韓国ではeSIMを使うべき?メリットやデメリット、設定方法を紹介
2024.04.03
海外旅行をする日本人はコロナ禍で減少していましたが、コロナ禍後は再び増えてきています。
そんな日本人の海外旅行先として人気が高い国の1つが、韓国です。日本国内での韓国文化への関心の高まりもあり、「韓国に行ってみたい」と考えている方は多いでしょう。
一方で、「韓国に行ったらインターネットはどうやって使えばいいんだろう?」と不安に感じている方もいるかもしれません。国内での生活でもインターネットは必須となっていますが、海外ではよりインターネットが必要になる場面があるかもしれません。
本記事では、韓国でインターネットを利用する1つの方法として、eSIMを取り上げます。eSIMとは何か、eSIMのメリットやデメリット、ほかのインターネット利用方法との違いなどを解説します。
韓国に行ってみたい方、韓国でも快適にインターネットが使いたい方は、ぜひ参考にしてください。
※本記事で紹介している金額は全て、税込金額です。
eSIMとは何か?
eSIMは、”Embedded SIM(埋め込まれたSIM)”を略した言葉です。スマホなどの端末に、あらかじめ埋め込まれたSIMという意味です。
SIMには、ネットワーク利用者を識別するためのID番号などが登録されており、これなしでは携帯電話会社のネットワークを利用できません。
従来のSIMカード(物理SIM)の場合、新たにSIMを使い始める場合や異なるSIMを使いたい場合、SIMカードの挿し替えが必要でした。
しかしeSIMの場合には、そのようなSIMカードの挿し替えは不要です。スマホなどの端末を操作し、オンラインで新しいeSIMに申し込み、設定するだけで新しいSIMが利用可能になります。
韓国でeSIMを使う6つのメリット
韓国でスマホなどを使い、インターネットを利用したい場合、eSIMを使う以外にも手段はあります。しかし、eSIM特有のメリットもありますので、それらのなかから代表的なメリットを6つ、紹介します。
1.オンラインで手軽に手続きできる
2.SIMカードの挿し替えが不要
3.日本国内で設定可能(韓国到着後すぐに使える)
4.韓国で持ち運ぶ荷物を減らせる
5.帰国の際に返却不要
6.利用料金が安い
それではこれらについて、1つずつ見ていくことにしましょう。
1.オンラインで手軽に手続きできる
eSIMを利用する場合の申し込み・手続きは、基本的にオンラインで完結します。もちろん、SIMカードの場合でもオンラインでの申し込みはできますが、SIMカードが届くまで待たなくてはなりません。
しかし、eSIMであれば、お手持ちのスマホなどの端末で申し込み、手順に従って設定すれば、すぐに利用可能な状態にできます。
海外に行く際には、準備などで何かと忙しくなりがちなため、空いた時間に気軽に申し込めるのはメリットと言えるでしょう。
2. SIMカードの挿し替えが不要
既述のとおり、eSIMはSIMカードの挿し替えが不要です。オンラインで手続きをし、設定をするだけで利用開始となるため、SIMカードが届くのを待ったり、自分でSIMカードを挿し替えたりする手間は不要です。
SIMカードは小さく、精密機械のICチップが埋め込まれているため、扱いには注意が必要でした。また、挿し替えの際には紛失や破損のリスクもあります。
eSIMであればSIMカードの挿し替え自体が不要なため、このようなリスクはありません。
3. 日本国内で設定可能(韓国到着後にすぐに使える)
eSIMの場合、韓国で使うeSIMをあらかじめ日本で設定することができます。逆に、SIMカードの場合、基本的には韓国到着後にSIMカードの挿し替えをおこなうことになるでしょう(日本国内で挿し替えた場合、国内用のSIMが使えなくなってしまいます)。
SIMカードの場合には、切り替えのためにインターネットに接続し、アクティベートしなくてはならないものもあります。その場合、空港のフリーWi-Fiなどに接続してアクティベートをおこなうことになります。空港に着くなり、このような操作をしないとインターネットが使えないのは不便に感じる方もいるのではないでしょうか。
しかしeSIMであれば、日本国内であらかじめ設定しておき、現地の空港に着いてすぐに利用開始できます。
※何らかの不具合等ですぐに使えない場合も考えられますが、その場合には端末を何度か再起動させてみたり、必要に応じて提供事業者のサポートを利用したりするのをお勧めします。
4. 韓国で持ち運ぶ荷物を減らせる
eSIMがほかの選択肢(SIMカードやレンタルWi-Fi)と大きく異なるのは、荷物が増えない点です。
SIMカードの場合には、挿し替えをおこなったあと、国内用のSIMカードを保管しておかなくてはなりません。小さいものなので荷物というほどではないですが、紛失のリスクがあります。
また、レンタルWi-Fiの場合、Wi-Fiルーターを持ち歩かないとインターネットが利用できません。荷物が増えると紛失のリスクが増えますし、万が一紛失・破損した場合には、弁償しなくてはならないケースもあります。
これらのリスクがない点でも、eSIMは便利だと言えるでしょう。
5. 帰国の際に返却不要
レンタルWi-Fiを使う場合には、日本に帰国後、決められた期間内にWi-Fiルーターを返却しなくてはなりません。
期間内にWi-Fiルーターが返却されなかった場合、延長料金が発生する可能性があります。空港内で返却できるものや、宅配便で返却しなくてはならないものなどがありますが、返却も一つの手間と言えるでしょう。
eSIMの場合にはこうした返却は一切不要なので、ラクです。
6. 利用料金が安い
利用料金が安いのも、eSIMのメリットです。参考までに、韓国で15日間利用する場合のeSIMと、そのほかの手段との利用料金を比較してみます。
手段 | eSIM | プリペイドSIM (SIMカード) | 国際ローミング | レンタルWi-Fi |
サービス名 | Trip SIM | Trip SIM | 世界そのままギガ | Fast-Fiレンタル 海外Wi-Fiプラン |
提供元 | HISモバイル | HISモバイル | NTTドコモ | HISモバイル |
データ量 | 15GB / 15日間 | 15GB / 15日間 (500MB / 日) *最大90日間利用可能 | 日本で契約しているプランのデータ量 | 500MB |
利用料金 | ¥4,250 | ¥1,752 | ¥11,280 | ¥7,350 (¥490 / 日) |
※この表で取り上げているプランは、あくまで数あるプランのなかの一例に過ぎません。
この表を見ると、SIMカードの利用が最も安く、ついでeSIMが安いことがわかります。逆に、国際ローミング、レンタルWi-Fiはこれらと比べて割高です。
安さを重視したい場合にはSIMカードかeSIMがおすすめですが、どちらを選ぶかは、eSIMならではのメリット・利便性と金額差を考慮してきめると良いでしょう。
eSIMの5つのデメリット
韓国でeSIMを使うことにはメリットが複数ありますが、eSIM特有のデメリットもあります。ここでは、eSIMの代表的なデメリットを5つ紹介します。
1.eSIM対応機種が限られる
2.eSIMを提供している事業者が限られる
3.複数端末での利用ができない
4.複数人での利用には向かない
5.電話番号が利用できないことがほとんど
それでは1つずつ確認していくことにします。
1. eSIM対応機種が限られる
eSIMは、eSIM対応機種の端末(スマホなど)でしか利用できません。全機種が対応しているわけではないので注意が必要です。
もし自分の持っている機種がeSIMに対応していない場合には、eSIMのサービスを利用することはできませんので、SIMカードの利用やレンタルWi-Fiなど、別の方法を考えるか、端末自体をeSIM対応のものに買い替えるしかありません。
2. eSIMを提供している事業者が限られる
自分の端末がeSIMに対応しているからといって、現在利用中の格安SIMなどでeSIMのサービスが提供されているとは限りません。
大手通信事業者(NTTドコモ、au、ソフトバンク、楽天)は全て、eSIMのサービスを提供しています。しかし、格安SIMの場合には、提供している事業者と、そうでない事業者があります。
もしeSIMを使いたいのであれば、eSIMを提供している限られた通信事業者のなかから申し込み先を選ぶしかありません。
※HISモバイルの海外用SIMサービス”Trip SIM”は、eSIMのプランも提供しています。詳しくはこちらをご覧ください。
3. 複数端末での利用ができない
SIMカードの場合、1枚のSIMカードを複数の端末(スマホなど)で使いまわすことができました。
つまり、スマホAを使いたい場合にはスマホAにSIMカードを挿し、スマホBを使いたいときにはスマホBにそのSIMカードを挿し替えれば、(同時にではありませんが)A・B両方のスマホを使うことができます。
しかし、eSIMの場合にはこのような使い方はできません。スマホAでeSIMを設定した場合、そのeSIMをスマホBに設定することは不可能です。つまり、スマホAとスマホBを韓国で両方使いたい場合、それぞれに別のeSIMが必要ということになり、2倍の料金がかかります。
4. 複数人での利用には向かない
既述のとおり、1つのeSIMが利用できるのは1台の端末(スマホなど)のみです。ということは、複数人で韓国に旅行する場合、一人ひとりがそれぞれeSIMに申し込まなくてはならなくなります。
逆に、eSIM以外の選択肢としてレンタルWi-Fiを考えてみると、こちらの方が安く使える可能性があります。利用料金自体はeSIMよりも割高になりますが、こちらは複数人で利用できます。割り勘にしてしまえば1人あたりの負担を少なくすることも可能です。
5. 電話番号が利用できないことがほとんど
現在提供されている海外用のeSIMは、そのほとんどがデータ専用です。つまり、インターネットは利用できますが、電話用の回線を使った通話には対応していません。
ただし、通話自体はインターネットを介しても可能です。
・LINE
・WhatsApp
・Facebookメッセンジャー
・zoom
・Skype など
電話回線を使わなくとも通話ができるサービスは豊富にあります。
ただし、インターネットを使った通話の場合、回線の状況によって通話品質が悪くなったり、途中で切れてしまったりする可能性もあります。
通話の品質にこだわるのであれば、電話回線を使った方が無難でしょう。その場合には、音声通話付きのeSIMやプリペイドSIM(SIMカード)を探すか、国際ローミング、現地でのプリペイドSIMの購入などを検討しましょう。
eSIM以外のインターネット利用手段との比較
韓国に行ってインターネットを使う場合、選択肢は海外対応のeSIMだけではありません。以下のように複数の選択肢があります。
・プリペイドSIM(SIMカード)
・レンタルWi-Fi
・国際ローミング
・現地のフリーWi-Fi
これらの選択肢について、それぞれのメリット・デメリットをeSIMと比較してみることにします。
プリペイドSIMとの比較
まずは、eSIMとプリペイドSIM(SIMカード)のメリット・デメリットを比較してみましょう。
種類 | eSIM | プリペイドSIM |
メリット | ・SIMカードの挿し替えが不要 ・申し込んでからすぐに利用可能 ・韓国に着いてすぐに使い始められる ・紛失や破損のリスクがない | ・基本的にどの機種でも使える ・提供している事業者が多い ・複数の端末で利用可能 ・利用料金が割安 |
デメリット | ・対応機種が限られる ・提供している事業者が限られる ・複数端末で利用できない ・利用料金が割高 | ・SIMカードの挿し替えが必要 ・申し込みから使い始めるまでに時間がかかる (SIMカードが届くのを待つ必要がある) ・韓国に着いてから設定しなくてはならない ・紛失や破損のリスクがある |
プリペイドSIMと比較したeSIMの最大の特徴は、SIMカードの挿し替えをしなくて良い点です。申し込みから利用開始までの流れが簡単であることも大きなメリットと言えるでしょう。
ただし、プリペイドSIMに比べて料金が割高な点、対応機種が限られる点、複数台で使い回すことができない点がデメリットです。
レンタルWi-Fiとの比較
次に、レンタルWi-Fiと比べてみましょう。
種類 | eSIM | レンタルWi-Fi |
メリット | ・利用料金が割安 ・韓国での荷物が増えない ・紛失・故障のリスクがない ・受け取り・返却の手間がない | ・複数人で利用できる ・複数の端末で利用可能 |
デメリット | ・複数人で利用できない ・複数の端末で利用できない | ・利用料金が割高 ・Wi-Fiルーターを韓国で持ち歩かなくてはならない ・Wi-Fiルーターの紛失・故障のリスクがある ・受け取り・返却の手間がある |
レンタルWi-Fiと比べた場合、eSIMは料金が割安であること、荷物が増えないこと、受け取りや返却の手間が不要なことなどがメリットです。
またレンタルWi-Fiの場合、Wi-Fiルーターを紛失したり故障させてしまったりした場合、弁償しなくてはならない可能性もあります。その点、eSIMは安心できるでしょう。
逆に、eSIMのデメリットは、複数人・複数の端末での利用ができない点です。
国際ローミングとの比較
続いて、国際ローミングと比較してみます。
種類 | eSIM | 国際ローミング |
メリット | ・利用料金が割安 | ・電話回線を使った通話も使えるものが多い |
デメリット | ・電話回線を使った通話が利用できないサービス(データ専用)がほとんど | ・利用料金が割高 |
国際ローミングと比較した場合の最大のメリットは、利用料金です。国際ローミングはほかの選択肢と比べて高額になることがほとんどです。また、国際ローミングを使う場合、想定以上の高額な請求が発生するケースもあります。
利用料金を重視するなら、eSIMを選ぶ方が無難です。ただし、eSIMの場合にはほとんどの場合、電話回線を使った通話ができませんので、通話を重視する場合にはその点がデメリットになります。
現地のフリーWi-Fiとの比較
最後に、現地のフリーWi-Fiと比較してみましょう。
種類 | eSIM | フリーWi-Fi |
メリット | ・セキュリティ面で比較的安心できる ・いつでもすぐに利用できる | ・無料で利用可能 |
デメリット | ・利用料金がかかる | ・セキュリティ面のリスクがある ・利用登録などが必要な場合がある ・必要なタイミングで見つからない可能性がある |
現地のフリーWi-Fiと比較した場合のeSIMのメリットは、利用したいときにすぐに使える点です。逆にフリーWi-Fiの場合、使いたいときにすぐ使えない可能性があります。
例えば、韓国でフリーWi-Fiを使う場合、ほとんどのケースでメールアドレス登録などの手順が必要とされます。場所を移動して異なったフリーWi-Fiに接続するたびにこの手順を踏まなくてはならいのは大変でしょう。
また、場所によってはフリーWi-Fiが周囲にないケースも考えられます。「今すぐインターネットが使いたいのに、周囲にWi-Fiがなくて繋ぐことができない」といった状況に陥る可能性があります。
そして、現地のフリーWi-Fiにはセキュリティ面での大きなリスクがあります。フリーWi-Fiは複数の方々がアクセスできるため、インターネット上でやり取りした情報を傍受される可能性があるなど、リスクがあります。
韓国で使うeSIMを選ぶポイント
ここまで読んで、「韓国でインターネットを使うなら、eSIMが良い」と考えた方もいるかもしれません。ではその場合、複数あるeSIMのサービスのなかから、どのような観点で選んだら良いのでしょうか?
基本的に、eSIMを選ぶときに重要な視点は以下の2点です。
・金額は妥当か
・データ量は十分か
金額は妥当か
まず、金額面に注意しましょう。多くの場合、eSIMの利用は国際ローミングやレンタルWi-Fiに比べて安価です。ただし、同じeSIMのサービスであっても、割高なものや割安のものがあるので要注意です。
複数のeSIMのサービスを比較し、よりお得に利用できるものを選ぶのが良いでしょう。
データ量は十分か
金額は安かったとしても、現地で使えるデータ量が十分なものを選ばなくてはなりません。
韓国でどの程度のデータ量が必要となるかは、現在国内で利用している各キャリアや格安SIMのマイページなどから、実際に利用している月毎のデータ量を確認してみると良いでしょう。
データ量を使い果たしても低速で利用し続けられるeSIMもありますが、なかにはデータ量を使い切った時点で利用不可となるものもあります。不安がある方は、使い切っても低速で利用し続けられるサービスを選択するのが良いでしょう。
※HISモバイルが提供する”Trip SIM”のeSIMサービスは、データ量を使い切っても低速(128kbps)で利用し続けられます。
韓国でeSIMを使ううえでの注意点
eSIMは利用料金が比較的安く、便利ですが、韓国で使ううえで次の2点には気をつける必要があります。
・利用端末はSIMフリーでなくてはならない
・eSIMを削除しないようにする
利用端末はSIMフリーでなくてはならない
利用端末は、SIMフリーのもの(SIMロックがかかっていない状態のもの)でなくてはなりません。
SIMロックとは、購入元のキャリアの回線以外、利用できないようにロックされた状態を指します。例えば、NTTドコモでSIMロックされたスマホを購入した場合には、NTTドコモの回線以外は利用できません。
現在販売中のスマホは基本的にSIMロックがされていませんが、2021年9月30日以前に発売されたスマホや中古のスマホなどの場合、まだSIMロックが残っている可能性があります。
韓国では現地の回線を利用することになるため、SIMロックがかかっていれば利用できないことになります。
iPhoneの場合は[設定]アプリ→[一般]→[情報]→[SIMロック]から、Androidの場合には[設定]アプリ→[端末情報]→[SIMカードの状態](許可=SIMロックなし、未許可=SIMロックあり)から確認可能です。
SIMロックがかかっていた場合には、該当キャリアの店舗や電話、Webサイトより、SIMロック解除の手続きをおこないましょう。
eSIMを削除しないようにする
一度設定したeSIMは、削除しないようにしてください。
「韓国に着いてスマホを使おうとしたら、eSIMがうまく機能しておらず使えない」といったこともあるかもしれません。しかし、そのような場合でも慎重に、スマホの再起動を複数回試すなどしてみてください。それによって解決する場合があるからです。
このように不具合を感じたからといって、設定したeSIMのプロファイルを削除してしまうのは危険です。なぜなら、一度設定したeSIMを消してしまうと、再度手続きをし、eSIMを再発行しなくては利用できなくなってしまうからです。
HISモバイルが提供するTrip SIMの特徴
HISモバイルの海外用SIMサービス”Trip SIM”でも、eSIMに対応したサービスを提供しています。ここでは、Trip SIMのeSIMの特徴を紹介していきます。
・韓国で利用可能なプランが豊富
・韓国以外にも120カ国以上に対応したプランがある
・データ量を使い切っても低速で利用し続けられる
・複数の国に対応した周遊プランもある
それでは1つずつ確認してみましょう。
韓国で利用可能なプランが豊富
Trip SIMのeSIMでは、韓国で利用できるプランが23種類も提供されています。利用できる期間や利用料金、何日ごとに料金が発生するかなどにそれぞれ違いがあります。
複数のプランを比較し、自分に合ったものを選んでください。
※Trip SIMの韓国向けプランについて、詳しくはこちらをご覧ください。
韓国以外にも120カ国以上に対応したプランがある
Trip SIMは、韓国向けのものしかないわけではありません。韓国を含め、120カ国向けにeSIMを提供しています。
例えば、日本人に人気のある以下の旅行先向けのeSIMプランがあります。
・ハワイ
・グアム
・韓国
・台湾
・タイ など
※Trip SIMが提供する国別SIMについて、詳しくはこちらをご覧ください。
データ量を使い切っても低速で利用し続けられる
記述のとおり、韓国向けのeSIMは、データ量を使い切ったとしても低速(128kbps)で利用し続けられます。
データ量を使い切った途端にインターネットが一切使えなくなるととても不便ですが、低速とはいえ利用し続けられるので安心です。
複数の国に対応した周遊プランもある
Trip SIMは、1カ国だけでなく、複数カ国で利用する場合に便利な周遊プランも提供しています。
具体的には、以下の周遊プランが提供されています。
・アジア16カ国
・アジア21カ国
・アジア30カ国
・アジア7カ国
・アジア8カ国
・アメリカ&カナダ
・アメリカ&カナダ&メキシコ
・オーストラリア&ニュージーランド
・グアム&サイパン
・ブラジル&チリ
・ヨーロッパ33カ国
・ヨーロッパ45カ国
・世界36カ国
・世界50カ国
・世界55カ国
・世界69カ国
・中国&香港&マカオ
・中東13カ国
・中東4カ国
・香港&マカオ
Trip SIMのeSIMプランについて、詳しくはこちらをご覧ください。
Trip SIMの利用手順
最後に、HISのTrip SIMでeSIMを使う場合の手順を紹介します。大まかな利用手順は以下のとおりです。
1.eSIMが利用できる端末かどうか確認(eSIM対応機種か、SIMフリーか)
2.購入手続き(オンライン)
3.設定用QRコードをメールで受信
4.端末の設定(eSIM設定ガイドに沿って)
5.現地にて利用開始
具体的なeSIMの手順は、eSIM設定ガイドをご覧ください。
まとめ
本記事では、韓国でインターネットを利用する1つの方法として、eSIMを紹介しました。eSIMはほかのインターネット利用方法と比べて割安で利用でき、申し込みから利用開始まで、ほとんど手間がかかりません。
また、レンタルWi-FiのようにWi-Fiルーターを持ち歩く必要はありませんし、SIMカードの挿し替えも不要です。SIMカードやWi-Fiルーターと異なり、紛失・破損するリスクもありません。
メリットの多いeSIMですが、複数の端末でインターネットを利用する場合や、複数人数で旅行する場合には不向きの場合があります。
eSIMを端末に一度設定したら、その端末以外で利用することはできないからです。複数の端末で使いたい場合にはレンタルWi-Fiなどの利用を検討することをおすすめします。
本記事の内容を参考に、ぜひ韓国でも快適にインターネットを利用してください。
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