モバイルWi-Fiの選び方は？おすすめやメリット・デメリットを紹介

Wi-Fi

2023.05.31

「モバイルWi-Fiルーターの購入を考えている」
「でも、どういう観点からモバイルWi-Fiルーターを選んだら良いのか分からない」

このように悩んでいる方に向けて、本記事では下記の内容についてご紹介します。

● モバイルWi-Fiルーターの選び方
● 主なサービス
● おすすめのモバイルWi-Fiルーター
● モバイルWi-Fiルーターのメリットとデメリット

モバイルWi-Fiルーターを導入することで、外出先でもパソコン・タブレットなどでインターネットを利用しやすくなります。モバイルWi-Fiルーターを契約しようか悩んでいる方はぜひ最後までご一読ください。

モバイルWi-Fiルーターの選び方

モバイルWi-Fiルーターの選び方をさっそくご紹介します。主な選び方は下記のとおりです。

●月額料金をチェックする
●通信速度をチェックする
●利用可能な月間データ通信量をチェックする
●利用場所がサービス対象エリア内かチェックする
●お得なキャンペーンが実施されているかチェックする

モバイルWi-Fiルーターを選ぶ時は、月額料金はもちろん実際の通信速度や月間データ通信量などもチェックしておきたいポイントです。まずは月額料金について見てみましょう。

月額料金をチェックする

モバイルWi-Fiルーターの月額料金が予算内に収まっているかチェックしましょう。月額料金はサービスによって異なりますし、利用する月間データ通信量によっても前後します。

たとえばHISモバイルのモバイルWi-Fiルーターサービス「HIS Wi-Fi PLUS+」の場合、月10GB未満であれば1,078円です。ただし10GB以上利用する場合は、データ通信量に応じて月額料金も変動します。

HISモバイルの場合は従量課金制のプランですが、他社サービスでは利用できる月間データ通信量が決められているケースも少なくありません。月額料金を考慮しつつ、自分の使い方にあったプランを選びましょう。

通信速度をチェックする

気になっているモバイルWi-Fiではどれぐらいの通信速度がでるのか、契約前にチェックしてみましょう。

公式ページに記載されているのは実際の通信速度ではなく理論値です。たとえば最大通信速度は1ギガと記載されている場合、実際には1ギガで通信できません。

実際の通信速度は、ユーザーによるTwitterの投稿や「みんなのネット回線速度」など第三者がレビューを投稿しているサイトが参考になります。また実際にモバイルWi-Fiルーターを使用している人が周りにいれば、感想を聞いてみるのもおすすめです。

利用可能な月間データ通信量をチェックする

高速通信できる月間データ通信量は、契約前に必ず確認しましょう。基本的にモバイルWi-Fiでは、「3日間で〇GBまで」「月間〇GBまで」など、利用できる月間データ量に限りがあります。

サービスによっては無制限で使い放題を謳っているところもありますが、「短期間で大容量の通信が行われた場合には速度制限を行うことがある」など、ある程度の制約もあります。

利用可能な月間データ通信量をチェックし、速度制限がかからないように注意しましょう。

利用場所がサービス対象エリア内かチェックする

モバイルWi-Fiルーターのサービス提供エリアを確認し、自宅や外出先でも利用できるか事前にチェックしましょう。

モバイルWi-Fiルーターは、基本的にモバイルデータ通信（スマートフォンの通信回線）と同じエリアで利用可能です。ただし建物内や地下、山奥、海上、離島など一部の場所では電波が入りにくいこともあります。

対応エリア内でモバイルWi-Fiを利用できそうか、契約前にチェックしておきましょう。

お得なキャンペーンが実施されているかチェックする

お得なキャンペーンを利用できるかどうかも、モバイルWi-Fiを申し込む前にチェックしたいポイントです。

期間限定キャンペーンを活用したりスマホとのセット割を適用したりすることで、お得にモバイルWi-Fiルーターを契約できる可能性があります。モバイルWi-Fiを契約する前にキャンペーン情報をチェックしましょう。

主なモバイルWi-Fiサービスを紹介

モバイルWi-Fiサービスには下記4つの種類があります。

●格安SIMを活用したモバイルWi-Fi
●大手通信キャリア（MNO）が提供しているモバイルWi-Fi
●KDDIが提供しているWiMAX
●業者によって様々なプランを提供しているクラウドSIM

モバイルWi-Fiルーターを活用してインターネットを利用できる、という意味ではどれも同じです。ただし月間データ通信量や通信の安定性、月額料金などに違いがあります。どういうことか、詳しく見てみましょう。

格安SIMを活用したモバイルWi-Fi

格安SIMをモバイルルーターに挿して利用するパターンです。家電量販店などでフリーのモバイルWi-Fiルーターを購入したり、MVNOが販売しているルーターを活用したりして使用します。

たとえばHISモバイルのデータ通信専用プラン「データ定額440プラン」を契約してルーターを別途購入することで、モバイルWi-Fiルーターとして利用できます。データ定額440プランは月1GBまでなら月額440円で利用可能です。

このように、格安SIMのデータ通信専用プランとフリーのルーターを組み合わせることで、お得にモバイルWi-Fiルーターを利用できます。ただしあくまで格安SIMの通信回線なので、時間帯によっては通信速度が遅くなる可能性がある点に注意が必要です。

大手通信キャリア（MNO）が提供しているモバイルWi-Fi

ドコモやソフトバンクなどの大手通信キャリア（MNO）もモバイルWi-Fi向けの通信プランを提供しています。

大手通信キャリアが提供するサービスは、通信速度が安定して速い点が魅力的です。一方、MVNOのモバイルWi-Fiより月額料金が高くなりがちです。たとえばドコモの場合、「5Gデータプラス」という月額1,100円で契約できるモバイルWi-Fiルーター向けのデータ通信プランがあります。

しかしスマートフォン向けの通信回線を別途契約していることが前提となっており、「5Gデータプラス」単体で利用することができません。よってスマートフォンの通信費も考慮すると、最終的に必要となる通信費は高くなりがちです。

KDDIグループが提供しているWiMAX

モバイルWi-Fiルーターとして有名なのが、KDDIが提供するWiMAXです。KDDIはauやUQモバイルなどを運営している大手企業で、モバイルWi-Fiルーター「WiMAX」を提供しています。

WiMAXではスマホで利用されているよりも多くの周波数帯を利用できるうえに、「キャリアアグリケーション」と呼ばれる技術を活用しているため、通信速度が安定して速いです。

auやUQモバイルのスマートフォン向け通信プランを契約している人にはセット割引も用意されているなど、信頼感のあるサービスです。

業者によって様々なプランを提供しているクラウドSIM

最近話題になっているのが、柔軟かつ低価格な料金プランでモバイルWi-Fiを提供している、クラウドSIM系のモバイルWi-Fiルーターです。

クラウドSIMとは、ルーター内にSIMカードを挿入せずクラウドサーバー内で通信処理を行う技術のことです。サーバーからSIMカードの情報が適宜選択され、インターネットと通信できるようになります。

使用できる通信回線はドコモ・au・ソフトバンクのいずれかです。利用できるエリアに合わせた通信回線を利用できるため、幅広いエリアで通信できる点が魅力的です。一方、利用者側でどの通信回線を利用するか選ぶことはできません。

他のモバイルWi-Fiルーターよりも安価で月間データ通信量も多く、契約期間の縛りがない（緩い）点も特徴です。なお、HISモバイルでもクラウドSIMを活用した、「HIS Wi-Fi PLUS+」というモバイルWi-Fi向けのプランを提供しています。

モバイルWi-Fiルーターを契約するメリット・デメリット

ここからはモバイルWi-Fiルーターを利用するメリット・デメリットをご紹介します。「モバイルWi-Fiルーターを契約しようか迷っている」という方はぜひ契約するかどうかの参考にしてください。

【メリット】
●回線工事が必要ない
●出張や旅行に持っていきやすい

【デメリット】
●利用環境によっては通信が不安定
●データ通信量に制限がある

モバイルWi-Fiルーターのメリット・デメリットについて詳しく見てみましょう。

メリット

光回線のような設置工事が不要で、端末さえ届けばすぐにデータ通信を利用開始できる点がモバイルWi-Fiルーターのメリットです。またルーターは小型なのでカバンなどに入れて持ち運びやすく、出張や旅行にも持って行きやすい点が魅力的です。

・出張や旅行が多い人
・外出先でパソコンなどをインターネットに接続することが多い人

このような人はモバイルWi-Fiルーターの導入を前向きに検討してみてはいかがでしょうか。

デメリット

光回線と比較するとモバイルWi-Fiルーターは通信速度が不安定になりやすく、データ通信量に制限がかかりやすい点がデメリットです。

建物内や電波干渉が発生しやすい家電の近くだと、通信速度が遅くなったり通信自体できなかったりすることがあります。また「月〇GBまで」など利用できる月間データ通信量に制限がある点にも注意が必要です。

利用環境や月間データ通信量に注意してモバイルWi-Fiルーターを選びましょう。外出先でインターネット接続を利用する機会があまりなければ、モバイルWi-Fiルーターではなく光回線の導入を検討した方が良いかもしれません。

モバイルWi-Fiルーターのよくある疑問

モバイルWi-Fiルーターに関するよくある疑問をご紹介します。

●海外でもモバイルWi-Fiは利用できる？
●光回線とモバイルWi-Fiルーターのどちらがおすすめ？
●ホームルーターとモバイルWi-Fiルーターの違いは？
●WiMAXとモバイルWi-Fiルーターの違いは？
●ポケットWi-FiとモバイルWi-Fiは何が違う？
●無制限で通信できるモバイルWi-Fiルーターはある？
●モバイルWi-Fiルーターは短期間だけレンタルできる？

各疑問への回答をさっそく見てみましょう。

海外でもモバイルWi-Fiは利用できる？

サービスによっては海外でもモバイルWi-Fiを利用できます。

たとえばHISモバイルでは「HIS Wi-Fi」というサービスを提供しており、海外でも利用可能です。詳細は下記をご一読ください。

HIS Wi-Fi | 海外Wi-Fiレンタル(ワイファイ)はHISモバイル

光回線とモバイルWi-Fiルーターのどちらがおすすめ？

自宅でネットを利用することが多い人、通信品質を重視する人（オンラインゲームを遊ぶなど）、月間データ通信量が多い人は光回線がおすすめです。

一方、出張や旅行など外出する機会が多い人はモバイルWi-Fiルーターの利用をおすすめします。

ホームルーターとモバイルWi-Fiルーターの違いは?

基本的にできることは同じですが、ホームルーターは「持ち運べない」「同時接続台数が多い」「バッテリーがない」といった特徴があります。

「自宅に光回線を設置できないけど、モバイルWi-Fiルーターより安定した通信サービスを利用したい」という人にホームルーターはおすすめです。

WiMAXとモバイルWi-Fiルーターの違いは?

WiMAXとモバイルWi-Fiルーターは、どちらも同じものです。モバイルWi-Fiルーターサービスの一つにWiMAXがあります。

ポケットWi-FiとモバイルWi-Fiは何が違う？

ポケットWi-FiとモバイルWi-Fiはどちらも同じサービスです。

Y!mobile（旧イー・モバイル）が発売したモバイルWi-Fiの名前が「ポケットWi-Fi」で、その名称が広がったため「ポケットWi-Fi≒モバイルWi-Fi」という言葉で親しまれている、という背景があります。

無制限で通信できるモバイルWi-Fiルーターはある？

2023年4月時点では、残念ながら完全無制限で利用できるモバイルWi-Fiは確認できません。「無制限に近い」サービスでいうと、WiMAXのスタンダードモードが挙げられます。

ただし回線が混雑していたり短期間で大量のデータ通信が行われたりした場合は、通信速度が制限される可能性があります。

モバイルWi-Fiルーターは短期間だけレンタルできる？

サービスによっては短期間だけモバイルWi-Fiルーターをレンタルすることも可能です。

たとえばHISモバイルの場合、ドコモ回線のモバイルWi-Fiルーターのレンタルサービスを提供しています。料金や契約期間など、サービス詳細はこちらをご一読ください。

自分の使い方にあったモバイルWi-Fiを契約しよう

本記事ではモバイルWi-Fiルーターについてご紹介しました。ここで紹介した内容をまとめます。

●モバイルWi-Fiルーターを選ぶ時に見るべきポイントは以下の5つ
○月額料金
○通信速度
○月間データ通信量
○サービス対象エリア
○割引キャンペーン
●主なモバイルWi-Fiルーターサービスの種類
○MVNOが提供しているモバイルWi-Fi
○大手通信キャリア（MNO）が提供しているモバイルWi-Fi
○KDDIが提供しているWiMAX
○業者によって様々なプランを提供しているクラウドSIM
●モバイルWi-Fiのメリットは、工事不要かつ外出先で手軽に利用できること
●モバイルWi-Fiのデメリットは、光回線と比較して通信速度が不安定になりやすいこと

モバイルWi-Fiルーターといっても様々なサービスが提供されています。月額料金や通信速度などをチェックし、自分に合ったサービスを選びましょう。

どのモバイルWi-Fiルーターを利用しようか悩んでいる方は、この機会にHISモバイルの「HIS Wi-Fi PLUS+」との契約を考えてみてはいかがでしょうか。短い期間でも利用可能で、従量課金制であるため使った分だけお得に利用できます。サービス詳細は下記をご一読ください。

HIS Wi-Fi PLUS+ | 国内・海外Wi-Fiレンタル(ワイファイ)はHISモバイル

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