MVNO事業者(※1)は、データ通信に関しては大手通信会社より各社ごと調達を行うことで、価格メリットのあるサービスを提供出来ておりました。一方、音声通話に関しては各社一律の卸価格のため、大手通信会社、MVNO事業者共に、通話料金は横並び、通話かけ放題に関しては大手通信会社、サブブランドのみに寡占された状況でした。このたび、2020年6月30日に、日本通信株式会社が申請した「総務大臣裁定」が確定したことにより、日本通信株式会社との合弁会社であるHISモバイルも、大手通信会社より4割以上値下げしたプランで販売することが可能になりました。
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従来のMVNO事業者の提供する通話かけ放題プランは、専用アプリを利用して電話番号の前に特定の番号を付けて発信する事により、制限時間内の通話を安くして提供する条件付きのかけ放題でした。通常の電話のかけ方と操作方法が異なる事に懸念されたり、制限時間の超過や専用アプリを使わず通話料が発生したりと課題がございました。この「格安かけ放題プラン」は、通話時間の制限なく、通常の電話操作でプランが反映され、煩雑さを改善することができます。

基本プランは通話し放題とデータ通信3GBをセットで2,480円となり1GBごと250円の追加代金で最大30GBまでご自身で上限設定したプランを作成いただけます。使いすぎを防止すること、使わなければ自動的に下限料金の請求になる点が利点となります。例えば8GBの場合、基本の3GB（2,480円）に5GB分（1,250円）を追加した3,730円を上限としたオリジナルプランを設定することができます。上限到達時には速度制限はかかりますが、月末まで低速での利用も可能ですし、追加代金で容量をチャージすることも可能です。一方で、仮に上限値を８GBに設定していても3GB未満のご利用であれば2,480円の請求になる格安プランとなっております。

※1　MVNO＝Mobile Virtual Network Operator（仮想移動体通信事業者）
※2　MNP＝Mobile Number Portability（携帯電話番号ポータビリティ）

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