに高額(こうがく)になってしまいます。無駄に料金がかからないようにするためには、「機内モード」をオンにするか、「データローミング」や「モバイルデータ通信」をオフにしておきます。さらに、「Wi-Fi(ワイファイ)」をオンにして、無線LANを使うことも有効です。
引用元:総務省|携帯(けいたい)電話を外や海外で使うときの注意点は?

例えば、ホテルの部屋でWi-Fiが不安定なまま動画を見続けていた場合などが、これに該当します。

データローミングをオフにしておけば、Wi-Fiが切れた時点で通信そのものが止まるため、意図しない消費を確実に防げます。

なお、フリーWi-Fiは暗号化されていない場合があるため、金融サービスへのログインは避けたほうが無難でしょう。

Wi-Fiに接続したらローミングをオフ、外に出たらオンという切り替えを習慣にしてください。

バックグラウンド通信をオフにしておく

アプリのバックグラウンド通信を止めておくと、意図しないデータ消費を大幅に減らせます。

スマートフォンは、利用者が操作していない時間にもアプリの更新やデータの同期を自動で行っているためです。

中でも写真のクラウドバックアップは容量が大きく、1日に100枚を撮影して同期されれば数GBに達することもあります。

端末設定場所
iPhone設定 → 一般 →
Appのバックグラウンド更新
をオフ
Android設定 → データ使用量
アプリごとに制限

iPhoneであれば設定の一般からAppのバックグラウンド更新をオフにでき、Androidはデータ使用量の画面からアプリごとに制限できます。

あわせて、アプリストアの自動更新をWi-Fi接続時のみに変更しておくと確実です。

これらの設定は出発前に済ませておき、帰国後に必要なものだけ戻すとよいでしょう。

動画や音楽は事前にダウンロードしておく

視聴したい動画や音楽は、日本のWi-Fi環境でダウンロードしておきましょう。

動画のストリーミング再生は標準画質でも1時間あたり0.45GB程度、高画質なら1.5GB前後を消費するため、最も容量を削る使い方だからです。

画質1時間あたり30GBで
視聴できる時間
標準画質約0.45GB約66時間
高画質約1.5GB約20時間

動画配信サービスの多くはアプリ内に作品を保存できる機能を備えており、音楽アプリでもオフライン再生用の保存が可能です。

あわせて、渡航先の地図をエリア指定でダウンロードしておく方法も有効でしょう。

長時間のフライトや移動が多い旅程では、この準備だけで消費量が大きく変わります。

出発前夜に保存しておきたい3つ
  • 動画(配信サービスのダウンロード機能)
  • 音楽(オフライン再生用の保存)
  • 地図(渡航先をエリア指定でダウンロード)

出発前夜に、動画と音楽と地図の3つを保存しておくことを準備リストに加えてください。

ahamo以外に海外でスマホを使う方法を紹介

ahamoの条件では足りない場合でも、海外でスマホを使う方法はほかにもあります。

15日間という期間制限や30GBという容量、対応エリアの範囲がネックになる場面があるためです。

例えば、3週間を超える長期滞在や、91の国・地域に含まれていない国への渡航がこれに当たります。

選択肢は大きく分けて、他社の海外ローミング、Wi-Fiルーターのレンタル、現地のSIMという3つです。

ahamoと併用して、足りない部分だけを補うという考え方も有効でしょう。

ahamoの弱点別・おすすめの手段
スクロールできます
手段費用の目安データ容量利用期間事前の手間向いている人
ahamoの海外ローミング0円
基本料金に込み
30GB
国内と合算
最初の通信から
15日間
なし2週間以内の
渡航
キャリアの海外ローミング1日
980円〜2,980円
※ドコモの例
プランによる制限なし申し込みが
必要な場合あり
エリアの広さを
重視する人
Wi-Fiルーターレンタル1日
1,000円前後
無制限プラン
あり
レンタル期間
による
予約・受取・
返却・充電
家族や
グループ
eSIM/SIMカードプランによる
長期ほど割安
プランによる制限なし端末の対応
確認が必要
15日を超える
長期滞在

※ahamoではドコモの「世界そのままギガ」「世界ギガし放題」を利用できません。キャリアの海外ローミングを使う場合は料金プランの変更が必要です。

ここでは、3つの方法の特徴と向いている人を順に見ていきます。

携帯電話会社が提供する海外ローミングを利用する

こんな人におすすめ
  • 対応エリアの広さを重視したい
  • 渡航の機会が年に何度もある
  • ahamo以外の料金プランも検討できる

各キャリアは、渡航先で使える海外ローミングの定額サービスを用意しています。

ドコモの場合、1時間200円や24時間980円といった単位で使える世界そのままギガと、1日最大2,980円の世界ギガし放題が代表的です。

ただし、ahamoではこの2つのサービスを利用できないと公式に案内されている点には注意が必要です。

そのため、15日を超える滞在や対応エリア外への渡航でドコモの定額サービスに切り替えるという使い方はできません。

なお、世界そのままギガの対象は200以上の国・地域で、ahamoの91より大幅に広く設定されています。

渡航の機会が多くエリアの広さを重視する方は、ドコモの料金プランへの変更まで含めて検討してみてください。

海外用のWi-Fiルーターをレンタルする

こんな人におすすめ
  • 家族やグループで渡航する
  • パソコンやタブレットも接続したい
  • 容量を気にせず動画やビデオ通話を使いたい

複数人で使う場合や、パソコンも接続したい場合はWi-Fiルーターのレンタルが向いています。

1台の契約で家族や同行者の端末をまとめて接続できるうえ、国内の契約データ量を消費しないためです。

利用人数1人あたりの
1日の負担
1人約1,000円
2人約500円
4人約250円
※レンタル料金を1日1,000円前後として試算した目安です。

料金は1日あたり1,000円前後が目安で、4人家族での旅行なら1人あたり1日250円程度まで下がります。

無制限プランを選べば、動画の視聴やビデオ通話も容量を気にせず使えるでしょう。

一方で、出発前の予約や受け取り・返却の手間、ルーター本体の充電管理といった負担は避けられません。

家族旅行やグループでの渡航を予定している方は、まず1日あたりの料金を比較してみてください。

現地で利用可能なeSIM/SIMカードを購入する

こんな人におすすめ
  • 15日を超える長期滞在をする
  • 30GBを超える大容量の通信を使いたい
  • 受け取りや返却の手間をなくしたい

長期滞在や大容量の通信を予定している方には、eSIMやSIMカードの購入が適しています。

SIMカードとは?

携帯電話事業者が発行する、利用者が通信サービスを受けるためのICカードで、携帯電話端末に差して利用。
引用元:総務省|SIMロックについて

現地の通信事業者のプランを直接契約する形になるため、滞在日数が延びるほど費用対効果が高くなりやすいためです。

特にeSIMはカードの差し替えが不要で、出発前に日本で申し込んでおけるため現地に到着してすぐ通信を始められます。

例えば、15日を超える滞在で、前半をahamo、後半をeSIMでカバーするという併用も可能です。

ただし、eSIMを使うには端末が対応している必要があり、SIMロックの有無もあわせて確認しておきましょう。

2週間を超える渡航を予定している方は、eSIMを軸に準備を進めてみてください。

ahamoの海外利用に関するよくある質問

ahamoの海外利用については、出発直前になって細かな疑問が出てくるものです。

手続きが不要な分、公式サイトで条件を一つずつ確認する機会が少ないことも背景にあります。

特に多いのが、日本への電話のかけ方や、月をまたいだ場合のデータ容量の扱いに関する質問です。

また、現地で通信がつながらないときの対処法も、知っておけば慌てずに済むでしょう。

ここでは、ahamoの海外利用について特に質問の多い5つの項目に回答します。

気になる項目から読み進めて、出発前の準備に役立ててください。

海外から日本へ電話をかける時はどうすればいいですか?

海外から日本へかける場合は、電話番号の頭に日本の国番号である81を付けて発信します。

国際電話として扱われるため、日本国内で使っているままの番号では相手につながらないためです。

具体的には、プラス記号に続けて81を入力し、市外局番や携帯番号の最初の0を除いた番号を続けます。

かける相手日本国内での
番号
海外からの
入力例
携帯電話090-XXXX-XXXX+81-90-XXXX-XXXX
固定電話
(東京)
03-XXXX-XXXX+81-3-XXXX-XXXX

例えば090から始まる携帯電話にかける場合は、プラス81のあとに90から続く番号を入力する形です。

ただし、海外での通話は発信にも着信にも料金がかかり、渡航先によっては1分あたり150円を超えることもあります。

費用を抑えたい場合は、LINEやFaceTimeなどデータ通信を使う通話アプリを利用してください。

月をまたいで海外利用する場合のデータ容量はどうなりますか?

月をまたぐ場合、データ容量は月初にリセットされて再び30GBが使える状態になります。

データ容量のカウントは、渡航期間ではなく月単位で管理されているためです。

例えば、月末の時点で20GBを使い切っていたとしても、翌月1日を迎えれば残量は30GBに戻ります。

項目月をまたいだとき
データ容量
(30GB)
月初にリセットされる
利用期間
(15日)
リセットされない

ただし、注意しておきたいのは15日間という利用期間のほうで、こちらは月が変わってもリセットされません。

つまり、容量は戻っても、15日を過ぎていれば通信速度は最大128kbpsに制限されたままということです。

月をまたぐ長期の滞在では、容量ではなく期間のほうを基準に準備を進めてください。

海外で通信がつながりにくい場合はどうすればよいですか?

まずはデータローミングと機内モードの設定を確認しましょう。

接続できない原因の多くは、この2つの切り替え漏れによるものだからです。

つながらないときに試す順番
  • データローミングがオンか確認する
  • 機内モードが解除されているか確認する
  • 端末を再起動する
  • ネットワーク選択を手動から自動に切り替える
  • 対応エリアに含まれる国か確認する

それでも改善しない場合は端末を再起動するか、ネットワークの選択を手動から自動に切り替えてみてください。

例えば、以前に別の国で手動設定したままになっていると、現地の通信事業者にうまくつながりません。

あわせて、その国がahamoの対応エリアに含まれているかどうかも確認しておきましょう。

建物内や地下では電波が届きにくいこともあるため、屋外に出て確認するのも一つの方法です。

日本へ帰国後に必要な手続き・設定はありますか?

帰国後に必要な手続きはありませんが、データローミングをオフに戻す操作はしておきましょう。

設定をオンのまま放置しても国内で追加料金はかかりませんが、次に対応エリア外の国へ渡航した際に意図せず通信するリスクが残るためです。

例えば、乗り継ぎで対象外の国に立ち寄った場合、気づかないうちに従量課金が発生する可能性があります。

帰国後に戻しておきたい設定
  • データローミングをオフにする
  • バックグラウンド更新を元に戻す
  • 写真の自動バックアップを元に戻す

あわせて、渡航前に止めていたバックグラウンド更新や写真の自動バックアップも元に戻しておきましょう。

なお、15日を超えて速度制限がかかっていた場合は、帰国して国内で通信を行えば自動的に解除されます。

解除に手続きは不要なので、通信が元の速度に戻っているかだけ確認してください。

海外で使える30GBは日本国内で使ったデータ容量とは別でカウントされますか?

海外で使える30GBは別枠ではなく、日本国内で使った分と合算してカウントされます。

ahamoの海外データ通信は、契約している容量をそのまま海外でも使える仕組みだからです。

例えば、渡航前に国内で18GBを使っていた場合、海外で使えるのは残りの12GBという計算になります。

この12GBを使い切れば、国内にいるときと同じように通信速度が最大1Mbpsに制限されます。

なお、大盛りオプションで追加される80GB分は海外では使えず、110GBを契約していても上限は30GBまでです。

出発前にahamoアプリを開き、その月の残量を確認してから渡航してください。

まとめ:ahamoの海外ローミングは手続き不要で気軽に利用できる

ahamoの海外ローミングは、事前の申し込みなしで91の国・地域で使えるサービスです。

現地でデータローミングをオンにするだけで、追加費用なく通信を始められます。

ただし、追加費用なしで使えるのはデータ通信だけで、音声通話とSMSの送信には別途料金がかかる点には注意が必要です。

使えるデータ量は国内利用分と合算して30GBまでで、大盛りオプションの80GBは対象外となっています。

さらに、海外で最初に通信した日から15日を過ぎると通信速度が最大128kbpsに制限され、データを追加購入しても解除されません。

2週間を超える滞在や対応エリア外への渡航を予定している方は、現地eSIMやWi-Fiレンタルの併用を検討しましょう。

出発前にやっておく2つのこと
  • ahamoアプリでその月のデータ残量を確認する
  • 渡航先が91の国・地域に含まれているかを調べる

まずは出発前にahamoアプリでその月の残量を確認し、渡航先が91の国・地域に含まれているかを調べてください。

この2つを済ませておけば、余計な出費を心配せずに海外でのスマホ利用を始められます。