海外旅行でスマホを使うには?高額な請求を防ぐ設定も紹介

2024.02.07

現在では多くの人が、どこへ行く場合でも、スマホを持ち歩いています。もちろん、それは国内だけでなく、海外に行く場合も当てはまります。

誰かと連絡をとったりインターネットで地図を検索したりと、海外では国内以上にスマホが役立つ場面もあるでしょう。

では、海外旅行でスマホを便利に使うにはどうすれば良いのでしょうか?また、海外でのスマホ利用と聞くと、「あとで高額な請求が来るのではないか」と不安に感じる方がいるかもしれません。

本記事では、海外旅行中にスマホを便利に使う方法や、高額な利用料金の発生を防ぐための設定などを紹介します。

海外でのスマホ利用を検討されている方は、ぜひ参考にしてください。

※本記事の金額は、国内は税込金額、海外は非課税の金額で表記しています。

海外旅行中にスマホを使うには?

海外でスマホを使いたい場合、そのままスマホを海外に持って行っても、国内と同様には使えません。

ここでは、海外でスマホを使うために必要なサービスや利用方法を概説します。

海外でスマホを使うための代表的な方法は以下のとおりです。

・海外パケット定額サービス・国際ローミングを利用

・海外用Wi-Fiルーターをレンタル

・海外用プリペイドSIMを購入

・現地のWi-FiルーターやプリペイドSIMを利用

・現地のフリーWi-Fiを利用

それでは1つずつ見ていくことにしましょう。

海外パケット定額サービス・国際ローミングを利用

海外で、日本国内と同じようにスマホを利用するための代表的なサービスが、海外パケット定額サービスと、国際ローミングです。

提供者大手通信キャリア
(NTTドコモ、au、ソフトバンク)
格安SIM
サービス海外パケット定額サービス国際ローミング
利用料金定額
(一定の利用期間やデータ容量ごと)
従量課金制
利用した分だけ費用がかかる

まず、大手通信キャリアのNTTドコモ、au、ソフトバンクが提供しているのが、海外パケット定額サービスです。

各サービスの概要は以下のとおりです。

キャリアNTTドコモNTTドコモauauソフトバンクソフトバンク
サービス名世界そのままギガ世界ギガし放題世界データ定額アメリカ放題海外あんしん定額海外パケットし放題
対応国・地域数通常プラン(980円/24時間)
200ケ国・地域以上国・地域限定プラン(利用期間に応じて割引適用)
70以上の国・地域
215ケ国・地域160ケ国・地域以上アメリカ本土、アラスカ、ハワイ、プエルトリコ、バージン諸島(アメリカ領)定額国L
15ケ国・地域定額国S
197ケ国・地域
197ケ国・地域
利用金額200円/1時間980円〜/24時間最大2,980円/日
(24.4MBまで1,980円/日)
980円/24時間
*国内事前予約で490円/24時間
*キャンペーン対象外の国・地域の場合は690円/24時間
Web通信料0円定額国L
・980円/24時間(3GB)
・2,940円/72時間(9GB)定額国S
1MB:1,980円/24時間
5MB:9,800円/24時間
10MB:19,600円/24時間
2,980円/日
利用可能期間1時間24時間2日〜30日間無制限1日〜8日
*国内事前予約で1日〜30日
無制限無制限無制限
申し込み必要不要不要必要(世界ケータイ)必要(世界ケータイ、海外安心定額)必要(世界ケータイ)

※各サービスの詳細については、各キャリアの公式サイトなどでご確認ください。
※これら以外に、通話料がかかります。

単位時間(1時間、1日など)あたりの利用料金が定額なので、海外で使い過ぎてしまっても、それ以上料金が増えることはありません。

その点では安心できますが、国内での利用に比べて料金が高額なサービスが多いことがわかります。

一方格安SIMの場合、国際ローミングを使い、格安SIMが提携している現地の通信事業者のサービスを使って通話などを利用するものが多いです。

格安SIMによって、利用できる通信サービス(通話のみか、インターネットも利用できるのか、など)は異なります。

また、利用しているSIMカードの種類(音声通話SIMなのか、データ通信専用SIMなのか)によっても、利用の可否や利用可能なサービスが変わる場合があります。

何より注意しなくてはならないのは、国際ローミングは従量課金制であることです。通話・通信すればするほど利用料金が追加となり、高額な請求につながってしまうリスクがあります

各キャリア・格安SIMによって、サービスの種類や内容、料金、利用可能な国や地域が異なりますので、それらを事前に確認し、納得したうえで申し込むようにしましょう。

各サービスとも、利用しているスマホの種類や普段契約しているプランの種類などによっても、利用の可否が変わってくる場合があるので、その点も確認してください。

海外用Wi-Fiルーターをレンタル

海外で利用可能なWi-Fiルーターのレンタルも、1つの方法です。

まず、海外に出発する前に、レンタルサービスに申し込みます。その後、Wi-Fiルーターを受け取り、それを海外に持って行って使うという流れになります。

Wi-Fiルーターのレンタルの場合、利用できるのはインターネット通信のみです。海外パケット定額サービスや一部の国際ローミングの場合と違い、音声通話(通常の電話機能)が利用できない点には注意しましょう。

もちろん、インターネット回線を利用した通話(LINEやFacebookメッセンジャーなど)は利用可能です。

もし海外で、国内同様に音声通話も使いたい場合には、別のサービス(音声通話にも対応した国際ローミングや、音声通話付きのプリペイドSIMなど)も併用する必要があります。

Wi-Fiルーターのレンタルの場合、海外でも国内と同じようにWi-Fiが使えますし、利用料金も定額なので安心です。

例えばHISモバイルでは、下記の海外用Wi-Fiルーターレンタルサービスを提供しています。

プランアジア周遊プランヨーロッパ周遊プラン世界周遊プラン
(1日定額の無制限プランのみ)
対象国・地域数1ケ国
(選択した国)
14ケ国31ケ国153ケ国国内国外151ケ国・地域
利用料金/日500MB
590円〜無制限
990円〜
500MB
900円無制限
1,500円
500MB
1,000円無制限
1,800円
500MB
1,600円無制限
2,500円
【国内】 10GBまで
1,078円/月30GBまで
2,178円/月100GBまで
3,278円/月 【国外】 無制限
790円〜/日 ※海外利用時は、1日につき最大220円、国内料金が割引される
手数料550円(配送・受取手数料)550円(配送・受取手数料)550円(配送・受取手数料)550円(配送・受取手数料)3,300円(契約事務手数料)
*利用開始の翌月〜3ヶ月目の月末までの継続利用で無料

※これらのレンタルWi-Fiについては、後ほど解説します。

Wi-Fiルーターをレンタルして使う場合の一般的な流れは、以下のとおりです。

  1. Wi-Fiルーターレンタルサービスに申し込む(公式サイトなどから)
  2. Wi-Fiルーターが送付される or 空港などで受け取る
  3. 海外で利用する
  4. 帰国後に返却する

海外用プリペイドSIMを購入

海外用のプリペイドSIMを購入し、それを海外に持って行って使う方法もあります。

日本国内では、海外で利用可能なプリペイドSIM(SIMカード)が販売されています。

プリペイドSIMごとに利用できる期間や通信可能なデータ容量が決まっており、その分の金額を前払いしてSIMカードを購入するという仕組みです。

一般的な利用の流れは以下のとおりです。

  1. 日本国内で海外用プリペイドSIMを購入
  2. 購入したSIMカードを自分のスマホにセット
  3. スマホで初期設定後、利用開始

料金をあらかじめ支払って使うため、使いすぎによって費用がかさむ心配がありません。

もちろん、後から追加料金を支払うことで、利用期間や利用可能なデータ容量を増やせるものもあります。

現在販売されている海外用プリペイドSIMには、音声通話付きのもの(音声通話とインターネットが利用可能)と、データ通信専用のもの(インターネットのみ利用可能)があります。

ご自分の利用目的に合わせ、適したものを選んで使いましょう。

現地のWi-FiルーターやプリペイドSIMを利用

国内でWi-Fiルーターをレンタルしたり、プリペイドSIMを購入したりするのではなく、それらを現地で調達する方法もあります。

渡航する国・地域によっては、国内でそれらを調達するよりもかなり低価格に利用できる可能性があるでしょう。

ただ、この方法がおすすめできるのは、海外旅行に慣れていたり、外国語で現地の人とコミュニケーションが取れたりする方です。

Wi-FiルーターやプリペイドSIMを使っていて何かわからないことやトラブルが発生したとしても、日本語でサポートが受けられるわけではありません。

「何かあったときに、日本語でサポートが受けられる方が安心」という方は、国内でのWi-FiルーターレンタルやプリペイドSIM購入の方がおすすめです。

現地のフリーWi-Fiを利用

ここまで紹介してきた有料のサービスを利用せずに、現地で無料開放されているWi-Fiを使ってインターネットを利用するのも1つの方法です。

海外でのインターネットサービスは国内に比べて高額なものが多いため、無料でWi-Fiが利用できるのはとても魅力的と言えるでしょう。

ただし、この方法にも注意点があります。それは、無料開放されているフリーWi-Fiには誰もがアクセスできてしまうため、セキュリティ面のリスクが高いことです。

全く知らない第三者が自分と同じフリーWi-Fiを経由することで、自分の通信データが傍受されてしまう可能性があります。

旅行中にやり取りしたメールやメッセージの内容、利用したサイトのIDやパスワードといった情報を、第三者に知られてしまうかもしれません。

もし海外のフリーWi-Fiを利用する場合には、セキュリティ対策を十分にしたうえで、銀行へのログインやクレジットカード番号の入力などは避けた方が無難です。

※国内のフリーWi-Fiであっても、同様のことが言えます。

海外旅行中にスマホを利用する方法の選び方

ここまでで、海外旅行中にスマホを利用する方法を紹介してきました。ここまで読んだ方の中には、「こんなに多い中から、どうやって自分に合った方法を選べばいいの?」と困惑している方もいるでしょう。

そこでここからは、ご自分に合った海外でのスマホの利用方法の選び方について、以下の3つのステップに従って解説してきます。

1.利用目的(必要な機能)を整理する

2.利用可能なサービスを調べる

3.サービスを比較する

それでは1つずつ見ていきましょう。

1.利用目的(必要な機能)を整理する

まずすべきことは、海外でのスマホの利用目的と、その目的のために必要な機能を整理することです。

このステップを踏まえないと、不要な機能を含む高額なサービスを選んでしまったり、逆に低額ではあるものの、必要を満たせないサービスを選んでしまったりして後悔する可能性があります。

スマホの利用の仕方は、主に以下の3つに分けて考えられます。

1.スマホに内蔵されている機能(時計や計算機など)のみを使う

2.インターネットを使う
Webサイトの閲覧、SNSやメッセンジャーの利用、Google翻訳・Googleマップなどインターネット接続を伴うアプリの利用など

3.音声通話(通常の電話機能)を使う

スマホに内蔵されている機能しか使わない場合は、ここまでで紹介してきたサービス等は一切不要です。しかし、現実的にはそのような使い方だけできればいいという人はほとんどいないでしょう。

特に注意すべきは、インターネット通信と音声通話のうち、両方必要なのか、あるいはどちらか一方だけで十分なのか、という点です。

海外では、現地の人とのコミュニケーションのために翻訳アプリが必要になったり、現地の地図を調べる必要が出てきたりするでしょう。

現在の翻訳アプリ(Google翻訳など)や地図アプリ(Googleマップなど)は、そのほとんどがインターネット通信をすることで快適に利用できます。

逆に、インターネット通信が利用できなければ、これらのアプリの機能を十分に活かすことができず、旅行中、快適に過ごせない可能性があります。

慣れない海外で快適に過ごすためには、現代であればインターネット通信はあった方が無難だと言えるでしょう。

次に検討すべきは、通話機能が必要かどうかという点です。現代であれば、通話自体はインターネット通信のみでも可能です。

LINEやFacebookメッセンジャー、zoomなど、インターネットを利用して通話できるアプリは豊富にあります。これらを使った通話だけをする場合、通話機能(通常の電話機能)は不要です。

ただし、通話機能なしで海外に行く場合、以下のようなデメリットが生じる可能性があります。

・自分のメールアドレスを知らない人、メッセンジャーやSNSで繋がっていない人は、自分に連絡できない

・国や地域、通信環境などによって違いがあるかもしれないが、インターネットを使った通話の品質は、音声通話(通常の電話機能)の品質よりも劣ることが多い

この2点について問題がなければ、音声通話機能は不要かもしれません。

なお、音声通話機能がないにも関わらず電話する必要が生じた際には、現地の公衆電話を使ったり、誰かに電話を借りたりするといった手段が必要になります。

2.利用可能なサービスを調べる

続いて、自分に必要な機能を満たしつつ、自分が利用可能なサービスを探しましょう。

機能インターネット通信音声通話
海外パケット定額サービス
国際ローミング
Wi-Fiルーターレンタル×
プリペイドSIM
現地Wi-Fiルーターレンタル×
現地プリペイドSIM購入
現地のフリーWi-Fi×

※○は一般的に利用可能、×は利用不可、△はサービスの種類によって可能なものと不可能なものがあることを示します。

サービスによっては、特定のキャリアや格安SIMの特定のプラン・オプションに申し込んでいないと利用できないものがあります。また、利用しているスマホの機種によって利用の可否が異なるサービスもあります。

必要な機能を満たすサービスのうちで、自分が利用可能な条件を満たしているもの(あるいいは満たすことが可能なもの)に絞り込んで探してみましょう。また、自分の渡航先が利用可能エリアに含まれているかどうかも必ず確認すべきです

3.サービスを比較する

最後に、候補として挙げたサービスを比較して最も良いものを選びましょう。

比較する観点は利用目的によって多少変わるかもしれませんが、以下のような観点で比較するのが一般的にはおすすめです。

・自分に必要な機能が使えるか

・利用料金はどうか(具体的な利用日数を計算し、手数料なども加算して検討するのが現実的)

・利便性はどうか(Wi-Fiルーターの受け取り・返却などはスムーズにできそうか、など)

・サポート面で安心できるか(海外でも日本語でのサポートが受けられるか、レンタル品の補償はあるかなど)

海外でスマホを使うと高額な請求が来るって本当?

海外でスマホを使い、予想外に高額な請求をされることは、あり得ます

既述のとおり、国際ローミングサービスなどは従量課金制(通話時間やデータ量に応じて料金が加算されていく仕組み)となっており、国内とは異なった料金体系になっています。

自分でそれを理解したうえで国際ローミングを使う分には問題ないのですが、「国際ローミングを使うつもりがなかったのに、国際ローミングの利用料金が請求されている」という事態は避けなくてはなりません。

実はスマホの設定によって、自分に使う意志がなかったとしても、知らない間に国際ローミングを利用し、高額な請求が発生する可能性があるのです。

そのような事態を防ぐため、次項では国際ローミングの利用を避けるための設定を確認していきます。

海外旅行で高額なスマホ代を請求されないための設定

海外旅行で予想外に高額なスマホ代を請求される代表的な理由は、「知らないうちに国際ローミングを利用してしまっていた」というものです。

スマホの設定により、自動的に国際ローミングが利用されてしまうことがあるので、そうならないための設定を事前にしておきましょう。基本は、データローミングの設定をOFFにしておくことです。

なおプリペイドSIMを利用する場合、種類によってデータローミングをONにしないと使えないもの、OFFにしても使えるものがあります。それぞれのプリペイドSIMの説明書などに従って設定をしてください。

データローミングをOFFにする方法は以下のとおりです。

【iPhoneの場合】
[設定]アプリ→[モバイル通信]→[SIM]→[※現在利用しているSIMを選択]→[データローミング]を一度ONにしてからOFF
あるいは、[設定]アプリ→[モバイル通信]→[通信のオプション]→[データローミング]を一度ONにしてからOFF

【Androidの場合】
[設定]アプリ→[もっと見る]→[モバイルネットワーク]→[データローミング]をOFF

このほか、場合によってほかの設定も変更しておきましょう。

・Wi-Fi(Wi-FiルーターやフリーWi-Fi)のみを使う場合
モバイルデータ通信、4G、音声通話ローミングの設定もOFF
Wi-Fi接続の設定はON

・音声通話のみを使う場合
モバイルデータ通信もOFF

・スマホに内蔵されている機能のみを使う場合
機内モードをON

※iOSやAndroidのバージョンなどにより、ここで紹介している設定方法と異なる場合もあります。詳しくは、利用中のOSやスマホの説明書でご確認ください。

HISモバイルが提供している海外向けサービス

HISモバイルは、海外でスマホを快適に使うためのサービスを複数用意しています。これらについて確認してみましょう。

・海外プリペイドSIM

・海外eSIM(Trip SIM)

・【海外短期利用向け】HIS Wi-Fi

・【国内・海外長期利用向け】HIS Wi-Fi PLUS+

海外プリペイドSIM

HISモバイルの海外プリペイドSIMには、国別プリペイドSIM(1つの国・地域のみが対象のプリペイドSIM)と、周遊プリペイドSIM(複数の国・地域が対象のプリペイドSIM)があります。

・国別プリペイドSIM:87ヶ国・地域から選択

・周遊プリペイドSIM
GO GLOBE/アジア17ヶ国/アジア20ヶ国/アジア6ヶ国/アジア太平洋地域14ヶ国/アメリカ&カナダ&メキシコ/アメリカ&カナダ/オーストラリア&ニュージーランド/グアム&サイパン/ヨーロッパ33ヶ国/ヨーロッパ43ヶ国/中南米9ヶ国/中国&香港&マカオ/中東5ヶ国/南アメリカ10ヶ国/日本&韓国/香港&マカオ

利用方法は、公式オンラインショップからプリペイドSIMを購入し、届いたらスマホにセットし、初期設定をするだけです。

以下のメリットがあります。

・現地のプリペイドSIMと同じくらい安い(データローミングなどに比べて低額)

・購入後、現地から日本語による電話サポートが受けられる

・購入から利用開始までが簡単

注意点は以下のとおりです。

・スマホにSIMロックがかかっている場合は利用できないため、事前に解除しなくてはならない(最初からSIMフリーのスマホはそのまま利用可能)

・扱っているのはデータ通信(インターネット通信)専用のプリペイドSIMのみ(音声通話付きのSIMはない)

※HISモバイルの海外プリペイドSIMについて、詳しくはこちら(https://his.softusim.com/)をご覧ください。

海外eSIM(Trip SIM)

使っているスマホがeSIMに対応している場合、海外eSIM(Trip SIM)も利用可能です。こちらはスマホの操作だけで購入・設定・利用開始できますので、プラスチックSIMよりもさらに利用が簡単です。

Trip SIMも、国別eSIMと周遊eSIMの2種類があります。

・国別eSIM:108ヶ国・地域から選択

・周遊eSIM
アジア16ヶ国/アジア21ヶ国/アジア30ヶ国/アジア7ヶ国/アジア8ヶ国/アメリカ&カナダ/アメリカ&カナダ&メキシコ/オーストラリア&ニュージーランド/グアム&サイパン/シンガポール&タイ/ブラジル&チリ/ヨーロッパ33ヶ国/ヨーロッパ45ヶ国/世界36ヶ国/世界50ヶ国/世界55ヶ国/世界69ヶ国/中国&香港&マカオ/中東13ヶ国/中東4ヶ国/香港&マカオ

※HISモバイルの海外eSIM(Trip SIM)について、詳しくはこちら(https://his-mobile.com/overseas/tripsim)をご覧ください。

【海外短期利用向け】HIS Wi-Fi

HISモバイルは、海外短期利用向けのレンタルWi-Fiとして、HIS Wi-Fiを提供しています。対象国・地域数、利用料金、手数料は以下のとおりです。

プランアジア周遊プランヨーロッパ周遊プラン世界周遊プラン
対象国・地域数1ケ国
(選択した国)
14ケ国31ケ国153ケ国
利用料金/日500MB 590円〜
無制限 990円〜
500MB 900円
無制限 1,500円
500MB 1,000円
無制限 1,800円
500MB 1,600円
無制限 2,500円
手数料550円(配送・受取手数料)550円(配送・受取手数料)550円(配送・受取手数料)550円(配送・受取手数料)

レンタル品であるWi-Fiルーターの水濡れ・破損・全損について、無料で補償される「あんしん補償・保険」が付帯しています。

申し込みは出発予定日の5日前までにおこなわなくてはなりません。Wi-Fiルーターは出発予定日の2日前(1,100円支払うことで4日前への変更も可能)に到着します。

※HIS Wi-Fiについて、詳しくはこちらをご覧ください。

【国内・海外長期利用向け】HIS Wi-Fi PLUS+

国内や海外で長期に利用する方向けには、HIS Wi-Fi PLUS+が提供されています。対象国・地域、利用料金、手数料は以下のとおりです。

サービス名国内外長期レンタル HIS Wi-Fi PLUS+
プラン-(1日定額の無制限プランのみ)
対象国・地域数・国内
・国外151ケ国・地域
利用料金/日【国内】
10GBまで
1,078円/月 30GBまで
2,178円/月100GBまで
3,278円/月
【国外】 無制限
790円〜/日
※海外利用時は、1日につき最大220円、国内料金が割引される
手数料3,300円(契約事務手数料)
*利用開始の翌月〜3ヶ月目の月末までの継続利用で無料

海外利用専門のレンタルWi-Fiではありませんが、国内でも海外でも同じように利用できます。

国内では1,078円(10GBまで)〜3,278円(100GBまで)の間で従量課金制になっており、必要に応じて料金を支払えば良い点がメリットです。

海外で使う場合、国ごとに1日ごとの料金が決まっており、無制限で利用可能です。また、海外での利用では、移動日(出国日・帰国日)には利用料金がかかりません。

さらに、海外で利用する場合、利用日数1日につき220円が国内の月額料金から割引されます。そのため、海外で15日間利用した場合、国内利用料金が最大の3,278円だったとしても、無料になってしまいます。

※HIS Wi-Fi PLUS+について、詳しくはこちらをご覧ください。

海外でスマホを使う際の注意点

最後に、海外でスマホを使う際の注意点について、簡単に確認しておきましょう。

・充電方法を確認しておく

・Wi-Fiルーターは受け取り・返却の方法も要確認

・補償オプションも要確認

充電方法を確認しておく

世界で使われている電源プラグの形状は、代表的なもので8タイプあり、国によって、使われているタイプが異なります。

つまり、日本で利用しているスマホの充電器をそのまま海外に持って行っても、電源プラグの形状が日本と異なる国においては、そのまま利用できません。

渡航先の電源プラグのタイプを調べ、それに合った変換アダプタを用意しましょう

Wi-Fiルーターは受け取り・返却の方法も要確認

Wi-Fiルーターをレンタルする場合、受け取り方法や返却方法、返却のルールなども確認しておきましょう。

Wi-Fiルーターは自宅に送ってもらったり、空港で受け取ったりできるものもありますが、どういった方法で受け取れるのか確認し、確実に受け取れるようにしましょう。

また返却についても、各レンタルWi-Fiで方法や期限が決められています。それらについても確認し、遅延せずに返却するようにしてください。

補償オプションも要確認

Wi-Fiルーターはレンタル品ですので、破損や紛失をすると、高額な修理代金・再調達金が発生する可能性があります。

そうした場合に補償してくれるオプションがあるかどうか、あるいはすでに利用料金に含まれているのかなど、事前に確認しておきましょう。

まとめ

本記事では、海外旅行中にスマホを便利に使う方法や、高額な利用料金の発生を防ぐための設定などを紹介してきました。

現代では、海外旅行にスマホなしで行くというのは、とても考えられないでしょう。

実際、現地の方との異言語によるコミュニケーションや地図検索など、スマホが活躍する場面がたくさんあるでしょう。

一方で、海外ではスマホの設定方法・利用方法を間違うと、予想外に高額な請求が発生してしまう可能性もあります。

本記事の内容を参考にし、ぜひ自分にぴったりのスマホの海外利用方法を見つけ、安心して快適に海外旅行を楽しんでください。

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