エリア内なのにスマホが圏外に!?自分でできる7つの対処法

今回のテーマは、スマホの「圏外表示」についてです。
スマホを使っていて、エリア内なのに気づいたら「圏外」が表示されていた…という経験を持っている方も少なくないでしょう。
初めて遭遇すると「どうして?」「壊れた?」と焦ったり不安になったりする場合もありますが、実は簡単なチェックや操作で回復できるケースが多いので、自分でできる対処法をご紹介します。
圏外表示になったからといって、即修理、買い替えではなく、まずできることをやってみましょう。その上で、どうしてもダメなら修理や買い替えを検討されることをおすすめします。
なお、記事はiPhoneを例にしていますが、Androidでも当てはまる部分はたくさんあるので同じ機能や操作があれば試してみてください。

圏外は簡単な操作やチェックで回復する場合が多い

スマホは通信を行う端末ですので、圏外になってしまうと、それはもはやスマート(賢い)Phone(電話機)ではなくなってしまうため、ディスプレイを点灯した際に「圏外」が表示されているとかなり驚きますし、焦ってしまいます。

でも、圏外表示はちょっとしたチェックや操作で復旧するケースが多いので、まずは以下の4つの方法を試してみてください。

「機内モード」のオンオフ


圏外になっていたら最初に試すのは「機内モード」です。

「設定」メニューの中にある「機内モード」が通常は「OFF」になっていますが、これを一旦「ON」にして、10秒数えてから再び「OFF」にしてください(iPhone/Android共通)。

多くの場合、この操作だけで普段通りにアンテナマークが表示されて通信可能に復旧するはずです。

これは、スマホと基地局との電波のやり取りの中で何らかの原因で起こる「スマホあるある」の1つなので、機内モードのON/OFFで復旧すれば何も問題ありません。他に何かする必要はなくそのまま使用できます。

ただし、機内モードのON/OFFで復旧するとはいえ、原因不明の圏外があまりにも頻発するようなら何らかの故障や不具合が疑われるので、購入店や通信会社、メーカーなどに相談してみる必要があります。

「モバイル通信」のオンオフ


「機内モード」のON/OFFと、どちらを先に行ってもよいのですが、「設定」メニューの中から「モバイル通信」や「SIMの有効化」のスイッチを探して、一旦OFFの後、10秒数えてから再びONにします。

これで復旧すれば問題ありません。他に何かする必要はなくそのまま利用可能です。

ただし、圏外表示が頻繁に現れ、必ず「モバイル通信」のON/OFFで復旧する場合はスマホ本体かSIMカードに何らかの不具合が起きている可能性があるので、購入店、通信会社、スマホメーカーなどに相談してみる必要があります。

SIMトレーの出し入れ


機内モードのON/OFFで復旧しない場合には、SIMの接触不良を想定してSIMカードを一旦外してから再び挿入してみます。

iPhoneの場合やAndroidの多くは、SIMピンを押し込んでトレーを引き出すだけでSIMカードの接続が切れるので、SIMカードがトレーに正しい向きで枠内に収まっていることを確認の上、再びトレーを奥までしっかり挿入してください(iPhone/Android共通)。

アンテナ感度が表示され、通常の通信が可能になればそれ以上何もする必要はなくそのまま使用できます。

ただし、圏外表示が頻発し、その都度、SIMの出し入れで復旧する場合には、何らかの不具合や故障あるいはSIMトレーの変形、SIMカードの破損などが考えられますので、修理関係は通信会社、購入店舗、メーカーに相談してください。

なお、SIMカードが汚れていたり、付着物がある場合には柔らかい布などで優しく拭って、汚れや付着物を除去してください。簡単に落ちない場合は無理せず通信会社に再発行などを含めて相談してみてください。

端末の再起動

圏外表示は、スマホの電源を一旦切って再び起動することで改善することがあります。

iPhoneの再起動方法

iPhoneの再起動はモデルによって2通りの方法があるので、ご自身の端末がどちらに当たるか以下から確認して再起動を行ってください。

【再起動方法(1)】


ボディ右サイドまたはボディ上面の「スリープ/スリープ解除ボタン」を長押して「スライドで電源OFF」を表示させ、スライドバーを右へ動かし電源を切ります。

その後、電源ボタンを押して電源を入れることで再起動となります。

この再起動方法が適用されるモデル
・ iPhone 5/5s/5c
・ iPhone 6/6 Plus
・ iPhone 6s/6s Plus
・ iPhone SE(第1世代)
・ iPhone 7/7 Plus
・ iPhone 8/8Plus
・ iPhone SE(第2世代)

【再起動方法(2)】


ボディ右サイドの「スリープ/スリープ解除ボタン」と、左サイドの音量調節ボタン(上下どちらでも)を同時に長押しすることで、「スライドで電源OFF」を表示させ、スライドバーを右へ動かし電源を切ります。

長押しのままでいると「緊急SOS」へ機能が移行しますので要注意です。

再度電源ボタンを押して電源を入れれば再起動になります。

この再起動方法が適用されるモデル
・ iPhone X
・ iPhone XS/XS Max/XR
・ iPhone 11/11 Pro/11 Pro Max
・ iPhone 12/12 mini/12 Pro/12 Pro Max
・ iPhone 13/13 mini/13 Pro/13 Pro Max

Androidスマホの再起動方法


ボディ右サイドの「電源ボタン」を長押しし、画像のような「電源オフ/再起動」ボタンを表示させ、スライドスイッチを上に移動し再起動させます。

Androidの場合、必ずしもすべての端末が同じ仕組みではない場合がありますが、同様の操作があるはずですので、再起動を行ってください。


端末の再起動を行うことで、圏外に限らずスマホに生じていた不具合や動作の重さなどを解消できる場合があります。

再起動で圏外表示が消え、正常に通信できるようになればそれ以上何かする必要はありませんが、頻繁に再起動を必要とする場合には故障や不具合が疑われますので、購入店、通信会社、メーカーなどに相談してください。

設定や更新をチェックする

前項の「機内モードオンオフ」「モバイル通信オンオフ」「SIM抜き差し」「再起動」で圏外が解消されない場合には、スマホ端末の設定や更新が正常に行われていない可能性を疑います。

設定や更新に関するチェック項目は以下の2点です。

・ 最新のOSバージョンがインストールされているか
・ キャリアアップデートが配信されていないか



OSバージョンの確認方法


iPhoneの場合は「設定」→「一般」→「情報」でインストールされているiOSバージョンが確認できますし、新しいiOSバージョンがある場合には「ソフトウェア・アップデート」に必ず表示されます。

iPhoneは、iOSのアップデートがあった場合には、対象端末に向けてAppleから必ず最新iOSの配信が行われます。常に最新のiOSをインストールしておくようにしましょう。

また、iPhoneで「設定」→「一般」→「情報」を開くと、キャリアアップデートが存在する場合にはその旨が表示され、アップデートすることができます。

Androidスマホの場合は、「設定」→「端末情報」でインストールされているOSを確認できますが、必ずしも最新ではない場合もあります。

「設定」→「ソフトウェア・アップデート」項目がある場合には、新しいバージョンがあればこちらに表示されている場合もあります。

Androidスマホは、最新のAndroid-OSが必ず配信されるかどうかは分かりません。メーカー次第(配信するか否かを一任されている)なので、メーカーによって配信する、配信しないが分かれるためです。

再インストールと設定リセット

ここまでの対処方法をすべて試しても改善しない場合に、iPhoneのほぼ最後の手段として実行すべき操作が2つあります。

・通信設定用の「プロファイル」の再インストール ・ネットワーク設定のリセット~再設定

これらを実行しても圏外表示が消えない場合は修理が必要と判断します。

「プロファイル」の再インストール


「設定」→「一般」→「VPNとデバイス管理」に表示されている通信会社から配布されている通信設定用の「プロファイル」を一旦削除し、再度ダウンロード~インストールを行います。

プロファイルを再インストールすることで不具合が解消される場合があります。

再ダウンロードにはWi-Fi通信が必要ですので、必ずWi-Fi環境下で操作してください。

Androidはプロファイル方式ではないので、同様の対処法はありません。

ネットワーク設定のリセット~再設定


「設定」→「一般」→「転送またはiPhoneをリセット」から、「リセット」の中の「ネットワーク設定をリセット」を指定して実行します。

モバイル通信、Wi-Fi通信などすべての通信設定がリセットされますので、最初から設定し直すことで、不具合が解消される場合があります。

ここまでのすべての対処法を試しても状況が改善しない場合には、ユーザーが対処できる状況ではないと判断し、購入店や通信会社、メーカーなどに修理の相談をしてください。

Androidには「ネットワーク設定のリセット」というメニューはありません。

修理を依頼する

修理の依頼先は以下となります。

・ 購入店や通信会社などスマホ端末を購入先に修理依頼する
・ Apple StoreやGoogle Storeなどメーカーに修理依頼する
・ 街の修理専門店へ持ち込む

購入店や通信会社などスマホ端末を購入先に修理依頼する

量販店などで購入した場合には購入した店舗へ、大手キャリアで購入した場合は購入キャリアへ、格安スマホを購入した場合には格安SIM事業者に症状を伝えて修理希望であることを伝えます。

それぞれの購入先ごとの対応を受けられるはずです。症状や原因などによって有償・無償は異なります。

Apple StoreやGoogle Storeなどメーカーに修理依頼する

Apple StoreやGoogle StoreでSIMフリー端末を購入した場合には、購入したメーカーに修理の依頼を行います。

「AppleCare+」等の保険に加入している場合には、無償あるいは少額で修理可能ですが、保険に加入していない場合には費用は若干高額の出費になる可能性があります。

また、Apple StoreやApple正規サービスプロバイダーでの修理の場合、依頼箇所以外に故障や不具合、破損などがあった場合、ユーザーに通知なく修理してしまうケースがある(もちろん料金は請求される)ので、他の不具合や破損がある場合は要注意です。

Apple StoreやApple正規サービスプロバイダーでの修理の場合、以下のような点に要注意です。

・事前の予約が必要
・データのバックアップが必須(データは消される)
・指定部分以外の修理も行われる(上記)
・純正部品を使用し公認の技術者が作業する

iPhone 7圏外の問題に対する修理プログラム

一部のiPhone 7について、圏外になってしまう症状に対するAppleの修理プログラムが提供されています。

iPhone 7を使用していて圏外になる症状が出る場合には、修理プログラムの対象である可能性があるので、最寄りのApple Storeに相談してください。

修理プログラムに関する詳細:https://support.apple.com/ja-jp/iphone-7-no-service

街の修理店に依頼する

1つの選択肢として、街の修理専門店への修理依頼も可能です。

Apple Storeや正規サービスプロバイダーに比べて以下のような特徴があります。

・修理料金が割安 ・予約なしで持ち込んで修理を受けられる(待つ場合もあり) ・指定した部分だけの修理を行う ・データバックアップが不要(データが残る) ・純正ではない部品が使われる ・作業者は公認を受けていない(たとえ高度な技術を持っていても)

街の修理店の場合、純正部品以外が使われることが最大のネックでしょう。その部分さえ納得できるのであれば街の修理店も1つの選択肢となります。

スマホが圏外になってしまった時の対処法まとめ

圏外になってしまった場合には、機内モードやモバイル通信のON/OFFをはじめ、ユーザー自身が実施できる幾つかの対処法がありますので、まずそれを試してみてください。

ユーザー自身が実施できる対処法で多くの不具合は解消するケースがほとんどです。

それでも改善しない場合には、自分で分解するようなことは絶対にせずに購入店や通信会社、メーカーに相談するようにしてください。

格安SIM各社では、自社で販売した端末はもちろん、ユーザーの持ち込み端末であっても対応可能な保険制度も導入していますので、加入しておけば故障や不具合が生じても安心です。

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