格安SIMで口座振替にする前に【7つの注意点】を確認

2022.03.24

格安SIMの支払い方法を口座振替にすることに、特にデメリットはないように思えるかもしれませんが、思わぬ落とし穴にはまらないようにデメリット・注意点を確認しておきましょう。
この記事は「クレジットカードはあるけど口座振替の方がいい」という方に特に読んでいただきたい内容ですが、そうでなくても、手続きの際の注意点に気付くことができるのでぜひ参考にしてくださいね。

格安SIMを口座振替にする際の7つの注意点

口座振替は気軽に利用できる支払い方法ですが、想定外のデメリットに遭遇しないように下記の7つの注意点を確認しておきましょう。

1. 格安SIMの選択肢が限られる
2. オンラインで手続きできない場合が多い
3. 端末セットの購入は一括払いになる場合がある
4. 口座振替のための審査がある
5. SIMを受け取るまでに時間がかかる
6. 口座振替手数料がかかる場合がある
7. 登録完了までは請求書払い

1.格安SIMの選択肢が限られる

口座振替に対応していない格安SIMが多いため、気に入った格安SIMがあっても口座振替にできないケースがあります。それで、口座振替に対応しているかどうかを基準にしてしまうと選択肢が限られてしまいます。 クレジットカードの入会キャンペーンで高額なキャッシュバックを受け取れる場合もあるので、可能であればカードも選択肢に含めるといいでしょう。 急ぎであれば「クレジットカード 即日利用」 というキーワードで検索すると、色んな選択肢が出てきますよ。

データ通信専用SIMしか選べない場合がある
口座振替が可能な格安SIM事業者であっても、すべてのプランで口座振替できるわけではないので注意が必要です。

格安SIMは大きく分けると2種類あり、「データ通信専用SIM」と「音声通話SIM」があります。口座振替で申し込もうとすると「データ通信専用SIM」しか選べず、「音声通話SIM」に関しては口座振替での受付ができないケースがあるのです。

具体的にいうと、BIGLOBEモバイルは口座振替が可能ですが、「音声通話SIM」は口座振替にできません。 そのため、「音声通話SIM」を検討しているのであれば、支払い方法に条件がないか確認しておいた方がいいでしょう。

2.オンラインで手続きできない場合が多い

大抵の場合の口座振替の手続きは下記のような流れです。

1. 申込書を取り寄せる
2. 申込書に記入し返送
3. 金融機関でのチェック

オンラインで手続きを完結できないため、口座振替申込書を取り寄せて返送するという往復の時間がかかり、申し込みから利用開始まで1週間以上がかかるケースもあります。早く利用したい場合や、利用開始までの日数を優先するならクレジットカード払いの方がいいでしょう。

もちろん一般的な話なので例外はありますが、手続きを急いでいる場合は利用開始までの流れにも注意してくださいね。

3.端末セットの購入は一括払いになる場合がある

端末セットを購入する場合は一括払いのみだったり、そもそも口座振替ができなかったりする場合もあります。例えばBIGLOBEモバイル は口座振替できるケースもありますが、端末セットを購入する場合はクレジットカード払いのみです。

4.口座振替のための審査がある

クレジットカードの審査に通らなかった場合、多くの方が次の選択肢として考えるのは口座振替でしょう。しかし、口座振替であっても審査があるので、クレジットカードの審査に通らないからという理由で安易に選べる選択肢ではありません。

もちろん、これまでも口座振替だった方は過去に審査をパスしているはずなので問題ないでしょう。

口座振替の場合は、当然口座にお金がないと引き落とされません。格安SIM事業者からすれば、引き落としができないのも、料金回収のために督促状を出して請求コストが上がってしまうのもできれば避けたいのです。

一方クレジットカード払いであれば、顧客の銀行に残高がなくてもほぼ間違いなくお金が入ってきます。

また、口座振替のような厳しい審査は必要ありません。なぜなら、クレジットカードをもっている時点で、ある程度「支払い能力がある」とみなされるからです。そのため、カード払いの場合は手続きを早く進めることができます。

よくある不備に注意!
口座振替のための審査とはまた別の話ですが、通信事業者によっては口座振替申込書が届くとまず担当部署で簡易チェックを行い、「名義不一致・印鑑が不鮮明」などの明らかな不備があった場合はすぐに顧客に返送します。

それらの不備が解消されてから金融機関に提出するため、さらに印鑑相違などの不備が発生すると「再再提出」となる場合もあります。

これから口座振替にする場合は、提出書類に誤りや記入漏れがないかチェックしてから提出しましょう。特に「印鑑相違・印鑑が不鮮明」などの不備はよくあるので注意してくださいね。

5.SIMを受け取るまでに時間がかかる

先述の通り、口座振替は申し込み書類の往復や審査に時間がかかります。特にMNPで口座振替の審査もあるとなると、MNP予約番号の有効期限切れになるリスクが高くなります。もしそうなってしまうと、MNP予約番号の再取得が必要になり、さらに時間がかかってしまいます。

MNP予約番号は15日間の有効期限がありますが、申し込み時に必要な有効期限は各社で異なるので気を付けてくださいね。(HISモバイルは7日以上、BIGLOBEモバイルの場合は12日以上必要です。)

もし手続きを急いでいてクレジットカードをもっているなら、カード払いにした方がいいですね。

関連記事:MNP予約番号とは?大手キャリアでの取得方法と乗り換えの注意点

6.口座振替手数料がかかる場合がある

通信費のコストを抑えるために格安SIMに替える方が多いですが、口座振替での支払いを考えているなら手数料も考慮して総合的に選びましょう。

無料の場合もありますが、中には口座振替手数料が毎回税込220円かかる格安SIM もあります。大きな金額ではありませんが、年間2,640円、もっと長期的に考えると10年で26,400円の違いが出てきます。

クレジットカード払いであれば大抵かからない手数料なので、この点も含めて正確に比較するといいですよ。

7.登録完了までは請求書払い

口座の登録手続きが完了するまでに1カ月程度かかるので、締め日によっては最初の1、2カ月は振込用紙での支払いになるケースが多いです。

「口座引き落とし手続きをしたから大丈夫」と油断していると、請求書がDMに埋もれて気付かずに利用停止になる恐れがあります。特に初回の引き落としに間に合ったかどうかはチェックしておきましょうね。

最近はキャッシュレス決済が浸透してきて「現金を使う機会が減った」という方もおられますが、口座振替の手続きをするときには、最初の何回かは振込になることを想定して手元に現金を用意しておくといいですよ。

請求金額の変化に気付きにくい
口座振替・クレジットカード払いのどちらにもいえることですが、データ専用SIMなどの定額制のサービスを引き落としにしている場合、金額が毎月同じなので確認していない方もおられます。

しかし、キャンペーンの中には最初の数カ月間だけオプションが無料でついていたり、割引期間の終了で請求金額が変動したりすることがあります。

時々、オプションやサブスク型のサービスの解約手続きを忘れている方がいるので注意しましょう。スマホのカレンダー機能で通知されるように登録しておけば確実に思い出せるのでおすすめですよ。

振込用紙だと金額の変化にすぐに気付けるので、中にはあえて振込用紙での支払いをしている方もおられます。そこまでしなくてもいいので、時々確認しておきましょうね。

ちなみに、通信事業者によっては請求額が一定の料金を下回ると、翌月の引き落としと合算されて不規則な請求になる場合があります。

格安SIMを口座振替にするメリット

口座振替のデメリットを散々挙げてしまいましたが、もちろんメリットもあります。クレジットカードを何らかの事情でもっていない方や、現金派の方でも、口座振替は抵抗なく利用できる便利な支払方法です。

振込用紙での支払いと違って口座から自動で引き落としになるので、支払いのためにコンビニや銀行に行く手間がかかりません。また、支払いの口座をまとめておけば総合的に「収支の管理もしやすい」というメリットがあります。

格安SIMは大抵クレジットカード払い

格安SIM事業者は低料金でサービスを提供するために、無駄なコストを極力省いています。ですから、口座振替で引き落としができなかった場合の料金回収のために請求コストが上がるのは防ぎたいのです。

クレジットカード払いであれば、カードを作る時点で既に支払い能力は審査されていますし、顧客の銀行の残高がなくてもほぼ間違いなくお金が入ってくるので、大抵の格安SIMはクレジットカード払いになっています。

逆にいうと、クレジットカード払いしか選べない格安SIMは効率的な運営をしている分、低価格にできているといえるでしょう。

クレジットカード払いのメリット

格安SIM事業者にとってのメリットは先程説明しましたが、下記のような利用者にとってのメリットもあります。

● オンラインで契約手続きができる
● 後日精算できる
● ポイントがつく

クレジットカードを利用すれば、格安SIMの申し込み手続きがオンラインで完結し、手持ちの現金がなくても後日引き落とされるので都合をつけやすく、さらにポイントまで付くという利点があります。

また、口座振替と同じように支払いの管理がしやすく、わざわざコンビニなどに支払いに行かなくても自動で毎月引き落とされるのもメリットといえるでしょう。

HISモバイルの場合

HISモバイルの法人・個人契約の支払い方法を簡単に説明しますね。

法人は口座振替できる場合がある

HISモバイルの法人契約の場合は、契約プランによって違いますが、基本的に口座振替・クレジットカード払いが選択できます。ソフトバンク回線・データ定額プランは銀行振込のみ対応しています。

法人契約の支払い方法についてはこちら

個人契約はクレジットカード払いのみ

HISモバイルの個人契約の場合はクレジットカード払いのみです。名字が同じ家族のカードなら、持ち主の同意があれば支払いに利用できますよ。

HISモバイルの口座振替以上のメリットとは?

HISモバイルでは口座振替はできませんが、「最安値級のプラン」があるというメリットがあります。クレジットカードをもてない事情があれば仕方ないのですが、「口座振替ができない」というデメリットを補える程のメリットなので参考にしてみてくださいね。

クレジットカード払いのみのHISモバイルと、一部口座振替に対応できるBIGLOBEモバイルの1GBのプランを比較してみましょう。

1GBの料金比較(税込)基本料金データ追加料金
BIGLOBEモバイル:プランS1,078円
(1年目:550円)
330円/100MB
1GB=3,300円
HISモバイル:格安ステッププラン(※1)590円275円/1GB
差額488円3,025円/1GB


※1 格安ステッププランは音声通話付きで1GB・3GB・5GB・7GB・10GBから選択できます。

1年目の比較ではそれほど大きな差はありませんが、BIGLOBEモバイルの2年目からの通常料金は倍近くになります。

BIGLOBEモバイルで特に気を付けるべきなのはデータ追加料金で、大手キャリアの料金の3倍もの金額です。特に小容量プランではデータ追加する必要が生じやすいので注意しておきましょう。

HISモバイルなら1GBあたり275円でデータ追加できるので安心ですね。BIGLOBEモバイルと比較すると、ちょうど1/12となります。

では次にHISモバイルとBIGLOBEモバイルの20GBのプランを比較してみましょう。

20GBの料金比較(税込)基本料金データ追加料金
BIGLOBEモバイル:20ギガ5,720円
(1年目:5,170円)
330円/100MB
1GB=3,300円
HISモバイル:格安弐拾プラン2,178円275円/1GB
差額3,542円3,025円/1GB


BIGLOBEモバイルの場合は1年目が5,170円ですが、それ以降は5,720円で、大手キャリアと比較してもそれほど大きな差がありません。

20GBのプランでHISモバイルとBIGLOBEモバイルを比較すると、HISモバイルの方が3,542円安いという結果でした。格安弐拾プランにはさらに無料通話が70分ついているのも忘れてはいけません。せっかく格安SIMに替えるなら安くなった方がいいですよね。

まとめ

格安SIMの場合は、口座振替手続きに一層の注意が必要なことを解説してきました。予想外の落とし穴に気付いたかもしれませんね。また、口座振替に絞り込むと選択肢が狭まってしまい、格安SIMの間でも料金に大きな差があることもわかりました。

総合的にクレジット払いの方が利便性に優れていますが、都合に合わせて最適な格安SIMを選んでくださいね。格安SIM選びの参考になれば嬉しく思います。

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掲載している情報は2022年1月28日にリサーチした時点の情報です。

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