現地でデータローミングをオンにするだけで、追加費用なく月30GBまで通信できる仕組みです。

この記事では、ahamoの海外ローミングの基本情報と渡航前に確認すべきポイント、iPhoneとAndroidそれぞれの設定手順を解説します。
読み終える頃には、出発前に済ませておくべき準備がすべて把握できるようになります。
ahamoを海外利用する前に知っておきたい携帯電話トラブルと対策
携帯電話や格安SIMの契約・乗り換えの際、国民生活センター等にも多くの相談が寄せられています。
「無料だと思っていたオプションが有料だった」といったトラブルが増加しています。
携帯電話の契約には「クーリング・オフ」に似た「初期契約解除制度」が適用可能です。
- 契約書面を受け取った日から8日以内であれば、事業者の合意がなくても書面等により契約の解除が可能です。
- 通信状況が不十分な場合や、説明不足があった場合は、電波状況の不備等による解除(電波不備解約)が認められるケースもあります。
まずは契約時の書面(控え)やWebの申し込み完了メールの内容を確認してください
こうしたトラブルが起きたときは該当サービスのカスタマーサポートへ連絡を行いますが、解決しない場合は公的な相談窓口を利用できます。
- 消費者ホットライン(局番なし「188」):お近くの消費生活センターに繋がります。
- 総務省 電気通信消費者相談センター:通信契約に関する相談を受け付けています。
ahamoの海外ローミングに関する基本情報
ahamoの海外ローミングは、追加料金も事前手続きもなく使える点が最大の特徴です。
これは、月額2,970円という基本料金の中に海外データ通信があらかじめ組み込まれており、渡航のたびに申し込む必要がないためです。
例えば、出発直前になって準備を思い出した場合でも、現地で設定を切り替えるだけで通信を始められます。
海外用Wi-Fiをレンタルするときのように、空港での受け取りや帰国後の返却に時間を取られることもありません。
ただし、使えるデータ量や利用できる期間には決まった条件があります。
ここでは、容量・手続き・期間・対応エリアという4つの観点から、制度の中身を順に確認していきましょう。
ahamoの海外ローミングは追加費用なしで30GB/月まで利用できる
ahamoでは、海外でも追加費用なしに月30GBまでデータ通信が使えます。
ここで重要なのは、海外用に別枠が用意されているわけではなく、日本国内で使った分と合算して30GBという扱いになる点です。
渡航前の国内利用量別・海外で使える容量
| 渡航前の国内利用量 | 海外で使える容量 |
|---|---|
| 0GB 月初に渡航 | 30GB |
| 20GB | 10GB |
| 25GB | 5GB |
そのため、渡航前に国内で20GBを使っていた場合、現地で使えるのは残りの10GBだけという計算になります。
反対に、月初から渡航して国内でほとんど使っていなければ、30GBをまるごと海外での通信に充てられます。
30GBという容量は、地図アプリや検索、SNSの利用が中心であれば1週間程度の旅行でも十分に足りる水準でしょう。
海外で利用する前の事前申し込み手続きが必要ない
ahamoの海外データ通信は、渡航前の申し込みが一切不要です。
基本料金に含まれるサービスとして、契約した時点から利用できる状態になっているためです。
| 項目 | ahamo | 一般的な 海外定額サービス |
|---|---|---|
| 渡航前の 申し込み | 不要 | 必要な場合が多い |
| 現地での 利用開始操作 | データローミングを オンにするだけ | 専用アプリ等での 開始操作が必要 |
| 追加料金 | なし ※30GBまで | 1日あたり定額 |
一般的なキャリアの海外定額サービスでは渡航前の申し込みや現地での利用開始操作が求められるため、この手軽さは大きな違いといえます。
例えば、急な出張が決まって前日に渡航が確定したような状況でも、ahamoであれば準備が十分に間に合います。
ahamoの海外ローミングが利用できる期間は海外で最初にデータ通信を行った日から15日間まで
ahamoの海外データ通信を通常の速度で使えるのは、現地で最初に通信した日から15日間です。
注意したいのは、起算日となるのが渡航日ではなく海外で実際に通信した日だという点になります。
- 起算日は海外で最初に通信した日
- 渡航日からのカウントではない
- 月をまたいでもリセットされない
例えば、到着後もホテルのWi-Fiだけで過ごし、水曜日に初めて通信したのであれば、その水曜日が1日目としてカウントされます。
つまり、現地で通信を始めるタイミングを調整すれば、実質的に15日という枠を滞在の後半へずらすことも可能です。
なお、この15日は月の区切りとは無関係で、月をまたいで滞在した場合も延長されることはありません。
ahamoの海外ローミングは世界91の国・地域で利用できる
ahamoの海外データ通信に対応しているのは、世界91の国・地域です。
ドコモが提携している現地の通信事業者のネットワークを借りて通信する仕組みのため、利用できる範囲があらかじめ限られています。
アジア圏では韓国や台湾、中国、タイなどが対象で、北米はアメリカ本土に加えてハワイも含まれています。
| エリア | 対象数 | 主な国・地域 |
|---|---|---|
| ヨーロッパ | 44 | イギリス/フランス/イタリア |
| アジア | 18 | 韓国/台湾/中国/タイ |
| 中南米 | 7 | ブラジル/メキシコ/ペルー |
| 北米 | 6 | アメリカ本土/ハワイ/カナダ |
| 中東 | 6 | アラブ首長国連邦/イスラエル |
| アフリカ | 6 | エジプト/モロッコ/南アフリカ |
| オセアニア | 4 | オーストラリア/ニュージーランド |
一方で、パラオやモルディブのように、日本人に人気の旅行先であっても対象外となっている地域は存在します。
ahamoを海外で利用するときに確認すべきポイント
ahamoの海外ローミングは手軽な反面、出発前に確認しておくべき条件がいくつかあります。
手続きが不要だからこそ、条件を知らないまま渡航してしまい、現地で想定外の結果になる方が少なくないためです。
特に誤解が多いのが、110GBの大盛りオプションを契約していれば海外でも大容量を使えるという思い込みでしょう。
また、追加費用なしで使えるのはデータ通信だけであり、音声通話やSMSの送信には別途料金が発生します。
15日間という利用期間を過ぎたあとに何が起きるのかも、渡航前に知っておきたいところです。
ここでは、出発前に確認すべき4つのポイントを順に解説していきます。
ahamoが利用できる対応エリアを確認する
出発前に、渡航先がahamoの対応エリアに含まれているかを必ず確認しましょう。
対応していない国でデータローミングをオンにすると、使ったデータ量に応じて想定外の料金が発生する恐れがあるためです。
確認はahamo公式サイトの海外データ通信のページから行え、現地の通信事業者名まで掲載されています。
ahamoの対応エリア(91の国・地域)一覧
| エリア | 国・地域 |
|---|---|
| アジア 18 | インド/インドネシア/カンボジア/シンガポール/タイ/バングラデシュ/フィリピン/ブルネイ/ベトナム/マカオ/マレーシア/ミャンマー/モンゴル/ラオス/韓国/香港/台湾/中国 |
| 北米 6 | アメリカ(本土)/アラスカ/カナダ/グアム/サイパン/ハワイ |
| 中南米 7 | 米領バージン諸島/エクアドル/チリ/プエルトリコ/ブラジル/ペルー/メキシコ |
| ヨーロッパ 44 | アイスランド/アイルランド/アゾレス諸島/アンドラ/イギリス/イタリア/ウクライナ/エストニア/オーストリア/オランダ/カザフスタン/カナリア諸島/キプロス/ギリシャ/クロアチア/サンマリノ/ジョージア/スイス/スウェーデン/スペイン/スペイン領北アフリカ/スロバキア/スロベニア/チェコ/デンマーク/ドイツ/トルコ/ノルウェー/バチカン/ハンガリー/フィンランド/フランス/ブルガリア/ベルギー/ポーランド/ポルトガル/マディラ諸島/モナコ/ラトビア/リトアニア/リヒテンシュタイン/ルーマニア/ルクセンブルク/ロシア |
| オセアニア 4 | オーストラリア/ナウル/ニュージーランド/フィジー |
| 中東 6 | アラブ首長国連邦/イスラエル/オマーン/カタール/サウジアラビア/ヨルダン |
| アフリカ 6 | エジプト/ガーナ/ナイジェリア/南アフリカ/モロッコ/レソト |
※2026年10月時点のahamo公式サイト掲載情報をもとに作成しています。最新の対応状況は公式サイトでご確認ください。
また、対応エリア以外ではデータ通信が利用できません。
例えば、ヨーロッパを周遊する場合など、複数の国を移動する旅程では経由地も含めてすべて調べておくと確実です。
対象外の国が含まれるのであれば、現地のSIMやWi-Fiレンタルといった別の手段を用意しておく必要があります。
海外データ通信の上限を確認しておく
海外で使えるデータ量は月30GBまでで、これは国内利用分と合算した数字です。
海外用に別枠が用意されているわけではなく、あくまで契約している容量を海外でも使うという仕組みだからです。
例えば、月の後半に出発する方が国内ですでに25GBを消費していれば、海外で使えるのは5GBだけという計算になります。
この状態で地図アプリや動画を使えば、滞在の序盤で容量が尽きてしまうでしょう。
なお、30GBを超えた場合は1GB550円でデータを追加購入することも可能です。
大盛りオプションの80GBは海外利用の対象外になる
大盛りオプションで追加される80GB分は海外では使えません。
海外ローミングの上限が30GBと定められており、大盛りオプションはあくまで国内利用を想定した容量の上乗せだからです。
| 契約プラン | 国内で 使える容量 | 海外で 使える容量 |
|---|---|---|
| ahamo | 30GB | 30GB |
| ahamo大盛り | 110GB | 30GB 80GB分は対象外 |
そのため、長期の海外滞在に備えて月額1,980円を追加しても、海外にいる間はその費用が無駄になります。
渡航中に国内の家族が使う回線ではないのであれば、一時的に外すという選択肢もあるでしょう。
大容量を海外で使いたい場合は、現地のSIMやeSIMを併用するほうが現実的な解決策になります。
海外利用を理由に大盛りを検討していた方は、この時点で判断を切り替えてください。
海外で最初に通信した日から15日が経過すると通信速度が最大128kbpsに制限される
15日を過ぎると通信速度が最大128kbpsに落ち、実質的にほとんど使えない状態になります。
128kbpsという速度では、地図アプリの表示に時間がかかるうえ、写真の送受信やWebサイトの読み込みにも数十秒待たされることがあります。
| 制限の種類 | 速度 | データ追加で 解除できるか |
|---|---|---|
| 30GB 超過 | 最大1Mbps | できる 1GB550円 |
| 15日 経過 | 最大128kbps | できない 帰国まで継続 |
特に注意したいのは、この制限がデータを追加購入しても解除されないという点です。
国内で容量を使い切った場合は1GB550円で速度を戻せますが、15日を超えたことによる制限にはこの方法が適用されません。
制限が解除されるのは、日本に帰国して国内で通信を再開したあとになります。
海外での音声通話・SMS送信は5分無料通話の対象外で別途料金がかかる
海外では、ahamoの5分以内の国内通話無料もかけ放題オプションも適用されません。
海外での通話料は渡航先の国や地域によって異なり、発信だけでなく着信にも料金が発生する点は特に見落とされやすいポイントです。
| 項目 | 海外での扱い |
|---|---|
| データ通信 | 追加費用なし 30GBまで |
| 音声通話 (発信) | 有料 5分無料・かけ放題の対象外 |
| 音声通話 (着信) | 有料 |
| SMS送信 | 1通100円 |
| SMS受信 | 無料 |
アメリカや中国などでは1分あたり150円を超える着信料がかかる場合もあり、20分の通話で数千円に達する計算になります。
SMSについては送信が1通100円で、受信は無料のため、本人確認のコードを受け取るだけであれば費用はかかりません。
ahamoを海外利用する際に現地で行うデータローミングの設定方法
ahamoを海外で使うには、現地に到着してからデータローミングをオンにする操作が必要です。
事前の申し込みが不要な代わりに、この切り替えだけは利用者自身が行う仕組みになっているためです。
操作自体は数十秒で終わりますが、設定項目の名称はiPhoneとAndroidで異なり、Androidは機種によっても変わります。
例えば、飛行機を降りてすぐ地図アプリを使いたい場合は、空港にいるうちに設定を済ませておくとスムーズでしょう。
また、機内モードがオンのままだと通信が始まらないため、あわせて確認が必要です。
- 機内モードをオフにする
- データローミングをオンにする
(iPhoneの手順/Androidの手順) - 現地の通信事業者名が表示されたか確認する
ここからは、ご自身の端末に合わせて該当する手順を確認してください。
iPhoneの場合の設定方法
iPhoneでは、設定アプリのモバイル通信からデータローミングをオンにします。
この項目は初期状態でオフになっているため、何もしないままでは海外に到着しても通信が始まりません。
ホーム画面の設定アプリを開き、一覧からモバイル通信をタップします。
モバイル通信の画面内にある通信のオプションを選択します。
データローミングのスイッチをオンに切り替えると設定は完了です。
手順としては、設定アプリからモバイル通信を選び、通信のオプションを開いてデータローミングのスイッチをオンに切り替えます。
設定を終えると画面上部に現地の通信事業者名が表示され、接続が完了したことを確認できます。
Androidの場合の設定方法
Androidでは、設定のネットワークとインターネットからデータローミングをオンにします。
iPhoneと考え方は同じですが、項目の名称や階層が機種によって異なる点には注意が必要です。
設定アプリを開き、ネットワークとインターネットを選択します。
機種によって名称が異なりますが、モバイルネットワークやSIMといった項目を選びます。
ローミングのスイッチをオンに切り替えます。あわせてモバイルデータ通信もオンか確認しましょう。
基本的には、モバイルネットワークやSIMといった項目に進み、ローミングのスイッチをオンにする流れになります。
例えば、項目が見つからないときは、設定画面上部の検索窓にローミングと入力すると素早く見つけられます。
あわせて、モバイルデータ通信自体がオンになっているかも確認しておきましょう。
ahamoの海外利用で高額請求される4つのケース
ahamoの海外データ通信は追加費用なしで使えますが、使い方によっては数万円の請求が発生する場合があります。
基本料金に含まれるのはデータ通信だけで、それ以外は通常どおり課金される仕組みだからです。
特に危険なのが、無料で使えるという認識のまま、通話やSMSを日本国内と同じ感覚で使ってしまうケースでしょう。
さらに、対応エリア外の国でデータローミングをオンにした場合は、使ったデータ量に応じた高額な料金が発生します。
いずれも、事前に知っていれば避けられるものばかりです。
ここでは、実際に高額請求につながりやすい4つのケースを具体的に見ていきましょう。
月間データ使用量の30GBを超えて通信する
30GBを超えても自動で課金されるわけではありませんが、速度制限によって不便が生じます。
ahamoは容量を超過した場合、料金が加算されるのではなく、通信速度が最大1Mbpsに下がる仕組みだからです。
データを追加購入した場合の費用
| 追加する容量 | 費用 |
|---|---|
| 1GB | 550円 |
| 5GB | 2,750円 |
| 10GB | 5,500円 |
問題になるのは、その状態を解消しようとしてデータを追加購入するケースで、滞在中に10GBを足せば5,500円の出費になります。
海外では地図アプリや翻訳アプリを使う機会が増えるため、国内より消費が早くなりがちです。
加えて、海外で使う30GBが国内利用分と合算される点も見落とせません。
海外で音声通話を利用すると1分あたり数十円〜140円以上の通話料がかかる
海外での音声通話は、渡航先によって1分あたり数十円から140円以上の料金が発生します。
5分以内の国内通話無料もかけ放題オプションも海外では適用されず、料金は国や地域ごとに個別に定められているためです。
- 日本の家族からの着信に応じる
- 宅配業者からの不在連絡を受ける
- 勤務先からの電話に出る
宅配業者や勤務先からの着信も、こちらの意思とは関係なく料金が発生します。
これを滞在中に何度か繰り返せば、通話料だけで数万円へ膨らんでいくでしょう。
海外からのSMS送信で頻繁にやり取りすると数千円を超える場合がある
海外からのSMS送信は1通100円で、やり取りを重ねると数千円に達します。
国内では1通あたり3.3円のため、海外では約30倍の料金がかかる計算になります。
| 送信量 | 費用 |
|---|---|
| 1通 | 100円 国内は3.3円 |
| 1日10通 | 1,000円 |
| 1週間 (1日10通) | 7,000円 |
例えば、短いメッセージを1日10通送るだけで1,000円が発生し、1週間の滞在なら7,000円に達してしまいます。
一方で、SMSの受信は無料のため、ネットサービスのワンタイムパスワードを受け取るだけなら費用はかかりません。
海外では二段階認証のコードを受け取る場面も多いため、この点は知っておくと役立ちます。
海外対応エリア外でのデータローミング・通信は1日で数千円以上かかる恐れがある
ahamoの対応エリア外でデータローミングを使うと、1日で数千円以上の請求が発生する恐れがあります。
91の国・地域という枠から外れた場所では追加費用なしという条件が適用されず、従量課金へ切り替わるためです。
- ヨーロッパ周遊で陸路の国境をまたぐ
- 対象外の国で乗り継ぎをする
- クルーズ船や航空機内の衛星回線につながる
特に注意したいのが、ヨーロッパの周遊など、対応エリアの国から陸路で国境をまたぐケースです。
クルーズ船や航空機内で使われる衛星回線も、通常の対応エリアとは別の扱いになる点は覚えておきましょう。
ahamoの海外ローミングで高額請求を避けるポイント
高額請求は、渡航前と現地でのちょっとした操作を習慣にするだけで防げます。
前章で挙げたケースは、いずれも意図しない通信や設定の戻し忘れが原因になっているためです。
例えば、アプリの自動更新やクラウドへの写真バックアップは、本人が気づかないうちに数GBを消費してしまいます。
これらを事前に止めておけば、30GBという容量にも十分な余裕が生まれるでしょう。
さらに、機内や移動中に見たい動画を日本でダウンロードしておく方法も有効です。
- フリーWi-Fi利用中はデータローミングをオフ(現地)
- バックグラウンド通信をオフにしておく(渡航前)
- 動画や音楽は事前にダウンロード(渡航前)
ここでは、渡航前と滞在中に実践したい3つのポイントを紹介します。
フリーWi-Fiを利用するときはデータローミングをオフにする
ホテルやカフェのWi-Fiに接続している間は、データローミングをオフにしておきましょう。
Wi-Fiの電波が弱まった瞬間に端末が自動でモバイル通信へ切り替わり、本人が気づかないまま通信量が消費されていくためです。
海外では、データ回線を利用するための料金はさらに高額(こうがく)になってしまいます。無駄に料金がかからないようにするためには、「機内モード」をオンにするか、「データローミング」や「モバイルデータ通信」をオフにしておきます。さらに、「Wi-Fi(ワイファイ)」をオンにして、無線LANを使うことも有効です。
引用元:総務省|携帯(けいたい)電話を外や海外で使うときの注意点は?
例えば、ホテルの部屋でWi-Fiが不安定なまま動画を見続けていた場合などが、これに該当します。
データローミングをオフにしておけば、Wi-Fiが切れた時点で通信そのものが止まるため、意図しない消費を確実に防げます。
バックグラウンド通信をオフにしておく
アプリのバックグラウンド通信を止めておくと、意図しないデータ消費を大幅に減らせます。
スマートフォンは、利用者が操作していない時間にもアプリの更新やデータの同期を自動で行っているためです。
中でも写真のクラウドバックアップは容量が大きく、1日に100枚を撮影して同期されれば数GBに達することもあります。
| 端末 | 設定場所 |
|---|---|
| iPhone | 設定 → 一般 → Appのバックグラウンド更新 をオフ |
| Android | 設定 → データ使用量 アプリごとに制限 |
iPhoneであれば設定の一般からAppのバックグラウンド更新をオフにでき、Androidはデータ使用量の画面からアプリごとに制限できます。
あわせて、アプリストアの自動更新をWi-Fi接続時のみに変更しておくと確実です。
動画や音楽は事前にダウンロードしておく
視聴したい動画や音楽は、日本のWi-Fi環境でダウンロードしておきましょう。
動画のストリーミング再生は標準画質でも1時間あたり0.45GB程度、高画質なら1.5GB前後を消費するため、最も容量を削る使い方だからです。
| 画質 | 1時間あたり | 30GBで 視聴できる時間 |
|---|---|---|
| 標準画質 | 約0.45GB | 約66時間 |
| 高画質 | 約1.5GB | 約20時間 |
動画配信サービスの多くはアプリ内に作品を保存できる機能を備えており、音楽アプリでもオフライン再生用の保存が可能です。
あわせて、渡航先の地図をエリア指定でダウンロードしておく方法も有効でしょう。
長時間のフライトや移動が多い旅程では、この準備だけで消費量が大きく変わります。
- 動画(配信サービスのダウンロード機能)
- 音楽(オフライン再生用の保存)
- 地図(渡航先をエリア指定でダウンロード)
ahamo以外に海外でスマホを使う方法を紹介
ahamoの条件では足りない場合でも、海外でスマホを使う方法はほかにもあります。
15日間という期間制限や30GBという容量、対応エリアの範囲がネックになる場面があるためです。
例えば、3週間を超える長期滞在や、91の国・地域に含まれていない国への渡航がこれに当たります。
選択肢は大きく分けて、他社の海外ローミング、Wi-Fiルーターのレンタル、現地のSIMという3つです。
ahamoと併用して、足りない部分だけを補うという考え方も有効でしょう。
- 対応エリアの広さを重視したい → キャリアの海外ローミング
- 複数人・パソコンでも使いたい → Wi-Fiルーターのレンタル
- 15日を超える長期滞在をする → eSIM/SIMカード
| 手段 | 費用の目安 | データ容量 | 利用期間 | 事前の手間 | 向いている人 |
|---|---|---|---|---|---|
| ahamoの海外ローミング | 0円 基本料金に込み | 30GB 国内と合算 | 最初の通信から 15日間 | なし | 2週間以内の 渡航 |
| キャリアの海外ローミング | 1日 980円〜2,980円 ※ドコモの例 | プランによる | 制限なし | 申し込みが 必要な場合あり | エリアの広さを 重視する人 |
| Wi-Fiルーターレンタル | 1日 1,000円前後 | 無制限プラン あり | レンタル期間 による | 予約・受取・ 返却・充電 | 家族や グループ |
| eSIM/SIMカード | プランによる 長期ほど割安 | プランによる | 制限なし | 端末の対応 確認が必要 | 15日を超える 長期滞在 |
※ahamoではドコモの「世界そのままギガ」「世界ギガし放題」を利用できません。キャリアの海外ローミングを使う場合は料金プランの変更が必要です。
ここでは、3つの方法の特徴と向いている人を順に見ていきます。
携帯電話会社が提供する海外ローミングを利用する
- 対応エリアの広さを重視したい
- 渡航の機会が年に何度もある
- ahamo以外の料金プランも検討できる
各キャリアは、渡航先で使える海外ローミングの定額サービスを用意しています。
ドコモの場合、1時間200円や24時間980円といった単位で使える世界そのままギガと、1日最大2,980円の世界ギガし放題が代表的です。
そのため、15日を超える滞在や対応エリア外への渡航でドコモの定額サービスに切り替えるという使い方はできません。
なお、世界そのままギガの対象は200以上の国・地域で、ahamoの91より大幅に広く設定されています。
海外用のWi-Fiルーターをレンタルする
- 家族やグループで渡航する
- パソコンやタブレットも接続したい
- 容量を気にせず動画やビデオ通話を使いたい
複数人で使う場合や、パソコンも接続したい場合はWi-Fiルーターのレンタルが向いています。
1台の契約で家族や同行者の端末をまとめて接続できるうえ、国内の契約データ量を消費しないためです。
| 利用人数 | 1人あたりの 1日の負担 |
|---|---|
| 1人 | 約1,000円 |
| 2人 | 約500円 |
| 4人 | 約250円 |
料金は1日あたり1,000円前後が目安で、4人家族での旅行なら1人あたり1日250円程度まで下がります。
無制限プランを選べば、動画の視聴やビデオ通話も容量を気にせず使えるでしょう。
現地で利用可能なeSIM/SIMカードを購入する
- 15日を超える長期滞在をする
- 30GBを超える大容量の通信を使いたい
- 受け取りや返却の手間をなくしたい
長期滞在や大容量の通信を予定している方には、eSIMやSIMカードの購入が適しています。
携帯電話事業者が発行する、利用者が通信サービスを受けるためのICカードで、携帯電話端末に差して利用。
引用元:総務省|SIMロックについて
現地の通信事業者のプランを直接契約する形になるため、滞在日数が延びるほど費用対効果が高くなりやすいためです。
特にeSIMはカードの差し替えが不要で、出発前に日本で申し込んでおけるため現地に到着してすぐ通信を始められます。
例えば、15日を超える滞在で、前半をahamo、後半をeSIMでカバーするという併用も可能です。
ahamoの海外利用に関するよくある質問
ahamoの海外利用については、出発直前になって細かな疑問が出てくるものです。
手続きが不要な分、公式サイトで条件を一つずつ確認する機会が少ないことも背景にあります。
特に多いのが、日本への電話のかけ方や、月をまたいだ場合のデータ容量の扱いに関する質問です。
また、現地で通信がつながらないときの対処法も、知っておけば慌てずに済むでしょう。
ここでは、ahamoの海外利用について特に質問の多い5つの項目に回答します。
気になる項目から読み進めて、出発前の準備に役立ててください。
海外から日本へ電話をかける時はどうすればいいですか?
国際電話として扱われるため、日本国内で使っているままの番号では相手につながらないためです。
具体的には、プラス記号に続けて81を入力し、市外局番や携帯番号の最初の0を除いた番号を続けます。
| かける相手 | 日本国内での 番号 | 海外からの 入力例 |
|---|---|---|
| 携帯電話 | 090-XXXX-XXXX | +81-90-XXXX-XXXX |
| 固定電話 (東京) | 03-XXXX-XXXX | +81-3-XXXX-XXXX |
例えば090から始まる携帯電話にかける場合は、プラス81のあとに90から続く番号を入力する形です。
費用を抑えたい場合は、LINEやFaceTimeなどデータ通信を使う通話アプリを利用してください。
月をまたいで海外利用する場合のデータ容量はどうなりますか?
データ容量のカウントは、渡航期間ではなく月単位で管理されているためです。
例えば、月末の時点で20GBを使い切っていたとしても、翌月1日を迎えれば残量は30GBに戻ります。
| 項目 | 月をまたいだとき |
|---|---|
| データ容量 (30GB) | 月初にリセットされる |
| 利用期間 (15日) | リセットされない |
ただし、注意しておきたいのは15日間という利用期間のほうで、こちらは月が変わってもリセットされません。
つまり、容量は戻っても、15日を過ぎていれば通信速度は最大128kbpsに制限されたままということです。
月をまたぐ長期の滞在では、容量ではなく期間のほうを基準に準備を進めてください。
海外で通信がつながりにくい場合はどうすればよいですか?
接続できない原因の多くは、この2つの切り替え漏れによるものだからです。
- データローミングがオンか確認する
- 機内モードが解除されているか確認する
- 端末を再起動する
- ネットワーク選択を手動から自動に切り替える
- 対応エリアに含まれる国か確認する
それでも改善しない場合は端末を再起動するか、ネットワークの選択を手動から自動に切り替えてみてください。
例えば、以前に別の国で手動設定したままになっていると、現地の通信事業者にうまくつながりません。
あわせて、その国がahamoの対応エリアに含まれているかどうかも確認しておきましょう。
建物内や地下では電波が届きにくいこともあるため、屋外に出て確認するのも一つの方法です。
日本へ帰国後に必要な手続き・設定はありますか?
設定をオンのまま放置しても国内で追加料金はかかりませんが、次に対応エリア外の国へ渡航した際に意図せず通信するリスクが残るためです。
例えば、乗り継ぎで対象外の国に立ち寄った場合、気づかないうちに従量課金が発生する可能性があります。
- データローミングをオフにする
- バックグラウンド更新を元に戻す
- 写真の自動バックアップを元に戻す
あわせて、渡航前に止めていたバックグラウンド更新や写真の自動バックアップも元に戻しておきましょう。
なお、15日を超えて速度制限がかかっていた場合は、帰国して国内で通信を行えば自動的に解除されます。
解除に手続きは不要なので、通信が元の速度に戻っているかだけ確認してください。
海外で使える30GBは日本国内で使ったデータ容量とは別でカウントされますか?
ahamoの海外データ通信は、契約している容量をそのまま海外でも使える仕組みだからです。
例えば、渡航前に国内で18GBを使っていた場合、海外で使えるのは残りの12GBという計算になります。
この12GBを使い切れば、国内にいるときと同じように通信速度が最大1Mbpsに制限されます。
出発前にahamoアプリを開き、その月の残量を確認してから渡航してください。
まとめ:ahamoの海外ローミングは手続き不要で気軽に利用できる
ahamoの海外ローミングは、事前の申し込みなしで91の国・地域で使えるサービスです。
現地でデータローミングをオンにするだけで、追加費用なく通信を始められます。
使えるデータ量は国内利用分と合算して30GBまでで、大盛りオプションの80GBは対象外となっています。
さらに、海外で最初に通信した日から15日を過ぎると通信速度が最大128kbpsに制限され、データを追加購入しても解除されません。
- 事前の申し込みは不要で、現地の設定だけで使える
- 対応エリアは世界91の国・地域
- データ容量は国内利用分と合算して30GBまで
2週間を超える滞在や対応エリア外への渡航を予定している方は、現地eSIMやWi-Fiレンタルの併用を検討しましょう。
- ahamoアプリでその月のデータ残量を確認する
- 渡航先が91の国・地域に含まれているかを調べる
まずは出発前にahamoアプリでその月の残量を確認し、渡航先が91の国・地域に含まれているかを調べてください。
