iPhone13は格安SIMで使える?~HISモバイルのSIMの設定方法や注意点

2023.07.31

今回は、人気のiPhoneシリーズの中で、2021年に発売されたiPhone13を格安SIMで使用する際の端末の設定方法や注意点などについてまとめます。
iPhone13は、2021年に発売されたiPhoneです。
発売から2年目に入ったことで市場での価格がいくぶん割安となり入手しやすくなってきたことから、格安SIMでの利用が増加しています。
今回はそんなiPhone13をHISモバイルで使用する際の設定方法や注意点などをまとめます。

iPhone13はどんなスマホ?

iPhoneは常に最先端の性能・機能を持った購入スマホですが、数世代前の端末でも日常でのWEB閲覧やメール、SNS、動画視聴、オンラインゲームなどの利用でも充分に満足のゆくパフォーマンスをもっています。
iPhone13は、現行最新のiPhone14の1つ前の世代ですが、そのパフォーマンスはまだまだトップクラスであり、日々の使用にはまったく不足はありません。
使い方によってはオーバークオリティの可能性もあるほど優れた性能と機能を有しています。
以下は、iPhone13の前後のモデルの諸元を比較した一覧表です。

 iPhone12iPhone13iPhone14
ボディカラー6カラー6カラー6カラー
画面サイズ6.1インチ有機EL(OLED)6.1インチ有機EL(OLED)6.1インチ有機EL(OLED)
ディスプレイSuper Retina XDRSuper Retina XDRSuper Retina XDR
解像度2,532×1,170pixel
460ppi
2,532×1,170pixel
460ppi
2,532×1,170pixel
460ppi
カメラデュアル12MP
メイン:f/1.6
超広角:f/2.4
光学式手振れ補正
デュアル12MP
メイン:f/1.6
超広角:f/2.4
センサーシフト
光学式手振れ補正
デュアル12MP
メイン:f/1.6
超広角:f/2.4
センサーシフト
光学式手振れ補正
チップA14 BionicチップA15 BionicチップA15 Bionicチップ
CPU6コア6コア6コア
GPU4コア4コア5コア
認証Face IDFace IDFace ID
通信4G/5G4G/5G4G/5G
ストレージ64/128/256GB128/256/512GB128/256/512GB
防塵防水性能IP68IP68IP68
Apple Pay
Siri
SIMカードデュアルSIM
nano SIM/eSIM
デュアルSIM
nano SIM/eSIM
デュアルeSIM
デュアルSIM
nano SIM/eSIM
デュアルeSIM
コネクターLightningLightningLightning
ボディサイズ146.7×71.5×7.4mm146.7×71.5×7.65mm146.7×71.5×7.80mm
重量162g173g172g

こうして一覧で比べてみると、iPhoneは12→13で大きく進化して、13→14は小変更に留まっていることが見て取れます。
つまり、iPhone13は『最新iPhone14と性能・機能の差は小さいのに価格は割安になっているお得なモデル』と言えそうです。

iPhone13の推しポイント3点

iPhoneは、毎年新モデルが登場するたびに進化し続けていますが、iPhone13はどのような進化があり、どのような部分がメリットでしょうか。
筆者が考える「推しポイント」を3つご紹介します。

A15 Bionicによる高速化

iPhoneが毎年進化しているように、iPhoneの心臓部ともいえるチップも年々進化を続けています。iPhone13に搭載されるチップは「A15 Bionic」(バイオニック)です。
iPhone12のA14 Bionicに比べてより高速化しつつ、省エネにも配慮している点が特徴です。
A15 Biionicは、A15 bionicが登場した時点における世界最速のスマートフォンチップであり、他のすべてのスマホ端末を凌ぐパフォーマンスを有していました(当然ながらさらに翌年登場したA16 Bionicによって自らA15を凌駕しています)。
これは筆者の主観ですが、どんなに些細な動作であっても、A15 Bionicの仕事ぶりが圧倒的にA14を凌いでいることが、実際にiPhone12とiPhone13を使ってみると分かります。
必要な動作をサクサク処理し、キレのよい画面遷移でストレスを感じさせません。

カメラが進化~誰でも簡単に綺麗な写真が撮れる

iPhone13は「広角レンズ」と「超広角レンズ」の2眼カメラだという点では、前モデルiPhone12と同じですが、様々な面で進化しています。
ハード面では「明るさ」における進化が顕著で、写真・動画ともに高性能の補正機能を使って誰でも簡単に高精彩で表現豊かな写真・動画が撮影できるようより進化しました。
(1)より美麗な撮影を可能にするHDR機能
(2)カメラ口径がF/1.8→F/1.6になり暗い場所での撮影に有利に
(3)1.4μm→1.7μmに大型化されたセンサーによってより明るい写真撮影が可能
(4)光学式手振れ補正機能がセンサーシフトに進化し手振れをさらに抑制
(5)「フォトグラフスタイル」(※1)を採用
(6)「シネマティックモード(1080p)」(※2)を採用

※1:フォトグラフスタイル
写真の見た目やトーンをカスタマイズして独自のスタイルを作り出すことができる補正機能の1つです。iPhone12においても、撮影前に露出を調整したり、色合いはiPhoneが自動調整する機能が搭載されていましたが、これをさらに進化させ、撮影中に色合いを調整できるようになりました。リアルタイムプレビューによって事前に補正効果を確認できます。
※2:シネマティックモード
映画のような背景ボケ効果を加える動画用の補正機能です。デュアルカメラと「LiDARスキャナー」によって動画の背景を自然なボカシ効果を加えることができます。「シネマティックモード」を使えば簡単に誰でも映画のような表現豊かな動画を撮影可能です。

バッテリーのスタミナ強化~長持ちバッテリー

iPhone13はバッテリーの持ちがよくなったと言われます。
これには2つの理由があります。
1つには単純にバッテリー容量が大型化されたことです。2,775mAh→3,227mAhに容量アップされたことによってバッテリーの持ちが確実に長くなっています。
もう1つは、ソフトウエアの進化です。例えば、A15 Bionicの効率を向上させるための効率化が図られていたり、iOSの最適化によってバッテリー能力の最大限に引き出せたり…といったソフトウエアの進化によってバッテリーを効率よく使えるようになった結果、バッテリーの持ちがよくなっています。

HISモバイルでiPhone13を使うには

iPhone13をHISモバイルの通信回線で使用することが可能です。
大前提として、HISモバイルの各プランは「NTTドコモ回線」または「Softbank回線」を使用しているため、それぞれの回線に適応した端末が必要です。
ただし、SIMフリー端末、およびSINロック解除済の端末であれば通信回線に関わらずすべてのプランで利用可能です。

SIMカードのプロファイル・APN設定

ここでは、iPhoneにSIMカードを設定する手順を解説します(eSIM設定は次項)。
WiFi環境下で作業を進めてください。通信環境のない場所では設定完了できませんので、公衆WiFiや、他端末のテザリングなどで通信環境を確保してください。
(1)SIMカードを挿入
iPhoneのSIMスロットを引き出し、正しい向きでSIMカードをトレーにのせトレーを本体内に奥まで差し込みます。
SIMカードの向きが間違っている場合にはカタチが合いませんので、裏表や向きを変えて正しい方向で置いてください。
(2)ブラウザを起動してプロファイルをダウンロードする
iPhoneの標準ブラウザは「Safari」ですが、ChromeやEdgeなど他のブラウザでも問題ありません。下記のリンクにアクセスして「プロファイル」をダウンロードしてください(QRコードはカメラで読み取ってプロファイルにアクセスできます)。

ドコモ回線のプランの場合


Softbank回線の場合




リンク先にアクセスするとこのような画面になるので「許可」してダウンロードしてください。



プロファイルのダウンロードが終わるとこのような画面になるので「閉じる」で閉じてください。
(3)プロファイルをインストール


iPhoneの「設定」画面に上記の「ダウンロード済みのプロファイル」の表示がでているはずですので、タップして「プロファイル」に進みインストールしてください。
この表示が出ていない場合には正しくダウンロードできていない可能性がありますので、再度プロファイルリンク先でダウンロードの操作をやり直してください。

プロファイルにダウンロードされた「HISモバイル」のプロファイルです。画面右上の「インストール」をタップしてインストールを進めてください。
インストールが完了すると、HISモバイルの回線と接続し、インターネットの利用が可能になります。

iPhoneの場合は、プロファイルをインストールすることですべての設定ができるため、別途「APN設定」を行う必要はありません。

eSIMの設定方法

iPhoneはeSIMを利用することが可能です。ここではeSIMの設定手順を解説します。
eSIMの場合もWiFi環境下で作業を進めてください。通信環境のない場所では設定完了できませんので、公衆WiFiや、他端末のテザリングなどで通信環境を確保してください。
また、中古端末や家族・知人から譲り受けた端末の場合には、他社プロファイルがインストールされている場合がありますが、これらは事前にすべて削除してください。
なお、eSIMの開通手続きは、住所確認コードの用紙に記載されている「住所確認コードの入力からご利用までの流れ」を参考に進めてください。
(1)QRコード読み込み

QRコードを読み込み「My HISモバイル」にアクセスします。

ログインすると「住所確認コード入力」の画面になり、自動的に住所確認コードが入力されますので「次へ」ボタンを押して次の手順に進みます。
(2)「EID」および「MNP予約番号」の入力

iPhoneのEIDを入力します。
EIDは、「設定」→「一般」→「情報」を進んだ画面の真ん中あたりに記載されています。
また、MNPで他社から乗換えの場合には「MNP予約番号」も併せて記載します。
(3)確認と開通
入力内容をHISモバイルで確認の上で開通処理が行われます。
開通すると、HISモバイルからメールで開通完了が通知されます。
なお10:00~20:00の間の手続きは約1時間以内、20:00~0:00は翌11:00、0:00~10:00は当日11:00までの開通となります。
(4)モバイル通信プランの追加

「QRコードを使用」に進むとカメラが起動するので、「住所確認コードの用紙の手順⑤の二次元コード」を読み込むことでモバイル通信が設定されます。
名称などの設定を画面の指示通りに進めることで作業は完了します。

【ご注意】
この「モバイル通信プラン」を削除しないよう充分注意してください。もし削除してしまった場合には再設定が必要となり、再発行手数料1,100円がかかります。

iPhone13を格安SIMで使う まとめ

・iPhone13は、iPhone12に比べて処理能力がアップ、サクサク動作する
・iPhone13は、容量アップやソフトウエアの進化でバッテリー持ちがよくなった
・iPhone13は、カメラ性能がアップ、新たな補正機能搭載で簡単に綺麗な写真・動画を撮影できる
・格安SIMでも問題なく使用できる
・iPhone13はHISモバイルでも料金プランに関係なく利用できる
・SIMフリー端末または通信回線キャリアの端末以外はSIMロック解除が必要
・自由自在290プランは、SIMカードとeSIMを選ぶことができる
・SIMカード(物理SIM)の場合にはプロファイルをインストールする必要がある
・iPhoneはSIMカードとeSIM、またはデュアルeSIMのデュアルSIMとして利用可能
発売から1年以上経過して購入しやすい価格になっていることもあり、格安SIMでの利用が増加しています。
もちろんHISモバイルでも利用可能ですので、iPhone13+格安SIMを検討してみてはいかがでしょう。

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