スマートホームに最適なWi-Fi環境とは?ルーター選びのポイント

2025.04.28

利便性の高いスマートホームを実現するうえで、最も重要なのが安定したWi-Fi接続です。この記事では、スマートホームに適したWi-Fi環境を構築する方法や既存の家電をスマート家電にする方法、おすすめの光回線やWi-Fiルーターのスペックを紹介します。

日常生活をより快適にする「スマートホーム」が、IoT技術やAIを搭載した家電の普及により注目を集めています。スマートフォンやパソコンと連動して動くスマート家電も次々に登場し、買い替えのタイミングで住まい全体のスマートホーム化を検討する人が増えてきました。

利便性の高いスマートホームを実現するうえで、最も重要になるのが安定したWi-Fi接続です。スマート家電はネットワークを通じて動作するため、接続環境が整っていなければ、本来の機能を活かしきれません。

スマートホームの環境を整えるにあたって、「光回線は必須なのか?」という疑問を抱く方は多いのではないでしょうか。結論からいって、快適でストレスのないスマートホーム環境を構築するには、光回線の導入が最もおすすめです。

この記事では、スマートホームに光回線が必要な理由や、スマートホームに適したWi-Fi環境を解説します。スマートホームにおすすめのWi-Fiルーターや光回線、既存の家電をスマート家電にする方法もご紹介しますので、快適なスマートホームライフ構築の参考になさってください。

スマートホームとは?
スマートホームとは、照明や空調、家電などをインターネットに接続し、スマートフォンや音声操作でコントロールできる住宅のことです。外出先から操作できるモデルもあり、生活スタイルに合わせた柔軟な使い方ができます。

自宅をスマートホームにするには?

スマートホーム化には、いくつかのステップがあります。まずは、Wi-Fi環境を整えることが第一歩です。次に、自宅で使いたいスマート家電やデバイスを選び、それらを管理するスマートスピーカーやスマホアプリを導入しましょう。

例えば、スマート照明、スマートエアコン、スマートロックなどが人気です。これらの機器は、Wi-Fiを通じてネットワークに接続され、スマートフォンや音声操作でコントロール可能です。

家電をすべて買い替えないとスマートホーム化できない?

「対応する家電をすべて買い替えないとスマートホーム化できない」と思われがちですが、段階的に切り替えていくことも可能で、既存の家電も工夫次第で活用できます。利便性が高い電化製品からスマート家電に買い替えて、自宅にあるまだ新しい家電はスマートプラグを使用すればスマート家電として使えるようになります。その後、家電の買い替えタイミングでスマート家電に買い替えるといいでしょう。

スマートプラグを使えば既存の家電もスマート家電に

既存の家電を買い替えずにスマートホーム化を進めたい方には、「スマートプラグ」がおすすめです。スマートプラグは、家電とコンセントの間に取り付けるだけで、スマホから電源をON/OFFできる便利なアイテムです。

これにより、スマホや音声での操作が可能になり、通信機能を持たない従来の家電もスマート家電として遠隔操作できるようになります。タイマー設定や遠隔操作、電力使用量の確認なども行えるものもあり、手軽にスマートライフを始めるアイテムとして人気を集めています。

スマートプラグの活用例

  • タイマー操作で照明の自動点灯/消灯
  • 外出先からエアコンの電源を入れて帰宅時に快適温度に
  • スマホから電気ポットや加湿器のON/OFF操作

ポイント
段階的な導入がおすすめです。一気にすべての家電をスマート化する必要はなく、利便性が高い照明・エアコン・テレビなどから始めると良いでしょう。

スマートホームには光回線が必要?

スマートホームを構築する際、安定したインターネット接続は不可欠です。とりわけ、多数のスマート家電やデバイスを同時に接続する場合には、安定性や通信速度が重要になります。この点で、光回線は非常に優れたベストな選択肢です。

光回線は高速かつ安定した通信が可能で、大容量のデータ通信にも対応しています。Wi-Fiルーターを光回線に接続するなら、家中どこにいても安定したインターネット環境を構築でき、スマートホーム機器の快適な操作が実現します。

なぜ光回線がベストなのか?

スマートホームでは、照明・エアコン・テレビ・カメラ・センサーなど、複数のデバイスが常時Wi-Fi接続されます。さらに、家族のスマホやPC、タブレットも同時に接続されるため、ネットワークへの負荷は想像以上です。

スマート家電は家事を楽にしてくれますが、今後もネットにつながる家電が増え、その機能が高まるにつれて通信量も増大すると考えられます。このような状況でも安定して高速通信ができる光回線であれば、4Kテレビを含めたスマートホームが要求する通信環境にも対応できます。

光回線がベストな理由

  • 通信速度が速く、複数同時接続でも安定
  • 通信容量が大きくても遅延が起きにくい
  • 4K動画やリアルタイム監視カメラにも対応可能

一方でWiMAXやモバイル回線などの無線通信は、通信量制限や速度制限、電波の不安定さといった課題があります。実際、YouTube公式サイトによると、4K動画を快適に視聴するには常時20Mbps以上の通信速度が必要とされています。多数の機器が同時に接続されるスマートホーム環境では、こうした無線通信で安定した通信は難しく、通信の乱れや遅延が発生する可能性があります。

参考情報:YouTubeのシステム要件

下記に、スマートホーム利用視点で光回線とWiMAXを比較してみましたので、参考になさってください。

光回線とWiMAXの比較表

 光回線 例:HIS光(NURO光)(※1)WiMAX +5G X11(ホームルーター)
平均ダウンロード速度 (直近3か月:2025年4月19日時点)有線接続:1064.1bps 無線接続(Wi-Fi):487.19Mbps平均ダウンロード速度: 185.99Mbps プロバイダーによって異なる。 So-net:46.75Mbps UQ WiMAX:266.6Mbps
安定性非常に安定していて余力がある (有線接続も可)場所・時間帯・建物・天候の影響あり。混雑・電波状況に左右される。
通信制限基本的になし短期間に大容量のデータ使用で制限される可能性あり。プラスエリアモードでは30GBを超えると制限あり。
接続台数ルーターの性能次第で多数の端末に接続可16台
4K動画4K動画を視聴していても余力がある速度次第で視聴可能だが、通信が不安定になる場合があり、通信量にも注意。
スマート家電との相性スマートホームに最適接続機器が少なければ対応可能だが余力があまりない。

※1 HIS光回線の提供元:NURO光のデータです。2ギガ・10ギガのデータが混在しており、Wi-Fiルーターの性能などさまざまな影響を受けます。

参考情報:

NURO光の速度測定結果(実測値)|みんそく

Speed Wi-Fi 5G X11の速度測定結果(実測値)|みんそく

Speed Wi-Fi 5G X11のスペック|UQ WiMAX

スマートホームにおすすめの光回線

スマートホーム化が進む現在、Wi-Fiに接続される機器の数はどんどん増えています。エアコン・冷蔵庫・洗濯機、電子レンジ・空気清浄機・スピーカーなど、日常的に使う家電がインターネットとつながると、利便性が飛躍的に向上します。

しかし、複数のスマート家電が同時に通信を行うと、通信量が少なくてもネット回線にかかる負荷が増加して通信速度が低下する場合があります。4Kはフルハイビジョンの4倍の高画質映像ですから、それに対応できる高速で安定した光回線が必要です。そこでおすすめなのが「HIS光 2ギガ/10ギガサービス」です。テレビの高画質化に合わせてインターネット回線もそれに見合った性能が求められています。

高品質な光ファイバー回線「ダークファイバー」

スマートホームに適した回線を選ぶうえで注目したいのが、最大10Gbpsの超高速通信を提供する「HIS光 10ギガ」サービスです。HIS光は、他にも2Gbpsのサービスがあります。

HIS光サービスでは、「ダークファイバー」と呼ばれる未使用の光ファイバー回線を活用。専用ゲートウェイとの組み合わせにより混雑の影響を受けにくく、通信速度が落ちにくい安定したインターネット接続を実現しています。

夜間や休日など、アクセスが集中する時間帯でも快適な通信が可能です。スマートホームにおいては、複数端末が常時Wi-Fiに接続されているため、通信の安定性は非常に重要です。

HIS光をおすすめする7つの理由

HIS光をスマートホーム回線としておすすめする最大の理由は、先述した「ダークファイバー」です。HIS光は、スマートホームの導入に適した高速回線に加えてコストパフォーマンスの点でも優れています。HIS光をおすすめする7つの理由は以下の通りです。

  • HIS光セット割で12か月間1,500円割引!
  • HIS光回線の初月月額料金が無料!
  • 光回線工事費無料!(36か月間継続利用)(※1)
  • 他社違約金を最大5万円までサポート
  • スマホ同時申し込みで最大8,500円キャッシュバック!
  • 2Gbps/10Gbpsの高品質な光ファイバー回線「ダークファイバー」

※1「HIS光 2ギガ」または、「HIS光 10ギガ」を3年契約で申し込むと、光回線の工事費用が実質無料です。土・日・祝日の工事は、別途税込3,300円かかります。

HIS光セット割がおすすめの7つの理由については、「ドコモ光セット割よりもおすすめの光セット割って?」の記事内にある「HIS光セット割がおすすめの7つの理由!」のセクションをご覧ください。

これらの特典をすべて活用すると、最大127,078円相当の特典を受けることが可能です。さらに、HISモバイルへ乗り換えればスマホの月額料金まで安くなり、ひかりTVや光電話を利用する家庭ではもっと割引を受けられます。詳細はキャンペーン情報をチェックしてくださいね。

HIS光概要

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オプション:「ひかりTV for NURO」

HIS光では、オプションで「ひかりTV for NURO」を利用できます。ひかりTV for NUROの申し込み特典として、3~24か月目まで1,100円割引、月額基本料&チューナーレンタル料金2か月無料、2契約目は永年1,100円割引という特典があります。

「ひかりTV for NURO」では、4K画質対応コンテンツのVODが視聴可能で、4K映像の視聴には4K対応テレビ・4K対応チューナーが必要です。ひかりTVでは、以下のチューナーをレンタルできますが、機種の指定はできません。

ST-3400またはKS-6100(4K対応トリプルチューナー)
レンタル費用:月額550円(税込)※最大2か月無料

BS4Kデジタル放送を見たい場合は、4K・BS4K対応のトリプルチューナー:ST-4500が必要です。「ST-4500」は購入のみの提供で、価格は37,800円(税込)です。なお、「ST-3400」で4K映像を視聴するためにはアップグレードが必要で、一度限り4,500円(税抜)かかります。アップグレードはリモコン操作で簡単に行えます。

参考:

ひかりTV対応チューナー「ST-3400」4Kアップグレード方法|ひかりTV

4Kテレビ加入ガイド|ひかりTV

トリプルチューナー(4K対応)モデル:ST-3400|ひかりTV

トリプルチューナー(4K対応)モデル:KS-6100|ひかりTV

アンテナ不要で外観もスッキリ
ひかりTVはインターネット回線を利用した映像配信サービスのため、テレビアンテナの設置が不要です。これにより、台風などの自然災害によるアンテナ破損リスクを回避でき、建物の外観もスッキリした印象を保てます。

【HIS光申し込み・エリア確認・お問い合わせはこちら】

※申し込みの際には事務手数料として3,850円(税込)がかかります。

スマートホームに適したWi-Fi・通信環境とは?

スマートホームでは、多くの機器が同時にネットワークに接続されるため、スマートホームを快適に使いこなすためにWi-Fi環境の整備が重要です。以下のポイントを押さえれば、快適にスマートホームを運用できます。

Wi-Fiルーターを選ぶ際のポイント

  • 通信速度は安定しているか?スマート家電のスムーズな操作に不可欠
  • Wi-Fiのカバー範囲を家中に|通信の死角をなくす工夫
  • メッシュWi-Fi対応機種(広範囲カバー)
  • スマートホームに適したトライバンド対応(2.4GHz+5GHz+6GHz)
  • 同時接続台数:最低30台以上
  • スマート家電向けQoS設定(通信優先度制御)

通信速度は安定しているか?スマート家電のスムーズな操作に不可欠

スマートロックや監視カメラ、センサーなどはリアルタイムでの通信が求められるため、通信速度の安定性は非常に重要です。速度が不安定だと、操作の遅延や接続切れが発生し、快適な使用を妨げられてしまいます。

Wi-Fiのカバー範囲を家中に|通信の死角をなくす工夫

一戸建てや広い住居では、Wi-Fiの電波が届きにくい場所が出てくるケースがあります。こうした通信の死角をなくすためには、メッシュWi-Fiの導入や中継器の活用が有効です。家中どこでも安定した接続を保って、スマートデバイスの性能を最大限に活かせるようにしましょう。

通信速度の安定性は快適な操作のカギ

スマート家電が遅延なく応答するには、通信速度だけでなく安定性も重要です。Wi-Fiが頻繁に切れるような環境では、家電の動作にもタイムラグが生じ、快適性が損なわれてしまいます。

対策

  • Wi-Fiルーターを定期的に再起動&アップデート
  • 高性能ルーターに買い替える

Wi-Fiのカバー範囲を最適化しよう

スマート家電は家中に点在しており、家の隅々まで電波が届かないと操作がうまくいかない場合があります。広い戸建てやメゾネットなどでは、Wi-Fi中継機やメッシュWi-Fiの導入を検討しましょう。

スマートホームに適した周波数とは?

Wi-Fiには現在、2.4GHz・5GHz・6GHz(Wi-Fi 6E)の3つの周波数帯があります。それぞれに特徴があり、スマートホーム環境を構築するうえで、用途や設置環境に合わせて使い分けることが重要です。

2.4GHz帯

広範囲に届きやすく、壁や家具といった障害物にも強いのが特長です。ただし、多くの機器がこの帯域を使用しているため、混雑による通信の遅延や不安定さが起こりやすい傾向があります。多くのスマート家電はこの周波数帯に対応しています。

5GHz帯

高速通信が可能で、動画のストリーミングやオンラインゲームにも向いています。ただし、障害物には弱く、到達距離が2.4GHzより短めです。

6GHz帯

Wi-Fi 6の拡張版として新たに登場した周波数帯でより多くの通信チャネルを使えるため、さらに通信の混雑が少なく、非常に高速・低遅延の通信が可能です。5GHzと同様に障害物に弱い面がありますが、最新のスマート機器やIoT家電を多数接続するような環境では最適な選択肢といえます。

スマート家電に適した対応周波数帯にバランスよく接続

スマート家電の中には2.4GHzにしか対応していないものもあり、それぞれの周波数帯には長所と短所があるため、自宅の間取りや利用シーン、スマート機器の対応状況に応じて使い分けるのがポイントです。スマートホームに適した通信環境を整えるために、Wi-Fiルーターは2.4GHz・5GHz・6GHzのすべてに対応したトライバンド対応モデルを選ぶのが理想的です。

スマホやパソコンなど高速な通信を確保したい機器は、優先的に6GHzや5GHzでの接続を試し、電波の届きにくい場所で使用する場合や接続が不安定な場合は2.4GHzに切り替えるとよいでしょう。高速通信が必要なカメラなどには、干渉の少ない5GHz帯の利用が有効です。

また、1つの周波数帯だけに集中させると通信が混雑しやすくなるため、他のスマート機器は利用可能なすべての周波数帯に分散してバランスよく接続しましょう。

各周波数帯の特徴と対応する通信規格

 2.4GHz帯5GHz帯6GHz帯
通信速度やや遅い高速非常に高速
障害物への強さ非常に強いやや弱いやや弱い
到達範囲広いやや狭い狭い
Wi-Fi 6対応対応非対応
Wi-Fi 6E対応対応対応
Wi-Fi 7対応対応対応
スマート家電の
対応状況
多くの家電が対応一部非対応対応家電が少ない

MU-MIMOとは?複数のアンテナを活用して通信の効率と速度を向上させる技術

2.4GHzと5GHzに対応しているWi-Fi規格はWi-Fi 6以上です。Wi-Fi 7であれば、3つの帯域(2.4GHz・5GHz・6GHz)すべてを利用でき、さらにMU-MIMOという技術が強化されているため、より多くのデバイスを同時に接続できます。

MU-MIMOとは、複数のアンテナを活用して複数端末との同時通信を可能にし、通信の効率と速度を向上させる技術です。従来の「1台ずつ順番に通信」する方式に比べ、混雑や遅延が大幅に減少します。

Wi-Fi 7では、アンテナ数がWi-Fi 6/6Eと比較して2倍の最大16本にまで拡張されています。これにより、より多くのデバイスを同時接続しても安定した高速通信が可能です。Wi-Fi 6とWi-Fi 7の比較については下記の記事を参考になさってください。

参考記事:【最新】Wi-Fi 7リリース!Wi-Fi 6/6Eも狙い目?おすすめルーター6選!

同時接続数はどれくらい必要?Wi-Fiルーター選びのポイント

スマートホームでは、スマートフォン・テレビ・エアコン・照明など、多数のデバイスが常時Wi-Fiに接続されます。そのため、Wi-Fiルーターの同時接続台数が多いほど、安定した通信が必要です。

Wi-Fiルーターには、それぞれ接続可能な「同時接続台数」があります。上限に達していなくても接続するデバイスが増えるほど速度は低下し、接続が不安定になって切れる可能性が出てきます。そうなると、本来のパフォーマンスを発揮できません。

また、スマートホーム化すると、さらに揃えたいIoT家電がどんどん増えていくでしょう。ですから、余裕をもった性能のWi-Fiルーターを用意するようおすすめします。

同時接続数は、最低でも30台以上のWi-Fiルーターを選びましょう。Wi-Fi 7であれば、より多くのデバイスを同時に接続できます。6GHz帯に対応するスマート家電はまだ数が少ないですが、接続機器が増えてきて買い替えると設定が大変なため、将来を見据えてスマートホーム導入時点でWi-Fi 7にするのがおすすめです。

最大接続台数とは?
ルーターのスペック表には「最大接続台数」と記載されている場合がありますが、「同時に安定して通信できる台数」ではないため、注意が必要です。「通信が発生していない」つまり、「ただ接続されているだけ」の状態も含まれるため、実運用に耐えうる「同時接続可能数」はそれより少ないと考えておきましょう。

なぜ「最大接続台数=安定して通信できる台数」ではないの?

一般的なWi-Fiルーターのスペック表にある「最大接続台数」は、あくまで理論上の上限値です。実際に同時に通信を行う機器が増えると、以下のような要因でパフォーマンスが低下します。

主な要因

  • 通信帯域の分散(1台あたりの速度低下)
  • CPU・メモリなどルーターの処理能力限界
  • 通信の衝突や待機による遅延
  • セキュリティチェックやQoS処理の負荷

安定運用のために推奨される接続台数の目安

最大接続台数推奨される安定接続台数(約7割)
30台約18〜21台程度
50台まで約30〜35台程度
100台約60〜70台程度

ポイント:接続台数だけでなく通信の「質」も考慮する

スマートライトのように通信量が少ない機器なら、たくさん接続しても影響は小さいですが、以下のような高負荷の通信機器は影響を受けやすいです。

  • 4K/8K動画をストリーミングするテレビ
  • ネットワークカメラ(常時アップロード)
  • オンライン会議用PC
  • クラウドへバックアップするNASやストレージ

安定運用のための工夫

  • 同時接続数に余裕のあるルーターを選ぶ
  • Wi-Fi 6以上、できればWi-Fi 7対応モデルにする
  • メッシュWi-Fiで通信を分散させる
  • 2.4GHz/5GHz/6GHz帯を使い分ける
  • 不要な機器の接続をオフにする

同時接続数に余裕を持たせよう

最大接続台数ギリギリまで接続すると、通信速度の低下や不安定さにつながります。快適なスマートホーム環境を維持するには、最大接続台数の70%以下を目安に接続しましょう。家庭用ルーターの中でも、スマートホーム対応をうたっているモデルや、メッシュWi-Fi対応の製品は、複数デバイスの同時接続におすすめです。

スマートホーム化が進むと、接続するデバイス数も増加します。スマホやPC、タブレットに加えて、冷蔵庫や照明、カメラなどを含めると20台以上になるケースもあります。平均的な家庭でも15台程度はあるでしょう。接続台数が多いと通信が不安定になるため、30台以上に対応したWi-Fiルーターを選ぶのが理想です。

スマートホームにおすすめのWi-Fiルーターとは?

スマートホームに最適なWi-Fiルーターを選ぶ際には、以下の点を重視しましょう。

  • 同時接続台数の多さ
  • メッシュWi-Fi対応
  • トライバンド対応(2.4GHz+5GHz+6GHz)
  • セキュリティ機能の充実

ASUS、TP-Link、BUFFALOなどからは、スマートホームに適したルーターが多く販売されています。家庭の規模や接続するデバイス数に応じて、最適なモデルを選びましょう。

人気モデル例

  • BUFFALO:WXR-6000AX12S/N・WSR-5400XE6/N(30台※)
  • アイ・オー・データ機器:WN-7D36QR(推奨接続台数:40台)
  • ASUS:GT-AX11000 Pro(135台※)GT-AX6000(90台※)RT-AX1800U(32台※)
  • TP-Link Decoシリーズ(メッシュ対応、Deco X20・X50など、最大150台以上接続可能なモデルもあります。Archer BE550:120台※)

※最大接続数

参考情報:接続台数などASUS Wi-Fiルーターの全てが分かる|ASUS

推奨されるWi-Fiルーターのスペック

 推奨スペック
同時接続数最低30台以上
周波数帯トライバンド対応(2.4GHz+5GHz+6GHz)
メッシュWi-Fi広い家・複数階なら導入推奨
Wi-Fi規格Wi-Fi 6(11ax)以上 Wi-Fi 7を推奨
セキュリティWPA3対応&ファームウェア自動更新

スマートホーム導入時のセキュリティ対策も忘れずに

ネットワーク接続が前提のスマートホームでは、セキュリティ対策も重要です。外部からの不正アクセスを防ぐためには、次のような対策が欠かせません。

  • ルーターの初期パスワードを必ず変更する
  • WPA3など強力な暗号化方式を使用する
  • スマート家電のファームウェアを定期的にアップデートする
  • 不要なポートの開放は避ける

安心・安全な通信環境があってこそスマートホームの利便性に価値があります。ネットワーク環境の最適化と併せて、セキュリティ面にも十分配慮しましょう。

まとめ|スマートホーム時代に最適なネット環境を

スマートホームの利便性を最大限に活かすには、通信速度と安定性の両立が不可欠です。6GHz帯に対応するスマート家電はまだ数が少ないですが、将来を見据えてスマートホーム導入時点でWi-Fi 7にするようおすすめします。

多端末接続による速度低下を防ぎつつ、4Kなどの高画質コンテンツも快適に楽しみたいなら、「HIS光」のような高品質な光回線サービスを選ぶのが賢明です。さらに、HISモバイルとのセット割を活用すれば、スマホ料金をトータルで節約できるメリットもあるので、検討してみてくださいね。

HISモバイルの料金をチェックする|自由自在2.0プラン

【HIS光申し込み・エリア確認・お問い合わせはこちら】

※本記事は2025年4月14日時点の情報を基に執筆しています。

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