格安SIMはiPhoneでも乗り換えできる!おすすめな人やそうでない人・乗り換え手順を解説

2023.05.31

最近、スマホの契約を大手通信キャリアから格安SIMに乗り換える人が増えています。

その最も大きな理由の1つとして、格安SIMのほうが安い月額料金で利用できる点が挙げられます。

しかし、現在大手キャリアでiPhoneを利用している方のなかには、「月額料金を節約したいものの、格安SIMでiPhoneは使えるのか?」「使えるとしても、快適に利用できるのか?」と不安に思っている方もいるかもしれません。

そこで本記事では、格安SIMでiPhoneを使うメリットやデメリット、乗り換えがおすすめできる方とできない方、格安SIMへの乗り換え手順などを紹介します。

格安SIMに乗り換えてiPhoneを利用してみたい方は、ぜひ参考にしてください。

※本記事で紹介している金額は、すべて税込です。

iPhoneでも格安SIMは利用可能!

格安SIMは、iPhoneでも利用可能です。逆にいうと、iPhoneは大手通信キャリア(NTTドコモ、au、ソフトバンク、楽天モバイル)でないと使えないわけではありません。

HISモバイルやUQモバイル、IIJmio、mineo、ワイモバイル、OCN モバイル ONE、TONEモバイルといった格安SIMでも、同じようにiPhoneの利用が可能です。

ただし、大手通信キャリアであっても格安SIMであっても、動作確認済みの機種であることが大切な条件です。キャリア・格安SIMによって動作確認済みの機種は異なります。事前に使いたいiPhoneの機種が動作確認済みかどうか確認してから乗り換えを検討すると良いでしょう。

※HISモバイルでは、ほぼ全てのスマホ機種が動作確認済みです。詳しくはこちらをご覧ください。

格安SIMでiPhoneを使う5つのメリット

ここからは、iPhoneを格安SIMで使う場合のメリットを紹介していきます。代表的なメリットは以下の5つです。

●月額料金を節約できる
●自分が使っているiPhoneをそのまま持ち込める
●安く購入したiPhoneを持ち込める
●お子様用に古いiPhoneを使うこともできる
●SIMカードとのセット購入でiPhoneを安く購入できる場合がある

それでは1つずつ見ていくことにします。

月額利用料金を節約できる

格安SIMでiPhoneを使う最も代表的なメリットは、月額利用料金が節約できる点です。

大手通信キャリア(NTTドコモ、au、ソフトバンク、楽天モバイル)と格安SIM(HISモバイル、UQモバイル、IIJmio、mineo、ワイモバイル、OCN モバイル ONE、TONEモバイルなど)との違いは、自社回線を持っているかどうかです。

大手通信キャリアは自社回線を持っており、それらを使って通信サービスを提供しています。それに対して格安SIMは自社回線を持たず、大手の回線を借用することで通信サービスを提供しています。

自社回線を持つ大手通信キャリアの場合、土地代や設備代、メンテナンス費用などの大きなコストが必要です。しかし格安SIMの場合は、これらのコストが不要なため、安い月額料金でサービスが提供できます。

実際に、大手通信キャリア(NTTドコモ、au、ソフトバンク、楽天モバイル)と格安SIM(HISモバイル)の月額料金を比較してみましょう。

格安SIM・キャリア 格安SIM 大手通信キャリア
HISモバイル NTTドコモ au ソフトバンク 楽天モバイル
プラン 自由自在290プラン 5Gギガライト スマホミニプラン 5G/4G ミニフィットプラン+ UN-LIMIT VII
利用回線 NTTドコモ au ソフトバンク 楽天モバイル
月額料金 〜1GB 550円(100MB未満の月は290円) 3,465円 3,465円 3,278円 1,078円
〜2GB 770円 4,565円 4,565円 4,378円
〜3GB 5,665円 5,478円
〜4GB 990円 5,665円 6,215円 7,238円
(メリハリ無制限プラン)
2,178円
〜5GB 7,238円
(使い放題MAX 5G/4G)
〜7GB 6,765円
〜20GB 2,190円 7,315円
(5Gギガホ プレミア)
〜50GB 5,990円 3,278円−
50GB〜
(データ追加200円/1GB)

※HISモバイルではデータ通信専用SIMも提供されていますが、大手通信キャリアとの比較をわかりやすくするため、上表では音声通話付きSIMのみを紹介しています。
※大手通信キャリアについては格安プラン、スマホ初心者向けプランは除外し、従量課金プランと無制限プランの金額を紹介しています。
※比較しやすくするため、各種割引を適用していない金額を表記しています。

楽天モバイル以外の大手通信キャリアと比較すると、データ利用量にかかわらず、HISモバイルの月額料金が圧倒的に安いことがわかります。

また、7GBまでの利用であれば楽天モバイルよりも安い金額で利用できます。

毎月の利用料金が数百円〜数千円変わるのは、1年間・2年間といった期間で見ると、とても大きな節約です。

※HISモバイルには、ここで紹介した以外にも複数のプランがあります。詳しくはこちらをご覧ください。

自分が使っているiPhoneをそのまま持ち込める

自分が現在使っているiPhoneを、格安SIMに乗り換えてそのまま使い続けたいという方もいるでしょう。もちろん格安SIMでは、現在大手通信キャリアで利用しているiPhoneを持ち込んで使うことが可能です。

ただし、注意点があります。後述するSIMロックが設定されている場合、それを解除しておかないと、乗り換え先の格安SIMの通信サービスが利用できない可能性があることです。

安く購入したiPhoneを持ち込める

現在使用しているiPhone以外に、安く購入したiPhoneを持ち込んで使うことも可能です。たとえば、Apple Storeでは、各キャリアのショップよりも安くiPhoneを購入できます(ただし、キャリアで一定期間経過後に機種を返却するプログラムに加入すると、そちらの方が安くなる場合があります)。

また、中古で安く販売されているiPhoneを購入し、それを持ち込んで格安SIMで使うことも可能です。

お子様用に古いiPhoneを使うこともできる

お子様にスマホを持たせたい場合もあるでしょう。その場合、高価な最新機種を購入するよりも、自分が以前使っていたiPhoneをお下がりとして与えることも選択肢の一つです。

格安SIMでは、以前使っていた古いiPhoneを持ち込んで利用することもできます。月額料金を抑え、機種代金もかかりませんので、手元に使っていないiPhoneがある方にはおすすめです。

SIMカードとのセット購入でiPhoneを安く購入できる場合がある

格安SIMでも大手通信キャリアと同様、公式オンラインショップでスマホを販売しているところがあります。またそのなかには、格安SIMへの申し込み(SIMカードの購入)とスマホの購入をセットにしているところもあります。

セット購入の場合、iPhoneを別に購入して持ち込むよりも、トータルの費用が安くなる可能性があります。検討中の格安SIMでセット販売をしていないかどうか、事前に確認してみてください。

※HISモバイルでも、SIMカードとiPhoneのセット販売をおこなっております。詳しくはこちらをご覧ください。

格安SIMでiPhoneを使う5つのデメリット

続いて、格安SIMでiPhoneを使う場合のデメリットも紹介します。

●動作確認済み機種のiPhoneしか利用できない
●大手に比べて通信が不安定になりやすい
●実店舗が少ない
●キャリアメールやLINEの年齢確認が使えない

それでは1つずつ確認していきましょう。

動作確認済み機種のiPhoneしか利用できない

これは格安SIMだけではなく大手通信キャリアにも共通しているものですが、各キャリア・格安SIMで動作確認されていないiPhoneを持ち込んで使うことにはリスクがあります。

動作確認済みでない機種を持ち込んで使う場合、以下のような状況が発生するかもしれません。

●iPhoneが正常に動かない
●iPhoneで通話・モバイル回線を使った通信が利用できない
●iPhoneが故障してしまう
などです。

これらの状況を避けるには、動作確認済みのiPhoneに変えるか、逆に持ち込みたいiPhoneの動作確認ができている格安SIMに申し込むしかありません

格安SIMごとに動作確認済みの機種は違うため、iPhoneを持ち込む場合には事前に必ず確認しておきましょう。

※HISモバイルでは、ほぼ全てのスマホ機種が動作確認済みです。詳しくはこちらをご覧ください。


大手に比べて通信が不安定になりやすい

大手通信キャリアに比べ、通信が不安定になりやすいことも、格安SIMのデメリットの1つです。

既述のとおり、格安SIMは自社回線を持っておらず、大手通信キャリアから回線を借用しています。同じ回線であっても、割り当てられる回線量は格安SIMのほうが少ないため、回線混雑時には格安SIMのほうが、通信速度が下がる可能性が高いです。

回線が特に混雑しやすい平日の時間帯は下記のとおりです。

●午後0時〜2時(お昼休みの時間帯)
●午後9時〜11時(帰宅後の時間帯)

これらの時間帯はなるべく避けて使うか、Wi-Fiを利用するなどの工夫も有効です。


実店舗が少ない

格安SIMはコスト削減のため、実店舗が少ないところが多いです。なかには、実店舗を1つも持たずに運営されている格安SIMもあります。

そのため、申し込みなどの手続きはオンラインが中心になり、乗り換え後の初期設定なども自分でおこなうことになります

インターネットの利用やiPhoneの操作にすでに慣れていれば問題ありませんが、「実店舗でのサポートがないと不安」という方にはデメリットになってしまうでしょう。

※HISモバイルは全国に取扱店舗が110店舗あり、対面でのサポートもおこなっております。詳しくはこちらをご覧ください。


キャリアメールやLINEの年齢確認が使えない

大手通信キャリアから格安SIMに乗り換えることで、利用できなくなってしまうサービスがあります。代表的なものが、以下の2つです。

●キャリアメール
●LINEの年齢確認

キャリアメールは、各大手通信キャリアで提供されているメールサービスです。

●NTTドコモ:〜@docomo.ne.jp
●au:〜@ezweb.ne.jp、〜@au.com
●ソフトバンク:〜@softbank.ne.jpなど
●楽天モバイル:〜@rakumail.jp

これらのメールは、大手通信キャリアから格安SIMに乗り換えた場合、各キャリアで提供されているメール持ち運びサービス(月額330円)に申し込まない限り、利用できなくなってしまいます。

これまでにキャリアメールを使う機会が多く、今後も同じメールアドレスを利用していきたい場合には、メール持ち運びサービスの利用を検討してください。

あるいは、キャリアメールについては諦め、キャリア・格安SIMなど無関係に無料で使えるフリーメールアドレスを取得するのも1つの方法です。現在は複数のフリーメールサービスがあり、高機能で使いやすいものも多いです。

フリーメールの代表的なものは、以下のとおりです。

●Gmail
●Yahoo!メール
●Outlookメール
●AOLメール
●iCloudメール

乗り換えを機に、これらのフリーメールアドレスを取得するのはいかがでしょうか。フリーメールアドレスはキャリアや格安SIMとは無関係なため、もし今後、また別のキャリアや格安SIMに乗り換えることがあっても、継続して使うことができます。

LINEの年齢確認については、利用可能な格安SIMが限られています。LINEの年齢確認ができない場合、ID検索などの一部機能が利用できません。

もしLINEの年齢確認ができないと困る方は、乗り換え前に年齢確認を済ませておくようにしてください

格安SIMでiPhoneを使うのをおすすめできる方

ここまで見てきたメリットやデメリットを踏まえ、格安SIMでiPhoneを使うのがおすすめできる方を紹介します。

●利用料金をとにかく安くしたい方
●お子様にもスマホを持たせたい方
●iPhoneをおトクに購入したい方
●インターネットやiPhoneの操作に慣れている方

それでは1つずつ見ていきましょう。

利用料金をとにかく安くしたい方

とにかく利用料金を安くしてiPhoneを使いたい方には、格安SIMに乗り換えるのがおすすめです。

格安SIM・キャリア 格安SIM 大手通信キャリア
HISモバイル NTTドコモ au ソフトバンク 楽天モバイル
プラン 自由自在290プラン 5Gギガライト スマホミニプラン 5G/4G ミニフィットプラン+ UN-LIMIT VII
利用回線 NTTドコモ au ソフトバンク 楽天モバイル
月額料金 〜1GB 550円(100MB未満の月は290円) 3,465円 3,465円 3,278円 1,078円
〜2GB 770円 4,565円 4,565円 4,378円
〜3GB 5,665円 5,478円
〜4GB 990円 5,665円 6,215円 7,238円
(メリハリ無制限プラン)
2,178円
〜5GB 7,238円
(使い放題MAX 5G/4G)
〜7GB 6,765円
〜20GB 2,190円 7,315円
(5Gギガホ プレミア)
〜50GB 5,990円 3,278円−
50GB〜
(データ追加200円/1GB)

※HISモバイルではデータ通信専用SIMも提供されていますが、大手通信キャリアとの比較をわかりやすくするため、上表では音声通話付きSIMのみを紹介しています。
※大手通信キャリアについては格安プラン、スマホ初心者向けプランは除外し、従量課金プランと無制限プランの金額を紹介しています。
※各種割引を適用していない金額です。

楽天モバイル以外の大手キャリアの場合、データ利用料に関わらず、HISモバイルのほうが圧倒的に安く利用できます。

また楽天モバイルとの比較でも、7GBまでの利用であればHISモバイルの方が安いです。

利用料金は毎月かかるので、数百円〜数千円の差は年単位でとても大きな差になります。

※HISモバイルには、ここで紹介した以外にも複数のプランがあります。詳しくはこちらをご覧ください。

お子様にもスマホを持たせたい方

お子様にスマホを持たせたい方にも、iPhoneを格安SIMで利用するのがおすすめです。

お子様にスマホを持たせる場合、「高性能なスマホである必要はない」「なるべく安い月額料金で使わせたい」と考える人は多いでしょう。

もし手元に古いiPhone(かつて自分が使ったもので、現在は利用していないiPhone)があったとしたら、それを格安SIMに持ち込んで使わせてみてはいかがでしょうか。

この方法を使えば、機種代も月額料金も節約できます


iPhoneをおトクに購入したい方

iPhoneの機種をおトクに購入したい方にも、格安SIMへの乗り換えがおすすめです。既述のとおり、格安SIMのなかにはSIMカードと端末のセット販売をおこなっているところもあるからです。

セット販売であれば、格安SIMへの申し込みとiPhone端末の購入を別々におこなうよりもトータル費用が安くなります。

また、Apple Storeや中古で安くiPhoneを購入し、それを持ち込むことも可能です。

格安SIMは月額料金が安いだけでなく、iPhoneを安く購入して利用する選択肢もあります

インターネットやiPhoneの操作に慣れている方

格安SIMのほとんどは実店舗が少ないかまったく無いため、申し込みやサポートなどはオンラインが中心となります。

インターネットの利用やiPhoneの操作に慣れない方であれば不安に感じるかもしれませんが、逆に慣れている方にとっては、オンラインの方が便利と感じることもあるでしょう。

インターネットやiPhoneの操作に慣れており、店舗に行かなくても特に不安を感じない方にも、月額料金がより安い格安SIMはおすすめです。

※HISモバイルは全国に取扱店舗が110店舗あり、対面でのサポートもおこなっております。詳しくはこちらをご覧ください。

格安SIMでiPhoneを使うのをおすすめできない方

続いては、格安SIMでiPhoneを使うのがおすすめできない方(大手通信キャリアでiPhoneを使ったほうが無難な方)を紹介します。

●通信速度や安定感を最重要視する方
●実店舗でのサポートがないと困る方
●キャリアメールやLINEの年齢確認が使えないと困る方

それでは1つずつ見ていくことにします。

通信速度や安定感を最重要視する方

通信速度や通信の安定感を何よりも求めるのであれば、大手通信キャリアでiPhoneを使う方が無難です。

既述のとおり、格安SIMは大手通信キャリアから回線を借用してサービスを提供しているため、回線混雑時には大手通信キャリアに比べてその影響を受けやすく、速度が落ちやすいからです。

ただし、格安SIMだからといって、常に速度が遅く、使いにくいというわけではありません。混雑などの条件がなければほとんどの格安SIMは、快適に使うことができるでしょう。

心配な方は、事前に格安SIMの実測値(ユーザーが実際に測った速度)をみんなのネット回線速度などで調べてみることをおすすめします。

実店舗でのサポートがないと困る方

格安SIMは契約やサポートなどがオンライン中心になるため、インターネットやiPhoneを使い慣れていない方にとっては不安が大きいでしょう。

もし、対面でのサポートがないと不安ということであれば、格安SIMよりも大手通信キャリアでiPhoneを使うほうが無難です。

ただし格安SIMのなかには、実店舗で対面のサポートに力を入れているところもあります。ご検討中の格安SIMで実店舗があるかどうか、サポート体制が充実しているかどうか、ぜひ事前に確認してみてください。

※HISモバイルは全国に取扱店舗が110店舗あり、対面でのサポートもおこなっております。詳しくはこちらをご覧ください。

キャリアメールやLINEの年齢確認が使えないと困る方

大手通信キャリアならではのサービスが利用できないと困る方は、格安SIMに乗り換えずにそのままのキャリアでiPhoneを使い続ける方が無難です。

ただし、既述のとおり、キャリアメールやLINEの年齢確認が使えないことについては、不便を解消する方法もあります。

キャリアメールについては、
●メール持ち運びサービスを利用する(月額330円)
●フリーメールを取得してそちらを使う

LINEの年齢確認については、乗り換え前に現在契約中のキャリアで年齢確認してしまうという方法があります。

また、もし年齢確認をせずに格安SIMに乗り換えてしまい、ID検索が使えなくなってしまったとしても、QRコードなどほかの方法で友達を追加することが可能です。

大手通信キャリアから格安SIMに乗り換える手順

最後に、大手通信キャリアから格安SIMに乗り換える手順を紹介します。「大変そう」「面倒そう」というイメージを持っている方もいるかもしれませんが、1つ1つ手順に沿って進めていけば、そこまで難しいことはありません。

1.必要に応じてSIMロックを解除する
2.MNP予約番号を取得する
3.格安SIMに申し込む
4.iPhoneのSIMカードを交換する
5.APN設定をおこなう

以上が一般的な手順です。それでは1つずつ確認していきましょう。

1.必要に応じてSIMロックを解除する

格安SIMで利用したいiPhoneがSIMロックされている場合、SIMロックを解除しないと格安SIMの回線でサービスが利用できない可能性があります。

SIMロックとは、大手通信キャリアからiPhoneを購入した場合に、そのキャリアの回線以外で通信サービスが利用できないようにされた状態を指します。

たとえばNTTドコモで購入したiPhoneがSIMロックされている場合、NTTドコモ回線でしか通信サービスが利用できません。格安SIMの利用回線がNTTドコモの場合にはそのまま利用できますが、それ以外の場合にはSIMロック解除が必要です。

SIMロックされているかどうかの確認は、iPhoneの[設定]を開き、[一般]→[情報]→[SIMロック]の欄を見ておこなってください。SIMロックされていない場合には「SIMロックなし」と表示されます。

なお、SIMロックは2021年10月1日以降に販売されたiPhoneには原則として設定されていません。

SIMロックは、店舗や電話、オンラインでキャリアに依頼することで解除可能です。店舗や電話で解除を依頼する場合、3,300円の手数料が発生します。

※SIMロックの解除について、詳しくはこちらの記事をご覧ください。

2.MNP予約番号を取得する

SIMロックの解除が完了した、あるいはSIMロックの解除が不要な場合には、MNP予約番号の発行に進みましょう。

MNP予約番号は、これまで使っていた電話番号を乗り換え先の格安SIMでも使うために必要です。

「同じ電話番号を使う必要はない」「格安SIMではデータ専用SIMに乗り換える」という場合には発行不要です。

MNP予約番号の発行も、店舗や電話、公式サイトから申し込みできます。各キャリアの公式サイトで予約番号の取得方法を確認してください。

なおMNP予約番号には、発行日を含めた15日間の期限が設定されています。これを過ぎると予約番号が無効になってしまうため、再度取得しなおす必要が生じます。

MNP予約番号を発行しただけでは、まだ現在契約中のキャリアを解約したことにはなりません。

3.格安SIMに申し込む

続いて、乗り換え先の格安SIMに申し込みましょう。

格安SIMへの申し込みは、基本的に公式サイトから可能です。格安SIMによって申し込み方法がそれぞれ異なりますので、まずは公式サイトにアクセスし、申し込み方法を確認しましょう。

申し込みには本人確認書類やクレジットカードが必要となります。

※HISモバイルのご利用開始までの詳しい流れはこちらをご覧ください。

4.iPhoneのSIMカードを交換する

格安SIMに申し込んでしばらくすると、新しいSIMカードが送られてきます。新しいSIMカードが届いたら、古いSIMカードをiPhoneから取り出し、新しいSIMカードを挿入してください。

その際、SIMカードは精密機器ですので取扱説明書に従い、慎重に扱うようにしましょう

なお、eSIMを利用する場合にはこの手順は必要ありません。

5.APN設定をおこなう

SIMカードを交換したら、APNの設定をおこないます。手順は格安SIMによって多少異なりますので、SIMカードと共に送られてきた説明書か、公式サイトで手順を確認しつつおこないましょう。

iPhoneの場合、公式サイトから「構成プロファイル」をダウンロードし、インストールすることで設定が完了します。

まとめ

本記事では、格安SIMでiPhoneを使うメリットやデメリット、乗り換えがおすすめできる方とできない方、格安SIMへの乗り換えの手順などを紹介してきました。

格安SIMでも大手通信キャリアと同様、iPhoneを利用することができます。また、大手通信キャリアに比べ、月額料金が安いといったメリットも複数ありました。

もちろん格安SIMにはデメリットもあり、すべての方におすすめできるわけではありません。それでも、安い利用料で快適に使えるといったメリットのほうに魅力を感じるなら、乗り換えを視野に入れるのもおすすめです。

本記事を参考に、ぜひ格安SIMでのiPhoneの利用も検討してみてください。


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