自宅のネット回線と格安SIMはセット割を適用できる?おすすめを紹介

2023.04.28

「自宅のネット回線と格安SIMでセット割引を適用できるのだろうか」
「通信費を安く抑える方法があれば知りたい」

このように悩んでいる方へ向けて、本記事では下記の内容についてご紹介します。

● 格安SIMを活用して自宅ネット回線を安くする方法
● 格安SIMで適用できるセット割引
● 格安SIMのメリット、デメリット
● その他よくある疑問

格安SIMと光回線などのセット割を活用すれば、通常よりも通信費を節約できます。自宅のネット回線費用を安く抑えたいという方は、ぜひ割引の適用を検討してみてください。

一方、セット割引を適用しなくても十分に通信費が安い格安SIMもあります。セット割だけにとらわれず、どの格安SIMへの乗り換えると合計でいくら安くなるのか検討することが大切です。

格安SIMを活用して自宅のネット利用料を安くする方法

格安SIMを活用して、自宅のネット利用料を安くする方法は下記のとおりです。

●格安SIMとセット割引のある光回線を利用する
●格安SIMとセット割引のあるモバイルルーターを利用する
●セット割引を活用せず安価な格安SIMと自宅ネット回線を契約する
●自宅回線は契約せずスマホの回線だけ利用する

どういうことか、詳しく見てみましょう。

格安SIMとセット割引のある光回線を利用する

格安SIMとセット割引がある光回線を利用することで、通信費を節約できます。

たとえばワイモバイルの場合、「おうち割 光セット(A)」を適用するとワイモバイルの月額料金が一人あたり毎月1,188円ほど割引されるためお得です。このようにセット割引を活用すれば、通常よりも通信費が安くなります。


格安SIMとセット割引のあるモバイルルーターを利用する

格安SIMとのセット割引が用意されているモバイルルーターを利用すると、通信費を抑えやすいです。モバイルルーターとは、持ち運びできるWi-Fiルーターのことです。

たとえばUQモバイルの場合、UQ WiMAXとUQモバイルの対象プランを契約すれば「自宅セット割」の適用対象となり、月々638〜858円の割引を受けられます。こちらもセット割引を活用することで、通常料金よりも安くなります。

モバイルルーターを契約中もしくは契約しようか考えており通信費を節約したい方は、セット割が用意されているサービスの利用を考えてみてはいかがでしょうか。

セット割引を活用せず安価な格安SIMと自宅ネット回線を契約する

セット割引などを活用せず、安価な格安SIMやネット回線を利用するのもおすすめです。

たとえばHISモバイルが提供する音声通話の最安プラン「自由自在290プラン」なら、月のデータ通信が100MB未満であれば月額290円〜で利用できます。月1GBなら550円、月3GBなら770円と、他社と比較しても安価に契約できます。

セット割引を利用するより安い場合も少なくないため、チェックしておくといいでしょう。

自由自在290プランの詳細が気になった方はこちらをご確認ください。データ容量ごとの月額料金やオプション料金などを紹介しています。

自宅回線は契約せずスマホの回線だけ利用する

自宅に固定回線を設置せず、スマホのデータ通信だけ利用するのも、節約方法の1つとして挙げられます。スマホの大容量プランだけ契約して光回線は契約しないことで、通信費が安価になる可能性があります。

ただし不具合が発生するとネットに接続できなくなるリスクがあるため、通信回線のスマホ一本化には注意が必要です。また光回線と比較すると、スマホのデータ通信は安定性にも欠けます。

スマホに通信を一本化するとシンプルかつ節約につながる可能性がある一方、リスクもある点にも注意しましょう。

格安SIMと自宅ネット回線のセット割を適用できるサービスを紹介

格安SIMと自宅ネット回線のセット割引を適用できるサービスをご紹介します。

 キャンペーン名適用条件/セット割引額
ワイモバイルおうち割 光セット(A)対象プランの契約/一人あたり毎月1,188円割引
UQモバイル自宅セット割対象の通信サービス(auひかり など)またはauでんきと契約/毎月638〜858円を割引
IIJmiomio割「IIJmioひかり」の契約/毎月660円の割引
OCNモバイルONEOCN光モバイル割OCN光との契約/1契約あたり毎月220円の割引

基本的に「対象の光回線および指定の通信プランの契約」が割引の適用条件になっています。ただしサービスによっては、モバイルルーターやでんきサービスとの契約でもセット割を適用できるところがあります。

各割引の詳細を見てみましょう。

ワイモバイル

キャンペーン名おうち割 光セット(A)
適用条件/セット割引額対象プランの契約/一人あたり毎月1,188円割引
割引適用の例ワイモバイル「シンプルS(音声3GB)」:月額2,178円
ソフトバンク光「1ギガ ファミリー(2年自動更新プラン)」:月額5,720円
割引:1,188円
割引適用後の月額(ワイモバイル+ソフトバンク光):6,710円

ワイモバイルではソフトバンクの対象通信サービスを契約することで、セット割引の適用対象となります。

ワイモバイルでは「おうち割 光セット(A)」というセット割を提供中です。ソフトバンク光またはソフトバンクAirを契約すると、ワイモバイルの月額料金が一人あたり1,188円ほど割引されます。

ワイモバイルでは「シンプルS/M/L」プランが割引の対象です。過去の一部プランでもセット割引の適用対象となりますが、割引額は低くなります。

UQモバイル

キャンペーン名自宅セット割
適用条件/セット割引額対象の通信サービス(auひかり など)またはauでんきと契約/毎月638〜858円を割引
割引適用の例UQモバイル「くりこしプランS+5G(音声3GB)」:月額1,628円
auひかり「ホーム1ギガ ギガ得プラン(2年単位の自動更新)」:月額6,270円
割引:638円
割引適用後の月額(UQモバイル+auひかり):7,260円

UQモバイルでは、auの通信サービスやUQモバイルのモバイルルーターなど契約している場合、セット割引を適用できます。割引の対象となるのは下記のサービスです。

【インターネットコース】
●auひかり(ネット+電話)
●J:COMケーブルテレビ(ネット+テレビもしくはテレビ+電話)
●ホームルーターもしくはモバイルルーター
【でんきコース】
●auでんき

UQモバイルで「くりこしプラン+5G(S/M/L)」を契約している場合、上記いずれかのサービスを契約することで自宅セット割の適用対象となります。

IIJmio

キャンペーン名mio割
適用条件/セット割引額「IIJmioひかり(またはビック光)」の契約/毎月660円の割引
割引適用の例IIJmio「ギガプラン(音声2GB)」:月額850円
IIJmioひかり「ファミリータイプ(戸建て向け)」:月額5,456円
割引:660円
割引適用後の月額(IIJmio+IIJmioひかり):5,646円

格安SIMの「IIJmio」と光回線「IIJmioひかり(またはビック光)」を契約している場合、mio割の適用対象となります。

申し込みは不要ですが、同一のmioIDで両サービスの契約が必要です。

OCNモバイルONE

キャンペーン名OCN光モバイル割
適用条件/セット割引額OCN光との契約/1契約あたり毎月220円の割引
割引適用の例OCNモバイルONE「音声3GBコース」:月額990円
OCN光「ファミリータイプ(新2年自動更新型割引を適用)」:月額5,610円
割引:220円
割引適用後の月額(OCNモバイルONE+OCN光):6,380円

OCNモバイルONEは「OCN光モバイル割」という、OCN光とのセット割を提供中です。

1つのモバイル回線契約ごとに毎月220円が割引されます。たとえばOCN光回線を利用して家族3人がOCNモバイルを利用している場合、毎月660円が割引されます。割引の対象は最大5回線までです。

またOCN光モバイル割の適用には、別途申し込みが必要です。

モバイルルーターとのセット割を適用できるUQモバイル

モバイルルーターのWiMAXと格安SIMのUQモバイルを同時に契約すると、セット割引が適用できます。

キャンペーン名自宅セット割
適用条件/セット割引額対象の通信サービス(WiMAX+5Gなど)またはauでんきと契約/毎月638〜858円を割引
割引適用の例UQモバイル「くりこしプランS+5G(音声3GB)」:月額1,628円
WiMAX「ギガ放題プラス モバイルルータープラン」:月額4,950円
割引:638円
割引適用後の月額(UQモバイル+WiMAX):5,940円

自宅セット割でも紹介した「自宅セット割インターネットコース」は、WiMAXを契約している場合も適用対象となります。WiMAXは通信速度が安定して速く、持ち運びにも適している点が魅力的なモバイルルーターです。

「自宅に光回線を設置せず、モバイルルーターで乗り切りたい」と考えている方は、UQモバイルの自宅セット割の活用を考えてみてはいかがでしょうか。

格安SIMのメリット・デメリット

格安SIMのメリットとデメリットは下記のとおりです。

●安価な月額料金で契約できる
●通信が不安定になる場合がある

格安SIMは平日のお昼時間帯などに通信速度が著しく遅くなりやすい点がデメリットです。

ただしセット割を適用できない格安SIMでも、基本となる月額料金は安価で魅力的なサービスは多くあります。「セット割引を適用できないから」と選択肢から除外するのはもったいないです。

どういうことか、詳しく見てみましょう。

安価な料金で通信プランを契約できる点が魅力的

格安SIMの魅力は、大手通信キャリアと比較して通信料金が安いことです。

たとえばHISモバイルが提供する「自由自在290プラン」の場合、月間のデータ利用量が100MB未満なら月額290円から音声通話プランを契約できます。月3GBプランでも、月額770円で契約できます。

大手通信キャリアのプランだと、これほど安価に契約できることはなかなかありません。たとえばドコモが提供している「5Gギガライト」の場合、光回線とのセット割や家族での利用、月のデータ利用量が1GB未満など諸々の条件を満たしても最安値は2,178円です。

通信費を抑えたい人は、ぜひ格安SIMとの契約を考えてみましょう。

通信が安定しにくい点に要注意

格安SIMのデメリットは、時間帯によっては通信が不安定になりやすいことです。特に平日の12〜13時は通信速度が著しく遅くなりやすいです。

格安SIMの通信速度は、利用者が多い時間帯ほど遅くなる傾向があります。安定した通信を求める方は、大手通信キャリアと契約した方が良いかもしれません。

ただし、あらかじめ端末にデータを保存しておいたり光回線など別回線を利用したりすることで、格安SIMの弱点をカバーすることも可能です。

参考:セット割を適用できなくてもお得な格安SIMはある

格安SIMはもともとの月額料金が安いため、セット割引を適用できなくてもお得です。

たとえばHISモバイルの場合、月のデータ利用量が100MB未満なら音声通話プランを月額290円から契約できます。月3GBプランでも770円と、他の格安SIMと比較しても非常に安価です。

ワイモバイルの場合、月額2,178円で月3GB通信できる「シンプルS」をセット割(-1,188円)適用しても月額990円です。HISモバイルの「自由自在290プラン」3GBプランよりも220円ほど高くなります。

セット割引を活用しても、これほどスマホ料金を安価にできるMVNOは少ないです。HISモバイルが気になった方はこちらからサービス詳細をご確認ください。

格安SIMと自宅ネット回線のセット割に関するよくある疑問

格安SIMと自宅ネット回線に関するよくある疑問についてご紹介します。

●家にWi-Fiがない割合は?
●格安SIMをルーター代わりに利用できる?
●SIMフリーのモバイルルーターを利用するメリットとデメリットは?
●モバイルルーターとホームルーターどっちがおすすめ?

どういうことか、詳しく見てみましょう。

家にWi-Fiがない割合は?

平成25年(2013年)の総務省の調査によると、家庭内で無線LANを「利用している」世帯は、全体では54.4%でした。

調査があった時点では、残りの45.6%は家庭内にWi-Fiがないことが伺えます。ただしインターネットが普及した2023年では、調査時(2013年)よりも多くの世帯でWi-Fiが普及していると思われます。

格安SIMをルーター代わりに利用できる?

格安SIMはルーター代わりに利用することも可能です。たとえばモバイルルーターに格安SIMを挿入すれば、通常のルーターとして利用できます。

ただしルーターによってはSIMロックがかかっていたり周波数帯がSIMと合わなかったりする可能性があるため、注意が必要です。

●SIMフリーのルーターか
●使用するSIMの回線を利用できるか

上記2点に気をつけてルーターを選びましょう。

SIMフリーのモバイルルーターを利用するメリット・デメリットは?

SIMフリーのモバイルルーターを利用すれば、通信キャリアにとらわれずさまざまな回線のSIMを利用できます。たとえばドコモ回線を利用したけれどau回線に乗り換えたい場合、SIMフリーのモバイルルーターなら引き続き利用しやすいです。

一方でルーターによっては一部の回線(周波数帯)に対応していない場合もあります。周波数帯に対応していないと通信できなかったり通信が途切れやすくなったりします。

SIMフリーのモバイルルーターを購入する際は、利用する予定の回線で問題なく利用できそうか事前に確認しておきましょう。

モバイルルーターとホームルーターどっちがおすすめ?

モバイルルーターの他にも「ホームルーター」というモデルがあります。ホームルーターとは、一言で説明すると「持ち運びできないモバイルルーター」のことです。

ホームルーターは事前に指定した場所でのみ通信を行う契約になっています。バッテリーも搭載されておらず本体も大きいため、外出先で使うことはできません。

一方でホームルーターは、モバイルルーターと比較して同時接続できる端末数が多い点が魅力的です。また光回線がなくても無線で通信できるため、端末が届き次第すぐに利用開始できます。

●光回線の設置工事ができない
●自宅で安定した通信回線が欲しい
●自宅にネットへ接続する機器が多くある

このような人にホームルーターはおすすめです。

なお「外出先でも通信したい」という方はモバイルルーターを、「通信の安定性や品質を重視する」という方は光回線をおすすめします。

自分のライフスタイルにあった格安SIMや自宅ネット回線を選ぼう

本記事では格安SIMを活用して自宅のネット回線を節約する方法についてご紹介しました。ここで紹介した内容をまとめます。

●光回線やモバイルルーターとのセット割引を活用すると通信費がお得
●格安SIMは通信費が安い、一方で通信の安定性は高くない
●セット割引がなくても十分安い格安SIMがある

格安SIMのセット割引を活用すると、通信費は通常よりも安くなります。しかしセット割引を適用しなくても通信費が非常に安価な格安SIMがあるため、安易な契約はおすすめできません。

たとえばHISモバイルの場合自由自在290プランなら月290円から音声通信サービスを利用できます。光回線やモバイルルーターとのセット割引はありませんが、それでも十分に安価なプランであることが魅力です。モバイルルーターであるHIS Wi-Fi PLUS+が980円(10GB)~2980円(100GB)ですから、セット割引よりもお得な可能性が高いです。

ぜひ幅広い観点から、自分に最適な格安SIMを探してみてください。

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