光回線のメリット・デメリットとは?選ぶ際のポイントも紹介
2024.11.29
現代では、ほとんどの人がインターネットを当たり前のように使っています。この20〜30年の間にインターネットが普及し、もはやインターネットは生活必需品のようになっています。「インターネットを使わない生活なんて考えられない」方が多いのではないでしょうか。
ところで、インターネットの利用方法も、以前から変化し、今では複数の利用方法が選べます。
本記事では、そのなかから「光回線」を取り上げ、光回線のメリットやデメリット、光回線の利用がおすすめの方、そうでない方、ほかのインターネット利用方法との違いや、光回線の選び方などを紹介します。
「光回線の特徴って何?」「光回線を使うべき?」などの疑問がある方は、ぜひ参考にしてください。
光回線とは何か?
光回線は、光ファイバーケーブルを利用したインターネット回線のことです。
インターネットが普及し始めた頃には電話回線を使ったインターネット(ISDN:デジタル回線、ADSL=アナログ回線)が主流でしたが、現在ではこれらのサービスが終了し、光回線が主流となっています。
光回線には、従来の電話回線によるインターネットと比較して大きく次のメリットがあります。
- 通信速度が高速
- 通信が安定している(切断や遅延・画像や音質の低下などが起こりにくい)
光回線を使う場合、一般的には以下の経路でインターネットに接続することになります。
[自宅]→(光ケーブル)→[光回線事業者(NTTなど)]→[プロバイダ(インターネットサービス提供事業者)]→[インターネット]自宅に引き込まれた光ケーブルは、ONUという機器に接続されます。ONUは、光ケーブルから送られる光信号をデジタル信号に変換する装置です。そしてONUで変換されたデジタル信号は、ルーターを通して端末(スマホやタブレット、PCなど)に届けられるという仕組みです。
ルーターと端末の接続は、LANによる有線接続の場合もあれば、Wi-Fiによる無線接続の場合もあります。
光回線の4つのメリット
光回線の代表的なメリットは、以下の4つです。
- 通信が安定している
- 通信速度が速くて快適
- 月額料金で使い放題
- 自宅で無線接続(Wi-Fi接続)が可能
これらについて1つずつ確認していきましょう。
1. 通信が安定している
既述のとおり、光回線は電話回線を使ったインターネットに比べて、通信が安定しています。その理由は、伝送損失の低さと言われています。
伝送損失とは、通信経路(光回線であれば光ファイバーケーブル、電話回線であれば電話線)を通る間の信号(光回線であれば光信号、電話回線であれば電気信号)の劣化度合いのことです。
光ファイバーケーブルは電話線に比べて伝送損失が少ないため、途中で通信が途切れたり、画質や音質が悪くなったりすることはほとんどありません。
また、回線の距離が長くなったとしてもほとんど影響を受けません(電話線の場合は距離が長くなればなるほど伝送損失が大きくなり、不安定になります)。
もちろん現在では、電話回線によるインターネットは終了されており、光回線以外の選択肢としては、ホームルーターやモバイルWi-Fi(ポケットWi-Fi)による無線通信が人気です。
しかし、これらと比べても、光回線の方が、通信が安定しているというメリットがあります。
なぜなら、ホームルーターやモバイルWi-Fiの場合は、モバイル回線の電波によって無線でインターネットに接続するため、ほかの電波や障害物、距離などの影響を受けやすいからです。
それに対して光回線は自宅まで有線でインターネットに接続しているため、高い品質で安定した通信が可能です。
2. 通信速度が速くて快適
通信速度が速くて快適なことも、光回線の主要なメリットです。
以下は、「みんそく」という名前で知られている、インターネットユーザーが実際に通信速度を測定し、その結果が記録されている「みんなのネット回線速度(https://minsoku.net/)」というサイトからのデータです。
執筆時(2024年11月末)から直近3ヶ月間の、回線タイプごとのインターネット通信速度の平均値は以下のように記載されていました。
回線の種類 | 下り速度 | 上り速度 | Ping値 * |
光回線 | 460.6Mbps | 409.8Mbps | 17.2ms |
ケーブルテレビ回線 | 267.3Mbps | 52.7Mbps | 23.0ms |
ホームルーター | 179.3Mbps | 22.3Mbps | 44.8ms |
衛星回線 | 153.8Mbps | 21.8Mbps | 59.6ms |
ソフトバンクエアー | 126.4Mbps | 9.9Mbps | 46.4ms |
携帯キャリア | 110.9Mbps | 21.6Mbps | 48.7ms |
モバイルルーター | 97.8Mbps | 18.8Mbps | 48.5ms |
格安SIM | 65.2Mbps | 12.8Mbps | 53.9ms |
ADSL | 17.2Mbps | 3.6Mbps | 43.7ms |
*Ping値=ネットワーク通信の応答速度を表す数値。数値が少ないほど応答速度が速いことを意味し、オンラインゲームなどでラグが発生しにくい。
上表の通り、通信速度に関しては下り速度も上り速度も、圧倒的に光回線が速いことがわかります。また、Ping値も最も少なく、オンラインゲームなどに適していることもわかります。
3. 月額料金で使い放題
光回線のほとんどは、月額料金で使い放題になっています。
これに対し、ホームルーターやモバイルWi-Fiの場合には、使い放題になっていないことが多いです。1ヶ月ごとに利用できるデータ量には上限が定められており(例:1ヶ月1GBまで、1ヶ月3GBまで、1ヶ月5GBまでなど)、上限に達した場合には通信制限がかかり、通信速度が低速になります。
データ量が上限に達した場合でも、オプションとしてデータ容量を追加で購入することが可能な事業者が増えましたが、それでも1ヶ月に追加で購入できるデータ容量には上限が定められていることがほとんどでしょう。
また、ホームルーターやモバイルWi-Fiのなかにもデータ容量無制限のプランがありますが、これらは完全に使い放題にできるわけではなく、一定期間内に大量のデータを使った場合には通信速度制限がかかるものが多いです。
これらを踏まえると、「データ容量を一切気にすることなく思う存分にインターネットが使いたい」と考える場合、光回線が最も適していることがわかるでしょう。
4. 自宅で無線接続(Wi-Fi接続)が可能
「光回線は有線だから、端末にいちいちケーブルを繋がないと利用できない」ということはありません。
光回線は有線接続で自宅をインターネットに繋ぎますが、自宅内では無線接続が可能です。
既述のとおり、光ファイバーケーブルは、自宅内に引き込まれた後、ONUという機器に接続されます。そしてONUをルーターに接続し、端末をルーターに接続することで、インターネットの利用が可能になります。
今では多くのルーターが無線接続に対応しているため、無線対応のWi-FiルーターをONUに接続すれば、スマホやタブレット、PCをWi-Fiによってインターネットに繋ぐことができます。
自宅内での使い勝手については、「有線だから不便」ということはありません。
光回線の4つのデメリット
光回線にはメリットがありましたが、やはりデメリットも同時に存在します。代表的なデメリットは以下の4つです。
- 月額料金が高額
- 工事が必要なケースがある
- 契約期間・違約金が設定されている
- 自宅でしか使えない
これらのデメリットと、先に紹介したメリットを比べ、自分に適しているかどうか判断するのが良いでしょう。それでは1つずつ紹介していきます。
1. 月額料金が高額
光回線とホームルーター、モバイルWi-Fiの月額利用料金を比較すると、光回線が高額であることが多いです。
もちろん提供事業者やプラン(利用できるデータ容量)、居住形態(一戸建てかマンションか)によって違いがあり、例外もありますが、それぞれの月額利用料金は大体以下が目安と言われています。
- 光回線(一戸建て):5,000円〜6,000円前後
- 光回線(マンション):4,000円〜5,000円前後
- ホームルーター:4,000円〜5,000円前後
- モバイルWi-Fi:3,500円前後
一戸建てで光回線を利用する場合には、ほかの選択肢よりも高額になることが多いでしょう。ただし、マンションに住んでいる場合、ホームルーターよりも安い月額料金で光回線を利用できることもあります。
また、月額料金を金額だけで比較すると光回線が割高に感じられるかもしれませんが、実際にはデータ容量が無制限で使えるものがほとんどなため、データを大量に使う方にとってはコスパが良いと言える場合もあるでしょう。
2. 工事が必要なケースがある
光回線を利用開始するためには、工事が必要になるケースがあります。なぜなら、光回線を使ったインターネットの場合、自宅に光ファイバーケーブルを引き込む必要があるからです。
逆にいうと、すでに光ファイバーケーブルが引き込まれているマンションなどの場合には、この工事をせずに利用開始できることもあります。
工事が必要なケースの代表例は、以下のとおりです。
- 一戸建ての自宅もしくはマンションで、光ファイバーケーブルが引き込まれていない
- 一戸建てもしくはマンションで、光コンセント(ONUを光回線に接続するための差し込み口)が設置されていない
- マンションには光ファイバーケーブルが引き込まれているものの、自室までは引き込まれていない
工事が必要となる場合、光回線を新規で申し込んでから開通・利用開始までには1週間〜数ヶ月程度かかり、費用も数千円〜数万円がかかります。
利用開始までの期間が長いこと、工事費によって初期費用が高額になることが具体的なデメリットと言えるでしょう。
また、マンションなど集合住宅によっては、オーナーが工事を許可しないケースもあります。この場合には光回線を利用することはできません。
3. 契約期間・違約金が設定されている
光回線のなかには、最低利用期間が設定されているプランが多いです。事業者によって違いはありますが、大体2年もしくは3年程度の契約期間が定められており、この期間が過ぎた後、更新月が来た際に契約が自動更新されていきます。
新規で申し込む、あるいは自動更新によって契約期間がスタートした場合、更新月までに解約する場合には、違約金を払う必要があります。
2022年7月以降の契約に関しては、改正された電気通信事業法の適用により、違約金の上限金額が月額料金と同額とされました。
光回線であっても、契約期間・違約金のない「縛りなし」のものもあります。
※HISモバイルの提供する「HIS光」にも、3年契約プランと、契約期間なしのプランがあります。詳しくはこちらをご覧ください。
4. 自宅でしか使えない
有線接続の光回線のデメリットが、自宅でしか使えないことです。自宅内でWi-Fiルーターを使い、無線接続して利用することはできますが、家から離れてしまえば利用できません。
この点は、外出先でも利用できるモバイルWi-Fiの方が有利です。自分のインターネット利用スタイルが自宅中心であれば、自宅では光回線、外出先ではスマホのモバイル通信やフリーWi-Fiという使い方で不満なく使える場合があるでしょう。
しかし、もし自宅よりもさまざまな外出先でインターネットを使う機会が多いなら、光回線よりもモバイルWi-Fiの利用の方がおすすめです。
光回線とそのほかのインターネット利用方法との違い
光回線のメリット・デメリットをそれぞれ見てきましたが、ここでは改めて、光回線とほかのインターネット利用方法を比較し、その違いを整理していきましょう。
今回光回線と比較するのは、現在利用者が多い次の2つです。
- モバイルWi-Fi(ポケットWi-Fi)
- ホームルーター
それでは1つずつ確認してみましょう。
モバイルWi-Fi(ポケットWi-Fi)との違い
モバイルWi-Fi(ポケットWi-Fi)とは、持ち運びができる小型のWi-Fiルーターによるインターネットサービスです。光回線とモバイルWi-Fi(ポケットWi-Fi)との主な違いは、以下の通りです。
光回線 | モバイルWi-Fi (ポケットWi-Fi) | |
工事 | △:必要なケースあり | ◎:不要 |
開通までの期間 | ×:1週間〜数ヶ月 | ◎:数日 |
通信制限 | ◯:基本的になし | △:あり |
利用できる場所 | 自宅のみ | どこでも |
通信速度 | ◎ | ◯ |
通信の安定性 | ◎ | ◯ |
光回線の主要なメリットは、通信速度の速さ・安定性です。また多くの光回線が無制限で使える(速度制限がない)点がメリットと言えます。
逆に、モバイルWi-Fiのメリットは、工事不要ですぐに利用開始できる点、外出先で利用できる点です。
ホームルーターとの違い
ホームルーターは、モバイル回線を使った自宅据え置き型のルーターのことです。光回線の場合、Wi-FiルーターはONUを経由して光ファイバーケーブルに有線接続されます。しかし、ホームルーターは直接無線(モバイル回線)でインターネットに接続します。
光回線とホームルーターの主な違いは、以下の通りです。
光回線 | ホームルーター | |
工事 | △:必要なケースあり | ◎:不要 |
開通までの期間 | ×:1週間〜数ヶ月 | ◎:数日〜1週間 |
通信制限 | ◯:基本的になし | △:あり |
利用できる場所 | 自宅のみ | 自宅のみ (基本的に据え置き) |
通信速度 | ◎ | ◯ |
◎ | ◯ |
ホームルーターと比較した場合の光回線のメリットも、モバイルWi-Fiと比較した際のメリットと基本的に変わりません。
通信速度・安定性、ほとんどの場合で通信制限がないなどがメリットと言えます。ホームルーターの場合も実質無制限で利用できますが、既述の通り、一定期間内に大量にデータを使った場合に速度制限が課されるものが多いです。
ホームルーターのメリットもモバイルWi-Fiと同様、工事不要ですぐに利用開始できる点です。ただし、ホームルーターは自宅に据え置きして使うのが基本です。
ホームルーターによっては申込時に登録した住所以外での利用が禁止されているものもあります。また、禁止されていないものであっても、モバイルWi-Fiに比べて大きく重量もあり、コンセントを必要とするため、外出先での利用には適していません。
光回線の利用がおすすめの方
それでは、光回線の利用がすすめられる方というのはどのような方でしょうか。ここでは、光回線がおすすめできる方の特徴を紹介していきます。
- 在宅のテレワークで安定した通信が必要な方
- 複数人・複数台のデバイスでインターネットを利用する方
- オンラインゲームをする方
それでは1つずつ確認していきましょう。
在宅のテレワークで安定した通信が必要な方
まずは、在宅でテレワークをする方です。コロナ禍以降、在宅で仕事をする方は増えました。在宅での仕事を支えるのはインターネットであり、「在宅ワークでのインターネット環境をできるだけ良くしたい」と考える方は多いかもしれません。
このような場合におすすめできるのが光回線です。なぜなら光回線は、ほかのインターネット利用方法に比べ、通信速度や通信の安定性が優れているからです。
逆に、通信速度が遅かったり、通信が不安定になったりしてしまうと、ほかの方々とオンライン会議などをおこなった場合、会議が途切れる、音質や画質が悪くなるといったことが起こり、自分やほかの参加者にストレスがかかってしまったり、会議の進行自体に支障が生じたりするリスクがあります。
このようなストレスやリスクを避け、安心してテレワークをおこないたいなら、光回線の利用がおすすめです。
複数人・複数台の端末でインターネットを利用する方
同居している家族などとインターネットを共有する場合や、複数台の端末(スマホやタブレット、PCなど)で同時にインターネット接続したい場合にも、光回線がおすすめです。
光回線の場合、利用するルーターの種類によって、インターネットに同時に接続できる端末の数が決まります。同時接続台数の多いルーターを選べば、複数人・複数台の利用であっても快適にインターネットが利用できるでしょう。
モバイルWi-Fiやホームルーターの場合も、ルーターごとに同時接続できる台数には違いがあります。一般的に、モバイルWi-Fiやホームルーターの方が、光回線に比べて接続可能台数が少ないことが多いです。
とはいえ、少ないといってもモバイルWi-Fiで10台以上、ホームルーターで数十台以上接続できるものもありますので、接続台数については光回線でなくても問題ないという方は多いでしょう(ただし、光回線に比べて速度や安定性が落ちる可能性はあります)。
オンラインゲームをする方
オンラインゲームをするのであれば、光回線の利用が最もおすすめです。なぜなら、オンラインゲームを快適に楽しむためには通信速度・通信の安定性が何よりも重要であり、さらにPing値も重要だからです。
Ping値は、通信の応答速度を表す数値であり、値が小さければ小さいほど、ラグ・遅延が発生しにくいです。ラグ・遅延が発生すると、自分の操作がゲーム画面に反映されるまでに時間がかかるため、快適にゲームをプレイできなくなってしまいます。
光回線のメリットとして「2. 通信速度が速くて快適」の項でも紹介しましたが、Ping値についても光回線が最も小さいです。
オンラインゲームのためにインターネットを使うなら、光回線ほぼ一択と言えるでしょう。
光回線の利用がおすすめでない方
逆に、光回線の利用がおすすめでない方もいます。そういった方の特徴も確認していきましょう。
- インターネットを外出先でよく使う方
- 引っ越す予定がある方
- すぐに利用開始したい方
- 初期費用が負担になる方
それでは1つずつ見ていきましょう。
インターネットを外出先でよく使う方
光回線は自宅でしか使えないため、外出先でインターネットをよく使う方にはおすすめできません。
「自宅よりも外出先でインターネットを使うことの方が多い」のであれば、光回線ではなくモバイルWi-Fiなどの利用がおすすめです。
引っ越す予定がある方
引っ越す予定がある、あるいはよく引っ越す方にも、光回線はおすすめではありません。
主な理由は、以下の2点です。
- 引越し先の住居に光ファイバーケーブルが引き込まれていない場合、工事が必要になる(開通に時間がかかる・工事費用がかかる)
- 引越し先の住居で別の光回線を契約する場合、現在使っている光回線の解約の際、違約金が発生する可能性がある
これから引っ越す、あるいはよく引っ越すという場合には、工事不要で利用できるモバイルWi-Fiや、ホームルーターの方がおすすめです。
もちろん状況によっては、今使っている光回線のサービスがそのまま引越し先で使える可能性もあります(引越し先でも同じ光回線のサービスが利用可能で、かつ、すでに引越し先の工事が済んでいる場合など)。
すぐに利用開始したい方
インターネットを申し込み、すぐに利用開始したいなら、光回線はおすすめできません。なぜなら、光回線は工事を必要とする場合があり、開通までに最も時間がかかるからです。
光回線の開通には最低でも1週間前後、長ければ1か月以上かかることもあります。そのため、早期の開通を優先したいなら、数日で利用開始できるモバイルWi-Fiやホームルーターを選択するのが無難です。
初期費用が負担になる方
既述の通り、光回線の契約の場合には工事が必要なケースがあります。工事費は回線提供事業者によって異なりますが、基本的に数千円〜数万円かかります。
工事費がかかる分、初期費用はどうしても光回線が高額になることが多いです。そのため、初期費用が負担になる、なるべくお金をかけずにインターネットを利用したいという場合には、モバイルWi-Fiやホームルーターの利用がおすすめです。
ただし、光回線のなかには、工事費用が実質無料になるキャンペーンなどを実施しているところもあるため、確認してみてください。
※HISモバイルが提供する「HIS光」は、条件を満たすことで基本工事費(44,000円)が実質無料になります。詳しくはこちらをご覧ください。
光回線を選ぶ際の7つのポイント
「光回線でインターネットを利用したい」と考えたとしても、光回線のサービスは数多く存在しており、どれにするべきか迷ってしまう方が多いのではないでしょうか。
そこでここでは、数ある光回線サービスのなかから自分に合ったものを選ぶために注目すべき7つのポイントを紹介していきます。
- 月額利用料金と実質負担額
- 速度・安定性・Ping値
- スマホとのセットプランの有無
- キャンペーン・特典の有無と内容
- 契約期間・違約金
- 提供エリア
- オプションの内容
それでは1つずつ順に確認していきましょう。
1. 月額利用料金と実質負担額
光回線の利用には毎月数千円がかかります。月額利用料金が少し違うだけで、年間数千円〜数万円の差が生じることもあります。そのため、月額利用料金に注意し、なるべく負担にならない金額で利用できるものを選ぶのが良いでしょう。
また、費用に関して注意すべきは月額利用料金だけではありません。たとえ月額利用料金が安いサービスでも、他社に対して工事費などが高額で契約期間が設定されており、その期間での実質負担額が(月額料金の高い)他社よりも高額になってしまう可能性もあるからです。
これを防ぐには、事前に一定期間内(例えば契約期間が設定されていれば、その期間内)の実質負担額を計算してみることをおすすめします。実質負担額は、以下の計算で出ます。
- 実質負担額(総額)=月額料金×利用期間(例:契約期間が3年間であれば36ヶ月)+そのほかの費用(事務手数料、工事費など)―割引・特典
- 実質負担額(月額)=上述の実質負担額(総額)÷利用期間(例:契約期間が3年間であれば36ヶ月)
これらを比較し、費用面で納得できるサービスを選びましょう。
※HISモバイルでも、光回線サービス「HIS光」を提供しています。費用などの詳細は、こちらをご覧ください。
2. 速度・安定性・Ping値
快適にインターネットが使えるかどうかは、速度や安定性・Ping値によって決まります。自分の利用目的に必要な速度や安定性、Ping値かどうか、事前に調べてみましょう。
公式サイトなどに記載されている最高速度などは「理論値」といい、理想的な通信状態で理論的に実現できる速度です。しかし実際には、そのような理想的な通信状態が実現されることはほぼありません。
そこで重要なのが、「実測値」です。こちらは実際にインターネットユーザーが測定した数値であり、既述の「みんそく(みんなのネット回線速度)」などで確認できます。
自分が申し込みを検討している光回線について、調べてみましょう。
3. スマホとのセットプランの有無
光回線を導入しようと考えているほとんどの方々は、すでにスマホを利用していることでしょう。実は、光回線のなかには、スマホとセットで申し込むと実質負担額がお得になるサービスもあります。
例えばHIS光の場合、スマホもHISモバイルを利用すれば、利用開始月を除く12ヶ月間、HIS光の利用料金が毎月1,500円割引されます。
※HISモバイルの提供する光回線サービス「HIS光」について、詳しくはこちらをご覧ください。
4. キャンペーン・特典の有無と内容
キャンペーンや特典の有無も調べてみましょう。月額利用料金が高かったとしても、キャンペーンや特典などを踏まえると実質的な負担が少ないケースもあるからです。
例えばHIS光の場合、以下の特典があります。
- 他社の光回線からの乗り換えで発生する違約金を最大50,000円負担
- 条件を満たすことで基本工事費(44,000円)が実質無料
- HISモバイルのSIMに同時に申し込むことで、最大8,250円キャッシュバック
※HISモバイルの提供する光回線サービス「HIS光」の特典などについて、詳しくはこちらをご覧ください。
5. 契約期間・違約金
契約期間の有無や長さ、違約金の有無や金額についても事前に確認しておくべきでしょう。
HIS光の場合、3年契約のプランと契約期間なしのプランの2種類があります。
※HISモバイルの提供する光回線サービス「HIS光」について、詳しくはこちらをご覧ください。
6. 提供エリア
光回線は、あらゆる事業者のサービス・プランが全国どこでも利用できるわけではありません。地域によっては光ファイバーケーブルが整備されていない場合もありますし、希望する回線事業者の提供エリアに入っていないこともあるからです。
各光回線の提供エリアについては公式サイトなどで確認可能なため、事前にチェックしましょう。
※HISモバイルの提供する光回線サービス「HIS光」について、詳しくはこちらをご覧ください。
7. オプションの内容
光回線によるインターネットだけでなく、ひかりTV(光回線を利用したテレビ)やひかり電話(光回線を利用した電話)などのオプションも利用したい方がいるでしょう。
これらのオプションについても、必要なオプションが提供されているのか、オプションの費用は妥当かどうかなど、確認して選びましょう。
※HISモバイルの提供する光回線サービス「HIS光」について、詳しくはこちらをご覧ください。
まとめ
本記事では、光回線のメリットやデメリット、ほかのインターネット利用方法との違いや、光回線の選び方などを紹介しました。
光回線は、通信速度や通信の安定性についてはほかの通信手段よりも優れていることがほとんどです。
ただし、持ち運びできない点や工事が必要になる可能性がある点など、人によってデメリットになる面もあります。
この記事を参考に複数の手段を比較し、ご自分に合ったインターネットサービスを見つけてください。
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