自宅で利用するWi-Fiの選び方│各種Wi-Fiのメリット・デメリットも紹介

2022.09.30

現在、多くの方々が、Wi-Fi(ワイファイ)を使ってインターネットに接続しています。

Wi-Fiは、LANケーブルを使った有線接続と違い、無線によってインターネットに接続できるため、とても便利です。

職場や学校、公共の場所などで、Wi-Fiを利用したことのある人がほとんどでしょう。また、Wi-Fiは自宅でも便利に使うことができます。

しかし、「Wi-Fiの種類が多く、どのWi-Fiが自宅に適しているのかわからない」「Wi-Fiのデメリットが気になる」といったことでお悩みの方もいらっしゃるでしょう。

そこで本記事では、自宅で利用できるWi-Fiの種類や特徴、メリット・デメリットやおすすめできる人、Wi-Fiの選び方などを紹介します。

ご自宅へのWi-Fiの導入にご興味がある方は、ぜひ参考にしてください。

自宅で使えるWi-Fiの種類

まず、ご自宅で使えるWi-Fiの種類から紹介します。ご自宅では、以下の3種類のWi-Fiが利用可能です。

・光回線(固定回線)
・ホームルーター
・モバイルWi-Fi

それでは、1つずつ概要を確認していきましょう。

光回線(固定回線)

光回線は、2022年現在、日本で最も多く使われているインターネット回線です。

総務省による「令和3年通信利用動向調査の結果」によると、87.8%の企業、58.2%の世帯(自宅)が光回線を利用していることがわかりました。

光回線は、光ファイバーを利用して情報を送受信する仕組みです。光ケーブルは周囲の電磁波の影響を受けることがなく、安定して高速な通信が可能なため、人気があります。

光回線の場合、光ファイバーケーブルを自宅に引き込む必要がありますが、自宅内でWi-Fiルーターに接続すれば、スマホやパソコンなどを無線でインターネットに繋げるようになります。

ホームルーター

ホームルーターは、光回線ではなく、モバイル回線を使ってインターネットに接続します。

光回線(固定回線)の場合と違い、自宅にケーブルを引き込む必要はありません。

据え置き型のホームルーターを自宅に設置し、コンセントを繋ぐだけで通信が可能になります。

工事などをせずに簡単にWi-Fiが利用できるため、利用している方は多いです。

モバイルWi-Fi

3つ目は、モバイルWi-Fiです。WiMAX(ワイマックス)やポケットWi-Fiが特に有名です。

ホームルーターと同様、モバイル回線を使ってインターネットに接続します。

ホームルーターとの大きな違いは、ルーターです。モバイルWi-Fiの場合は、持ち運び可能なポケット型のWi-Fiルーターを利用します。

そのため、このモバイルWi-Fiルーターを持ち歩けば、自宅に限らず通信可能圏内であればどこでもインターネットが利用可能です。

光回線(固定回線)のメリットとデメリット・おすすめの人

Wi-Fiには3つの種類があることを紹介しました。ここからは、それら1つずつについて、メリットやデメリット、おすすめできる人について詳しく見ていくことにしましょう。

まずは、光回線(固定回線)からです。

光回線(固定回線)のメリット

光回線の代表的なメリットは、以下のとおりです。

・通信速度が速い
・通信が安定している
・ほとんどの光回線は無制限に利用できる
・スマホとセットで契約すると割引してもらえるプロバイダがある
・実質的な利用料金が安くなる可能性がある

光回線は既述のとおり、電磁波の影響を受けない光ファイバーを利用しています。そのため、通信速度が速く、しかも安定しています。

突然繋がらなくなったり、速度が遅くなったりといったことが、ほかのWi-Fiに比べて発生しにくいです。ストレスなく快適にインターネットが楽しめるでしょう。

また、ホームルーターやモバイルWi-Fiの場合、通信量に制限が設定されているものがほとんどです。

「月○○GBまで」などと決まっており、通信量がこの容量を超えた場合、速度制限がかかって本来の通信速度でインターネットが利用できなくなります。

月の通信量が無制限であっても、「3日間で○○GB以上使った場合は通信制限」といった条件のものもあります。

しかし光回線の場合、ほとんどが通信量無制限であり、速度制限もかかりません。

さらに、なかにはスマホとセットで契約することで利用料金が割引されるものもあります。光回線によっては、実質的な利用料金がほかのWi-Fiよりも安くなるものもあります。

光回線(固定回線)のデメリット

光回線(固定回線)には、以下のようなデメリットも存在します。

・外出先では利用できない
・工事が必要なケースがある
・申し込んでから利用開始までに時間がかかる
・引っ越しする際に面倒

光回線の場合、固定回線を自宅に引き込んで使うため、自宅以外ではWi-Fiを利用することができません。

工事が必要になるケースがある点も、代表的なデメリットでしょう。賃貸の住宅などで工事が許可されない場合や、ご自宅にケーブルを通すための穴を開けたくないといった場合には、光回線は利用できなくなる可能性があります。

また工事が必要な場合、申し込みから開通までに数週間から1ヶ月以上かかってしまうこともあり、すぐに使いたい方にとってはデメリットと言えるでしょう。

最後に、光回線の場合は引っ越しをする場合に面倒です。引っ越し先でも同じ光回線サービスが利用できる場合には、引っ越し(移転)の手続きをしなくてはなりません。

引っ越し先で同じ光回線サービスが利用できない場合には、一度解約し、別の光回線に再度申し込む必要があります。

どちらの場合も、新たに工事が必要になる可能性があり、新居でのインターネット開通までに時間がかかってしまう可能性が高いでしょう。

光回線(固定回線)がおすすめの人

光回線(固定回線)のメリット・デメリットを踏まえると、光回線がおすすめできるのは下記の方々です。

・通信速度や安定性を何よりも重視する人(YouTubeなどで動画配信をする人、自宅からオンライン会議に出席することが多い人、オンラインゲームをする人など)
・ご家族と一緒に、さまざまな目的でインターネットを使う人
・引っ越しをする予定がない人・同じサービスを長く使うつもりの人
・工事で家に穴を開けても支障がない人
・インターネットの利用開始まで時間がかかっても支障がない人

動画配信やオンライン会議、オンラインゲームのためにインターネットを使う方は、通信速度が速く、安定性が高い光回線がおすすめです。

ただし、オンラインゲームは種類によってはほかのWi-Fiでも快適にプレイできる場合があります。

ご家族など多人数、複数の目的でインターネットを使う場合も、光回線が一番無難でしょう。

ホームルーターのメリットとデメリット・おすすめの人

続いて、ホームルーターのメリットとデメリット、おすすめの人を確認していくことにしましょう。

ホームルーターのメリット

ホームルーターの代表的なメリットは、以下の5つです。

・すぐに・簡単に利用できる
・工事が不要
・引っ越ししてもそのまま使える
・モバイル型Wi-Fiよりも高速・安定した通信ができるものが多い
・スマホとセットで契約すると割引してもらえるプロバイダがある

先に紹介した光回線(固定回線)と違い、工事不要ですぐに(ルーターを設置してコンセントに挿すだけで)インターネットが利用できる点が最大のメリットでしょう。

インターネットを新たに導入するとなると、手続きや設定など、面倒なことが多いと感じる方も多いと思いますが、ホームルーターであれば手軽に利用できます。

また光回線と違い、引っ越しの際も全く面倒ではありません。ホームルーターをそのまま転居先に設置し、コンセントに挿すだけで、これまで同様にインターネットが使えます。

既述の光回線と比較して、通信速度や安定性は劣ることが多いものの、後述のモバイルWi-Fiよりは優れているものが多いです。

光回線同様、スマホとセットで契約することで割引が適用されるものもあります。

ホームルーターのデメリット

ホームルーターには、以下のようなデメリットもあります。

・光回線に比べて通信速度が劣る
・光回線に比べて通信が安定しない
・通信量が完全無制限でないものもある
・外出先では使えない

既述のとおり、モバイルWi-Fiに比べると通信速度・安定性が高いですが、光回線に比べるとこれらは劣っています。

高速で安定した通信をしたいのなら、光回線を選ぶ方が無難です。

また、ホームルーターのなかには月間の通信量が無制限となっているものもありますが、「3日間で○○GB以上使った場合には速度制限がかかる」といったルールがある場合もあり、通信量が完全には無制限と言えないものもあります

最後に、コンセントに挿して使うものが多いため、外出先で使うのは難しいでしょう。

ホームルーターがおすすめの人

ホームルーターのメリット・デメリットを踏まえると、おすすめできるのは以下のような方です。

・通信速度や安定性が最重要ではない(そこそこで良い)人
・自宅で工事ができない人
・すぐに・簡単にインターネットを利用開始したい人
・引っ越しの予定がある人・引っ越しが多い人

通信速度や安定性を最重要視するのであれば光回線がおすすめですが、そうでない場合にはホームルーターも選択肢に入るでしょう。

また、ある程度の通信環境は欲しいものの自宅で工事ができない(賃貸の住宅で工事が許可されない、家に穴を開けたくないなど)場合には、次善の策としてホームルーターを利用するのがおすすめです。

複雑な手順なしにお手軽にインターネットが使えるため、面倒な設定などが嫌だという方にもおすすめです

引っ越しの際にも特別な手順が不要なため、すでに引っ越しの予定が決まっている人や、引っ越しが多い人も、ぜひ選択肢に入れてみてください。

モバイルWi-Fiのメリットとデメリット・おすすめの人

次に、モバイルWi-Fiのメリットとデメリット、おすすめの人を確認していきましょう。

モバイルWi-Fiのメリット

モバイルWi-Fiの代表的なメリットは、以下の4点です。

・外出先など、通信圏内であればどこでもWi-Fiが使える
・すぐに・簡単に利用できる
・工事が不要
・引っ越ししてもそのまま使える

モバイルWi-Fiの最大のメリットは、モバイルWi-Fiルーターを持ち歩き、外出先など好きな場所でWi-Fiが利用できることです。

通信圏内であればどこでもWi-Fiが利用できるので、とても便利です。

ホームルーターと同様、ルーターが届いてすぐに、簡単な手順で利用開始できます。工事も不要ですし、引っ越してもそのまま使えます。

モバイルWi-Fiのデメリット

続いて、モバイルWi-Fiのデメリットも確認しておきましょう。

・ほかのWi-Fiに比べて通信速度が遅い
・ほかのWi-Fiに比べて通信が安定しない
・通信量が完全無制限でないものが多い
・スマホとセット割にできないことが多い
・バッテリーの充電が切れたら使えない

モバイルWi-Fiは外出先で利用できる点がとても便利ではありますが、これまでに紹介したほかのWi-Fiに比べ、通信速度・通信の安定性では劣ってしまうものがほとんどです。

また、月の通信量が無制限となっていても、「3日間で○○GB以上使ったら速度制限がかかる」といった条件が設定されており、完全無制限でないものが多いです。

さらにモバイルWi-Fiの場合、スマホとのセット割が適用されるものはほとんどありません。

モバイルWi-Fi特有のデメリットとして、バッテリーの充電が切れたら使えないというものがあります。これは持ち運びができるというメリットの裏返しであるため、自分がよく使うシーンを考慮した上で、メリットが上回る場合は利用を検討するといいでしょう。

モバイルWi-Fiがおすすめの人

モバイルWi-Fiのメリット・デメリットを踏まえると、以下の方におすすめできます。

・外出先でWi-Fiを利用したい人
・通信速度や安定性を重要視しない人
・自宅で工事ができない人
・すぐに・簡単にインターネットを利用開始したい人
・引っ越しの予定がある人・引っ越しが多い人

何より、外出先でインターネットを使う機会が多い方にはモバイルWi-Fiがおすすめです。ただし既述のとおり、通信速度・安定性は劣りますので、これらを重視する方はストレスを感じる可能性が高いです。

ホームルーターと同様、工事不要で簡単にインターネットを利用開始したい方、引っ越しの予定がある方にもおすすめです。

自宅で使うWi-Fiの種類の選び方

ここまで、自宅で使える以下3種類のWi-Fiについて紹介してきました。

・光回線(固定回線)
・ホームルーター
・モバイルWi-Fi

これらのなかから自分に最適なWi-Fiを選ぶには、以下を参考にしてください。

・通信速度・安定性を最重要視する(オンラインゲームや動画配信などをおこなう)→光回線がおすすめ
・外出先でもWi-Fiを利用したい→モバイルWi-Fiがおすすめ
・家族と一緒にWi-Fiを使いたい→光回線・ホームルーターのいずれかがおすすめ
・引っ越しの予定がある・引っ越しが多い→ホームルーター・モバイルWi-Fiのいずれかがおすすめ

上記4つのうち複数に当てはまる場合には、それぞれの項目に優先順位をつけて選んでみてください。

なお、HISモバイルでは、各種Wi-Fiのレンタルサービスを提供しています。詳しくはコチラをご覧ください。

自宅で使うWi-Fiの回線・プロバイダの選び方

自宅で使うWi-Fiの種類が決まったら、次に契約する回線・プロバイダを選びましょう。しかし、それぞれのWi-Fiを提供しているプロバイダは数多く存在しており、選ぶのに迷ってしまう方が多いでしょう。

そこでここからは、契約する回線・プロバイダを選ぶための方法を紹介していくことにします。

・実質的な利用料金を比較する
・通信速度を比較する
・サービスやオプションの内容を比較する

それでは1つずつ見ていくことにします。

実質的な利用料金を比較する

Wi-Fiを利用すると、毎月料金が発生します。月ごとの料金差はわずかに思えるかも知れませんが、半年、1年と使っていくと、大きな差が開いてしまいます。

例えば1年・2年使うと仮定して、以下の項目で実際に発生する料金を計算してみてください。

加算減算
・契約事務手数料
・工事費
・端末(Wi-Fiルーター)の費用
・月額利用料金
・オプション料金
・キャッシュバック
・各種割引

プロバイダによってキャッシュバックや割引の内容が異なるため、月額料金だけを比較してしまうと、実際に支払う料金が多いプロバイダを選んでしまう可能性があります

面倒に感じられる方が多いとは思いますが、上で挙げた項目を参考に、ぜひ実際にかかる金額で比較してみてください。

通信速度を比較する

続いて、通信速度を比較してみましょう。このとき、各社が公開している最大通信速度が「理論値」であることに注意してください。

理論値とは、最も良い条件が整った際に出るとされる理論上の速度です。実際に使う際には理論値の速度が出ることはほとんどありませんので、実際に使って測られた「実測値」の方を参考にしてください。

実測値は、例えば「みんなのネット回線速度(みんそく)」のようなサイトで確認できます。気になる回線・プロバイダがあれば、確認しておきましょう。

なお、同じプロバイダであっても、地域や時間帯によって速度に差が出ることもあります。なるべく自分が実際に使う地域・時間帯のデータを参考にすることをおすすめします

サービスやオプションの内容を比較する

料金や速度だけでなく、プロバイダーごとのサービス内容やオプションも確認しておきましょう。

料金が高かったとしても、それ以上に便利なサービスが提供されている可能性があるからです。

Wi-Fiルーターの選び方

ここまで紹介してきたWi-Fiの種類のなかで、光回線(固定回線)を選んだ場合、Wi-Fiルーターを別途準備する必要があります。

光回線の場合、工事が完了すれば自宅のなかに光ケーブルが引き込まれます。この光ケーブルは、ONUという装置を介して端末(スマホやパソコンなど)に接続する必要があります。

ONUの役割は、光ケーブルで送られてきた光信号を、端末が処理可能なデジタル信号に変換することです。

ONUとパソコンなどをLANケーブルで接続すれば、インターネット自体は利用可能になります。しかし、このままではWi-Fiによる無線接続はできません。

そこで必要になるのがWi-Fiルーターです。Wi-Fiルーターにも多くの種類がありますが、以下の観点に従って選ぶのがおすすめです。

・通信速度で選ぶ
・自宅の間取りに合わせて選ぶ
・便利な機能の有無で選ぶ

それでは1つずつ見ていきましょう。

通信速度で選ぶ

光回線と同様、Wi-Fiルーターにもそれぞれの最高速度があります。Wi-Fiで光回線を利用した場合、実際の通信速度は以下2つの遅い方によって決まります。

・光回線の速度
・Wi-Fiルーターの速度

つまり、いくら最大通信速度の速い光回線を契約したとしても、最大通信速度がそれを下回るWi-Fiルーターを選んでしまうと、期待した速度は出なくなってしまいます。

また逆に、最大通信速度がとても速いWi-Fiルーターを購入したとしても、契約している光回線が低速であれば、この場合にも期待した速度は出なくなってしまいます。

速度重視で回線を選ぶのであればWi-Fiルーターの速度も必ず確認し、確実に期待通りの速度が出るようにしましょう

自宅の間取りに合わせて選ぶ

Wi-Fiルーターを選ぶ際には、自宅の間取りに対応しているものを選びましょう

というのもWi-Fiルーターによって、電波の届く範囲が異なっているからです。

これを見落としてしまうと、せっかく通信速度の速いWi-Fiルーターを選んだとしても、ルーターを設置した部屋でしかインターネットが使えない状況になってしまうかも知れません。

多くのWi-Fiルーターには、推奨される間取り(「3階建て」「4LDK」など)が表記されています。これらを確認し、自宅の間取りにあったものを選びましょう。

利用人数に合わせて選ぶ

Wi-Fiルーターにはそれぞれ、最大接続台数があります。これは、「同時に何台の端末をWi-Fiに接続して利用できるか」ということです。

最大同時接続台数が少ないWi-Fiルーターを選んだ場合、家族全員で同時にWi-Fiを使うことができず、不便な思いをしてしまうかも知れません。

また、最近はスマホとパソコン、タブレットなど、1人で複数の端末を同時に使う人もいるでしょう。この場合も、「スマホをWi-Fiに繋ぐとタブレットでインターネットが使えなくなる…」といったような不便が発生する可能性があります。

Wi-Fiを何人で使いたいのか、何台の端末で使いたいのかをよく考え、最大同時接続台数がそれより多いルーターを選びましょう

なお、最大同時接続台数に余裕がある方が、複数の端末で使った際に通信速度が落ちにくいとされています。

便利な機能の有無で選ぶ

Wi-Fiルーターのなかには、Wi-Fi接続できる以外に、便利な機能を備えたものもあります。

必要に応じて、こうした機能を備えたWi-Fiルーターの購入も検討してみてください。

例えば、下記のような機能を持ったWi-Fiルーターがあります。

・ビームフォーミング
・MU-MIMO(マルチユーザーマイモ)
・バンドステアリング
・メッシュWi-Fi

ビームフォーミングは、特定の端末(スマホなど)に向けて電波を送る機能です。

通常のWi-Fiルーターは全方角に電波を飛ばしますが、ルーターから離れた場所に端末があったり、障害物があったりすると、速度が落ちたり接続が不安定になることがありました。

ビームフォーミング機能搭載のWi-Fiルーターなら、通常なら電波の届きにくい場所でも、快適に使える可能性が上がります。

MU-MIMOは、Wi-Fiルーターに複数の端末を同時接続しても、通信速度が落ちにくい機能です。ご家族など多人数、あるいは複数の端末を同時にWi-Fiに繋いで使いたい方におすすめです。

Wi-Fiには5Ghz帯と2,4Ghz帯がありますが、バンドステアリングはこれらのうち、快適に通信できる方を判断して自動で切り替えてくれる機能です。

メッシュWi-Fiは、Wi-Fiルーターと同じ働きをするサテライトルーターを自宅内の複数箇所に設置することで、どこでも安定した通信を可能にします。

自宅でWi-Fiを使うことに関してよくある質問

最後に、自宅でWi-Fiを使うことに関してよくある質問と、それらへの回答を紹介します。

・自宅のWi-Fiの通信速度が遅い・繋がらないときはどうすべき?
・おすすめのWi-Fiは?

自宅のWi-Fiの通信速度が遅い・繋がらないときはどうすべき?

Wi-Fiの通信速度が遅くなったり繋がらなくなったりする原因は、複数考えられます。

代表的な原因と、その対処法は以下を参考にしてください。

<回線・プロバイダの問題> ・接続障害・メンテナンス→公式サイトなどで確認可能。終了するまで待つしかない
・利用料金未納→プロバイダなどに確認し、料金を支払って再開してもらう
・回線の混雑→混雑時間帯を避けて利用する

<Wi-Fiルーターの問題> ・Wi-Fiルーターの不調→Wi-Fiルーターを再起動してみる
・Wi-Fiルーターのファームウェアが最新でない→最新バージョンにアップデートする
・端末との距離が遠い・間に障害物がある→設置場所をなるべく障害物のない、部屋の中央に移してみる・必要に応じて中継機を導入してみる
・接続中の端末が多すぎる→接続している端末を減らす(自動的に接続している端末があるかも知れないので、使わない端末はなるべくOFFにする)・複数のアクセスポイント(SSID)がある場合には、端末をそれらに分散させる
・ほかの電化製品などの電波が干渉している→周波数帯を変えてみる(2.4Ghz→5Ghzなど)
・Wi-Fiルーターの接続方式がIPv6ではない→接続方式をIPv6に変えてみる

<端末の問題> ・端末の不調→端末を再起動してみる
・ファイアーウォールが干渉してしまっている→ファイアーウォールの設定を無効にするか、例外ルールを設定するなどしてWi-Fiに干渉しないようにする

ここで紹介した以外にも、さまざまな原因・対処法があります。

詳しくはこちらの記事をご覧ください。

おすすめのWi-Fiは?

おすすめのWi-Fiは、Wi-Fiを使う目的(高速通信が必要か、外出先でも使いたいかなど)や環境(工事が可能かどうか、引っ越しの予定はないかなど)によって変わります。

本記事の「自宅で使うWi-Fiの種類の選び方」「自宅で使うWi-Fiの回線・プロバイダの選び方」で、選び方のポイントを解説しています。

ぜひご自分の場合に当てはめ、ベストなWi-Fiを見つけてください。

まとめ

本記事では、自宅で利用できるWi-Fiの種類や特徴、メリット・デメリットやおすすめできる人、Wi-Fiの選び方などを紹介しました。

Wi-Fiには大きく分けて以下の3つの種類があり、それぞれにメリット・デメリットがありました。

・光回線(固定回線)
・ホームルーター
・モバイルWi-Fi

本記事を参考に各Wi-Fiの特徴を押さえ、ぜひご自分にベストなWi-Fiや回線・プロバイダを見つけてください。

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