法人向けモバイルWi-Fiの選び方は?個人との違いやおすすめを紹介
2024.09.30
法人向けのモバイルWi-Fiを導入しようか悩んでいる方もいるのではないでしょうか。モバイルWi-Fiとは、一般的にモバイルWi-Fiルーターのことを指します。
モバイルWi-Fiを法人契約すれば、営業活動中や出張時に、外出先でもオンラインでパソコン作業をすすめられます。時間を効率的に使えるようになり、生産性の向上が期待できるでしょう。
本記事では法人向けモバイルWi-Fiの概要やサービスの選び方、選ぶ際の注意点などを紹介しています。法人向けモバイルWi-Fiの導入を検討している方は、ぜひ最後までご一読ください。
なおHISモバイルでは、法人向けのモバイルWi-Fi貸出サービスを提供しております。1ヵ月間の短期貸出から1年間の長期利用まで、また小容量から大容量のデータ容量プランまで、さまざまなニーズに応えられるプランを提供しています。詳細は下記をご確認ください。
法人向けWi-Fiサービスとは
Wi-Fiとは、パソコンやスマホ、タブレットなどを無線でインターネットに接続するための通信方法のことです。パソコンをWi-Fiに接続することで、インターネットで検索したりデータをオンラインで保存したりできます。
法人向けのWi-Fiサービスとは、事業活動でのWi-Fi利用を想定した通信サービスのことです。たとえばWi-Fiルーターをオフィスに設置すれば、職場でパソコンやタブレットなどをインターネットへ接続しやすくなります。
またモバイルWi-Fiルーターを活用すれば、外出先でもパソコンなどのIT機器をインターネットへ接続できるため便利です。なお本記事では、モバイルWi-Fiルーターの話を中心に解説しています。
Wi-Fiサービスの種類
Wi-Fiサービスは下記の3つに分類できます。
- モバイルWi-Fiルーター
- ホームルーター
- (固定型)Wi-Fiルーター
モバイルWi-Fiルーターは持ち運びしやすく、外出先でもインターネットへWi-Fi接続しやすくなるのが特徴です。スマホと同じくらいのサイズ感で、重さもスマホより若干重いくらいなので、カバンに入れて持ち運びできます。バッテリーが搭載されているため、電源がなくてもWi-Fiを利用可能です。
ホームルーターは、一言で説明すると「持ち運びできなくなったモバイルWi-Fiルーター」です。大きさ・重さともにアップしており、バッテリーも搭載されていないため電源の近くでないと利用できません。しかしモバイル回線を利用しているため、インターネット回線の開通工事をしなくても、機器さえあればすぐにWi-Fiを利用できる点が魅力です。
Wi-Fiルーターは、固定回線を電波(Wi-Fi)にするための機器です。モバイル回線ではなく固定回線を通じてインターネットに接続するため、安定した高速通信を行いやすい点がメリットといえます。ただし持ち運びはできません。
個人向けとの違い
法人向けのモバイルWi-Fiは、基本的に個人向けのサービスと大きな違いはありません。ただしサービスによっては、下記のような違いが生じる場合もあります。
- 利用できるプラン
- 法人契約の可否
- 請求書払いの可否
- 複数台の契約しやすさ など
個人向けと法人向けで、契約できるプランやオプションに違いが生じる場合があります。また個人向けのサービスだと、基本的に法人契約や請求書払いはできません。個人向けでは1人の契約者が1つのプランを契約するのが前提となっています。しかし法人向けプランでは、複数回線の契約も想定されたプランが用意されています。
「外出先でもパソコンやタブレットなどをWi-Fi接続できる」という点では、個人と法人で違いはありません。ただし上記のように、プランや支払い方法で違いが見られます。
法人Wi-Fiの選び方
法人向けのモバイルWi-Fiを提供している会社は複数あります。どのサービスを選ぶべきか、迷っている方もいるでしょう。そこで、どのような観点から法人向けのモバイルWi-Fiを選ぶべきか紹介していきます。
法人向けのモバイルWi-Fiを契約する場合は、下記の点を意識して選びましょう。
- 月額料金
- データ容量
- 対応エリア
- データ通信の安定性
- 契約期間
- サポート体制
なぜ上記ポイントを意識した方が良いのか、解説していきます。
月額料金
法人向けのモバイルWi-Fiを選ぶ時に一番注目すべきは、月額料金です。通信費は毎月発生するため、不必要に高いプランを契約してしまうと固定費が高くなってしまいます。
ただし月額料金を安価に抑えてしまうと、データ容量が少なかったり必要なオプションを契約できなかったりと、仕事の生産性向上にブレーキがかかってしまいかねません。利用用途や必要なオプションを見極めて、過不足のないプランを選択しましょう。
不安がある場合は問い合わせを行い、担当者に相談してみるのもおすすめです。
データ容量
上述しましたが、法人向けのモバイルWi-Fiを契約する際は、月にどれくらいデータ通信を利用するか見極めることが大切です。
たとえばほとんど利用しないのに大容量プランを選んでしまうと、毎月の通信費が高くなってしまいかねません。一方、ニーズに対して小容量しか契約していないと、すぐに通信制限がかかってしまい業務効率化につながりにくいです。
必要なデータ容量を見極める方法としては、短期間だけモバイルWi-Fiを契約して、どれくらいの通信を行ったか実測するのが確実です。たとえば小容量プランを契約し、問題なければそのまま、データ容量が不足するなら大容量プランに乗り換える、といった方法が挙げられます。
なおHISモバイルでは14日間や1か月といった、短期利用者向けのモバイルWi-Fiレンタルサービスを提供しています。1年間の長期利用プランも用意しているため、気になる方はぜひチェックしてみてください。
対応エリア
海外出張が多い場合、海外でも利用できるモバイルWi-Fiがおすすめです。海外では利用できないモバイルWi-Fiだと、海外出張期間中の通信費が無駄になってしまいます。
なお国内でのみ利用する場合、通信キャリアによる対応エリアの違いはほぼありません。
データ通信の安定性
格安SIMサービスを提供しているMVNOのモバイルWi-Fiだと、平日のお昼時間帯などアクセスが集中する時間帯に、通信速度が遅くなる場合があります。通信の安定性を重視するなら、大手通信キャリアの法人向けモバイルWi-Fiを利用した方が良いでしょう。
ただしMVNOのモバイルWi-Fiだと、大手通信キャリアのモバイルWi-Fiより月額料金が安いです。1台目は大手通信キャリアのモバイルルーターを、2台目のサブ機としてMVNOのモバイルルーターを契約する、という企業もあります。
通信費を抑えたい企業や通信の安定性をそこまで重視しない企業は、MVNOの法人向けモバイルWi-Fiを検討してみませんか。
契約期間
モバイルWi-Fiの契約期間や解約条件もチェックしておきましょう。サービスによっては契約期間の縛りを設けており、一定期間以外で解約すると違約金が発生する場合もあります。
法人向けモバイルWi-Fiを契約する際は、解約しやすいか確認しておきましょう。
サポート体制
サポート体制が充実しているかどうかも、法人向けモバイルWi-Fiを選ぶ際に需要です。
- 24時間サポートがあるか
- サポート方法はチャットか、メールか、電話か
- モバイルWi-Fiルーターが故障した際は代替機を用意してもらえるか など
上記の点を契約時にチェックしておけば、いざという時も安心です。
法人Wi-Fiを契約する際の注意点
法人向けのモバイルWi-Fiを契約する際には、いくつか注意しておきたいポイントがあります。下記の点を意識して、契約するかどうか検討しましょう。
- セキュリティのレベルが高いか
- 追加費用が発生しないか
- 法人向けの支払い方法が用意されているか
- 通信の速度や安定性は十分か
なぜ上記のポイントに注意すべきか、詳しく紹介していきます。
セキュリティのレベルが高いか
通信のセキュリティ規格が古いと、情報漏えいやハッキングなどのトラブルに発展するリスクが上がります。「WPA3」など最新のセキュリティ規格に対応しているモバイルルーターかどうか、契約前に確認しましょう。
なおセキュリティ規格だけでなく、端末の盗難やパスワードの漏えいを発生させないよう社員を教育することも大切です。
追加費用が発生しないか
契約内容によっては追加料金が発生する場合があります。たとえばデータ容量を追加したり有料オプションを契約したり、端末が破損して修理に出したりする場合です。
データ通信量をオーバーした場合、追加のデータ容量を購入できるか、いくらで購入できるのか事前に確認しておきましょう。端末の破損リスクが気になる場合は、有料の端末補償オプションを契約するかどうか検討するのもおすすめです。
法人向けの支払い方法が用意されているか
法人名義での契約や請求書払いに対応しているか確認しておきましょう。
法人として契約できなかったり請求書払いができなかったりすると、経費処理がややこしくなる可能性があります。
通信の速度や安定性は十分か
仕事の性質上「速度の遅延は許されない」「通信が安定していることは必須」という場合は、大手通信キャリアが提供している法人向けモバイルWi-Fiがおすすめです。MVNOが提供しているモバイルWi-Fiだと、時間帯によっては通信速度が遅くなるケースがあります。
一方「たまに通信速度が遅くなっても問題ない」「月額料金の安さを重視したい」という方は、MVNOが提供するモバイルWi-Fiを検討してみませんか。たとえばHISモバイルなら、大手通信キャリアよりも安価なモバイルWi-Fiをレンタルで利用できます。
法人Wi-Fiを契約するならHISモバイル!
法人向けのモバイルWi-Fi導入を検討している方は、この機会にHISモバイルの「国内Wi-Fiレンタル」サービスを試してみませんか。
「国内Wi-Fiレンタル」は最短14日間から、法人向けのモバイルWi-Fiを利用できるサービスです。短期間からお試しで利用できるので、モバイルWi-Fiはどれくらい便利なのか、そもそも自社に必要なのか、実際に利用して見極められます。
もちろん長期利用向けのプランも用意しているため、長く利用したい(けれどルーターの購入まではしたくない)という人にもおすすめです。サービスの詳細や問い合わせは、下記ページの「国内Wi-Fiレンタル」をご確認ください。
料金プラン
HISモバイルが提供する「国内Wi-Fiレンタル」の料金プランをご紹介します。
【短期プラン】
- 契約期間:14日
- データ容量:15GB、50GB
- 初期費用:無し
- 月額料金:2,900〜4,500円
- 違約金:無し
【中期プラン】
- 契約期間:1か月
- データ容量:50GB、100GB、無制限
- 初期費用:1,500円
- 月額料金:3,800〜6,500円
- 違約金:無し
※モバイルWi-Fiルーター向けのプランのみ記載しています。
【長期プラン】
- 契約期間:1年間
- データ容量:50GB、100GB、無制限
- 初期費用:1,500円
- 月額料金:3,300〜6,000円
- 違約金:5,000〜13,000円
※モバイルWi-Fiルーター向けのプランのみ記載しています。
料金の詳細や不明点は、お気軽にお問い合わせください。
端末
HISモバイルが法人向けに貸し出しているモバイルWi-Fiルーター各端末のスペックをご紹介します。
【NA01】
- 同時接続可能台数:10台
- 当社推奨接続台数:2〜3台
- 重さ:148g
- 最大稼働時間:12時間
- コネクトタイプ:Type-C
【+F FS030W】
- 同時接続可能台数:15台
- 当社推奨接続台数:2〜3台
- 重さ:128g
- 最大稼働時間:20時間
- コネクトタイプ:Type-B
【X11】
- 同時接続可能台数:16台
- 当社推奨接続台数:2〜3台
- 重さ:174g
- 最大稼働時間:20時間
- コネクトタイプ:Type-C
いずれの端末も稼働時間が長く重さもそこそこであるため、長時間利用したり持ち歩いたりしやすいです。なお複数端末で同じモバイルWi-Fiルーターを同時利用すると、通信速度が遅くなる場合があります。
1つのモバイルWi-Fiルーターを共有して利用するなら、同時に接続するのは2〜3台までに留めておきましょう。
法人Wi-Fiを契約してビジネスを加速させよう
本記事では法人向けのモバイルWi-Fiについてご紹介しました。導入する目的や重視する要素によって、選ぶべきサービスは異なります。本記事で紹介した内容をもとに、ぜひ自社に合った法人Wi-Fiを選んでくださいね。
なお「いきなり長期間も契約を結ぶのが怖い」という方は、HISモバイルの法人向けモバイルWi-Fi貸出サービスを試してみませんか?14日間や1か月といった短期間からレンタルできるので、お試し利用にピッタリです。
もちろん1年間の長期レンタルプランも用意しているので、法人向けモバイルWi-Fiを長く利用したい人もぜひチェックしてみてください。サービスの詳細は下記から確認できます。
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