おすすめのアルコールチェッカーと選び方|人件費が1/4の検知器とは!?

2024.04.26

事業所におすすめのアルコールチェッカーを探しておられませんか?アルコールチェッカーの使用が義務付けられたため、精度の高い検知器を探しているかもしれません。そして、「できる限りアルコールチェックにかかる人件費を削減したい」と考えている方もいることでしょう。

本記事では、アルコール検知・記録・管理画面の確認にかかる人件費を1/4に抑えるおすすめの検知器や、アルコールチェッカーの選び方を解説します。アルコールチェッカー選びで失敗したくない方は、ぜひ参考にしてください。

道路交通法改正のポイント

道路交通法の施行規則改正により、「安全運転管理者」の職務にドライバーのアルコールチェック方法に関する規定が新しく追加されます。日々の運転前にアルコールチェックを行うのは大切ですが、本来の目的は飲酒運転や、それに起因する重大な事故を防止することです。

2022年4月1日からは、ドライバーに対して運転前後にアルコールの影響がないかを目視などで確認し、その結果を文書に記載し1年間保管するよう求められるようになりました。アルコールチェッカーを使用したアルコールチェックの義務は、緑ナンバーだけに適用されていました。

2023年12月1日の施行では、安全運転管理者がドライバーのアルコール摂取状態をアルコール検知器で確認するよう義務付けられました。2023年12月1日以降は、自動車を5台以上、または、定員が11人以上の自動車を1台以上保有している企業の白ナンバーも対象になったのです。さらに、アルコール検知器を常に機能する状態に維持するよう求められています。

2023年12月1日の道路交通法改正のポイント
・アルコール検知器を使用したアルコールチェックの義務が白ナンバーにも拡大
・アルコール検知器を常に機能する状態に維持

参考情報:道路交通法施行規則の一部改正について|警察庁丁交企発第201号

アルコールチェッカーの選び方

アルコールチェッカーの使用が義務付けられましたが、多種多様な検知器が市場に出回っているため、どれを選べばいいか迷うのではないでしょうか。この項目では、アルコールチェッカーを選ぶ際に確認しておきたい下記のポイントを解説します。

・事業所に合わせて据置型モデルか携帯型モデルを選ぶ
・センサーの種類で選ぶ
・日本製のアルコール検知器協議会認定品がおすすめ!
・吹きかけ式よりマウスピース式・ストロー式がおすすめ

事業所に合わせて据置型モデルか携帯型モデルを選ぶ

業務用として使用回数が多いアルコールチェッカーを選びたくなるかもしれませんが、事業所の運営や社用車の利用スタイルに応じて選択する必要があります。据置型モデルのアルコールチェッカーは、運送業者など、従業員が事業所に集合する場合に最適です。複数の従業員がいる場所で計測するため、不正を抑止する効果があります。

長距離運送などのために事業所でアルコールチェックを受けられない場合は、コンパクトに持ち運べる携行型モデルが適しています。事業所へ立ち寄らずに直行直帰する従業員1人に対して1台支給するか、車ごとに1台設置して運用してもいいでしょう。

携帯型モデルのアルコールチェッカーは、なりすましなどの不正が懸念されますが、アルキラーNEXはスマートフォンと連動し、顔認証やワンタイムパスなどの不正防止機能も装備されています。詳しくは「顔認証やワンタイムパスによる不正防止対策」をご覧ください。

センサーの種類で選ぶ

アルコール検知器に搭載されているガスセンサーは、主に半導体式と電気化学式の2種類あります。それぞれのメリット・デメリットは下記の表にまとめた通りです。

半導体式と電気化学式のメリット・デメリット

 半導体式電気化学式
メリット・測定時間が短く、端末のコストが安い
・小型の製品が多く持ち運びしやすい
・低濃度でも感度が高い
・アルコール以外にあまり反応せず、精度が高い
・周囲の環境に影響されにくい
・耐久性が高く、より長く使用できる
デメリット・アルコール以外にも反応する場合がある
・周囲の環境や保管条件によっては感度が低下する可能性がある
・価格が比較的高い
・定期メンテナンスが必要

電気化学式のアルコールチェッカー

電気化学式アルコールチェッカーのセンサーは精度が高く、「誤検知が少ない」とされています。これは、半導体式に比べてアルコール成分に対する優れた選択性を持っているためです。さらに、耐久性が高く半導体式より長く使用できます。また、周囲の環境に影響されにくいため、体内にアルコールが残っていても見落としにくい方式です。

電気化学式のアルコールチェッカーは比較的高価で、最低でも10,000円以上の機種が一般的ですが、センサーが長寿命なのが特徴です。例えば電気化学式(据置型モデル)の「アルキラーPlus」は、推奨されている使用回数の上限が10,000回で、カートリッジは毎年自動的に届きます。1日2回使用・年間250日出勤で想定すると、最大20人まで利用可能です。

アルキラーPlusについては、下記の記事を参考になさってください。

関連記事:法人向けの据置型アルコール検知器:アルキラーPlushttps://his-mobile.com/column/2022_1227_2

半導体式のアルコールチェッカー

半導体式アルコールチェッカーは小型センサーを内蔵しているため、コンパクトな製品が多く持ち運びしやすいのが特徴です。微量の電気を流してアルコール濃度を測定するシンプルな仕組みにより、測定時間が短く、端末コストも抑えられています。

ただし、このタイプの検知器はアルコール以外のガスにも反応し、使用環境によっては感度が低下する場合があるのがデメリットです。

半導体式アルコールチェッカーは手頃な価格が魅力ですが、センサー寿命は電気化学式に比べて短い傾向があります。携帯型モデルのアルキラーNEXは、推奨されている使用回数の上限が2,500回です。カートリッジを毎年交換するので、1日2回使用・年間250日出勤で想定すると、最大5人まで使用できます。

アルキラーNEXは半導体式のアルコール検知器ですが、日本製センサーを採用しているため、高精度で安定した測定が可能です。

日本製のアルコール検知器協議会認定品がおすすめ!

アルキラーNEX・アルキラーPLUSは、J-BAC(アルコール検知器協議会)の認定を受けており、機能面や精度において高い評価を受けています。セキュリティに関してもISMS認証(ISO/IEC 27001)を取得しており、データの改ざんを防止し、社員情報も守ります。

市場に出回っている海外製品の中には誤検知が多いアルコールチェッカーも存在しますが、国内生産に加え、J-BACに認定された製品は「信頼性が高い」といえるでしょう。日本製のアルコール検知器協議会認定品を選ぶなら安心感が得られます。

画像引用元:J-BAC認定品マーク|アルコール検知器協議会

参考情報:J-BAC(アルコール検知器協議会)認定機器一覧

吹きかけ式よりマウスピース式・ストロー式がおすすめ

アルコールチェッカーの計測方法は商品によって異なります。マウスピースやストローを使用して息を送る「マウスピース式・ストロー式」と、直接息を吹きかける「吹きかけ式」の2種類です。このうち、より正確に測定しやすいのはマウスピース式・ストロー式です。

マウスピース式・ストロー式は息を直接センサーに送り込めるため、呼気以外の影響を受けにくくて正確に測定しやすい特徴があります。

一方、吹きかけ式は、息を直接吹きかけるだけで手軽に測定できるため、マウスピースを洗浄したり、交換したりする手間がない点が魅力です。しかし、周囲の空気の影響を受けやすく、息を吹きかける際の距離によって呼気アルコール濃度の測定値が変わるという欠点があります。

そのため、業務で使用するのであれば、より正確に測定するためにマウスピース式・ストロー式をおすすめします。

クラウド型アルコールチェッカー:アルキラーNEXの3つのおすすめポイント

画像引用元:クラウド型アルコールチェッカー:アルキラーNEX|YouTube:PAI-R official channel

アルキラーNEXのおすすめポイントを3つだけ挙げるとすれば、下記の3点です。

  1. 管理者の負担軽減|人件費が1/4!
  2. 毎年カートリッジを無償交換
  3. 顔認証やワンタイムパスによる不正防止対策

1.管理者の負担軽減|人件費が1/4!

画像引用元:アルキラーNEX 3つの強み|YouTube:PAI-R official channel

アルキラーNEXによる検知結果はリアルタイムでクラウド上に自動送信され、管理者はいつでもどこからでも管理画面で全拠点のデータを確認できます。記録や検知器の期限管理などが一元化され、アルコールチェック義務化に対応するために必要な作業がカバーされます。

アルキラーシリーズの検知器・アプリ・管理画面に関する問い合わせは、電話で無料サポートを受けられます。直感的な操作性により、ドライバーのストレスも軽減できるでしょう。

アルキラーNEXと簡易型アルコール検知器の比較

安価な簡易型アルコール検知器を導入すれば、コストを抑えられるように感じるかもしれませんが、手動でやることが増えてしまい、実際には人件費が増大してしまいます。

アルキラーNEXと簡易型検知器によるアルコール検知の確認作業時間を、運転者50人規模で比較して考えてみましょう。株式会社パイ・アールによると、簡易型検知器に比べ、アルキラーNEXを使用した場合の人件費は4分の1です。

簡易型検知器でアルコールチェック・手書きで記録・押印していく場合:200分/1日
アルキラーNEXでアルコールチェック・自動記録・管理画面で確認する場合:50分/1日

簡易型検知器の場合は、さらに検知器の交換費用・処分費用・各拠点のデータ管理に毎年コストがかかります。

参考情報:クラウド型アルコールチェッカー「アルキラーNEX」 | 株式会社パイ・アール

2.毎年カートリッジを無償交換

画像引用元:アルキラーNEX 3つの強み|YouTube:PAI-R official channel

アルキラーNEXのカートリッジは毎年自動的に届くため、入れ替えるだけで済み、交換時期を管理する必要がありません交換費用は無償で、修理や電話サポートも基本的に無償で提供されます。カートリッジの交換作業は数秒で完了し、「アルコール検知器を常に機能する状態に維持」する手間を大幅に省けます。

3.顔認証やワンタイムパスによる不正防止対策

画像引用元:アルキラーNEXの使い方|YouTube:PAI-R official channel

アルキラーNEXは、アルコール検知器にスマートフォンを接続することにより、クラウド型アルコールチェックサービスを提供しており、管理者がリアルタイムで確認可能です。

顔認証やワンタイムパスなどの不正防止機能も装備されていて、なりすましやごまかしを防止できるため、安心して運用できます。息を吹き込むと、測定結果と顔写真がクラウド上に自動送信される仕組みです。

メンテナンスのお役立ち記事:アルコールチェッカーの除菌・消毒方法とは?注意点やおすすめ除菌グッズ | 株式会社パイ・アール

なお、HISモバイルでは、アルキラーシリーズ導入にピッタリの、検知器本体とスマホ端末(アルキラー専用アプリ導入用)をセットにしたプランをご用意しています。
ご希望端末など、アレンジも可能となっています。詳しくはこちらをご覧ください。

安全運転管理者に関係するよくある質問

「会社が所有している自動車であっても、常に従業員の自宅を本拠地として利用している場合、安全運転管理者を選任する義務が生じますか?」「1人の安全運転管理者が複数の営業所を兼任できますか?」など、安全運転管理者に関係するよくある質問は、下記に示す警視庁のPDFファイルにまとめられています。

安全運転管理者に関係するよくある質問|警視庁

※本記事は2024年3月17日時点の情報に基づいています。

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