海外渡航で回線解約をするとまずい?6つの理由と維持する方法を解説

2024.04.30

「海外渡航で回線解約をするとまずいと聞いたけど、どういうこと?」
「海外渡航で回線解約をするとまずいのは、どのようなケース?」
「回線解約をしないと利用料がかさむから、料金を抑えて維持する方法が知りたい!」
上記の疑問を抱えていませんか。
海外渡航をするからと日本で利用していたスマホの回線を解約すると、思わぬトラブルになる可能性があります。海外渡航時の回線解約のリスクを知り、最善の選択をしましょう。
本記事では、海外渡航の際の回線解約について以下の流れで解説します。

・海外渡航の際にスマホの回線を解約するとまずい6つの理由
・海外渡航で回線解約するとまずいケース
・海外渡航の際に回線解約をせず維持する方法
・海外渡航の際に格安SIMで回線を維持する注意点

「自分が海外渡航をする際に回線解約すべきかどうか判断したい」という方は、ぜひ最後までご覧ください。

海外渡航の際にスマホの回線を解約するとまずい6つの理由

海外渡航の際にスマホの回線を解約するとまずい理由は、以下の6つです。

・理由1.電話番号を引き継げない
・理由2.日本の住所がない場合は帰国時に回線契約ができない
・理由3.日本の電話番号がないと利用できないサービスがある
・理由4.キャリアのメールアドレスが使えなくなる
・理由5.各種サービスに登録している電話番号を変更する必要がある
・理由6.日本のフリーダイヤルに電話できない

理由1.電話番号を引き継げない

回線を解約した場合、現在の回線で使用している電話番号を引き継ぎできません。

電話番号は、回線契約と結びついているためです。

端末を変更する場合や、回線契約を乗り換える場合は、電話番号の引き継ぎ手続きをすることで、その後も使い続けられます。

しかし、回線をただ解約する場合、電話番号の使用も終了となります。その後、新たに回線契約をする場合でも、同じ電話番号を使用することは基本的にできません。

「現在の電話番号を使い続けたい」「日本に帰国したらまた使いたい」と考えている場合、現在の回線を解約しないよう注意しましょう。

理由2.日本の住所がない場合は帰国時に回線契約ができない

日本の住所がない場合は帰国時に回線契約ができないため、解約するとまずいといえます。

もし留学や海外赴任など一定期間の海外渡航をする場合、日本で住んでいた家を退去して、国内の自分の住所がなくなる場合があるでしょう。

その場合、帰国時に日本国内に住所がないと、回線契約ができません。キャリアや格安SIMの提供会社の多くは、回線契約時に必要な情報として、本人確認書類に記載された住所を求めるためです。

もし回線解約をしてしまい、国内に住所がない場合、以下の選択肢となります。

・柔軟な住所で契約・受け取りができるキャリア・格安SIM提供会社を選ぶ
・実家や滞在先に住民票を移して本人確認書類の住所を更新する

いずれにせよ、帰国時の回線契約に苦労するため、回線を解約してよいのかを慎重に判断する必要があるでしょう。

理由3.日本の電話番号がないと利用できないサービスがある

回線を解約するとまずい理由として、日本の電話番号がないと利用できないサービスがある点が挙げられます。具体的には、以下のサービスが代表的です。

・LINEなどのアプリ
・賃貸物件の契約
・銀行口座の開設

帰国時に電話番号がないことで「LINEが使えない」「新しい部屋や銀行口座を契約できない」と困る可能性があります。

受信専用の電話番号を無料で取得できるアプリもあるため、必要に応じて利用するといいでしょう。ただし、こちらから電話をかけることはできません。

上記サービスに登録できる電話番号の対象外であるケースもあるため、注意が必要です。

理由4.キャリアのメールアドレスが使えなくなる

回線を解約すると、自動的にキャリアのメールアドレスが使えなくなります。

キャリアメールとは、キャリアや格安SIMの会社が提供するメールアドレスのことです。

具体的には、以下が挙げられます。

キャリアキャリアメール
ドコモ@docomo.ne.jp
au@ezweb.ne.jp, @au.com
ソフトバンク@softbank.ne.jp
楽天モバイル@rakumail.jp
ワイモバイル@yahoo.ne.jp
UQモバイル@uqmobile.jp

キャリアが提供しているメールアドレスのため、キャリアを解約するとキャリアメールも使用できなくなります。

近年は、回線を乗り換える際にキャリアメールを引き継げるサービスが出てきました。所定の手続きをすることで、キャリアを乗り換えた後も以前のキャリアメールを利用できるものです。

しかし、単に解約する場合はキャリアメールを使い続けられません。現在メインで使用しているメールアドレスがキャリアメールの場合は、回線を解約するとまずいでしょう。

理由5.各種サービスに登録している電話番号を変更する必要がある

回線を解約するとまずい理由に、各種サービスに登録している電話番号を変更する必要性があります。とくに重要なのは以下のサービスです。

・金融機関
・クレジットカード
・保険

渡航先の現地で電話番号を取得して変更手続きをする場合、事前に各種サービスに問い合わせると安心です。サービスによっては海外からの問い合わせにも対応しています。

ただし、電話番号の変更手続きは自分が契約・利用しているサービスを把握し、必要に応じて手続きしなければならないため、手間がかかります。

理由6.日本のフリーダイヤルに電話できない

日本のフリーダイヤルに電話できなくなることも、海外渡航の際に回線解約をするとまずい理由の一つです。

フリーダイヤルとは、「0120」や「0800」などからはじまる特定の電話番号にかけることで、通話料を着信側が負担(着課金)する電話サービスです。日本のNTTコミュニケーションズが提供しています。

フリーダイヤルには国外から電話をかけることができません。日本の電話番号でなければフリーダイヤルにかけられないため、問い合わせをしたい場合に不便を感じるでしょう。

海外渡航で回線解約するとまずいケース

海外渡航で回線解約するとまずいケースは以下の通りです。

・現在の電話番号を使い続けたい・また使いたい
・1年以内の頻度で定期的に帰国する・短期間で帰国する
・日本の住所がなくなる
・キャリアメールで重要な連絡をしている

現在の電話番号を使い続けたい・また使いたい

現在使用している電話番号を使い続けたい場合や、帰国後などにまた使いたいと考えている場合は、海外渡航で回線解約をするとまずいでしょう。

回線を解約した時点で電話番号は使用できなくなり、引き継ぎや利用再開ができないためです。

電話番号を使い続けるためには、以下の方法をとる必要があります。

・解約せずに契約を継続する
・解約のみではなく乗り換えをする

電話番号はキャリアから提供されているため、解約せず契約を継続すれば使い続けられます。

また、現在のキャリアから別のキャリアへ乗り換え、その際に「MNP転出」をすることで電話番号を引き継ぐことが可能です。MNPとは「Mobile Number Portability(携帯電話番号ポータビリティ)」の略で、電話番号を引き継ぐサービスのことです。

単純に解約するのみでは、現在の電話番号が使えなくなります。引き継ぎの手続きをしないまま一度でも解約すると電話番号が使えなくなるため、注意しましょう。

1年以内の頻度で定期的に帰国する・短期間で帰国する

1年以内の頻度で定期的に帰国する場合や短期間で帰国する場合は、回線解約をするとまずいでしょう。帰国時に電話番号がなく通信回線も使用できないことで不便な思いをするためです。

電話番号がなければLINEも使えないため、帰国しても気軽に家族や友人と連絡を取ることができません。

スマホが使えない状態と考えるとわかりやすいでしょう。帰国する頻度が高い・短期間で帰国する場合は、回線契約があるほうが不便がなく安心です。

日本の住所がなくなる

海外渡航を機に自宅を退去し、日本の住所がなくなる場合には、回線解約はまずいといえるでしょう。日本の住所がなければ、帰国時に新たな回線契約ができないためです。

回線契約ができなければ日本の電話番号が取得できないため、副次的に電話番号が必要なサービスもすべて利用できないことになります。

前述の通り、回線契約には本人確認書類と同じ住所の情報が必要になるため、日本の住所がないことは問題になりやすいです。

日本の住所がなくなる予定の人は、回線解約をして問題ないかをよく考えましょう。

キャリアメールで重要な連絡をしている

回線解約がまずいケースとして、キャリアメールで重要な連絡をしていることが挙げられます。例えば、以下の内容をキャリアメールで連絡している場合、注意が必要です。

・仕事に関する連絡
・家族とのやりとり
・各種サービスからの重要なお知らせ

キャリアメールはキャリアのサーバーにデータが保存されており、解約されるとデータが削除されることが一般的です。そのため、大切な連絡をキャリアメールでしている場合、解約と同時に消えてしまうおそれがあります。

キャリアメールのデータが消えると困るなら、回線の解約は慎重に行う必要があるでしょう。

海外渡航の際に回線解約をせず維持する方法

海外渡航の際に回線解約をせず維持する方法は以下の2つです。

・契約の休止手続きをする|帰国時に利用再開できる
・格安SIMに乗り換える|月額料金が0円〜格安で音声通話・SMS利用可能

契約の休止手続きをする|帰国時に利用再開できる

契約の休止手続きをすることで、解約せずに契約を維持できます。休止手続きをすると、毎月の費用を最小限に抑えられて、帰国時には利用再開できるため安心です。

各キャリアの契約休止手続きは以下の通りです。

キャリア詳細ページ手数料月額費用手続き方法
ドコモ長期間利用されないとき(海外赴任・留学など)の電話番号保管・解除 | お客様サポート | NTTドコモ3,850円(税込)
※「ドコモオンライン手続き」でお申込みの場合は1,100円(税込)  
・電話番号保管:440円(税込)
・メールアドレス保管:110円(税込)
・利用する電話番号数に応じて「ユニバーサルサービス料」として毎月請求
パソコン、スマートフォン、ドコモ ケータイ(spモード)、お電話、ドコモショップ/d gardenにてお申込み
au一時休止・再利用 | 各種照会・お手続き方法のご案内 | au契約事務手数料:3,850円
※緊急通話停止から自動で移行された場合は、契約事務手数料は無料
月額使用料(情報保管料):409円
ほかにユニバーサルサービス料、電話リレーサービス料が月々発生
パソコン・スマートフォン、au Style/auショップ、au Style/auショップ、電話
ソフトバンク電話番号・メールアドレスお預かりサービス | スマートフォン・携帯電話 | ソフトバンク要お問い合わせ(詳細ページに記載なし)月額使用料:​429円​ソフトバンクショップ

格安SIMに乗り換える|月額料金が0円〜格安で音声通話・SMS利用可能

格安SIMに乗り換えることで、月々の出費を抑えて回線を維持できます。

一般的に、格安SIMの月額料金は利用量に応じて数百円〜3,000円程度です。回線を維持するのみであれば、月額数百円に抑えられます。

回線の月額料金が数千円〜数万円かかる場合、解約しなければ出費がかさみます。しかし、月額数百円程度であれば、回線を維持しやすいでしょう。

たとえば、月額利用料が最安級の格安SIMであるHISモバイルでは、月の利用量が100MB未満の場合の月額料金が290円〜です。

また、povoは基本料金が0円で、必要に応じてデータ量をトッピングする格安SIMです。ただし、180日の間有料トッピングの購入がない場合は利用停止となるため、定期的な購入は必要であることに注意しなければなりません。

格安SIMに乗り換えることで月額料金を抑えられるため、回線を維持しやすくなります。

海外渡航の際に格安SIMで回線を維持する注意点

海外渡航の際に格安SIMで回線を維持する注意点は以下の通りです。

・海外では通話料・SMS利用料が国内より高い
・海外では基本的にデータ通信を利用できない
・国際ローミングは高額な料金を請求される可能性がある

海外では通話料・SMS利用料が国内より高い

海外では通話料・SMS利用料が国内より高いことに注意しましょう。

例えば、通話料が業界最安級のHISモバイルについて、ドコモ回線の国内通話料と海外通話料(韓国)を比較すると以下の通りです。

引用:自由自在290プラン | 格安SIM(スマホ)ならHISモバイル

引用:韓国でのスマホ・携帯電話の利用料金を調べる | NTTドコモ

日本国内の通話料が9円/30秒であるのに対して、滞在国内では50円/分、日本向けでは125円/分と3〜6倍程度の差があります。

またHISモバイルのSMS送信量は以下の通りです。

引用:SMSの料金など、詳細を教えてください。 | 格安SIM(スマホ)ならHISモバイル

引用:韓国でのスマホ・携帯電話の利用料金を調べる | NTTドコモ

SMSの送信量も国内より海外の方が高額です。

利用時には十分に気をつけましょう。

海外では基本的にデータ通信を利用できない

一般的な格安SIMの場合、海外では音声通話・SMSは利用できるものの、データ通信は利用できません。日本で回線契約をした格安SIMの端末を海外に持参する場合は注意しましょう。

現地のWi-Fiスポットでインターネットに接続することは可能です。

また、格安SIMによっては海外でもデータ通信を利用できるものもあります。現在大手キャリアを契約していて、格安SIMに乗り換える方は、参考にしてください。

国際ローミングは高額な料金を請求される可能性がある

国際ローミングは高額な料金を請求される可能性があることに注意しましょう。

国際ローミング(海外ローミング)とは、国内の通信事業者が、海外の現地のネットワークを利用して、音声通話・SMS・データ通信を行う仕組みです。 料金の請求は普段利用している国内の通信事業者からくるため、いつもと同じように料金を支払います。

多くの場合は上限金額が定められており、それ以上は請求されない仕組みです。しかし、上限金額が設定されていないと数万円〜数十万円の請求になる可能性があります。

国際ローミングを使用する場合は、高額請求に十分に注意しましょう。

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