スマホ料金を今より安くする方法~現状チェックとSIM乗り換え

2022.08.05

今回のテーマは、スマホ料金についてです。
最近1~2年ほど「通信会社の乗り換え」をしていない方で「料金が高いなあ」と感じている方はいませんか?
実は、2020年以降のスマホ通信業界は、ある意味「激動の時代」とも言えるような、様々な変革やルール変更が行われた年でもありました。
その様々な変革やルール変更が、利用者にとって有利な変革・変更が多く、スマホ料金についても、2年前のままの料金プランだと、現在の新たに登場したプランや、改訂されたプランと比べるとかなり割高のケースが少なくありません。
そこで今回は、ただ単に「どうすればよいのか」の結論ばかりでなく、「どうして安くなるのか」などの理由や背景なども交えて、分かりやすく毎月のスマホ料金を削減する方法を伝授したいと思います。

2020~2021年スマホ料金に大きな変革がおきた

皆さんは「ahamo」や「povo」「LINEMO」といった大手キャリアの新しい料金プランをご存じでしょうか。


前政権の菅総理大臣は、官房長官時代からスマホ料金の値下げになみなみならぬ意欲で臨み、これを受けて総務省も通信会社各社に対して、ユーザーがスマホを安く使える方法を検討するように強く要請していました。

2020年4月に正式サービスを開始した第4の通信キャリア「楽天モバイル」は、自社通信網を持つキャリアとしては破格に割安な料金を打ち出したことで大きな話題となりました。

docomo/au/Softbankの大手キャリア3社は、政府や総務省の意向や楽天モバイルの動向などを受けて、揃って「容量20GBの格安料金プラン」を新設しました。

それが、「ahamo(アハモ:docomo)」「povo(ポボ:au)」「LINEMO(ラインモ:Softbank」で、データ容量20GBで約3,000円というこれまでにない割安料金によって楽天モバイルに対抗する動きを見せました。

これらの楽天モバイルを含めた4つの料金プランをご存じでしょうか。

そこがまず分かれ目ではないかと思います。この4つの料金プランを知らない、あるいは名前やニュースを聞いた覚えはあるが、自分の利用を前提に検討したことがない…という場合には、あなたの料金はぐっと割安にすることができる可能性があります。

大手キャリアの格安プランを知らないと料金が安くなる理由

「なぜ、ahamoやpovo/LINEMOを知らないと料金が安くなる可能性があるの?」と思われるかもしれませんので、以下に説明いたします。

これらの格安料金プランのうち先行したのは「ahamo」で、2020年年末に発表されました。

それ以降、各社が追従し、2021年春に各社の格安料金プランが一斉にスタートしたため、それをご存じないということは、その時期から現在に至る期間、通信料金にあまり興味を持たれなかったと想像できるからです。

余談になりますが、現在の資本主義の世の中で、ある企業や店舗が割安な料金や価格を示した場合に、同業他社・他店はそれに対してどう対応するでしょうか。これを考えると、スマホ料金を割安にできる可能性があることも理解できると思います。

つまり、ある企業・店舗が割安な料金・価格を打ち出せば、同業他社・他店は間髪入れずに同等の「割安感」を持った料金・価格を打ち出さなければ、利用者や購買者を奪われてしまいますよね?

通信業界でも同じで、ahamo等のキャリアの格安プランが登場すれば、他の2社のキャリアも対抗策を打ち出しますし、MVNO(格安SIM事業者)も何らかの対抗策を打たざるを得ません。

ゆえに、2020~2021年の1~2年で起こったスマホ料金の大幅な値下げに関する変革、変化をご存じないということは、逆に言えば、新しい料金プランに乗り換えれば、従来よりも料金を割安にできる可能性が高いということなのです。

格安SIMと呼ばれる以上はキャリアより安くないと格好つかない?

では、どこへ乗り換えればいいのか…ですが、あなたにおすすめするのは、ahamoをはじめとするキャリアの格安プランではなく、さらに割安な「格安SIM」です。

これまでの通信業界は、以下のような単純な構造でした。

大手キャリア=料金割高、手厚いサポート、店頭対応中心
格安SIM(MVNO)=料金割安、サポートや店舗は期待できない

ところが、その料金割高だったはずの大手キャリアが格安プランを出してきたのですから、本来「格安」なはずのMVNO各社は、「格安」の名を守るためにもさらに割安な料金を打ち出さざるを得ません。

ただし、今回の改革においては、「割安」といっても単に値段を下げたという事ばかりではなく、各社各様の対応によって、それぞれの特徴を打ち出すようになったことが特徴です。

実際に料金そのものを割安にしたケースもあれば、料金値下げは小規模でより付加価値を高めて「お得感」を出したケース、利便性を高めることで「差別感」を出したケースなど様々です。

これが「格安SIM」をおすすめする理由です。

つまり、工夫を凝らして打ち出している格安SIM各社の特徴を、ユーザーが自分の使途や好みで選ぶことで、単に料金がより安くなるだけでなく、自分にフィットしたプランを選べるようになったことが大きいのです。

例えばキャベツで考えてみてください。値段が徹底的に安いキャベツ、1個買うとトマトが付いてくるキャベツ、栄養価を2倍に高めたキャベツといった特徴の中から、ユーザーが選ぶのは必ずしも一番安いキャベツだけではありませんよね?

今は多種多様な料金プランが各社から提供されているので、利用者は、料金が安いことはもちろん、ご自身のスマホの使い方にマッチした料金プランを選ぶことができるし、選ぶべきだということなのです。

格安SIM(MVNO)を知って大手キャリアから乗り換えよう

※価格.com 格安SIMカテゴリ (集計期間:2020年1月1日~12月31日) 大手キャリアから格安SIMへの乗り換えによって、毎月のスマホ料金の抑制を検討するのであれば、少し「格安SIM」や「MVNO」に関して知っておく必要がありますので、以下に、MVNOへの乗り換えの際に登場する言葉の簡単な意味について解説いたします。

格安SIMとは?

格安SIMは、「格安」と「SIM」という言葉から成り立っています。

「格安」とは、大手キャリア3社(※)に対して料金が格段に割安であることを意味する言葉です。

※「格安SIM」という言葉が生まれた当時には、自社通信網を持っているのはdocomo/au/Softbankの3社のみで、楽天モバイルは存在していませんでした。

SIMとは、本来の意味は通信サービスの契約者情報や電話番号等が書き込まれた「ICチップ」を指しますが、「格安SIM」と言う場合には「通信サービス」を表しています。

「格安SIM」とは、大手キャリアよりも格段に割安なスマホ向けの通信サービスという意味になります。

MVNOとは

MVNOとは、Mobile Virtual Network Operatorの略で、日本語では「仮想移動体通信事業者」と訳されています。

ちなみに、MNOという言葉もあって、こちらは、Mobile Network Operatorの略で、日本語では「移動体通信事業者」と訳されます。

「移動体通信事業者」とは、携帯電話やスマートフォンなどの持ち運び可能な端末向けの通信サービスを提供する企業(事業者)のことです。

肝心なのは「Virtual=仮想」という言葉の有無です。

docomo/au/Softbank/楽天モバイルのいわゆる大手キャリアは、日本全国に自社の通信網を敷設・保有し、管理メンテナンスを行う事業者です。「自社通信網」を持っている通信事業者なので「Virtual=仮想」は付きません。

対してMVNOは、自社通信網を持っておらずMNO(大手キャリア)から借り受けた回線を契約者に再販売することで通信サービスを提供しています。つまり「自社通信網」を持ってない通信事業者なので「Virtual=仮想」が付くのです。

MVNOの通信料金が安い理由


MVNOの通信料金が割安な理由は大きく分けて2つあります。

1つ目は自社通信網を持たないことです。

日本全国に自社の通信網を張り巡らせるには莫大な費用と年月がかかるため、通信回線を大手キャリアから借りることで、自社通信網の敷設や維持管理にかかる莫大なコストを負担しなくて済むことで、まず1つ大きなコストを削減していることになります。

MVNOは通信回線を借りる際に「接続料」という賃料を大手キャリアに支払いますが、それでも自社通信網の敷設・維持管理にかかるコストよりも大幅に少ないコストで済むのです。

2つ目は自社内のコスト削減です。

例えば、大手キャリアは駅前に大規模な店舗を構え、明るく空調の効いた店内では多くのスタッフが利用者に対応し、ドリンクも無料だったり、充電も無料でさせてくれますが、それらのコストはすべて店舗が負担しています。

店舗を設置するということは、駅前立地の高額な地代家賃、快適な店内を維持するための光熱費、多くのスタッフを配置するための人件費など、多額のコストがかかります。

MVNOでは、店舗を設置せず(または少ない)、サポートは電話かメールのみとすることで、地代家賃・光熱費・人件費などを削減でき、その浮いた分を通信料金に反映させることで割安料金を実現しています

つまりMVNOは、自社通信網を保有せず、店舗やサポート等にかかるコストを削減することで、割安料金を実現しているのです。

よくMVNOは「サービスが悪い」と批判されますが、それは「悪い」のではなく、その部分にかかるコストを削減しているのです。

MNOとMVNOは棲み分けていると考えれば分かりやすいでしょう。

莫大なコストをかけて自社通信網を持ち、駅前の好立地の快適な店舗で、多くのスタッフが相対で接客し手厚いサポートを提供する、つまり「お金のかかることをする」のが大手キャリアだと言えます。

自社通信網を持たず、店舗も持たず(あっても最小限)サービスやサポートは最小限とすることで浮いたコストを通信料金を安くするために使う、つまり「お金のかかることをしない」のがMVNOだと言えます。

もしあなたが、駅前の利便性の良い綺麗で快適な店舗でスタッフによる手厚いサポートを望むなら、料金は割高でも大手キャリアを選ぶべきですし、サービスもサポートも最小限で構わないので料金を安くしたいと思うならMVNOを選ぶとよいでしょう

格安SIMとMVNOの関係

MVNOが提供する割安な料金の通信サービスは「格安SIM」ですが、「格安SIM」は必ずしもMVNOではありません。

大手キャリアの中にも、いわゆるサブブランド(※)と呼ばれる格安通信ブランドが存在しますし、冒頭でのべたahamoやpovo、LINEMOも格安通信サービスという意味では「格安SIM」です。

Y!mobileやUQmobile といったサブブランドも、大手キャリアの通信料金よりも割安なので「格安SIM」と言えますし、ahamo/povo/LINEMOも同様です。

厳密にいうと、大手キャリアのサブブランドや格安料金プランを除いた格安通信サービスを指す場合には「MVNO」が適切な表現となります。

※大手キャリアの「au」や「Softbank」の名前(ブランド)で提供される通信サービスに対して、同じ大手キャリアの中に格安通信部門を担う2つ目の通信サービス名(ブランド)がある場合、これを「サブブランド」と言います。

サブブランドは通信サービスの名称こそ違いますが、大手キャリアが保有する通信網をそのまま利用するので、通信品質や通信速度は基本的に大手キャリア名のサービスと同等です。ちなみに、docomoは今のところサブブランドを持っていません。

大手キャリアで購入したスマホでも格安SIMを利用できる

格安SIMを利用する、MVNOを利用する…というと、スマホ端末を買い替えないといけないと思う方がいますが、そんなことはありません。

MVNOを利用する際には、スマートフォンを購入せずSIMだけを借りることでも格安通信サービスを利用することができます。

手持ちの端末が大手キャリアで購入したものであっても、量販店で購入したものであっても、Amazonや楽天市場などネットで購入したものであっても、MVNOのSIMカードを挿入することで、格安SIMサービスを利用することが可能です(※)

※その端末が大手キャリアでSIMロックされている場合には、ロックと同じキャリアの通信サービスしか利用することはできません。SIMロック解除することですべての通信会社のサービスが利用可能となります。発売時期によってはSIMロック解除ができない機種もあります。

HISモバイルもMVNO~割安な料金プランを提供


HISモバイルも、自社通信網を持たないMVNOで、他社にはない独自の特色をもった料金プランを複数提供しています。

例えば「格安弐拾プラン」。

こちらはdocomoのahamoに対抗したプランで以下のような特徴を持っています。

月額料金1,980円(税込2,178円)
データ容量20GB
70分の無料通話付き
超過後の通話料は大手各社の半額の30秒11円

容量はahamoと同じ20GBながら料金は1,000円割安の1,980円(税別)。月額1,000円安いと年間では12,000円の差となります。決して小さくない差です。

ahamoは5分かけ放題が付属しますが、「格安弐拾プラン」には70分間の無料通話が付属します。1回の通話が5分を超えることが多いなら、1回5分間の制限がなく月間70分まで自由に配分できる方が使いやすそうです。

さらに、月内で70分を超過してもそれ以降の通話料は、大手キャリアの半額11円/30秒で済むので、データ通信は20GBで足りるが通話が比較的多い…という方にはahamoより使い勝手が良く、月額1,000円割安で済ませることができます。

通信コスト削減のための検討項目は5つ

大手キャリアからMVNOへ乗り換えることでスマホ料金を安くできるとお話ししましたが、今現在MVNOを利用している方でも、料金をさらに安くできる可能性があります。

現在のMVNOとの契約が2年以上前で、契約時のプランをそのまま利用している場合には、2020~2021年に登場した新たな料金プランを検討することによって通信コストの削減が可能です。

大手キャリアからMVNO、MVNOからMVNOの乗り換えも含めて、通信コスト削減のための検討項目をご紹介します。

今現在の料金プランをチェックしてみる

毎月の料金削減のために、まず最初にすべきことは現在の料金プランのチェックです。

チェックするのは「無駄」です。

料金が自分の使い方にマッチしていて無駄に多く支払っていないかをチェックしてみましょう。意外に、契約した当時とは使い方が変わっていてちっともお得になっていない場合もあるかもしれません。

もし料金に無駄が見つかった場合、契約中の通信会社の中でプラン変更やオプションの見直しをしてみる必要があります。それでも納得できる改善に繋がらない場合には、MVNO→MVNOの乗り換えの検討もおすすめです。

各社各様のサービスを提供していますので、もし「ここ」にないなら「別のところ」で自分にマッチするプランが見つかるかもしれません。

通話料金~通話定額オプションや半額通話サービスの利用を検討

例えば、「通話かけ放題」オプションを利用している方は本当にそのオプションがお得になっているかを確認しましょう。

「10分かけ放題(税込月額935円)」の場合、通常の通話料が半額通話(※)を利用して10円/30秒と仮定すると、935円÷20円(1分間の通話料)=46.75分となり、通話時間の合計が47分以上でないとお得になっていないことがわかります。

逆に「かけ放題」を契約していない方で、上記の計算が47分以上ある場合には、月額935円支払っても「かけ放題」を付けた方が料金は割安になる可能性が高いです。

計算式:かけ放題の税込料金÷1分間の通話料金=最低通話時間

※半額通話とは
ほとんどのMVNOで提供している通話サービスで、割安な通話回線を経由させることで通話料金を通常(20円/30秒)の半額にするサービスで、相手先電話番号の先頭に特定の数字「特番」を付加して発信することで識別する仕組みです。

多くの場合、「特番の自動付加」を行う専用アプリを配布しているので、これを利用することで、通話発信の際にいちいち「特番」を付ける必要なく半額通話が利用可能です。

データ通信料~データ容量は適切か?余らせているならプラン変更

データ通信容量についても、毎月データ容量が余っていないかをチェックします。

例えば、毎月10GBのプランを契約していて、毎月3GBほど余って翌月に繰り越しているという場合、料金プランを7~8GBのプランにすることを検討します。

「毎月翌月に繰り越しているから損はしていない」と思うかもしれませんが、毎月3GB繰り越すということは4か月目に延べ12GB繰り越したことになり、プラン料金1か月分を無駄に捨てていることになります。

今使用しているプランと1つ下のプラン料金を比較し、その差額が、「データ容量追加購入」の費用よりも高い場合には、容量の少ないプランに変更して、足りない分は追加購入した方が割安になる場合もあります。

オプションや定額サービスをチェック~今も必要か再検討

契約時などに「絶対必要」と思って契約したオプションサービスや定額サービスでも長年利用していると、状況や環境の変化で不必要になっているのに放置され、無駄に料金を支払っているケースもあります。

今、自分が契約しているオプションや定額サービスをすべて洗い出してみて、本当に必要かどうかをチェックしてみましょう。

端末代金を押さえることもコスト削減の1つ

そろそろスマホ端末の買い替えを検討している場合には、選ぶスマホによってもコスト削減に繋がる場合があります。

端末を購入・維持するコストを考えてみましょう。

単に安い端末を買ってもすぐ壊れたり古臭くなって買い替えるのではあまりコスパが良いとは言えません。

よく言われるのが、iPhoneは高額で、Androidスマホは安いので、Androidの格安スマホがおすすめ…という微妙な意見です。

確かにiPhoneは廉価版のiPhone SEを除いては10万円前後と高額ですが、どれだけ長期間に渡って最新モデルと遜色なく使用できるか…を勘案すると、一概にAndroidの方がおすすめとは言えません。

iPhoneはスマホの基本動作を司るOS(オペレーションシステム)である「iOS」を発売後5年以上に渡って、全iPhoneユーザーに配信されます。

最新のiOSをインストールすることで、ソフトウエアで対応可能な新機能を追加できますし、ウィルス対策などのセキュリティ面も最新に更新される上、デザインもiPhoneらしさを継承するため古臭く見えにくいのです。

iOSは毎年1回、まったく新しいバージョンがリリースされ、年間に何度もアップデートが繰り返され、常に最新の状態に端末を保つことができます。ちなみに、現行の最新OSは「iOS15」ですが、最も古いアップデート対象機は6年前に発売されたiPhone 6sです。

Androidスマホは確かに割安な価格で購入できますが、OSの更新はiPhoneほど熱心ではありません。なぜなら元々安いのでOSを長期間アップデートするより新端末に買い替えてしまうケースが多いためです。多くの場合、2年周期での買い替えが多いようです。

6年最新の状態を維持するiPhoneと、1~2年で買い替えるAndroidスマホ、実は価格の差ほどランニングコストの差は大きくないのです。

【中古端末を選ぶのもおすすめの方法~iPhoneがおすすめ】
中古スマホ専門店を覗くと、「未使用品」や「新品同様」といった非常に綺麗な中古端末を販売しており、各種保証もついて割安に購入できます。

前述のiOSが長期間アップデートされることは、中古端末購入においても非常に重要で、発売から数年経過している端末でも、最新iOSをアップデートできる可能性があり、ソフトウエア面とセキュリティ面を常に最新の状態にすることが可能です。

料金削減のためでもおすすめできないこと

料金を安くできることをアピールするあまり、間違った方法をおすすめしている記述を見かけますが、たとえ、大幅に料金を安くできるとしても決しておすすめできないことがいくつかあります。

通話をしないからデータSIMだけにする

時々、通話をほとんどしないならいっそ通話SIMをやめてデータ専用SIMにした方が料金が割安になる…という記述を見かけますが、それは絶対にやめた方がよいです。

タブレットなど元々通話できない端末なら問題ないですが、電話機としてのスマホをデータSIMだけにしてしまうと、イザという緊急時に困ることになります。

データSIMでも「IP電話(データ通信回線を使った通話)」の利用が可能ですが、IP電話には通話先の制限があり、110/118/119等の緊急通報や3桁通話の発信ができません。またご存じのようにLINE電話でも緊急通報はできません。

事故や災害などの緊急時に、警察/消防/海上保安庁に通報できない状況を考えてみてください。自分が大けがをした、大切な人が大ケガをした、そんな時に救急車を呼べないことを考えてみてください。他の人が通報してくれる?誰もいなかったら?

料金は確かに割高ですが、もし年に1回も通話しないとしても万が一の時の通報のための保険として、スマホに1回線だけ契約する場合には「音声通話」付きの回線にされることを強くおすすめします。

積極的に公衆Wi-Fiを利用する

例えば、コンビニやカフェ、商業施設などで提供されている無料の公衆Wi-Fi(フリーWi-Fi)を積極的に利用することで、料金がかかるモバイル通信の利用を減らすことで料金を安くできる。

そんな記述もよく目にしますが、非常に危険であることを理解すべきです。

無料の公衆Wi-Fiは暗号化されていないケースも珍しくなく、暗号化されていないと接続したスマホやノートパソコンの中身を覗かれてしまう可能性があります。端末に記録されている個人情報が筒抜けになってしまう危険性があります。

また、「なりすましアクセスポイント」の可能性もあります。実在するフリーWi-Fiと同じかまたはよく似た名称のアクセスポイントにうっかり接続してしまって、端末に侵入され、乗っ取りや知らない間に情報を抜き取られてしまうケースもあります。

自分だけでなく、アドレス帳から家族・友人・知人の情報まで抜き取られ迷惑をかけてしまう可能性もありますので、フリーWi-Fiの利用は慎重に判断すべきです。

スマホ料金の削減に効果があるのは確かですが、それには代えられないリスクも併せ持っていることを忘れないでください。

スマホ料金を安くする まとめ

ここ1~2年で起きたモバイル通信業界の変革や変化は、ユーザーにとって非常に有利です。通信会社どうしが競って料金値下げをし、サービスの見直しをしてユーザーにアピールしており、まさに「よりどりみどり」の状態です。

多少の手間と時間はかかってしまいますが、年間1万円超の削減も夢ではありませんので、ぜひ、面倒くさがらずに現行プランのチェックから始めてみてください。

現状の通信会社内でも料金削減の可能性は充分ありますが、もし、イマイチ納得いかないのであれば、他社への乗り換えも積極的に検討してみることをおすすめします。

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