XperiaはSonyのスマホブランド~Androidスマホ国内シェア第1位

今回は国産スマホのトップブランドである「SONY Xperia」をピックアップ、深堀してみたいと思います。
世の中にスマホは大きくわけて2種類あることはご存知だと思います。
1つは「iPhone」です。iPhoneはAppleが企画開発・製造・販売・メンテナンス・ソフトウエア開発まですべてを1社のみで行うAppleのスマホブランドです。
もう1種類は「Androidスマホ」です。
今回は、そのAndridスマホのトップブランドの1つである「Sony Xperia」について取り上げます。

Xperiaのブランド力

Sonyには、誰もが一度は聞いたことのある名の通ったブランドが数々あります。

「BRAVIA(ブラビア)」はソニーの液晶テレビのブランドです。
「α(アルファ)」はソニー製のデジタル一眼カメラのブランドです。
「WALKMAN(ウォークマン)」はポータブルオーディオプレーヤーのブランド。
「VAIO(バイオ)」は個人向けパソコンのブランド(現在は別会社)。
「aibo(アイボ)」はロボット犬のブランド名です。

数々の世の中で知られたSONYのブランド名の中で、スマートフォンやタブレットなどのモバイル通信機器に与えられたブランドが「Xperia(エクスペリア)」です。

SONYのスマホブランドである「Xperia」は、日本国内はもちろん、グローバルに見ても非常に知名度が高く、高品質のイメージの強いブランドです。

「世界に冠たるMade in Japan」を地で行くような非常に高いブランド力が特徴です。

世界のスマホブランドと比べてみる

SONY Xperia以外にも良く知られたスマホブランドがいくつかあります。

『iPhone(Apple)』は世界で最も有名でブランドイメージもトップクラスのスマホブランドです。Androidスマホと異なりすべてをApple自ら携わるため、ブランドイメージは常に高位置をキープしています。

『Gallaxy(Samsung)』は販売数世界最大のスマホブランドです。ここ数年韓国メーカーであるSamsungの名をあえて出さず、Gallaxyのブランド名で展開してきましたが、先日Samsungロゴをスマホに掲げることを発表していました。

『AQUOS』は、日本メーカーSHARPのスマホブランドです。元はSHARPの液晶テレビのブランドとして使い始めましたが、その液晶技術を注入しスマホでもAQUOSを名乗るようになりました。その影響でAQUOSスマホは画面が美しいイメージがあります。

『Reno(OPPO)』は中国メーカーOPPOのブランドです。中国メーカーでスマホのブランドを持っているのは珍しく(多くはメーカー名+型番がスマホ名)、安価で高性能なイメージ作りに成功しているブランドと言えます。

これらの錚々たるスマホブランドの中でも、Xperiaは国内シェアにおいてトップの座を勝ち得ています。Xperiaは、スマホとしてどのような特徴を持っているのか探ってみましょう。

Xperiaの特徴

Xperiaはソニーが作った造語で、「Xperience(体験)」とラテン語で「場所」を意味する「ia」を合わせて『特別な体験ができる場所』という意味が込められているそうです。

(1)プロに支持されるカメラ性能
ソニーと言えばデジタル一眼「アルファ」シリーズが有名です。

・ソニーのイメージセンサーは、鮮明で緻密な写真が撮影できると定評がある
・ソニーのデジタルカメラは優れた高感度撮影能力にも定評がある
・高速オートフォーカスや連写機能などプロからも支持されている

こうしたデジタルカメラの技術やノウハウがスマホカメラにも活かされているため、スマホのカメラでも高解像度・高品質な写真撮影ができる点で、写真撮影性能を重視するユーザーの支持を集めています。

(2)美麗で高解像度なディスプレイ
Xperiaは、カメラと並んでディスプレイにも定評があります。

Xperiaのディスプレイは、高解像度と鮮明な画像表現が可能な「トリルミナスディスプレイ」や、映像を分析し失われた画素を復元することで動画をより美しく再現する「X-Reality for mobile」等の、「BRAVIA」で培った映像技術が導入されています。
さらに強化ガラスを採用したディスプレイは堅牢性の高さもXperiaのメリットの1つです。

(3)ハイレゾ音源再生
Xperiaは、ハイレゾ音源再生にも対応するモデルがあり、スマホで高音質の音楽を楽しむユーザーから多くの支持を集めています。

ハイレゾ音源は、CDよりも高いサンプリング周波数と量子化ビット数で録音された高音質音源ですが、Xperiaでは、「LDAC(Bluetooth技術の1つ)」を用いることで、ハイレゾ音源を高音質なままワイヤレスでの再生を可能にしています。

これらの様々な技術や機能を盛り込んだXperiaは、特に音楽や高画質画像・映像を求めるユーザーに人気を博しています。

Xperiaを持っていれば、感動体験を高精彩・高画質で残せる…そんなイメージでしょうか。

Xperiaの歴史~苦難の時代もあった

初めてXperiaブランドを冠したスマホが登場したのは、2008年発売の「XPERIA X1」でしたが、残念なことに「X1」は日本国内での販売はありませんでした。
ちなみにこの「X1」にはAndroid-OSは搭載されていませんでした(OSはWindows mobile 6.1)。Androidが採用されるのはもう少し後の時代です。

「X1」が発売された2010年から数年間にわたってXperiaブランドは日本国内での大きな人気を獲得し、トップシェアのiPhoneに次ぐ、シェア第2位を獲得していました。

しかし、徐々に中国メーカーの価格の安いスマホが普及するにつれ、徐々にシェアを下げ、2019年ごろには国内シェアは5位以下の「その他」に分類されるまでに低下してしまいました。

しかし、2019年に発売した「Xpera 1」が公表を博し、同時に販路を日本国内に絞りシェアを徐々に回復し現在に至ります。さらに2021年に発売した「Xperia Pro」はプロフェッショナル仕様の最高級スマホとしてブランド力も回復させています。

現在購入可能なSIMフリーXperia

現在(2023年4月時点)で購入可能なXperiaのおすすめ機種4選をご紹介します。

Xperia 1 IIIXperia 5 III
サイズ71.0×165×8.2mm68.0×157×8.2mm
重量186g168g
電池容量4,500mAh4,500mAh
CPUQualcomm
Snapdragon888
5G Mobile Platform
Qualcomm
Snapdragon888
5G Mobile Platform
メモリ(RAM/ROM)12GB/512GB8GB/256GB
ディスプレイ6.5インチ有機EL
シネマワイド
4K/HDR対応/120Hz
6.1インチ有機EL
シネマワイド
FHD+/HDR対応/120Hz
カメラ(メイン)16mm(超広角)
24mm(広角)
70mm/105mm(望遠)
16mm(超広角)
24mm(広角)
70mm/105mm(望遠)
WiFiIEEE802.11a/b/g/n/ac/axIEEE802.11a/b/g/n/ac/ax
Bluettothver.5.2ver.5.2
外部USB-CUSB-C
防水防塵防水(IPX5/IPX8)
防塵(IP6X)
防水(IPX5/IPX8)
防塵(IP6X)
おサイフケータイ
5G通信
生体認証指紋指紋
デュアルSIMDSDS/DSDVDSDS/DSDV
価格目安96,800円89,100円
Xperia 10 IIIXperia Ace II
サイズ68.0×154×8.3mm69.0×140×8.9mm
重量169g159g
電池容量4,500mAh4,500mAh
CPUQualcomm
Snapdragon690
5G Mobile Platform
Helio P35
メモリ(RAM/ROM)6GB/128GB4GB/64GB
ディスプレイ6.0インチ有機EL
トリルミナス
FHD+/HDR対応
5.5インチHD+
カメラ(メイン)16mm(超広角)
27mm(広角)
54mm(望遠)
25mm
(広角+深度測位)
WiFiIEEE802.11a/b/g/n/acIEEE802.11a/b/g/n/ac
Bluettothver.5.1ver.5.0
外部USB-CUSB-C
防水防塵防水(IPX5/IPX8)
防塵(IP6X)
防水(IPX5/IPX8)
防塵(IP6X)
おサイフケータイ
5G通信
生体認証指紋指紋
デュアルSIM
価格目安31,800円20,800円

様々な価格帯のXperiaですが、いずれの機種も音楽や画像・映像などに秀でたモデルですので、予算に合わせて選ぶことが可能です。

Xperia 1 III

Xperia 1 IIIは、世界初のDSLR機能を搭載したスマートフォンとして記念すべきモデルです。ZEISSレンズ採用のトリプルレンズカメラシステムを搭載、高速オートフォーカスやリアルタイムトラッキング等により高品質な写真・動画を撮影可能です。

また、Xperia 1 IIIのディスプレイは、4K HDR対応6.5インチ有機ELパネルが採用されており、動画再生やゲーム画面などにおいて高精細な表現力を備えています。

CPUはQualcomm Snapdragon 888プロセッサーを採用、高速処理と応答性を実現、RAM8GB・ROM256GBのメモリは大量のデータを無理なく処理可能です。

また、ガラス背面とアルミニウムフレームで構成された筐体は高級感と耐久性を両立しています。IP65/68の防水防塵仕様なので水辺や雨天での使用も心配ありません。
バッテリー容量は4500mAhです。リフレッシュシートは120Hzを採用しています。
端末性能(処理能力)、高画質な写真撮影、高精細なディスプレイなどすべてにおいて高品質を求めるユーザーにおすすめです。

Xperia 5 III

Xperia 5 IIIは、6.1インチディスプレイを採用しながらも、ボディサイズをコンパクトに仕上げているため片手操作が容易です。リフレッシュシートは120Hzを採用しています。

Xperia 5 IIIのカメラは、合計約1億2000万画素のトリプルレンズカメラを搭載しているため、撮影シーンに応じて広角・望遠・超広角レンズを組み合わせた高品質な写真・動画を撮影可能です。

CPUには、上位モデルと同等のQualcomm Snapdragon 888を採用し、高速処理による快適な使い勝手が魅力です。

Xperia 10 III

Xperia 10 IIIは、Xperiaの中でもエントリー~ミドルクラスに属するモデルで、控えめな6インチのディスプレイを搭載したコンパクトで持ち運びやすいサイズ感です。
4500mAhの大容量バッテリーを搭載することから、長時間のバッテリー駆動が可能です。また、バッテリーを長持ちさせる「STAMINAモード」を搭載し、より長時間使用を可能としています。

トリプルレンズを採用、広角から望遠まで幅広い撮影が可能で、4K動画の撮影にも対応しています。

5Gネットワークに対応しています。

Xperia Ace II

Xperia Ace IIは、5.5インチのディスプレイを搭載し、コンパクトなサイズで片手での操作がしやすくなっています。

4500mAhの大容量バッテリーを搭載しているため長時間のバッテリー駆動が可能です。スマートフォンのバッテリーを長持ちさせる「STAMINAモード」も搭載しています。

Xperia Ace IIのカメラは、デュアル構成ながら広角から望遠まで幅広い撮影が可能です。また最大4Kの動画撮影にも対応しています。

IP65/68の防水性能を備えています。5G通信には対応していません。雨天や水辺などでの使用にも安心です。

エントリークラスでXperiaを使ってみたい方におすすめです。

Xperiaは格安SIMでも人気モデル

カメラ、ディスプレイの高機能・高性能ぶりはもちろん、美麗さと堅牢さが両立した薄型ボディも人気の要因と言えます。処理速度も高速で、例えエントリーモデルであっても、きちんと基本を押さえた性能を備えた高コスパモデルに仕上がっています。

そんなXperiaは、ドコモ・au・Softbank・楽天モバイルの通信キャリアのみならず、格安SIM各社においても人気モデルとなっています。

HISモバイルにおいても、Xperia端末を取り扱っています。こちらからチェックしてみてください。

Sony Xperia まとめ

(1)Xperiaは、様々な著名なブランドを持つソニーのスマホブランドである

(2)Xperiaの高解像なカメラ性能は「αシリーズ」から、高精細なディスプレイ性能は「BRAVIA」譲りである

(3)Xperiaはかつて絶大な人気とシェアを誇ったが、中国製スマホに押されシェアを落とした時代があった

(4)カメラやディスプレイの性能に特化することでシェアを挽回した

(5)Xperiaは通信キャリアのみならず、格安SIM各社でも人気モデルである

世界に冠たるSonyのスマホブランド「Xperia」を一度は使ってみてはいかがでしょう。

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