
固定電話をスマホで受ける! 業務効率化とビジネスチャンス最大化の方法
2026.01.16
「外出先やテレワーク中に、会社の固定電話にかかってきた電話をどうにかしてスマホで受けたいけど、何から手をつけていいか分からない…」そうお悩みの営業担当者や営業部長の方も多いのではないでしょうか。ビジネスの現場では、顧客からの電話はビジネスチャンスに直結します。しかし、会社に縛られることなく、場所を選ばずに電話対応ができる環境は、もはや必須と言えるでしょう。このコラムでは、会社の固定電話をスマホで受けるための具体的な方法から、そのメリット・デメリット、サービス選びのポイントまで、あなたの疑問を解消する導入マニュアルとして徹底解説します。
しかし、近年では働き方が多様化し、テレワークやリモートワークが普及したことで、こうした課題はより顕著になりました。顧客からの問い合わせや取引先との連絡を円滑に進めるためには、オフィスにいなくても会社の電話に対応できる仕組みが不可欠となっているのです。
例えば、顧客からの緊急の問い合わせに対し、外出中の営業担当者が自身のスマートフォンで即座に対応できれば、顧客満足度向上に繋がります。また、担当者が不在の場合でも、他のメンバーのスマートフォンに転送することで、迅速な情報共有と対応が可能になります。このように、固定電話をスマートフォンで受ける仕組みは、場所にとらわれない柔軟な働き方を実現し、ビジネスを加速させる重要なインフラとなりつつあります。
仕組み
固定電話に着信があった際、電話交換機が自動的に登録済みのスマートフォン番号へ発信を転送します。
主な事業者
・NTT: ボイスワープ
・au: 着信転送サービス
・ドコモ: 転送でんわサービス
・その他、MVNOなどの通信事業者も同様のサービスを提供しています。
メリット
・特別な機材の導入が不要な場合が多く、手軽に導入できます。
・既存の固定電話番号をそのまま利用できます。
・比較的安価な月額料金で利用できることが多いです。
デメリット
・転送された電話を受ける側(スマートフォン)から折り返す場合、スマートフォンの電話番号が相手に表示されてしまいます。
・同時に複数の電話を受けることはできません。
・通話料が二重にかかる場合があります(固定電話から転送先への通話料と、転送先での通話料)。
・会社の代表番号に着信があっても、誰が電話に出たか、どのような内容だったかを共有する仕組みが別途必要になる場合があります。
専用アプリ
多くの場合、クラウドPBXと連携して利用されるのが専用アプリです。スマートフォンにインストールすることで、会社の固定電話番号宛の着信を、あたかもオフィスにいるかのように自分のスマートフォンで受けることができます。
仕組み
クラウドPBXサーバーを介して、固定電話の着信がインターネット回線を通じてスマートフォンのアプリに届きます。アプリは内線電話機として機能します。
メリット
・スマートフォンの番号ではなく、会社の固定電話番号で発着信が可能です。
・内線通話も可能な場合が多く、社内コミュニケーションの効率化に貢献します。
・複数人で同時に着信を受けることができます(着信グループ設定など)。
・通話録音やIVR(自動音声応答)など、様々なビジネスフォン機能を利用できる場合があります。
デメリット
・アプリの安定性や音質は、利用するサービスや通信環境に依存します。
・アプリのインストールと設定が必要です。
クラウドPBX (Private Branch eXchange)
クラウドPBXは、従来のビジネスフォン主装置(PBX)をクラウド上に構築したサービスです。物理的な機器をオフィスに設置する必要がなく、インターネット環境があればどこからでも利用できます。
仕組み
電話交換機能をクラウドサーバーが提供し、各端末(スマートフォンアプリ、IP電話機、PCソフトフォンなど)がインターネット経由でクラウドPBXに接続します。
メリット
・初期費用やメンテナンス費用を大幅に削減できます。
・場所を選ばずに会社の電話対応が可能です。
・従業員の増減に柔軟に対応でき、拡張性が高いです。
・IVR、通話録音、着信振り分け、内線通話など、ビジネスに不可欠な多様な機能を一元的に利用できます。
・他のSaaSツール(CRMなど)との連携が容易なサービスもあります。
デメリット
・インターネット環境に依存するため、回線が不安定な場所では音質が低下する可能性があります。
・月額費用が発生します。
IP電話
IP電話は、インターネットプロトコル(IP)技術を利用して音声通話を行う電話サービスです。クラウドPBXも広義ではIP電話の一種ですが、ここではより一般的なIP電話サービスについて触れます。
仕組み
音声データをデジタル化し、インターネット回線を通じて送受信します。
メリット
・通話料が比較的安価です。特に、IP電話同士の通話は無料になる場合が多いです。
・海外への通話も安価に利用できることがあります。
デメリット
・050から始まる電話番号になることが多く、既存の固定電話番号(0AB~J番号)を引き継げない場合があります。
・緊急通報(110、119など)に対応していないサービスもあります。
・インターネット回線の品質が通話品質に直結します。
ひかり電話オフィスA(エース)/ひかり電話ビジネスフォン
NTTの「ひかり電話オフィスA(エース)」や「ひかり電話ビジネスフォン」などの法人向けサービスでは、スマートフォンを内線端末として利用できる機能が提供されています。
仕組み
オフィスのPBX(主装置)に接続されたひかり電話回線を介して、専用のアプリケーションをインストールしたスマートフォンを内線として利用します。
メリット
・NTTの信頼性の高い回線を利用できるため、安定した通話品質が期待できます。
・既存のひかり電話環境を活かせます。
・会社宛の固定電話番号での発着信が可能です。
デメリット
・初期費用としてPBXや対応する機器の導入が必要になる場合があります。
・基本的にオフィス内にPBXを設置するため、完全なクラウドサービスのような柔軟性はない場合があります。
メリット
初期費用と設備投資の削減
・従来のビジネスフォンシステムでは、高額なPBX(主装置)や専用電話機の購入、設置工事が必要でした。クラウドPBXなどのサービスでは、これらの物理的な機器が不要になるため、初期費用を大幅に抑えられます。
既存のスマートフォンをそのまま利用できるため、新たな端末購入費用も発生しません。
月額利用料金の最適化
・サービスによっては、利用人数や機能に応じた柔軟な料金プランが用意されており、必要な分だけ利用することで無駄なコストを削減できます。
内線通話が無料になるサービスも多く、社内通話コストの削減に繋がります。
工事費の削減
クラウドPBXはインターネット回線があれば利用できるため、複雑な配線工事が不要です。これにより、工事費用や工事期間を短縮できます。
割引制度の活用
通信事業者やサービスによっては、インターネット回線とのセット割引など、様々な割引制度が適用される場合があります。
DX促進
・電話システムをクラウド化することで、企業のデジタル化を推進し、レガシーシステムからの脱却を促します。
柔軟な働き方を実現することで、従業員の生産性向上やエンゲージメント向上にも寄与し、企業全体のDXを加速させます。
デメリット・注意点
月額費用
クラウドPBXなどのサービスは、初期費用が安い反面、月額の利用料金が発生します。長期的なコストを考慮する必要があります。
通話料
サービスによっては、通話料が別途発生します。特に、固定電話網への発信や携帯電話への発信は、料金体系を確認しておく必要があります。定額プランやかけ放題プランの有無も確認しましょう。
メリット
場所を選ばない電話対応
・外出先や自宅など、どこにいても会社の固定電話にかかってきた電話をスマートフォンで受けることができます。これにより、顧客からの連絡を逃すリスクを大幅に減らせます。移動時間や出張先でも、オフィスと同様の電話対応が可能です。
複数人での効率的な着信応対
着信グループ設定や保留転送機能により、複数のメンバーで会社の電話を効率的に分担して受けることができます。特定の担当者が不在の場合でも、他のメンバーが代わりに対応できるため、顧客を待たせる時間が減ります。
代表番号への電話を、部署や担当者ごとに自動で振り分けるIVR(自動音声応答)機能なども活用できます。
情報共有の促進
通話履歴や録音機能、着信メモ機能などを活用することで、電話対応の内容をチーム内で共有しやすくなります。これにより、伝達ミスを防ぎ、顧客対応の質を向上させることができます。
デメリット・注意点
通信環境への依存
インターネット回線を利用するため、通信環境が不安定な場所では、音声品質が低下したり、通話が途切れたりする可能性があります。Wi-Fi環境やモバイルデータの安定性を事前に確認することが重要です。
デバイスの充電
スマートフォンで電話を受けるため、スマートフォンの充電切れには注意が必要です。
メリット
機会損失の防止
・営業時間外や担当者不在時でも、自動音声応答や留守番電話、着信履歴通知などを活用することで、顧客からの重要な連絡を逃すことを防ぎます。これにより、ビジネスチャンスを最大限に活かすことができます。
迅速な電話対応は、顧客満足度向上に直結し、信頼関係の構築にも繋がります。
伝達ミス対策と情報共有の強化
・通話録音機能は、言った言わないのトラブル防止に役立ちます。また、通話内容を振り返ることで、情報の聞き漏らしを防ぎ、伝達ミスを減らせます。
電話対応履歴の共有により、顧客対応の属人化を防ぎ、チーム全体での顧客情報の一元管理が可能になります。
業務効率化と生産性向上
・内線通話の活用により、社内コミュニケーションがスムーズになり、業務の停滞を防ぎます。
・電話番の負担を軽減し、従業員が本来の業務に集中できる時間を増やせます。
・場所にとらわれない働き方を可能にすることで、従業員の移動時間の削減やワークライフバランスの向上にも寄与し、結果として生産性向上に繋がります。
スタッフ管理と育成
通話履歴や通話録音機能は、新人オペレーターのOJTや、顧客対応の品質改善のためのフィードバックに活用できます。これにより、スタッフのスキルアップを促進し、サービス品質の向上を図れます。
音声品質
インターネット回線に依存するため、回線速度や安定性によっては音声が途切れたり、遅延が発生したりする可能性があります。特に、Wi-Fi環境が不安定な場所や、モバイルデータ通信の電波状況が悪い場所では注意が必要です。高音質コーデックに対応しているか、事前に確認することも重要です。
通話料
基本的に発信側には通常の通話料がかかりますが、受信側(スマートフォン)にもデータ通信料が発生します。また、クラウドPBXなどのサービスでは、サービスプロバイダーに応じた月額費用や通話料がかかります。自社の利用状況に合わせて、最適な料金プランを選択しないと、かえってコストが高くなる可能性もあります。特に、国際電話や0120などのフリーダイヤルへの発信時の料金体系は確認必須です。
通信エリア
モバイルデータ通信を利用する場合、スマートフォンの電波状況が悪い場所では、電話を受けることができません。特に、地下や建物内、山間部など、電波が届きにくいエリアでの利用が多い場合は、代替手段やオフライン機能の有無を確認しましょう。
セキュリティ
インターネットを介して通話が行われるため、セキュリティ対策は非常に重要です。盗聴や不正アクセス、情報漏洩のリスクを避けるため、暗号化技術や認証機能がしっかりしているサービスを選ぶべきです。ベンダーのセキュリティ対策やプライバシーポリシーを十分に確認しましょう。
FAX対応
固定電話番号でFAXを利用している場合、スマートフォンで固定電話を受けるシステムに移行すると、FAX機能が利用できなくなる場合があります。多くの場合、別途インターネットFAXサービスを契約するか、クラウドPBXのFAX受信機能などを利用する必要があります。FAXの利用頻度が高い企業は、この点も考慮して検討を進める必要があります。
IVR(自動音声応答)
顧客からの着信時に「〇〇の用件の方は1を、△△の用件の方は2を」といった音声ガイダンスを流し、自動的に担当部署や担当者へ振り分ける機能です。顧客対応の効率化に貢献します。
自動応答
営業時間外や休日などに、自動でメッセージを流す機能です。顧客を待たせることなく、必要な情報を提供できます。
番号選択: IVRと連携し、顧客がプッシュ操作で目的の部署や担当者を選択できる機能です。
内線
スマートフォンを内線電話機として利用し、社員間で無料で通話できる機能です。社内コミュニケーションの円滑化に不可欠です。
転送電話
かかってきた電話を、別の電話番号や担当者へ転送する機能です。外出中の社員や、特定の部署への振り分けに利用します。
端末連携
スマートフォンだけでなく、PCや固定IP電話機など、複数のデバイスで連携して利用できるかを確認します。
通話録音
通話内容を自動的に録音する機能です。言った言わないのトラブル防止や、顧客対応の品質向上に役立ちます。
CRM連携
顧客管理システム(CRM)と連携し、着信時に顧客情報を表示したり、通話履歴を自動登録したりできると、顧客対応の質が飛躍的に向上します。
着信グループ
複数人で同時に着信を受けたり、特定のグループ内で着信を共有したりする機能です。
保留・パーク保留
電話を一時的に保留したり、特定の番号で保留し、どの端末からでもその保留を解除して通話に戻れる機能です。
Web管理画面
ユーザー追加や設定変更、通話履歴の確認などをWebブラウザから簡単に行えるかを確認します。
キャリアの信頼性とサポート体制
・主要な通信事業者(NTT、au、ドコモなど)が提供するサービスは、実績と信頼性があります。緊急時のサポート体制や、導入後の運用支援が充実しているかを確認しましょう。
・中小規模のベンダーであっても、専門性の高いサービスや手厚いサポートを提供している場合があります。口コミや評判も参考にしましょう。
料金体系とコストパフォーマンス
・初期費用、月額基本料金、通話料(国内、国際、携帯電話など)、オプション料金など、すべてのコストを洗い出し、トータルコストで比較検討しましょう。
・自社の通話頻度や利用人数に応じた最適なプランを選び、無駄なコストを避けることが重要です。
必要なオプション機能の有無
・前述の「必要な機能一覧」で挙げた機能が、基本料金に含まれているか、オプション料金で追加できるのかを確認します。
・将来的な拡張性も考慮し、必要に応じて機能を追加できる柔軟性があるかもポイントです。
IP-PBXの種類(オンプレミス型かクラウド型か)
・オンプレミス型IP-PBX
自社内に物理的なPBXを設置するタイプです。初期費用は高めですが、自社でカスタマイズしやすく、セキュリティ面での安心感があります。ただし、メンテナンスや管理の手間がかかります。
・クラウド型PBX
クラウド上でPBX機能を提供するサービスです。初期費用を抑えられ、導入が早く、運用・管理の手間がかかりません。場所を選ばずに利用でき、拡張性も高いです。テレワークや多拠点展開に適しています。
アプリケーションの使いやすさ
実際に利用するスマートフォンアプリの操作性や視認性は非常に重要です。無料トライアル期間などを活用し、実際に試してみることを強くお勧めします。
直感的に操作できるか、必要な機能にすぐにアクセスできるか、ストレスなく通話ができるかなどを確認しましょう。
音声品質と安定性
最も重要なポイントの一つです。インターネット回線を利用するため、サービス提供事業者の回線品質や技術力が音質に直結します。
無料トライアルやデモで、実際の通話品質を確認しましょう。特に、自社で利用する場所の通信環境下でのテストが重要です。
中小企業(従業員数10名未満)
おススメ
電話転送サービス(手軽に始めたい場合)または、シンプルな機能のクラウドPBX。
ポイント
初期費用と月額費用を抑えつつ、最低限の機能で場所を選ばない電話対応を実現したい場合。
中規模企業(従業員数10~100名程度)
おススメ
高機能なクラウドPBX
ポイント
IVRや内線、通話録音など、ビジネスに必要な機能を網羅し、複数拠点での利用や社員数の増減にも柔軟に対応したい場合。DX推進の観点からもクラウドPBXが最適です。
大規模企業・多拠点企業(従業員数100名以上、複数拠点)
おススメ
高機能・高拡張性のクラウドPBX、または自社でカスタマイズ可能なオンプレミス型IP-PBX(厳格なセキュリティ要件がある場合など)。
ポイント
大規模な組織全体で利用するため、システムの安定性、セキュリティ、他の業務システムとの連携が非常に重要です。拠点間での内線通話や、一元的な管理機能も必須となります。

会社の固定電話をスマートフォンで受けるシステムを導入する際、スムーズな移行のために具体的な手順を把握しておくことが重要です。ここでは、申し込みから利用開始までの一般的な流れと、各段階での注意点を解説します。
サービス内容の最終確認
契約前に、選定したサービス内容、料金プラン(初期費用、月額料金、通話料、オプション料金など)、契約期間、解約条件などを改めて詳細に確認しましょう。不明な点は必ず事前に質問し、納得した上で契約に進むことが重要です。
利用規約・SLA(サービス品質保証)の確認
利用規約や、SLA(Service Level Agreement:サービス品質保証)の内容も確認しておきましょう。特に、システムの稼働率や障害発生時の対応、サポート体制などが明記されているかを確認すると安心です。
既存電話番号の引き継ぎ(番号ポータビリティ)
現在利用している会社の固定電話番号(0AB~J番号)をそのまま利用したい場合は、番号ポータビリティに対応しているか、またその際の費用や期間を確認してください。NTTアナログ回線からの移行には、通常「LNP(番号ポータビリティ)申請」が必要で、数週間から1ヶ月程度かかる場合があります。
必要書類の準備
法人契約の場合、一般的に以下のような書類が必要です。
・法人登記簿謄本(履歴事項全部証明書)
・会社印
・代表者の身分証明書
・口座振替依頼書(金融機関情報)
・既存の電話回線情報(NTTの請求書など)
必要な書類はベンダーによって異なるため、事前にリストアップしてもらい、抜け漏れなく準備しましょう。
申し込みから開通までの期間の確認
サービスの申し込みから実際に利用開始できるまでの期間は、サービス内容や工事の有無によって大きく異なります。特に、番号ポータビリティを行う場合は、通常よりも時間がかかることを考慮し、余裕を持ったスケジュールで計画を立てましょう。
クラウドPBXの場合(物理的な工事が少ない)
・専用アプリケーションのインストール
従業員のスマートフォンに、サービス提供事業者が提供する専用アプリケーションをインストールします。アプリは通常、App StoreやGoogle Playストアからダウンロードできます。
・アカウント設定とログイン
各従業員に割り当てられたアカウント情報(ユーザー名、パスワードなど)を入力し、アプリにログインします。
・Web管理画面での設定
会社全体の電話設定(IVR設定、着信グループ設定、内線番号設定、転送設定、通話録音設定など)は、管理者用のWeb管理画面から行います。サービス提供事業者のマニュアルを参考にしながら、慎重に設定を進めましょう。
・ネットワーク環境の確認
スマートフォンが安定したWi-Fi環境またはモバイルデータ通信環境で利用できるかを確認します。必要であれば、ルーターの設定見直しや、通信環境の改善も検討します。
オンプレミス型IP-PBXやひかり電話オフィスAの場合(工事が必要な場合がある)
・PBXユニットや対応機器の設置工事
物理的なPBX主装置や、ひかり電話オフィスA対応のビジネスフォン機器などをオフィス内に設置する工事が必要です。これは専門業者が行います。
・配線工事
オフィス内の電話配線がIP電話に対応しているかを確認し、必要に応じて配線工事を行います。
・IP電話機の設置・設定
専用のIP電話機を設置し、IPアドレスやアカウント情報を設定します。
・スマートフォンへのアプリインストール・設定
前述のクラウドPBXと同様に、スマートフォンアプリのインストールと設定を行います。
担当者教育の実施
システムの管理者となる担当者だけでなく、実際に電話対応を行う全従業員に対して、操作方法や機能、トラブル時の対処法などを丁寧に教育しましょう。マニュアルの作成や、疑問点をすぐに解決できる体制を整えることが重要です。
特に、通話録音機能を利用する場合は、プライバシーへの配慮や、録音データの管理方法についても周知徹底が必要です。
運用ルールの策定
誰が電話を受けるのか、転送のルール、緊急時の連絡フロー、留守番電話の運用方法など、具体的な運用ルールを明確に定め、全社で共有しましょう。
テレワーク中の電話対応におけるガイドラインも作成すると良いでしょう。
トラブル発生時の連絡体制
システム障害や通話品質の低下など、万が一トラブルが発生した場合に、誰に連絡すればよいのか、どのような手順で対処するのかを明確にしておくことが重要です。ベンダーのサポート窓口や営業時間などを事前に確認しておきましょう。
定期的なパフォーマンスチェック
導入後も、定期的に通話品質やシステムの安定性をチェックしましょう。特に、インターネット回線が混雑する時間帯や、従業員が同時に多くの通話を行う際のパフォーマンスを確認することが重要です。
利用状況のモニタリングと改善
通話履歴データや利用状況を定期的に分析し、効率的な運用ができているか、改善の余地はないかを確認しましょう。例えば、特定の部署への着信が集中している場合は、IVRの設定を見直すなどの対策が考えられます。
NTT・au・ドコモのサービス比較
日本の主要な通信事業者であるNTT、au、ドコモは、それぞれ法人向けの電話サービスを提供しており、スマートフォン連携機能も充実しています。
NTT(NTT東日本・NTT西日本)
ひかり電話オフィスA(エース)/ひかり電話ビジネスフォン
特徴
法人向けの光IP電話サービスで、既存の電話番号をそのまま利用できる番号ポータビリティに対応しています。ビジネスフォン主装置と連携することで、スマートフォンを内線端末として利用できます。信頼性の高いNTTの回線を利用するため、安定した通話品質が期待できます。
スマートフォン連携
専用のアプリケーションをインストールすることで、会社の固定電話番号での発着信や、内線通話が可能です。
メリット
既存のNTT回線からの移行がスムーズ、信頼性・安定性が高い。
デメリット
物理的な主装置が必要な場合があり、初期費用がかかることがある。
ひかりクラウドPBX
特徴
NTTが提供するクラウドPBXサービス。物理的なPBXが不要で、インターネット環境があれば場所を選ばずに利用できます。
スマートフォン連携
アプリをインストールしたスマートフォンが内線となり、固定電話番号での発着信や内線通話、IVR、通話録音などの機能が利用できます。
メリット
初期費用を抑えられる、拡張性が高い、NTTの品質。
デメリット
月額費用が発生する。
au
KDDIクラウドPBX
特徴
KDDIが提供するクラウドPBXサービス。企業のニーズに合わせて柔軟な機能を選択でき、スマートフォンを内線化できます。
スマートフォン連携: 専用アプリ「KDDI Phone」などを利用し、会社の固定電話番号での発着信、内線通話、保留、転送などが可能です。
メリット
安定した通話品質、豊富なオプション機能、KDDIのモバイルサービスとの連携による割引なども期待できる。
デメリット
料金プランが多岐にわたるため、自社に最適なプランを見極める必要がある。
ビジネスセレクトライン
特徴
携帯電話と固定電話のシームレスな連携を目的としたサービス。
スマートフォン連携
固定電話の着信をauケータイ・スマートフォンで受けられる。
メリット
携帯電話を主軸とした運用を考えている企業に適している。
ドコモ
オフィスリンク
特徴
ドコモのFOMA/Xi回線を利用した企業向け内線サービス。社員のドコモ携帯を内線電話として利用でき、会社固定電話番号での発着信が可能です。
スマートフォン連携
ドコモのスマートフォンに専用アプリをインストールすることで、会社の固定電話番号での発着信、内線通話、代表着信などの機能を利用できます。
メリット
ドコモの高品質なモバイルネットワークを利用できる、BCP(事業継続計画)対策としても有効。
デメリット
ドコモユーザーであることが前提、月額費用や通信料が発生する。
クラウドPBXサービス
特徴
ドコモもクラウドPBXサービスを提供しており、スマートフォン連携機能が充実しています。
スマートフォン連携
アプリを利用した固定電話番号での発着信、内線化、各種ビジネスフォン機能。
メリット
大手キャリアならではの安心感、手厚いサポート。
無料・格安プランの例
LINE WORKS
ビジネスチャットツールですが、有料プランでIP電話機能を提供しており、スマホからの利用も可能です。小規模なチームや、既存のLINE WORKSユーザーにとっては手軽に導入できる選択肢です。
一部のIP電話アプリ
基本的なIP電話機能のみであれば、無料で利用できるアプリもあります。ただし、固定電話番号の取得や、ビジネスフォンとしての機能(IVR、内線など)は有料オプションとなる場合が多いです。
スタートアップ向けのクラウドPBX
新規参入ベンダーの中には、初期費用無料や月額格安でサービスを提供しているところもあります。ただし、機能やサポート体制が限定的である可能性もあるため、比較検討が必要です。
導入企業の口コミ・実例
多くの企業が、固定電話のスマホ受信システム導入により、「業務効率が向上した」「顧客対応の質が上がった」、「社員の働き方が柔軟になった」といった効果を実感しています。
特に、営業担当者が外出先からでも会社の電話に出られるようになったことで、商談機会の増加や顧客からの信頼度向上に繋がったという声が多く聞かれます。
コールセンター機能を代替できるようなサービスでは、IVRや通話録音機能の活用により、顧客からの問い合わせ対応がスムーズになったという事例もあります。
デメリットとしては、やはり通信環境による音質のばらつきや、従業員がシステムに慣れるまでの教育期間が必要といった点が挙げられます。
サービス選びに迷ったら、まずは自社の利用目的や規模、予算を明確にし、いくつかのサービスに絞って無料トライアルやデモを利用してみることをお勧めします。実際に使ってみることで、操作性や通話品質、サポート体制などを肌で感じることができ、最適な選択に繋がるでしょう。

会社の固定電話をスマートフォンで受けるシステムは、現代のビジネス環境において、もはや選択肢ではなく必須のツールとなりつつあります。この導入によって得られる価値は多岐にわたり、企業の生産性向上、顧客満足度向上、そして新しい働き方の実現に大きく貢献します。
場所を選ばない柔軟な働き方の実現
テレワークやリモートワーク、外出先や出張先でも、場所や時間にとらわれずに会社の電話対応が可能になります。これにより、従業員のワークライフバランスが向上し、企業の競争力も高まります。
ビジネスチャンスの最大化
重要な顧客からの電話を逃すことなく、迅速に対応できるため、機会損失を防ぎ、ビジネスチャンスを最大限に活かすことができます。顧客満足度の向上にも直結し、良好な関係構築に貢献します。
業務効率化と生産性向上
内線通話や着信グループ機能、通話録音などを活用することで、社内外のコミュニケーションがスムーズになり、業務フローが改善されます。電話対応に費やしていた時間や手間が削減され、従業員は本来の業務に集中できるようになります。
コスト削減とDXの推進
従来のビジネスフォンシステムと比較して、初期費用やメンテナンス費用を抑えられる場合が多く、長期的な視点で見るとコスト削減に繋がります。また、クラウド化された電話システムは、企業のデジタル変革(DX)を加速させる重要な一歩となります。
情報共有とサービス品質の向上
通話録音や履歴管理機能により、顧客対応の内容が可視化され、チーム内での情報共有が促進されます。これにより、伝達ミスを防ぎ、顧客対応の均質化と品質向上を実現できます。
目的と課題の明確化
まず、なぜこのシステムを導入したいのか、どのような課題を解決したいのかを明確にしましょう。「外出先での電話対応を強化したい」「電話番の負担を減らしたい」「コストを削減したい」など、具体的な目的を設定することが重要です。
必要な機能の洗い出しと優先順位付け
多機能なサービスに惑わされることなく、自社にとって本当に必要な機能は何かを洗い出し、優先順位をつけましょう。過剰な機能はコスト増に繋がるだけでなく、運用を複雑にする可能性もあります。
複数サービスの比較検討と無料トライアルの活用
複数のベンダーのサービスを比較検討し、料金体系、機能、サポート体制、セキュリティなどを総合的に評価しましょう。可能であれば、無料トライアル期間やデモを活用し、実際の操作性や通話品質を体験することが非常に重要です。
通信環境の確認と整備
インターネット回線の安定性が、通話品質を大きく左右します。導入前に、オフィスや従業員の自宅(テレワーク時)の通信環境を確認し、必要であればWi-Fi環境の整備や回線の増強を検討しましょう。
従業員への十分な周知と教育
新しいシステムの導入は、従業員にとって変化を伴います。導入前にシステムのメリットを共有し、操作方法や運用ルールについて十分な教育を行うことで、スムーズな移行と定着を促すことができます。
導入後の効果測定と改善
導入して終わりではなく、定期的に利用状況や通話品質、従業員からのフィードバックを収集し、改善点がないかを確認しましょう。システムは導入後も最適化を図ることで、その価値を最大限に引き出すことができます。
会社の固定電話をスマートフォンで受ける仕組みを導入することは、単なるツールの変更ではなく、貴社の働き方やビジネスのあり方を大きく変革する可能性を秘めています。このマニュアルが、貴社にとって最適なシステム導入の一助となれば幸いです。
関連コラム
・スマホ内線化で実現!場所を選ばない新しい働き方と利便性向上
・クラウドフォンとは?あなたのビジネスを加速させる新常識
Contents
会社の固定電話をスマホで受けるとは?|最新ビジネス電話システムの全体像
現代ビジネスにおいて、会社の固定電話をスマートフォンで受けることは、もはや特別なことではありません。これは、従来のオフィスに固定された電話機でのみ着信を受けていた状態から、場所や時間にとらわれずに会社の電話対応を可能にする新しい働き方を支えるシステムを指します。具体的には、かかってきた固定電話の着信を、社員のスマートフォンに転送したり、スマートフォンを内線電話機として利用したりすることを可能にする技術やサービスがこれに当たります。固定電話運用の課題とスマホ受信の必要性
従来の固定電話運用には、いくつかの課題がありました。まず、物理的な場所に縛られるという点です。オフィスにいなければ電話対応ができず、外出中や出張中は会社にかかってきた電話を逃してしまうリスクがありました。これにより、ビジネスチャンスの損失や顧客対応の遅れが発生することも少なくありません。また、会社の電話機でしか電話を受けられないため、従業員が電話対応のために出社する必要があるなど、働き方の柔軟性を阻害する要因にもなっていました。しかし、近年では働き方が多様化し、テレワークやリモートワークが普及したことで、こうした課題はより顕著になりました。顧客からの問い合わせや取引先との連絡を円滑に進めるためには、オフィスにいなくても会社の電話に対応できる仕組みが不可欠となっているのです。
テレワーク・リモートワーク時代の電話対応の変化
テレワークやリモートワークが一般化した現在、電話対応のあり方も大きく変化しています。以前は「オフィスにいれば電話が取れる」という考え方が主流でしたが、今では従業員がそれぞれ異なる場所で業務を行うため、全員がオフィスにいるとは限りません。このような状況下では、個人のスマートフォンを会社の電話機として活用できるシステムが、業務効率化や生産性向上に直結します。例えば、顧客からの緊急の問い合わせに対し、外出中の営業担当者が自身のスマートフォンで即座に対応できれば、顧客満足度向上に繋がります。また、担当者が不在の場合でも、他のメンバーのスマートフォンに転送することで、迅速な情報共有と対応が可能になります。このように、固定電話をスマートフォンで受ける仕組みは、場所にとらわれない柔軟な働き方を実現し、ビジネスを加速させる重要なインフラとなりつつあります。
固定電話をスマホで受ける方法一覧|仕組み・機材パターン解説
会社の固定電話をスマートフォンで受ける方法は多岐にわたり、それぞれ異なる仕組みや必要な機材があります。ここでは、主要な方法を具体的に解説し、ご自身のビジネスモデルやニーズに合った選択肢を見つけるための参考にしてください。電話転送サービス(NTT・au・ドコモ・他通信事業者)による対応
最もシンプルで手軽な方法の一つが、各通信事業者が提供する電話転送サービスを利用することです。これは、会社にかかってきた固定電話の着信を、あらかじめ登録しておいたスマートフォンなどの別の電話番号へ自動的に転送するサービスです。仕組み
固定電話に着信があった際、電話交換機が自動的に登録済みのスマートフォン番号へ発信を転送します。
主な事業者
・NTT: ボイスワープ
・au: 着信転送サービス
・ドコモ: 転送でんわサービス
・その他、MVNOなどの通信事業者も同様のサービスを提供しています。
メリット
・特別な機材の導入が不要な場合が多く、手軽に導入できます。
・既存の固定電話番号をそのまま利用できます。
・比較的安価な月額料金で利用できることが多いです。
デメリット
・転送された電話を受ける側(スマートフォン)から折り返す場合、スマートフォンの電話番号が相手に表示されてしまいます。
・同時に複数の電話を受けることはできません。
・通話料が二重にかかる場合があります(固定電話から転送先への通話料と、転送先での通話料)。
・会社の代表番号に着信があっても、誰が電話に出たか、どのような内容だったかを共有する仕組みが別途必要になる場合があります。
専用アプリ・クラウドPBX・IP電話の活用法
より高度な機能や柔軟な運用を求める場合は、専用アプリ、クラウドPBX、またはIP電話の活用が有効です。これらの方法は、インターネット回線を利用して電話の送受信を行うため、場所やデバイスを選ばずに電話対応が可能です。専用アプリ
多くの場合、クラウドPBXと連携して利用されるのが専用アプリです。スマートフォンにインストールすることで、会社の固定電話番号宛の着信を、あたかもオフィスにいるかのように自分のスマートフォンで受けることができます。
仕組み
クラウドPBXサーバーを介して、固定電話の着信がインターネット回線を通じてスマートフォンのアプリに届きます。アプリは内線電話機として機能します。
メリット
・スマートフォンの番号ではなく、会社の固定電話番号で発着信が可能です。
・内線通話も可能な場合が多く、社内コミュニケーションの効率化に貢献します。
・複数人で同時に着信を受けることができます(着信グループ設定など)。
・通話録音やIVR(自動音声応答)など、様々なビジネスフォン機能を利用できる場合があります。
デメリット
・アプリの安定性や音質は、利用するサービスや通信環境に依存します。
・アプリのインストールと設定が必要です。
クラウドPBX (Private Branch eXchange)
クラウドPBXは、従来のビジネスフォン主装置(PBX)をクラウド上に構築したサービスです。物理的な機器をオフィスに設置する必要がなく、インターネット環境があればどこからでも利用できます。
仕組み
電話交換機能をクラウドサーバーが提供し、各端末(スマートフォンアプリ、IP電話機、PCソフトフォンなど)がインターネット経由でクラウドPBXに接続します。
メリット
・初期費用やメンテナンス費用を大幅に削減できます。
・場所を選ばずに会社の電話対応が可能です。
・従業員の増減に柔軟に対応でき、拡張性が高いです。
・IVR、通話録音、着信振り分け、内線通話など、ビジネスに不可欠な多様な機能を一元的に利用できます。
・他のSaaSツール(CRMなど)との連携が容易なサービスもあります。
デメリット
・インターネット環境に依存するため、回線が不安定な場所では音質が低下する可能性があります。
・月額費用が発生します。
IP電話
IP電話は、インターネットプロトコル(IP)技術を利用して音声通話を行う電話サービスです。クラウドPBXも広義ではIP電話の一種ですが、ここではより一般的なIP電話サービスについて触れます。
仕組み
音声データをデジタル化し、インターネット回線を通じて送受信します。
メリット
・通話料が比較的安価です。特に、IP電話同士の通話は無料になる場合が多いです。
・海外への通話も安価に利用できることがあります。
デメリット
・050から始まる電話番号になることが多く、既存の固定電話番号(0AB~J番号)を引き継げない場合があります。
・緊急通報(110、119など)に対応していないサービスもあります。
・インターネット回線の品質が通話品質に直結します。
ひかり電話でのスマホ連携方法
NTT東日本・西日本が提供する「ひかり電話」や、携帯キャリアが提供する「home」サービスの中にも、スマートフォンと連携して固定電話の着信を受ける方法があります。ひかり電話オフィスA(エース)/ひかり電話ビジネスフォン
NTTの「ひかり電話オフィスA(エース)」や「ひかり電話ビジネスフォン」などの法人向けサービスでは、スマートフォンを内線端末として利用できる機能が提供されています。
仕組み
オフィスのPBX(主装置)に接続されたひかり電話回線を介して、専用のアプリケーションをインストールしたスマートフォンを内線として利用します。
メリット
・NTTの信頼性の高い回線を利用できるため、安定した通話品質が期待できます。
・既存のひかり電話環境を活かせます。
・会社宛の固定電話番号での発着信が可能です。
デメリット
・初期費用としてPBXや対応する機器の導入が必要になる場合があります。
・基本的にオフィス内にPBXを設置するため、完全なクラウドサービスのような柔軟性はない場合があります。
ビジネスでの活用ポイント|メリット・デメリットを徹底比較

コスト削減とDX促進|初期費用・月額・利用料金・工事費・割引
固定電話のスマホ受信システム導入は、コスト削減とDX(デジタルトランスフォーメーション)促進の両面で大きな効果が期待できます。メリット
初期費用と設備投資の削減
・従来のビジネスフォンシステムでは、高額なPBX(主装置)や専用電話機の購入、設置工事が必要でした。クラウドPBXなどのサービスでは、これらの物理的な機器が不要になるため、初期費用を大幅に抑えられます。
既存のスマートフォンをそのまま利用できるため、新たな端末購入費用も発生しません。
月額利用料金の最適化
・サービスによっては、利用人数や機能に応じた柔軟な料金プランが用意されており、必要な分だけ利用することで無駄なコストを削減できます。
内線通話が無料になるサービスも多く、社内通話コストの削減に繋がります。
工事費の削減
クラウドPBXはインターネット回線があれば利用できるため、複雑な配線工事が不要です。これにより、工事費用や工事期間を短縮できます。
割引制度の活用
通信事業者やサービスによっては、インターネット回線とのセット割引など、様々な割引制度が適用される場合があります。
DX促進
・電話システムをクラウド化することで、企業のデジタル化を推進し、レガシーシステムからの脱却を促します。
柔軟な働き方を実現することで、従業員の生産性向上やエンゲージメント向上にも寄与し、企業全体のDXを加速させます。
デメリット・注意点
月額費用
クラウドPBXなどのサービスは、初期費用が安い反面、月額の利用料金が発生します。長期的なコストを考慮する必要があります。
通話料
サービスによっては、通話料が別途発生します。特に、固定電話網への発信や携帯電話への発信は、料金体系を確認しておく必要があります。定額プランやかけ放題プランの有無も確認しましょう。
外出先・自宅・複数人での着信応対・共有機能
ビジネスにおける電話対応の柔軟性は、顧客満足度や業務効率に直結します。メリット
場所を選ばない電話対応
・外出先や自宅など、どこにいても会社の固定電話にかかってきた電話をスマートフォンで受けることができます。これにより、顧客からの連絡を逃すリスクを大幅に減らせます。移動時間や出張先でも、オフィスと同様の電話対応が可能です。
複数人での効率的な着信応対
着信グループ設定や保留転送機能により、複数のメンバーで会社の電話を効率的に分担して受けることができます。特定の担当者が不在の場合でも、他のメンバーが代わりに対応できるため、顧客を待たせる時間が減ります。
代表番号への電話を、部署や担当者ごとに自動で振り分けるIVR(自動音声応答)機能なども活用できます。
情報共有の促進
通話履歴や録音機能、着信メモ機能などを活用することで、電話対応の内容をチーム内で共有しやすくなります。これにより、伝達ミスを防ぎ、顧客対応の質を向上させることができます。
デメリット・注意点
通信環境への依存
インターネット回線を利用するため、通信環境が不安定な場所では、音声品質が低下したり、通話が途切れたりする可能性があります。Wi-Fi環境やモバイルデータの安定性を事前に確認することが重要です。
デバイスの充電
スマートフォンで電話を受けるため、スマートフォンの充電切れには注意が必要です。
機会損失防止・伝達ミス対策・業務効率化・スタッフ管理
これらのシステムは、企業の競争力強化にも貢献します。メリット
機会損失の防止
・営業時間外や担当者不在時でも、自動音声応答や留守番電話、着信履歴通知などを活用することで、顧客からの重要な連絡を逃すことを防ぎます。これにより、ビジネスチャンスを最大限に活かすことができます。
迅速な電話対応は、顧客満足度向上に直結し、信頼関係の構築にも繋がります。
伝達ミス対策と情報共有の強化
・通話録音機能は、言った言わないのトラブル防止に役立ちます。また、通話内容を振り返ることで、情報の聞き漏らしを防ぎ、伝達ミスを減らせます。
電話対応履歴の共有により、顧客対応の属人化を防ぎ、チーム全体での顧客情報の一元管理が可能になります。
業務効率化と生産性向上
・内線通話の活用により、社内コミュニケーションがスムーズになり、業務の停滞を防ぎます。
・電話番の負担を軽減し、従業員が本来の業務に集中できる時間を増やせます。
・場所にとらわれない働き方を可能にすることで、従業員の移動時間の削減やワークライフバランスの向上にも寄与し、結果として生産性向上に繋がります。
スタッフ管理と育成
通話履歴や通話録音機能は、新人オペレーターのOJTや、顧客対応の品質改善のためのフィードバックに活用できます。これにより、スタッフのスキルアップを促進し、サービス品質の向上を図れます。
デメリット・注意点(音声品質、通話料、通信エリア、セキュリティ、FAX対応)
導入を検討する上で見落としがちなデメリットや注意点も把握しておく必要があります。音声品質
インターネット回線に依存するため、回線速度や安定性によっては音声が途切れたり、遅延が発生したりする可能性があります。特に、Wi-Fi環境が不安定な場所や、モバイルデータ通信の電波状況が悪い場所では注意が必要です。高音質コーデックに対応しているか、事前に確認することも重要です。
通話料
基本的に発信側には通常の通話料がかかりますが、受信側(スマートフォン)にもデータ通信料が発生します。また、クラウドPBXなどのサービスでは、サービスプロバイダーに応じた月額費用や通話料がかかります。自社の利用状況に合わせて、最適な料金プランを選択しないと、かえってコストが高くなる可能性もあります。特に、国際電話や0120などのフリーダイヤルへの発信時の料金体系は確認必須です。
通信エリア
モバイルデータ通信を利用する場合、スマートフォンの電波状況が悪い場所では、電話を受けることができません。特に、地下や建物内、山間部など、電波が届きにくいエリアでの利用が多い場合は、代替手段やオフライン機能の有無を確認しましょう。
セキュリティ
インターネットを介して通話が行われるため、セキュリティ対策は非常に重要です。盗聴や不正アクセス、情報漏洩のリスクを避けるため、暗号化技術や認証機能がしっかりしているサービスを選ぶべきです。ベンダーのセキュリティ対策やプライバシーポリシーを十分に確認しましょう。
FAX対応
固定電話番号でFAXを利用している場合、スマートフォンで固定電話を受けるシステムに移行すると、FAX機能が利用できなくなる場合があります。多くの場合、別途インターネットFAXサービスを契約するか、クラウドPBXのFAX受信機能などを利用する必要があります。FAXの利用頻度が高い企業は、この点も考慮して検討を進める必要があります。
サービスと機能の選び方|失敗しないベンダー・プランのポイント
会社の固定電話をスマートフォンで受けるシステムを導入する際、数多くのサービスやベンダーの中から自社に最適なものを選ぶことは容易ではありません。ここでは、失敗しないための選び方と、比較検討すべきポイントを解説します。必要な機能一覧(IVR、自動応答、番号選択、内線、転送電話、端末連携など)
まずは、自社にとって本当に必要な機能を明確にすることが重要です。漠然と多くの機能があるサービスを選ぶのではなく、日々の業務で活用する機能を洗い出し、優先順位をつけましょう。IVR(自動音声応答)
顧客からの着信時に「〇〇の用件の方は1を、△△の用件の方は2を」といった音声ガイダンスを流し、自動的に担当部署や担当者へ振り分ける機能です。顧客対応の効率化に貢献します。
自動応答
営業時間外や休日などに、自動でメッセージを流す機能です。顧客を待たせることなく、必要な情報を提供できます。
番号選択: IVRと連携し、顧客がプッシュ操作で目的の部署や担当者を選択できる機能です。
内線
スマートフォンを内線電話機として利用し、社員間で無料で通話できる機能です。社内コミュニケーションの円滑化に不可欠です。
転送電話
かかってきた電話を、別の電話番号や担当者へ転送する機能です。外出中の社員や、特定の部署への振り分けに利用します。
端末連携
スマートフォンだけでなく、PCや固定IP電話機など、複数のデバイスで連携して利用できるかを確認します。
通話録音
通話内容を自動的に録音する機能です。言った言わないのトラブル防止や、顧客対応の品質向上に役立ちます。
CRM連携
顧客管理システム(CRM)と連携し、着信時に顧客情報を表示したり、通話履歴を自動登録したりできると、顧客対応の質が飛躍的に向上します。
着信グループ
複数人で同時に着信を受けたり、特定のグループ内で着信を共有したりする機能です。
保留・パーク保留
電話を一時的に保留したり、特定の番号で保留し、どの端末からでもその保留を解除して通話に戻れる機能です。
Web管理画面
ユーザー追加や設定変更、通話履歴の確認などをWebブラウザから簡単に行えるかを確認します。
選び方・比較のポイント|キャリア、オプション、IP-PBX、アプリケーション
次に、具体的なサービスを選ぶ際の比較ポイントです。キャリアの信頼性とサポート体制
・主要な通信事業者(NTT、au、ドコモなど)が提供するサービスは、実績と信頼性があります。緊急時のサポート体制や、導入後の運用支援が充実しているかを確認しましょう。
・中小規模のベンダーであっても、専門性の高いサービスや手厚いサポートを提供している場合があります。口コミや評判も参考にしましょう。
料金体系とコストパフォーマンス
・初期費用、月額基本料金、通話料(国内、国際、携帯電話など)、オプション料金など、すべてのコストを洗い出し、トータルコストで比較検討しましょう。
・自社の通話頻度や利用人数に応じた最適なプランを選び、無駄なコストを避けることが重要です。
必要なオプション機能の有無
・前述の「必要な機能一覧」で挙げた機能が、基本料金に含まれているか、オプション料金で追加できるのかを確認します。
・将来的な拡張性も考慮し、必要に応じて機能を追加できる柔軟性があるかもポイントです。
IP-PBXの種類(オンプレミス型かクラウド型か)
・オンプレミス型IP-PBX
自社内に物理的なPBXを設置するタイプです。初期費用は高めですが、自社でカスタマイズしやすく、セキュリティ面での安心感があります。ただし、メンテナンスや管理の手間がかかります。
・クラウド型PBX
クラウド上でPBX機能を提供するサービスです。初期費用を抑えられ、導入が早く、運用・管理の手間がかかりません。場所を選ばずに利用でき、拡張性も高いです。テレワークや多拠点展開に適しています。
アプリケーションの使いやすさ
実際に利用するスマートフォンアプリの操作性や視認性は非常に重要です。無料トライアル期間などを活用し、実際に試してみることを強くお勧めします。
直感的に操作できるか、必要な機能にすぐにアクセスできるか、ストレスなく通話ができるかなどを確認しましょう。
音声品質と安定性
最も重要なポイントの一つです。インターネット回線を利用するため、サービス提供事業者の回線品質や技術力が音質に直結します。
無料トライアルやデモで、実際の通話品質を確認しましょう。特に、自社で利用する場所の通信環境下でのテストが重要です。
法人・従業員数・拠点数別おススメ導入パターン
会社の規模や特性によって最適な導入パターンは異なります。中小企業(従業員数10名未満)
おススメ
電話転送サービス(手軽に始めたい場合)または、シンプルな機能のクラウドPBX。
ポイント
初期費用と月額費用を抑えつつ、最低限の機能で場所を選ばない電話対応を実現したい場合。
中規模企業(従業員数10~100名程度)
おススメ
高機能なクラウドPBX
ポイント
IVRや内線、通話録音など、ビジネスに必要な機能を網羅し、複数拠点での利用や社員数の増減にも柔軟に対応したい場合。DX推進の観点からもクラウドPBXが最適です。
大規模企業・多拠点企業(従業員数100名以上、複数拠点)
おススメ
高機能・高拡張性のクラウドPBX、または自社でカスタマイズ可能なオンプレミス型IP-PBX(厳格なセキュリティ要件がある場合など)。
ポイント
大規模な組織全体で利用するため、システムの安定性、セキュリティ、他の業務システムとの連携が非常に重要です。拠点間での内線通話や、一元的な管理機能も必須となります。
関連情報
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無料ダウンロード導入手順ガイド|申し込みから利用開始までの流れ

会社の固定電話をスマートフォンで受けるシステムを導入する際、スムーズな移行のために具体的な手順を把握しておくことが重要です。ここでは、申し込みから利用開始までの一般的な流れと、各段階での注意点を解説します。
契約・申し込みの注意点と必要書類
導入を決定したら、まずはサービス提供事業者との契約・申し込みに進みます。サービス内容の最終確認
契約前に、選定したサービス内容、料金プラン(初期費用、月額料金、通話料、オプション料金など)、契約期間、解約条件などを改めて詳細に確認しましょう。不明な点は必ず事前に質問し、納得した上で契約に進むことが重要です。
利用規約・SLA(サービス品質保証)の確認
利用規約や、SLA(Service Level Agreement:サービス品質保証)の内容も確認しておきましょう。特に、システムの稼働率や障害発生時の対応、サポート体制などが明記されているかを確認すると安心です。
既存電話番号の引き継ぎ(番号ポータビリティ)
現在利用している会社の固定電話番号(0AB~J番号)をそのまま利用したい場合は、番号ポータビリティに対応しているか、またその際の費用や期間を確認してください。NTTアナログ回線からの移行には、通常「LNP(番号ポータビリティ)申請」が必要で、数週間から1ヶ月程度かかる場合があります。
必要書類の準備
法人契約の場合、一般的に以下のような書類が必要です。
・法人登記簿謄本(履歴事項全部証明書)
・会社印
・代表者の身分証明書
・口座振替依頼書(金融機関情報)
・既存の電話回線情報(NTTの請求書など)
必要な書類はベンダーによって異なるため、事前にリストアップしてもらい、抜け漏れなく準備しましょう。
申し込みから開通までの期間の確認
サービスの申し込みから実際に利用開始できるまでの期間は、サービス内容や工事の有無によって大きく異なります。特に、番号ポータビリティを行う場合は、通常よりも時間がかかることを考慮し、余裕を持ったスケジュールで計画を立てましょう。
インストール・工事・設定・ユニット・端末準備の手順
契約が完了したら、サービスの利用開始に向けた準備を進めます。クラウドPBXの場合(物理的な工事が少ない)
・専用アプリケーションのインストール
従業員のスマートフォンに、サービス提供事業者が提供する専用アプリケーションをインストールします。アプリは通常、App StoreやGoogle Playストアからダウンロードできます。
・アカウント設定とログイン
各従業員に割り当てられたアカウント情報(ユーザー名、パスワードなど)を入力し、アプリにログインします。
・Web管理画面での設定
会社全体の電話設定(IVR設定、着信グループ設定、内線番号設定、転送設定、通話録音設定など)は、管理者用のWeb管理画面から行います。サービス提供事業者のマニュアルを参考にしながら、慎重に設定を進めましょう。
・ネットワーク環境の確認
スマートフォンが安定したWi-Fi環境またはモバイルデータ通信環境で利用できるかを確認します。必要であれば、ルーターの設定見直しや、通信環境の改善も検討します。
オンプレミス型IP-PBXやひかり電話オフィスAの場合(工事が必要な場合がある)
・PBXユニットや対応機器の設置工事
物理的なPBX主装置や、ひかり電話オフィスA対応のビジネスフォン機器などをオフィス内に設置する工事が必要です。これは専門業者が行います。
・配線工事
オフィス内の電話配線がIP電話に対応しているかを確認し、必要に応じて配線工事を行います。
・IP電話機の設置・設定
専用のIP電話機を設置し、IPアドレスやアカウント情報を設定します。
・スマートフォンへのアプリインストール・設定
前述のクラウドPBXと同様に、スマートフォンアプリのインストールと設定を行います。
導入後の運用・担当者教育とトラブル防止策
システム導入はゴールではなく、その後の運用が成功の鍵を握ります。担当者教育の実施
システムの管理者となる担当者だけでなく、実際に電話対応を行う全従業員に対して、操作方法や機能、トラブル時の対処法などを丁寧に教育しましょう。マニュアルの作成や、疑問点をすぐに解決できる体制を整えることが重要です。
特に、通話録音機能を利用する場合は、プライバシーへの配慮や、録音データの管理方法についても周知徹底が必要です。
運用ルールの策定
誰が電話を受けるのか、転送のルール、緊急時の連絡フロー、留守番電話の運用方法など、具体的な運用ルールを明確に定め、全社で共有しましょう。
テレワーク中の電話対応におけるガイドラインも作成すると良いでしょう。
トラブル発生時の連絡体制
システム障害や通話品質の低下など、万が一トラブルが発生した場合に、誰に連絡すればよいのか、どのような手順で対処するのかを明確にしておくことが重要です。ベンダーのサポート窓口や営業時間などを事前に確認しておきましょう。
定期的なパフォーマンスチェック
導入後も、定期的に通話品質やシステムの安定性をチェックしましょう。特に、インターネット回線が混雑する時間帯や、従業員が同時に多くの通話を行う際のパフォーマンスを確認することが重要です。
利用状況のモニタリングと改善
通話履歴データや利用状況を定期的に分析し、効率的な運用ができているか、改善の余地はないかを確認しましょう。例えば、特定の部署への着信が集中している場合は、IVRの設定を見直すなどの対策が考えられます。
主要サービス比較|代表的なアプリ・クラウドPBX・通信事業者一覧
現在、会社の固定電話をスマートフォンで受けるためのサービスは多岐にわたります。ここでは、代表的なサービスや提供事業者をご紹介し、それぞれの特徴を比較します。NTT・au・ドコモのサービス比較
日本の主要な通信事業者であるNTT、au、ドコモは、それぞれ法人向けの電話サービスを提供しており、スマートフォン連携機能も充実しています。
NTT(NTT東日本・NTT西日本)
ひかり電話オフィスA(エース)/ひかり電話ビジネスフォン
特徴
法人向けの光IP電話サービスで、既存の電話番号をそのまま利用できる番号ポータビリティに対応しています。ビジネスフォン主装置と連携することで、スマートフォンを内線端末として利用できます。信頼性の高いNTTの回線を利用するため、安定した通話品質が期待できます。
スマートフォン連携
専用のアプリケーションをインストールすることで、会社の固定電話番号での発着信や、内線通話が可能です。
メリット
既存のNTT回線からの移行がスムーズ、信頼性・安定性が高い。
デメリット
物理的な主装置が必要な場合があり、初期費用がかかることがある。
ひかりクラウドPBX
特徴
NTTが提供するクラウドPBXサービス。物理的なPBXが不要で、インターネット環境があれば場所を選ばずに利用できます。
スマートフォン連携
アプリをインストールしたスマートフォンが内線となり、固定電話番号での発着信や内線通話、IVR、通話録音などの機能が利用できます。
メリット
初期費用を抑えられる、拡張性が高い、NTTの品質。
デメリット
月額費用が発生する。
au
KDDIクラウドPBX
特徴
KDDIが提供するクラウドPBXサービス。企業のニーズに合わせて柔軟な機能を選択でき、スマートフォンを内線化できます。
スマートフォン連携: 専用アプリ「KDDI Phone」などを利用し、会社の固定電話番号での発着信、内線通話、保留、転送などが可能です。
メリット
安定した通話品質、豊富なオプション機能、KDDIのモバイルサービスとの連携による割引なども期待できる。
デメリット
料金プランが多岐にわたるため、自社に最適なプランを見極める必要がある。
ビジネスセレクトライン
特徴
携帯電話と固定電話のシームレスな連携を目的としたサービス。
スマートフォン連携
固定電話の着信をauケータイ・スマートフォンで受けられる。
メリット
携帯電話を主軸とした運用を考えている企業に適している。
ドコモ
オフィスリンク
特徴
ドコモのFOMA/Xi回線を利用した企業向け内線サービス。社員のドコモ携帯を内線電話として利用でき、会社固定電話番号での発着信が可能です。
スマートフォン連携
ドコモのスマートフォンに専用アプリをインストールすることで、会社の固定電話番号での発着信、内線通話、代表着信などの機能を利用できます。
メリット
ドコモの高品質なモバイルネットワークを利用できる、BCP(事業継続計画)対策としても有効。
デメリット
ドコモユーザーであることが前提、月額費用や通信料が発生する。
クラウドPBXサービス
特徴
ドコモもクラウドPBXサービスを提供しており、スマートフォン連携機能が充実しています。
スマートフォン連携
アプリを利用した固定電話番号での発着信、内線化、各種ビジネスフォン機能。
メリット
大手キャリアならではの安心感、手厚いサポート。
無料・格安プランと導入企業の口コミ・実例
上記大手キャリア以外にも、多くのベンダーがクラウドPBXやIP電話サービスを提供しています。中には無料プランや格安プランを提供するサービスもあり、予算を抑えたい企業にとっては魅力的な選択肢となります。無料・格安プランの例
LINE WORKS
ビジネスチャットツールですが、有料プランでIP電話機能を提供しており、スマホからの利用も可能です。小規模なチームや、既存のLINE WORKSユーザーにとっては手軽に導入できる選択肢です。
一部のIP電話アプリ
基本的なIP電話機能のみであれば、無料で利用できるアプリもあります。ただし、固定電話番号の取得や、ビジネスフォンとしての機能(IVR、内線など)は有料オプションとなる場合が多いです。
スタートアップ向けのクラウドPBX
新規参入ベンダーの中には、初期費用無料や月額格安でサービスを提供しているところもあります。ただし、機能やサポート体制が限定的である可能性もあるため、比較検討が必要です。
導入企業の口コミ・実例
多くの企業が、固定電話のスマホ受信システム導入により、「業務効率が向上した」「顧客対応の質が上がった」、「社員の働き方が柔軟になった」といった効果を実感しています。
特に、営業担当者が外出先からでも会社の電話に出られるようになったことで、商談機会の増加や顧客からの信頼度向上に繋がったという声が多く聞かれます。
コールセンター機能を代替できるようなサービスでは、IVRや通話録音機能の活用により、顧客からの問い合わせ対応がスムーズになったという事例もあります。
デメリットとしては、やはり通信環境による音質のばらつきや、従業員がシステムに慣れるまでの教育期間が必要といった点が挙げられます。
サービス選びに迷ったら、まずは自社の利用目的や規模、予算を明確にし、いくつかのサービスに絞って無料トライアルやデモを利用してみることをお勧めします。実際に使ってみることで、操作性や通話品質、サポート体制などを肌で感じることができ、最適な選択に繋がるでしょう。
まとめ|会社の電話をスマホで受ける導入で得られる価値と実践アドバイス

会社の固定電話をスマートフォンで受けるシステムは、現代のビジネス環境において、もはや選択肢ではなく必須のツールとなりつつあります。この導入によって得られる価値は多岐にわたり、企業の生産性向上、顧客満足度向上、そして新しい働き方の実現に大きく貢献します。
導入で得られる価値
このシステムの導入は、企業に以下のような確かな価値をもたらします。場所を選ばない柔軟な働き方の実現
テレワークやリモートワーク、外出先や出張先でも、場所や時間にとらわれずに会社の電話対応が可能になります。これにより、従業員のワークライフバランスが向上し、企業の競争力も高まります。
ビジネスチャンスの最大化
重要な顧客からの電話を逃すことなく、迅速に対応できるため、機会損失を防ぎ、ビジネスチャンスを最大限に活かすことができます。顧客満足度の向上にも直結し、良好な関係構築に貢献します。
業務効率化と生産性向上
内線通話や着信グループ機能、通話録音などを活用することで、社内外のコミュニケーションがスムーズになり、業務フローが改善されます。電話対応に費やしていた時間や手間が削減され、従業員は本来の業務に集中できるようになります。
コスト削減とDXの推進
従来のビジネスフォンシステムと比較して、初期費用やメンテナンス費用を抑えられる場合が多く、長期的な視点で見るとコスト削減に繋がります。また、クラウド化された電話システムは、企業のデジタル変革(DX)を加速させる重要な一歩となります。
情報共有とサービス品質の向上
通話録音や履歴管理機能により、顧客対応の内容が可視化され、チーム内での情報共有が促進されます。これにより、伝達ミスを防ぎ、顧客対応の均質化と品質向上を実現できます。
実践アドバイス
最後に、会社の固定電話をスマートフォンで受けるシステム導入を成功させるための実践的なアドバイスです。目的と課題の明確化
まず、なぜこのシステムを導入したいのか、どのような課題を解決したいのかを明確にしましょう。「外出先での電話対応を強化したい」「電話番の負担を減らしたい」「コストを削減したい」など、具体的な目的を設定することが重要です。
必要な機能の洗い出しと優先順位付け
多機能なサービスに惑わされることなく、自社にとって本当に必要な機能は何かを洗い出し、優先順位をつけましょう。過剰な機能はコスト増に繋がるだけでなく、運用を複雑にする可能性もあります。
複数サービスの比較検討と無料トライアルの活用
複数のベンダーのサービスを比較検討し、料金体系、機能、サポート体制、セキュリティなどを総合的に評価しましょう。可能であれば、無料トライアル期間やデモを活用し、実際の操作性や通話品質を体験することが非常に重要です。
通信環境の確認と整備
インターネット回線の安定性が、通話品質を大きく左右します。導入前に、オフィスや従業員の自宅(テレワーク時)の通信環境を確認し、必要であればWi-Fi環境の整備や回線の増強を検討しましょう。
従業員への十分な周知と教育
新しいシステムの導入は、従業員にとって変化を伴います。導入前にシステムのメリットを共有し、操作方法や運用ルールについて十分な教育を行うことで、スムーズな移行と定着を促すことができます。
導入後の効果測定と改善
導入して終わりではなく、定期的に利用状況や通話品質、従業員からのフィードバックを収集し、改善点がないかを確認しましょう。システムは導入後も最適化を図ることで、その価値を最大限に引き出すことができます。
会社の固定電話をスマートフォンで受ける仕組みを導入することは、単なるツールの変更ではなく、貴社の働き方やビジネスのあり方を大きく変革する可能性を秘めています。このマニュアルが、貴社にとって最適なシステム導入の一助となれば幸いです。
関連情報
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