格安SIMで電話番号を新規取得する際に番号は選べるの?その注意点を解説

2022.03.24

大手キャリア(NTTドコモ、au、ソフトバンク)のスマホを使用している人の中には、格安SIMが気になっている人が多いのではないでしょうか。
しかし、大手キャリアと格安SIMの違いがよくわからないため、二の足を踏んでいるのかもしれません。
そこで、この記事では格安SIMを新規契約して、電話番号を新規取得する際に番号は選べるのか及び注意点を解説するとともに、格安SIMに乗り換える場合に電話番号は維持できるのかについても解説します。

格安SIMで電話番号を新規取得する際に電話番号は選べる?

格安SIMを新規契約する場合、電話番号を新規で取得しますが、原則として電話番号を選ぶことはできません。
逆に、大手キャリア(NTTドコモ、au、ソフトバンク)などから格安SIMに乗り換える場合、現在使っている電話番号を維持することができます。
つまり、現在使っている電話番号をそのまま引き継ぐことができるということです。

次のところからは、格安SIMで電話番号を新規取得する方法や注意点などについて詳しく解説します。

格安SIMで電話番号を新規取得するには?

 

格安SIMを新規契約する

格安SIMを新規契約すれば、電話番号を無料で取得することができます。
大手キャリアなどから乗り換える場合に電話番号を変えたいという人は、スマホの電話番号を変更することなく乗り換え可能なMNP(携帯電話番号ポータビリティ)という制度を利用する必要はありません。

MNP(携帯電話番号ポータビリティ)制度については、後ほど詳しく解説します。
格安SIMを新規契約して、新たな電話番号を取得したい人の中には、初めて利用するスマホが格安SIMの人、格安SIMに乗り換える際に電話番号を変更したい人などがいます。

乗り換えて電話番号を変更したい人の理由としては、ストーカー等による迷惑電話やメール対策、現在の電話番号が好きではなかったのでいずれ変えたかったなどが挙げられますが、理由はさまざまです。

また、格安SIMを新規契約して取得した電話番号は、大手キャリアなど他の携帯電話会社に乗り換える際に引き継ぐことができます。

音声通話SIMを選択する

実際に格安SIMを新規契約する場合、大きく分けて次の2つの契約プランがあります。
・ 音声通話SIM ・ データ通信SIM この2つの契約プランの中から「音声通話SIM」を選択すれば、電話番号を無料で取得した上で音声通話をすることができます。

音声通話SIMは音声通話だけでなく、インターネットやアプリ、メールなどのデータ通信ができるSIMで、090、080、070から始まる電話番号を持つことが可能です。
一方、データ通信SIMとは、データ通信しか利用できないため、音声通話は利用できません。

しかし、LINEやスカイプ(Skype)などの無料通話アプリを使った電話サービスを利用することができます。

音声通話SIMと比べると、通話の品質が低いことから、料金は安くなっています。
なお、データ通信SIMは音声通話はできませんが、管理用の電話番号は付与されます。

音声通話SIMとデータ通信SIMの違い

音声通話SIMとデータ通信SIMには、次のような違いがあります。

音声通話SIMとデータ通信SIMの違い

 音声通話SIMデータ通信SIM
電話番号
(SIMカード固有の識別番号)
090、080、070「090、080、070」以外
音声通話・データ通信両方データ通信のみ
SMS
(ショートメッセージサービス)
利用できる利用できない
(月に+数百円で利用可能な場合がほとんど)
通話品質高い低い
かかる料金通話料・データ通信料データ通信料

 

格安SIMで電話番号を新規取得する際の注意点


格安SIMで電話番号を新規取得するには、格安SIMを新規契約するだけです。 ただし、格安SIMを新規契約する際には、3つの注意点がありますので、解説します。

電話番号は選べない

格安SIMを新規契約する際、音声通話SIMを選択すると電話番号が新規で取得できますが、取得する電話番号は選べません。
というのは、格安SIMで取得できる電話番号は、ランダムに割り振られるからです。
さらに、090、080、070のいずれかの電話番号が割り振られますが、090、080は既に使われてしまっていることから、070になる可能性が高いです。
例外として、楽天モバイルのように、オプションで電話番号の下4桁(けた)を選ぶことができる「選べる電話番号サービス」を実施している携帯電話会社もあります。
ただし、楽天モバイルのこのサービスは有料(1,100円(税込))です。

契約の途中で電話番号を変更することができない

格安SIMで電話番号を新規取得する際の2つ目の注意点として挙げられるのは、1度電話番号を取得したら、契約の途中で電話番号を変更することができないということです。

しかし、電話番号を変更する手段がまったくないわけではありません。
電話場号を変更する手段とは、次の2つです。

① 解約後、再契約する
② 契約の途中で電話番号を変更できる携帯電話会社と契約する(Y!mobile(ワイモバイル))

格安SIMの新規契約には原則としてクレジットカードが必要

格安SIMで電話番号を新規取得する際の3つ目の注意点として挙げられるのは、格安SIMを新規契約するには、原則としてクレジットカードが必要ということです。
というのは、格安SIMを新規契約する人の中には、いろいろな事情でクレジットカードを持っていない人がいるからです。

格安SIMと新規契約するには、原則としてクレジットカードが必要になるのは、格安SIMを提供する携帯電話会社(MVNO)は店舗を持たないため、オンライン上の手続きが基本になるからです。

しかし、MVNOの中にはクレジットカードだけでなく、デビットカードや口座振替に対応している会社もあるため、クレジットカードを持っていない人は、そういう会社を探して格安SIMを新規契約すれば、問題ありません。

格安SIMで電話番号を維持することもできる



格安SIMに乗り換える場合、MNPという制度を利用すれば、現在使っている電話番号を維持することができます。
MNPとは「モバイルナンバーポータビリティ」の略で、日本語にすると「携帯電話番号ポータビリティ」と言います。

具体的には現在使っている電話番号を維持したまま、他の携帯電話会社に乗り換えることができる制度をMNP(携帯電話番号ポータビリティ)と言います。
ここでは、MNP(携帯電話番号ポータビリティ)を利用した乗り換えの流れや注意点を解説します。

MNP(携帯電話番号ポータビリティ)を利用する

MNPと言われても、ピンと来ないかもしれませんが、それほど難しくはないので、安心してください。

MNP(携帯電話番号ポータビリティ)とは、現在利用している携帯電話番号を変えることなく、他の携帯電話会社に乗り換えることができる制度だと理解してください。
携帯電話会社を乗り換える場合、これまで使ってきた携帯電話番号を変更することなく、維持したいという人は多いのではないでしょうか。

携帯電話番号が変わってしまうと、友人や職場などへ新しい携帯電話番号を伝えなければなりませんし、役所や銀行をはじめ、これまで利用してきたサービスで登録した携帯電話番号も変更しなければならないからです。

では、MNPを利用した乗り換えの流れについて、解説します。

MNPを利用した乗り換えの流れ

MNPを利用した乗り換えの流れは、次のようになります。

① MNP予約番号を取得
② 乗り換える携帯電話会社で使用可能なスマホを用意
③ 乗り換える携帯電話会社へ申し込み(MNP予約番号を伝える)
④ 製品、SIMカードを受け取る
⑤ 初期設定

①~⑤の手順について、それぞれ解説します。

① MNP予約番号を取得

まず、現在契約している携帯電話会社で、MNP予約番号を取得します。
MNP予約番号とは、MNPの制度を利用するために必要な10桁(けた)の番号のことです。
MNP予約番号を取得するには、現在契約している携帯電話会社にMNPを利用したい旨を伝え、発行してもらいます。
MNP予約番号は、電話や公式サイト上で発行することができます。

② 乗り換える携帯電話会社で使用可能なスマホを用意

他の携帯電話会社に乗り換える場合、スマホ端末を用意する方法には次の2通りがあります。

・現在使っているスマホ端末を継続利用する
・スマホ端末を新規で購入する

現在使っているスマホ端末を継続利用する場合は、乗り換える携帯電話会社で使えるかどうかを確認する必要があります。
これについては、乗り換える携帯電話会社の公式サイトで確認することが可能です。

③ 乗り換える携帯電話会社へ申込み(MNP予約番号を伝える)

次に乗り換える携帯電話会社へ乗り換えの申込みをします。
このときに、MNP予約番号を伝えます。
さらに、スマホ端末を新規で購入する場合は、希望するスマホ端末を選択して申し込みます。
この他にも、本人確認書類、クレジットカード、銀行口座(支払方法の設定のため)等の準備が必要です。

④ 製品、SIMカードを受け取る

⑤ 初期設定

ここでいう初期設定とは、APN設定のことを言います。
APN設定とは、スマホとインターネットを接続するための設定ですが、どの携帯電話会社から接続するのかを設定します。
ここで注意してほしいのが、大手キャリアでスマホを購入する場合は、APN設定済みになっていますが、格安SIMに乗り換える場合は、APN設定は必須である点です。

MNPを利用する際の注意点

最後にMNPを利用する際の注意点について、解説します。

MNP予約番号には15日間の有効期限がある

MNP予約番号には有効期限があり、予約した日を含めて15日間になります。
そのため、有効期限を過ぎたら、そのMNP予約番号は利用することができなくなります。

有効期限が過ぎてしまっても、ペナルティがあるわけではないため、再度MNP予約番号を取得することが可能であることから、申込みはできます。
HISモバイルでは、有効期限まで7日を切ったMNP予約番号での申込みは承れない場合がありますので、ご注意ください。

格安SIMのデータ通信SIMへ携帯電話番号は引き継げない

MNPを利用して、携帯電話番号を引き継ぐことができるのは「音声通話SIM」であるため、「データ通信SIM」には引き継ぐことができません。

格安SIMで電話番号を維持する際の注意点



最後に格安SIMに乗り換えて、携帯電話番号を維持する際の注意点を解説します。

キャリアメールは利用できなくなる

格安SIMに乗り換える場合、携帯電話番号は維持できますが、キャリアメールは利用できなくなります。

キャリアメールとは、3大キャリアのメールを言い、次のとおりです。

<主なキャリアメールアドレス>
NTTドコモ:docomo.ne.jp
au:ezweb.ne.jp
ソフトバンク:softbank.ne.jp

キャリアメールをメインで使っている人は、格安SIMに乗り換えることによって、メールアドレスを変更する必要が生じるため、この点を十分に考慮して、乗り換えるかどうかを判断してください。

ちなみに、キャリアメールに代わるメールとしては、GメールやYahoo!メールなどのフリーメールがあります。

また、LINEなどのメッセージアプリを利用する方法もあります。

SIMロックを解除する

格安SIMに乗り換えて、乗り換え前の携帯電話会社のスマホ端末をそのまま使う場合、利用可能な回線が限定されている(SIMロック)ことがあります。
そのため、SIMロックを解除しなければ、そのスマホ端末を使うことはできません。
この場合、乗り換え前の携帯電話会社でSIMロック解除の手続きをする必要があります。

SIMロック解除の手続きは、乗り換え前の携帯電話会社の公式サイトからできるので、確認してください。

通信速度を確認する

電話番号を維持することができるからといって、このことだけで格安SIMへの乗り換えを決断するのはリスクがあります。

というのは、格安SIMへ乗り換えた場合、通信速度が遅すぎると後悔している人が多いからです。

そのため、通信速度がどのくらいなのかを事前に確認することをおすすめします。

まとめ

この記事では、格安SIMを新規契約して、電話番号を新規取得する際に番号は選べるのか及び注意点を解説するとともに、格安SIMに乗り換える場合に電話番号は維持できるのかについても解説しました。
格安SIMを新規契約する場合、電話番号は新規取得できますが、番号を選ぶことはできません。

一方、電話番号を維持したまま、格安SIMに乗り換えることができます。
しかし、どちらにも注意点があるため、慎重に判断することが重要です。
格安SIMを新規契約する際の電話番号は選べるのかについて、興味がある人は、格安SIMに乗り換える場合の参考にしてください。

関連の記事