格安SIMにSMS機能は必要?5つのメリットや届かない原因と対処法を解説
2022.08.05
「格安SIMのSMS機能って何?」 「SMS機能は必要なの?メリットやデメリットは?」 「おすすめのSMS機能つき格安SIMはどれ?」 そんな疑問を感じていませんか。
「格安SIMに変えれば料金が安くなるって聞いたから契約しようと思ったけど、格安SIMの種類やSMS機能など、どれを選べばいいのかよくわからない」と困っている方もいるでしょう。
本記事では、
・格安SIMのSMS機能の概要と利用方法
・格安SIMのSMS機能を利用するメリット・デメリット
・SMS機能つき格安SIMの料金比較とおすすめ
という流れで格安SIMのSMS機能についてご紹介します。
この記事を読めば、SMS機能の必要性を理解でき、自分に合った格安SIMを見つけられるでしょう。
記事の最後には格安SIMのSMS機能についてよくある質問と回答をまとめています。
これから格安SIMを契約したいと考えている方は、ぜひ最後まで読み進めてくださいね。
※掲載している情報は2021年12月28日時点の情報です。
格安SIMのSMS機能とは?
まずは、格安SIMのSMS機能について次の流れでわかりやすくご説明します。
1.SMSとはショートメッセージサービス
SMSとは、ショートメッセージサービス(Short Message Service)の略称です。
主に電話番号を使って、チャット形式で短いテキストを送受信できます。
国際規格なので、基本的に世界中の携帯端末(携帯電話、スマートフォンなど)同士で使用可能です。
専用のアプリや特別な設定などが不要で、電話番号だけでテキストをやりとりできます。
2.SMSの送信は基本的に有料かつ文字数制限あり
基本的に、SMSの送信は一通ごとに料金がかかります。
要するに通話と同じ扱いです。
また、送信時のメッセージには文字数制限があります。
以前は全角で70文字までという制限で統一されていましたが、現在は全角で670文字まで制限が緩和されてきました。
ただ、従来型携帯電話(フィーチャーフォン、ガラケー)などの機種では、現在でも全角70文字が上限のものもあり注意が必要です。
一方で、受信は無料のため、メッセージを受け取る側に金銭的なコストはかかりません。
3.格安SIMの契約時にSMS機能をつけるか選ぶ
SMS機能は、格安SIMの契約時につけるかどうかを選びます。
契約の途中で変更することはできません。
格安SIMのSIM(シム)とは、固有のID番号が記録されたICカードのことです。
契約情報や電話番号が記録されたSIMをスマートフォンに差し込むことで、通話やインターネットが利用できます。
格安SIMには次の3種類があります。
・音声通話SIM
・データSIM(SMS機能つき)
・データSIM
このうち、SMS機能を利用するには「音声通話SIM」か「データSIM(SMS機能つき)」の契約が必要です。
SMS機能つきではない「データSIM」は電話番号が付与されず、データ使用のみの利用を目的としています。
つまり、インターネットのみで通話はできないということです。
次の章で、格安SIMでSMS機能を利用する2つの方法について、さらに詳しく見ていきましょう。
格安SIMでSMS機能を利用する2つの方法
格安SIMでSMS機能を利用する次の2つの方法について、それぞれご説明します。
1.音声通話SIMを契約する
格安SIMの3つの種類のうち、「音声通話SIM」は次の利用が可能です。
・音声通話
・SMS機能
・データ通信
音声通話ができるということは電話番号を付与されることなので、電話番号を使ったSMS機能を利用できます。
「電話も使いたいしインターネットもよく利用する」という方には、音声通話SIMがおすすめです。
格安SIMの契約時には、「音声通話SIM」のプランを選びましょう。
2.データSIM(SMS機能つき)を契約する
格安SIMの3つの種類のうち、「データSIM(SMS機能つき)」は次の利用が可能です。
・SMS機能
・データ通信
データSIMは基本的にデータ通信のみの利用ですが、SMS機能も付与したのが「データSIM (SMS機能つき)」です。
「電話は使えなくていいから、SMS機能とインターネットを使いたい」という方に向いています。
格安SIMの契約時には、「データSIM(SMS機能つき)」のプランを選びましょう。
SMS機能がついていない「データSIM」と間違えないよう、注意が必要です。
格安SIMにSMS機能は必要?5つのメリット
格安SIMのSMS機能について概要や利用方法をお伝えしました。
「SMS機能って必要だろうか?」と感じている方もいるでしょう。
ここからは、格安SIMにSMS機能をつけるメリットとデメリットをご説明します。
SMS機能の必要性を理解した上で、自分に合った格安SIMを選びましょう。
以下から、格安SIMにSMS機能をつける5つのメリットをご紹介します。
1.SMS認証が使える
SMS機能があれば、アプリやサービスの利用時に求められるSMS認証を使用できます。
スマートフォンから利用できる次のようなアプリやサービスは、ユーザー登録時や本人確認時に「SMS認証」を求められます。
・LINE
・Instagram
・Twitter
・Gmail
・メルカリ
・UberEats
SMS認証とは、SMS機能を利用した個人認証システムのことです。
SMSにURLや番号などが送られてきて、アクセスあるいは認証画面で番号を入力することで、本人確認の認証が完了します。
基本的にSMS機能は1つの電話番号、1つのスマートフォンと結びついているため、セキュリティ性が高く本人確認の認証に適した方法です。
上記のアプリやサービスでは、SMS認証のほかにもメール認証が可能なケースもあります。
しかし、SMS認証はメールなどのアプリを開く必要がなく、よりスムーズに認証可能です。
アプリやサービスをよく利用する方なら、SMS認証を求められるシーンが多いため、SMS機能つきの格安SIMをおすすめします。
2.電話番号でショートメッセージを送受信できる
SMS機能をつけると、電話番号でショートメッセージを送受信できます。
「メッセージなんてメールやLINEで送れるよ。SMS機能をつける必要ある?」と考える方もいるでしょう。
SMS機能と、メールやLINEなどほかのメッセージアプリの違いは、次の通りです。
・ポップアップ通知で内容を確認できる
・受信確認などのためにアプリを開く必要がない
・電話番号のみでメッセージを送受信できる
・迷惑メールに分類されるなどのおそれがない
・画像は送れない
・文字数制限がある
ポップアップ通知で内容を確認できる点は、先ほどご紹介したSMS認証時に大変便利です。
認証画面を開いてSMS認証を選択すれば、画面を遷移せずにポップアップ通知で認証番号を確認して入力できます。
また、アプリのインストールや設定が不要で、電話番号さえあればすぐにメッセージを送受信できる点も魅力です。
「メールアドレスやLINEは知らないけど、電話番号なら知っている!」という相手もいるのではないでしょうか。
電話番号だけでメッセージを残せることから、緊急時の連絡にも活用できます。
画像が送れない、文字数制限があるなどの不便はありますが、認証用やいざというときの連絡手段として使い分けるといいでしょう。
3.バッテリー消費を抑えられる
SMS機能をつけていると、バッテリー消費を抑えられるというメリットもあります。
格安SIMでSMS機能のついていない「データSIM」だと、通話回線が使えないことから端末が「通信状態が悪い」と判断して、通信可能にもかかわらず圏外表示になる問題(アンテナピクト問題)が生じやすいです。
また、圏外の状態であることから電波を探そうとしてしまい、バッテリーを余分に消費してしまう問題(セルスタンバイ問題)もあります。
SMS機能をつけていれば、上記の2つの問題に陥ることなく、バッテリー消費を抑えることが可能です。
「とにかくスマホのバッテリー消費を抑えたい!」という方は、格安SIMの契約時にSMS機能つきを選ぶことをおすすめします。
4.LTEに接続できない問題を回避できる
SMS機能がない場合、LTEに接続しづらい場合があることが指摘されています。
SMS機能があれば、LTEに接続できない問題を回避し、安定した通信状態を維持できます。
LTEとは、3Gを長期的に進化(Long Term Evolution)させた、4Gへの移行段階にあたる通信回線です。
最近は4G、人によっては最新の5Gを利用している場合も多く、LTEに接続できなくても問題ないと考える方もいるかもしれません。
また、Wi-Fiがあるから大丈夫という方もいるでしょう。
しかし、いざというときに通信状況が常に安定しているとは限らず、Wi-Fi環境もすぐに見つかるとは限りません。
インターネットを快適に利用するためにも、LTEに接続できる状態にしておくと安心です。
5.位置情報をスムーズに取得できる
SMS機能をつけていると、位置情報をスムーズに取得できるという利点もあります。
位置情報の取得には、GPSのほか、携帯基地局の位置から距離を測定して場所を特定する方法が代表的です。
もし、SMS機能がついていないと、携帯基地局の情報をスムーズにキャッチできず、位置情報をすぐに取得できません。
位置情報がすぐに取得できなければ、次のようなアプリやサービスの利用に時間がかかります。
・「Googleマップ」などの地図アプリ
・「Yahoo!天気」などの天気アプリ
・「ポケモンGO」などの位置情報を利用するゲームアプリ
・「UberEats」などの位置情報を利用するフードデリバリーサービス
位置情報を取得するアプリやサービスを快適に利用したいなら、SMS機能をつけたほうがいいでしょう。
格安SIMにSMS機能をつける2つのデメリット
格安SIMにSMS機能をつけるメリットについてお伝えしました。
かなりメリットが多いことがわかります。
基本的に、格安SIMを利用する人はSMS機能をつけているケースが多いです。
ただし、SMS機能をつけるにはデメリットも少なからずあります。
メリットとデメリットの両方を知り、納得した上でSMS機能をつけるかどうか判断しましょう。
次は、格安SIMにSMS機能をつける2つのデメリットについてご紹介します。
1.月額料金が高くなる
SMS機能がついている格安SIMは、ついていないものより月額料金が少し高くなります。
HISモバイルの料金について見てみましょう。
プラン | 月額基本料金 | データ量 | |
① | 音声通話付きSIMプラン<月額> 格安ステッププラン【NTTドコモ回線】 |
590円〜 | 1〜10GB |
② | データ通信専用SIMプラン<月額> データステッププラン・SMSデータステッププラン |
490円〜 | 1〜10GB |
③ | データ通信専用SIMプラン<月額><ビタッ!プラン(データ通信専用) | 198円〜 | 100MB〜30GB |
SMS機能がついていない③は料金が198円からですが、SMS機能つきの①と②は料金が490円や590円からで比較すると価格は上がります。
SMS機能つきの格安SIMは数百円ほど高めになるケースが多くなっています。
SMS機能をつけると月額料金が300円高くなるとしたら、年間で3,600円の支出です。
「バッテリーの持ちやネットのつながりやすさは妥協してもいいから、とにかく料金を安く抑えたい」という方は、SMS機能をつけないという選択肢もありでしょう。
2.SMS機能を外すにはSIMの解約・契約が必要
SMS機能を外すにはSIMの解約と新規の契約が必要になり、手間がかかります。
SMS機能の情報はSIMに保存されているため、外すにはSIM自体の交換が必要です。
「ネット上や店舗での手続きでいまのSIMのままSMS機能を外す」といったことはできません。
「SMS機能つきの格安SIMを使っていたけど、やっぱりSMS機能はいらないな」と思ったら、現在のSIMの契約を一度解約し、SMS機能がついていないデータSIMを新規に契約する流れになります。
SMS機能つきの格安SIMからSMS機能がついていない格安SIM(データSIM)に変更する人は少ないです。
しかし、人によっては「料金を抑えたい」「最低限のネットのみ利用できればいい」という方もいるでしょう。
新しいSIMが届くまでには数日かかる上に、基本的には手数料がかかるので、SMS機能を外す際には注意が必要です。
SMS機能が使える格安SIM5選
SMS機能が使える格安SIM(MVNO)5選を以下にまとめました。
1.HISモバイル|業界最安級の料金プラン
HISモバイルは、旅行会社のHIS(H.I.S.Mobile株式会社)が提供する格安SIMです。
豊富なプランであなたにぴったりのお得な料金を選べます。
全体的に料金が安いことが最大の魅力です。
音声通話SIMの回線はNTTドコモとソフトバンクから選択できます。
音声通話料金が他社の半額程度で、たくさん通話したい方にもおすすめです。
電話が必要ない方は、データSIM(SMS機能つき)で格安運用が可能です。
「SMSデータステップ」は、1GBで520円、3GBで750円と最安値クラスです。
また、LINEのメッセージ機能があれば十分という場合は、メッセージ機能は低速でも利用できるため、「ビタッ!プラン」のSMS付きデータSIMで100MBのプランを使う方法もあります。これなら月額352円で運用が可能です。
料金プラン(税込) | |
音声通話SIM | ・格安ステッププラン【NTTドコモ回線】 1〜10GB:590円〜 ・格安弍拾プラン【NTTドコモ回線】 20GB:2,178円 ・格安かけ放題プラン【NTTドコモ回線】 3GB〜30GB:2,728円〜 ・ビタッ!プラン【NTTドコモ回線、ソフトバンク回線】 (音声通話+SMS+データ通信) 100MB〜30GB:1,078円〜 |
データSIM(SMS機能つき) | ・ビタッ!プラン(SMS+データ通信) 100MB〜30GB:352円〜 ・SMSデータステッププラン 1〜10GB:520円〜 |
データSIM | ・ビタッ!プラン(データ通信) 100MB〜30GB:198円〜 ・データステッププラン 1〜10GB:490円〜 |
音声通話料金(税込) | 11円/30秒 |
契約初期費用(税込) | 初期事務手数料:3,300円 |
支払い方法 | クレジットカード |
店舗 | あり |
2.UQモバイル|申込不要でSMS機能が利用可能
UQモバイルは、KDDI株式会社が提供する格安SIMです。
データ量によって3プランから選べるシンプルな料金体系で、自分に合ったプランを見つけられます。
音声通話SIMのみなので、どのプランを選んでもSMS機能を利用可能です。
auのサブブランドのため、auから乗り換えを検討している方には安心です。
料金プラン(税込) | |
音声通話SIM | ・くりこしプランS +5G 3GB:1,628円 ・くりこしプランM +5G 15GB:2,728円 ・くりこしプランL +5G 25GB:3,828円 |
データSIM(SMS機能つき) | × |
データSIM | × |
音声通話料金(税込) | 22円/30秒(SMS通信料3.3円/通(70文字以内)) ※機種により最大全角670文字まで送信可能。ただし、134文字までは2通分、それ以降は67文字ごとに1通分の送信料が発生。 |
契約初期費用(税込) | 事務手数料3,300円 |
支払い方法 | クレジットカード |
店舗 | あり |
3.BIGLOBEモバイル|エンタメフリー・オプションが人気
BIGLOBEモバイルは、ビッグローブ株式会社が提供する格安SIMです。
最大の特徴は、「エンタメフリー・オプション」。
音声通話SIMなら月額308円で「YouTube」「Apple Music」「Spotify」など対象21サービスの通信量が定額料金でノーカウントになります。
通信速度制限中でも、対象サービスは速度が変わらず快適に利用可能です。
データSIM(SMS機能つき)の場合は月額1,078円で利用できます。
「データ量を気にせずYouTubeやSpotifyを楽しみたい!」という方にぴったりでしょう。
料金プラン(税込) | |
音声通話SIM | ・プランS 1GB:1年目550円 2年目以降1,078円 ・プランR 3GB:1年目770円 2年目以降1,320円 ・プランM 6GB:1年目1,320円 2年目以降1,870円 |
データSIM(SMS機能つき) | ・3ギガプラン 3GB:1,122円 ・6ギガプラン 6GB:1,727円 ・12ギガプラン 12GB:3,102円 ・20ギガプラン 20GB:5,082円 ・30ギガプラン 30GB:7,557円 |
データSIM | ・3ギガプラン 3GB:990円 ・6ギガプラン 6GB:1,595円 ・12ギガプラン 12GB:2,970円 ・20ギガプラン 20GB:4,950円 ・30ギガプラン 30GB:7,425円 |
音声通話料金(税込) | 22円/30秒(SMS送信料 3~30円(税込3.3~33円)/回) ※「BIGLOBEでんわ」アプリからの通話料 ・国内通話料 9.9円/30秒 ・海外通話料 20円(不課税)/30秒 |
契約初期費用(税込) | ・プラン申込手数料:3,300円 ・SIMカード準備料:433円 (音声通話SIMのみ契約解除料1,100円、MNP転出手数料無料) |
支払い方法 | ・クレジットカード ・口座振替 |
店舗 | あり |
4.ワイモバイル|通話・SMS・ネットが込みの料金プラン
ワイモバイルは、ソフトバンク株式会社が提供している格安SIMです。
音声通話SIMのみなので、どのプランを選んでもSMSを利用できます。
家族割やデータのくりこしなど、お得なサービスが充実していることが特徴です。
シンプルSの場合、1回線目は2,178円ですが、2回線目以降は990円になります。
家族で一緒に格安SIMを利用したい方に適したプラン体系です。
料金プラン(税込) | |
音声通話SIM | ・シンプルS 3GB:2,178円 ・シンプルM 15GB:3,278円 ・シンプルL 25GB:4,158円 |
データSIM(SMS機能つき) | × |
データSIM | × |
音声通話料金(税込) | 22円/30秒(SMS通信料3.3円/通) |
契約初期費用(税込) | 契約事務手数料:3,300円 |
支払い方法 | ・クレジットカード ・口座振替 |
店舗 | あり |
5. mineo|大手3大キャリア回線に対応
mineo(マイネオ)は、関西電力グループの株式会社オプテージが提供する格安SIMです。
最大の特徴は、国内の主要3キャリアから好きな回線を選べること。
au・ドコモ・ソフトバンク3キャリアに対応しているので、いま使っているスマホをそのまま使えるのも嬉しいポイントです。
さらに、プラン選択も簡単。
回線、データ容量、音声通話の有無を選ぶだけで、自分にぴったりのプランがわかります。
データSIMでも、auなら追加料金なしでSMS機能が利用できるので便利です。
料金プラン(税込) | |
音声通話SIM | デュアルタイプ ・1GB:1,298円 ・5GB:1,518円 ・10GB:1,958円 ・20GB:2,178円 |
データSIM(SMS機能つき) | シングルタイプでSMSありを選択 ・Aプラン +0円 ・Dプラン +132円 ・Sプラン +198円 |
データSIM | シングルタイプ ・1GB:880円 ・5GB:1,265円 ・10GB:1,705円 ・20GB:1,925円 |
音声通話料金(税込) | 22円 / 30秒(SMS通信量3~33円/通※文字数により異なる) |
契約初期費用(税込) | ・契約事務手数料:3,300円 ・SIMカード発行料:440円 |
支払い方法 | クレジットカード |
店舗 | あり |
SMS機能が使える格安SIMの料金比較一覧
SMS機能が使える格安SIMの基本料金をデータ通信量ごと(20GBまで)に比較しました。
SMS機能があれば十分という方に向け、主にSIMデータ(SMSつき)のプランをご紹介しています。
SIMデータ(SMSつき)のプランがない場合は、音声通話SIMのプランです。
各データ通信量の最安値には色をつけています。
自分に合ったデータ通信量の最安値をチェックしてみましょう。
格安SIMキャリア(プラン名) | 〜1GB |
〜3GB | 〜5GB | 〜7GB | 〜10GB | 〜15GB | 〜20GB |
HISモバイル (ビタッ!プラン、SMSデータステッププラン、格安弐拾プラン) |
~100MB:352円 〜1GB:520円 |
〜3GB:750円 | 〜5GB:1,150円 | 〜7GB:1,450円 | 〜10GB:1,750円 | – | 〜20GB:2,178円 |
UQモバイル(くりこしプラン +5G) | – | 〜3GB:1,628円 | – | – | – | 〜15GB:2,728円 | – |
BIGLOBEモバイル(SMS機能付きデータSIM) | – | 〜3GB:1,122円 | – | 〜6GB:1,727円 | – | 〜12GB:3,102円 | 〜20GB:5,082円 |
ワイモバイル(シンプルS/M/L) | – | 〜3GB:2,178円 | – | – | – | 〜15GB:3,278円 | – |
mineo(シングルタイプAプラン) | 〜1GB:880円 | – | 〜5GB:1,265円 | – | 〜10GB:1,705円 | – | 〜20GB:1,925円 |
※基本料金は各格安SIMのキャリア公式サイトを参照(2021年12月22日時点) 比較した結果、データ通信量ごとの最安値は次のようになりました。
・7GB以下なら「HISモバイル」
・10GB〜20GB以下なら「mineo」
SMS機能が使える格安SIMは「HISモバイル」がおすすめ
「どのデータ通信量が自分に合っているかわからない」という方もいるでしょう。
SMS機能が使える格安SIM選びで迷ったときは、「HISモバイル」がおすすめです。
「HISモバイル」は3GB、5GB、7GBのデータ通信量で最安値でした。
実は、一般的なユーザーの59.2%は3GB以下のデータ通信量しか使用していません。
7GB以下までの累計では約79.2%を占めています。
引用:株式会社MM総研「携帯電話の月額利用料金とサービス利用実態(2020年2月時点)」
つまり、一般的な利用なら3GB〜7GB以下のプランが最適です。
HISモバイルの「SMSデータステッププラン」で3GB、5GB、7GBのプランを選べば、お得にSMSとインターネットを楽しめます。
格安SIM選びで悩んでいる方は、ぜひHISモバイルを検討してみてくださいね。
格安SIMでSMSが届かない原因と対処法5選
格安SIMでSMS機能を利用していると、「SMSを送っても相手に届かない」「SMSのメッセージが来るはずなのに届かない」といったトラブルがあります。
以下より、格安SIMでSMSが届かない原因と対処法についてご説明します。
1.電話番号に誤りがある、もしくは変更されている
SMSが届かないときは、電話番号に誤りがある、もしくは変更されている可能性があります。
正しい電話番号かどうかをもう一度確認しましょう。
こちらからSMSを送信する場合、知らないうちに相手の電話番号が変更されているケースもあるので、注意が必要です。
自分宛にSMSが届くはずの場合は、自分の電話番号を正しく伝えているかがポイントになります。
2.文字数制限を超過している
SMSが届かない原因として、メッセージの文字数制限を超過している可能性があります。
現在のスマートフォンで利用できるSMS機能は、全角で670文字まで文字数制限が緩和されてきました。
ただし、従来型携帯電話(フィーチャーフォン、ガラケー)などの機種では、現在でも全角70文字が上限のものもあります。
特に一斉送信する場合などは、相手によって届いたり届かなかったりするおそれがあります。
確実に届けるには、メッセージの文字数を70文字以内に収めるといいでしょう。
なお、SMS機能では文字数超過のメッセージのほか、画像も送信できないので注意してください。
3.電波の接続状況が悪い
SMSは、電波の接続状況が悪いと届かないことがあります。
次のような場合には、電波の接続状況が悪くなりやすいです。
・地下鉄にいる
・山奥にいる
・人が大勢集まっている場所にいる
別の場所に移動する、時間をあけるなどしてからもう一度受信を確認しましょう。
また、機内モードに切り替えると電波を再検索でき、見つかりやすくなる場合もあります。
電波の接続状況が悪いときは、機内モードの「オン/オフ」を切り替えてみてください。
機内モードをオンにすると、一時的に電話回線やデータ通信が停止されます。
オフにすると、現在地で利用できる電波を検索して最適なデータ通信を選択します。
電波の接続状況を改善したいときには試してみましょう。
4.受信できない設定になっている
SMSが届かない原因として、SMSを受信しない設定になっている可能性があります。
次のような設定をしている場合は、SMSが届かないため確認が必要です。
・「SMSを受信しない」
・「電話帳登録外の電話番号からの着信を拒否」
設定画面から受信・着信拒否の設定になっていないか確認しましょう。
なお、受信・着信拒否の設定は格安SIMの会社ごとに異なります。
詳しくは公式サイトを確認することをおすすめします。
5.SMS機能がない格安SIMを使用している
SMS機能がついていない格安SIMを使用している場合は、SMSが使えません。
SMSを送信・受信するには、送信側と受信側の両方にSMS機能がついていることが必須です。
・SMS機能がついている格安SIM:音声通話SIM、データSIM(SMS機能つき)
・SMS機能がついていない格安SIM:データSIM
自分あるいは相手が使っている格安SIMが「データSIM」の場合は、SMS機能がないのでSMSが届きません。
SMSが届くようにしたいなら、SMS機能つきの格安SIMを契約しましょう。
格安SIMのSMS機能でよくある質問5つ
格安SIMのSMS機能についてよくある質問と回答をまとめました。
以下より、よくある質問と回答を5つご紹介します。
1.データSIMでSMS機能を利用できる?
「データSIM」ではSMS機能を利用できません。
SMS機能を利用できるのは、以下の格安SIMの3種類
・音声通話SIM
・データSIM(SMS機能つき)
・データSIM
のうち、「音声通話SIM」と「データSIM(SMS機能つき)」のみです。
「データSIM」はあくまでデータ通信のみの利用を目的としており、通話機能やSMS機能は使えません。
契約時には、「データSIM」と「データSIM(SMS機能つき)」を間違えないようご注意ください。
2.データSIM(SMS機能つき)はMNP転出できない?
「データSIM(SMS機能つき)」は、そもそも通話用の電話番号が付与されないためMNP転出ができません。
MNPとは、「携帯電話ポータビリティ(Mobile Number Portability)」の略で、現在の電話番号のままで通信会社を変更できる仕組みです。
スマートフォンの乗り換えや格安SIMの契約変更時に、MNP転出の手続きをすることで新しいスマートフォンでもこれまでと同じ電話番号を利用できます。
格安SIMの場合、通話用の電話番号を付与されるのは「音節通話SIM」のみです。
これから格安SIMを契約する場合、電話番号を変えたくないなら「音節通話SIM」を契約してMNP転出の手続きをしましょう。
「データSIM」「データSIM(SMS機能つき)」はMNP転出ができないので注意が必要です。
3.音声通話SIMでSMS機能を利用するのに申し込みは必要?
音声通話SIMでSMS機能を利用したい場合、特別な申し込みは不要です。
音声通話SIMを契約すれば、電話番号が付与され、SMS機能を利用できるようになります。
音声通話SIMをスマートフォンに差し込んで利用を開始することで、すぐにSMSを送信・受信可能です。
4.SMS機能は送受信ごとに料金がかかる?
SMS機能は、基本的に送信は有料、受信は無料です。
メッセージの送信は、1通ごとに料金がかかります。
国内への送信は1通3円〜33円、海外への送信は1通50円〜1,000円が多いです。
5.SMS機能が使い放題の格安SIMはある?
格安SIMの会社やプランによっては、SMS機能が使い放題になる格安SIMもあります。
SMS機能をたくさん利用したい方は、検討してみましょう。
まとめ:格安SIMを選ぶならSMS機能つきがおすすめ
今回は、格安SIMのSMS機能について詳しくご説明しました。
基本的に格安SIMを選ぶときはSMS機能つきがおすすめです。
月額数百円ほど高くはなりますが、それ以上のメリットがあります。
格安SIMを選ぶ方は、より快適に利用できるSMS機能つきを使用する方が多いです。
SMS機能つきの格安SIMにはさまざまな種類やプランがあります。
本記事を参考に、自分に最適なものを選んでくださいね。
SMS機能つきの格安SIMを選んで、スマホ料金を抑えながら通話やインターネットを楽しみましょう。
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