
格安SIMの速度は快適?十分な速度の格安SIMを選ぶポイントなど紹介
2025.07.31
この記事では、格安SIMの通信速度について、大手キャリアとの違い、快適に利用できる通信速度の目安、通信速度が十分な格安SIMを選ぶためのポイントなどを紹介しています。格安SIMへの乗り換えを検討したいけれど速度が気になる方は、ぜひ参考にしてください。
近年、格安SIMと契約してスマホを利用する人が増えてきています。
大手キャリア(NTTドコモ・KDDI・ソフトバンク)から格安SIM(HISモバイル、IIJmio、mineo、NUROモバイルなど)に乗り換える人が増えているということです。
そんな中、格安SIMに興味があったり、格安SIMへの乗り換えを検討していたりする一方、「格安SIMって通信速度は大丈夫なの?」と疑問に思っている方も少なくないのではないでしょうか。
格安SIMは名前のとおり、月額利用料金が大手キャリアに比べて安いことが代表的なメリットです。しかし、いざ乗り換えを検討するとなると、「安いということは、大手キャリアよりも劣った部分があるということではないのか?」という疑問が起こり、特に速度に関して不安になるのは自然な流れです。
そこで本記事では、格安SIMの速度についてまとめていきます。また、通信速度が十分な格安SIMを選ぶポイントや、速度以外の面も含んだ格安SIMのメリットやデメリットについても紹介します。
格安SIMの通信速度について気になる方は、ぜひ参考にしてください。
格安SIMとは

本記事では格安SIMの通信速度について主に扱いますが、そもそも格安SIMとは何でしょうか。最初に、格安SIMとは何かを確認しておきましょう。
格安SIMとは言葉のとおり、大手通信キャリア(NTTドコモ・KDDI・ソフトバンク)に比べて安い利用料金で利用できる(通信サービスが利用できる)SIMカードもしくはeSIMを意味します。
格安SIMを提供する事業者は、MVNO(Mobile Virtual Network Operator:仮想移動体通信事業者)と呼ばれます。これに対し、大手キャリアはMNO(Mobile Network Operator:移動対通信事業者)と呼ばれます。両者の大きな違いは、自社でモバイル回線を持っているかどうかです。
大手キャリア(MNO)は自社でモバイル回線を持っており、それを用いて通信サービスを提供しています。それに対し、格安SIMの提供事業者(MVNO)は、大手キャリア(MNO)のモバイル回線を借用することで通信サービスを提供しています。
両者の違いを大まかにまとめると、下表のようになります。
事業者の種類 | 大手キャリア MNO | 格安SIMの提供事業者 MVNO |
具体的な事業者 | NTTドコモ、KDDI、ソフトバンク、楽天モバイル | HISモバイル、IIJmio、mineo、NUROモバイルなど多数 |
利用回線 | 自社回線 | MNOから借用 |
月額利用料金 | MVNOに比べて高額なことが多い | MNOに比べて低額なことが多い |
安定した高速通信 | ◎ | ◯ |
実店舗の数 | 多い | 少ないか、オンラインのみ |
大手キャリアのメリットは、自社回線を持っているため、安定した高速通信が提供されやすい点です。それに対し、格安SIMのメリットは、自社回線がない分、通信サービスを提供するためのコストが抑えられており、それによって安い利用料金で提供されている点でしょう。
また自社回線を持たないだけでなく、実店舗の数を減らす、あるいは実店舗を全く持たないことでコストを削減し、安い利用料金で提供されている格安SIMもあります。
格安SIMと大手キャリアで通信速度は違う?
大まかに言ってしまうと、格安SIMと大手キャリアでは通信速度が違います。既述のとおり、大手キャリアの方が安定した高速通信が可能だと言えます。
その理由は、大手キャリアは自社回線によって通信サービスを提供しているからです。これに対して格安SIMは、大手キャリアの回線の一部を借用して提供しています。そのため、大手キャリアのユーザーの方が、回線の利用について格安SIMのユーザーよりも優先されるということです。 ここまで読み、「やっぱり格安SIMは安い分、速度が遅いのか。じゃあ、大手キャリアから乗り換える選択肢はないな」と思った方がいるかもしれません。しかし、格安SIMと大手キャリアの速度に違いあるとしても、格安SIMに乗り換えることで必ず不便になるというわけではありません。
格安SIMの通信速度は十分か?

大切なのは、格安SIMの通信速度が自分にとって十分であるかどうかです。
たとえ、自分が乗り換える予定の格安SIMの通信速度が現在契約中の大手キャリアに劣っていたとしても、自分にとって十分な速度であったとしたら、何の問題もありません。
むしろ、乗り換え予定の格安SIMの速度で十分なのに、より高額な大手キャリアを使い続けるのは損だということになります。
逆に乗り換えをおすすめしないのは、乗り換え先の格安SIMの速度が、自分にとって不十分な場合です。そのため、次の2点を確認することをおすすめします。
- 自分がスマホで通信する際に十分な速度はどれくらいか?
- 自分が乗り換えを検討している格安SIMでは、その速度が出るのか?
一般的に、スマホでユーザーがストレスなくインターネットを利用できる下りの通信速度は約5Mbps〜30Mbps程度であると言われています。25Mbpsも開きがありますが、詳細は以下のとおりです。
通信速度 (下り) | メールやLINE | Webサイトの閲覧 | 動画の視聴 |
128Kbps〜1Mbps | ◯ *画像や動画のダウンロードには時間がかかる可能性あり | △ *画像や動画が多く掲載されているWebサイトは表示に時間がかかる可能性が高い | × |
1〜5Mbps | ◎ | ◯ *画像や動画が多く掲載されているWebサイトは表示に時間がかかる可能性あり | △ *解像度ごとの推奨速度 SD 360p:0.7Mbps SD 480p:1.1Mbps HD 720p:2.5Mbps |
5〜20Mbps | ◎ | ◎ | ◯ *HD 1080pであれば5Mbpsで問題なし。 |
20Mbps以上 | ◎ | ◎ | ◎ *4Kの動画でも問題なし |
※動画視聴の推奨速度は、YouTubeヘルプ内の情報
(https://support.google.com/youtube/answer/3037019?co=GENIE.Platform%3DDesktop&hl=ja#zippy=%2C%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%83%8D%E3%83%83%E3%83%88%E3%81%AE%E9%80%9F%E5%BA%A6%E3%81%A8%E3%83%87%E3%83%BC%E3%82%BF%E4%BD%BF%E7%94%A8%E9%87%8F%E3%82%92%E7%A2%BA%E8%AA%8D%E3%81%99%E3%82%8B)に基づきます。
上記より、Wi-Fiのない環境で動画の視聴をよくするのであれば5Mbps以上(特に4Kの動画を視聴する場合は20Mbps以上)の通信速度が推奨されます。
逆に、動画の視聴をほとんどしない、もしくはWi-Fiに接続した時だけで十分という方であれば1〜5Mbps、人によってはそれ以下でも十分な場合があるでしょう。
参考までに、執筆日(2025年7月30日)に「みんなのネット回線速度(https://minsoku.net/)」に掲載されていた、格安SIMの1つであるHISモバイルの平均速度は、52.63Mbpsでした。
格安SIMを使う4つのメリット
前項の基準に従った十分な通信速度を満たす格安SIMは多数あります。それでは通信速度以外の面を大手キャリアと比較したとき、どのような特徴があるのでしょうか。
まず、格安SIMにあるメリット4つを確認してみましょう。
- 利用料金を安くできる
- プラン体系がシンプルで分かりやすい
- 無駄な出費を減らせる
- スマホを安く買える可能性がある
1. 利用料金を安くできる
既述のとおり、格安SIMの代表的な魅力の1つが、大手キャリアよりも安い利用料金です。
スマホの利用料金(キャリア・格安SIMの利用料金)は毎月かかりますので、これを安くできれば、少額の違いだったとしても、年単位では大きな節約になります。
もちろん、格安SIMと言っても多くの提供事業者がありますので、中には利用できるデータ量の割に高額なところもあるかもしれません。
ただし既述のとおり、格安SIMは自社回線を持たないことなどによりコストを抑えており、一般的に言って大手キャリアよりも安く利用することができます。
もちろん、「安かろう悪かろう」では良くありませんが、低額でも質の高い機能・サービスを提供している事業者も多いです。自分の納得できる優良な格安SIMを探してみましょう。
2. プラン体系がシンプルで分かりやすい
格安SIMの多くは、大手キャリアに比べてプラン体系がシンプルで分かりやすいです。
基本的に、以下の基準によってプランが決まります。
- 音声通話(モバイル回線を使った通常の電話機能)付きかデータ通信専用か
- 定額プランか従量課金制プランか
- 毎月どのくらいデータ量を使いたいか
- 必要なオプションはあるか
これらの基準に従ってプランを選べば、実際に支払う料金がすぐに分かります。
一方、大手キャリアの場合、安い料金で利用するには複数の割引を適用する必要があったり、他のサービスに同時に申し込まなくてはならなかったりする場合があり、実際に自分がいくらで利用できるのか、分かりにくい経験をした方もいるでしょう。
また、スマホ料金を安くするために他のサービスに申し込むなどした場合、全体的なコストが安くなったかどうかは冷静に確認しなくてはなりません。
3. 無駄な出費を減らせる
格安SIMの多くは、利用データ量に応じて利用料金が細かく設定されています。
例えば格安SIMの1つである、HISモバイルの「自由自在2.0」プランの利用料金は以下のとおりです。
データ容量 | 基本料金/月 |
1GB | 550円 *100MB未満の月は280円 |
3GB | 770円 |
7GB | 990円 |
10GB | 1,340円 |
20GB | 2,090円 |
30GB | 2,970円 |
オプション データチャージ(最大100GBまで) | 1GB:200円 |
オプション 6分かけ放題 *20GB、30GBプランにはあらかじめ付加 | 500円 |
オプション 完全かけ放題 | 1,480円 |
大手キャリアの場合、データ量ごとの利用料金がここまで細かく設定されていないことが多いです。例えばNTTドコモの場合、データ容量ごとの利用料金の設定は以下のとおりです。
プラン名 | データごとの利用料金(月ごと) |
ドコモMAX | 〜1GB:¥5,6981〜3GB:¥6,7983GB〜無制限:¥8,448 |
ドコモポイ活MAX | 無制限:¥11,748 |
ドコモポイ活20 | 〜20GB:¥7,89820GB〜無制限:¥9,570 |
ドコモmini | 4GB:¥2,75010GB:¥3,850 |
ahamo | 30GB:¥2,970110GB:¥4,950 |
上記のような料金体系の場合、自分が実際に使うデータ容量よりも多めのプランを選択し、無駄な料金を支払っている可能性があります。
HISモバイルの各プランの詳細はこちらで!
HISモバイルの料金プラン4. スマホを安く買える可能性がある
格安SIMによっては、スマホ本体の販売をおこなっているところもあり、通常よりも安い金額で購入できる場合があります。
スマホ本体の販売について、キャンペーンを実施している格安SIMもあるので、乗り換えだけでなく、スマホ本体の購入も検討している方は、スマホ本体のオンラインショップも確認してみると良いでしょう。
HISモバイルのオンラインショップはこちら!
HIS Mobile ONLINE SHOP格安SIMを使う2つのデメリット

格安SIMには大手キャリアにない複数のメリットがありますが、デメリットもあります。ここでは代表的なデメリットを2つ、確認しておきましょう。
- 大手キャリアよりも速度が劣る場合がある
- キャリアメールが無料で使えない
それでは1つずつ確認していきます。
1. 大手キャリアよりも速度が劣る場合がある
既述のとおり、大手キャリアが自社回線でサービスを提供しているのに対し、格安SIMは大手キャリアの回線を借用してサービスが提供されています。
そのため、回線が混雑した際などは、大手キャリアのユーザーよりも速度が落ちやすいと言えるでしょう。
ただし、「大手キャリアよりも速度が劣る可能性があるから格安SIMはダメだ」というわけではありません。自分に必要な通信速度が出ていれば問題ありませんし、もし通信速度が遅過ぎれば、このあとに紹介する対処法で解決できる可能性もあります。
2. キャリアメールが無料で使えない
大手キャリアの場合、一般に「キャリアメール」と呼ばれる、無料で使えるメールアドレスが提供されています。
例えばNTTドコモなら@docomo.ne.jp、KDDIなら@au.com、ソフトバンクなら@softbank.ne.jp、楽天モバイルなら@rakumail.jpなどのドメイン名のメールアドレスです。
格安SIMに乗り換える際には無料でこれらのメールアドレスを引き継ぐことはできず、利用し続けたい場合には有料の持ち運びサービス(月額約¥330)に申し込む必要があります。
ただ、現在は無料で取得できる便利なメールサービスもありますので、それらに乗り換えるのもおすすめです。無料のメールアドレスはキャリア・格安SIMに関係なく使えますので、今後、また乗り換えることがあっても継続して利用できます。
代表的な無料のメールサービスは以下のとおりです。
- Gmail
- Outlookメール
- Yahoo!メール
- Aolメール
- iCloudメールなど
通信速度が十分な格安SIMを選ぶ3つのポイント
続いて、数ある格安SIMの中から、自分にとって十分な通信速度の格安SIMを選ぶ際のポイントを紹介します。
もちろん、ただ十分な通信速度があればいいというわけではありません。コストパフォーマンスや機能・サービスの質も比較してみる必要があります。
ポイントは、次の3つです。
- 理論値ではなく実測値で速度を調べる
- 自分の月毎のデータ利用量を把握する
- 各社・各プランを比較する
それでは1つずつ確認してきましょう。
1. 理論値ではなく実測値で速度を調べる
通信速度が十分な格安SIMを探すには、その格安SIMの通信速度を調べることが欠かせません。しかし、実は「通信速度」といったとき、2種類の表記方法があるのに注意しなくてはなりません。
- 理論値:理論上、理想的な通信環境で実現できる最大速度
- 実測値:実際にインターネットを利用する際に計測された数値
各キャリアや格安SIMの公式サイトなどに表記される通信速度は、理論値であることが多いです。ただし、格安SIMを選ぶ際に基準にすべきはこの理論値ではなく、実測値です。
なぜなら、理論値どおりの速度が出るような理想的な通信環境を整えることは現実的にほぼ不可能であり、理論値どおりの速度を期待する場合、ほぼ確実に裏切られるからです。
実際にユーザーが使っている際に測った実測値の方が、自分が利用する際の実際の速度に近い可能性が高いでしょう(もちろん、計測したユーザーの通信環境と自分の通信環境の違いによって速度は変わります)。
実測値は、「みんなのネット回線速度(みんそく)」(https://minsoku.net/)などで確認できます。計測タイミングや計測場所、ユーザーの環境などによって違いは生じますが、参考にすると良いでしょう。
2. 自分の月毎のデータ利用量を把握する
通信速度が十分かどうか調べたら、次に、自分が月毎に使っているデータ利用量も確認してみましょう。
現在契約中のキャリアもしくは格安SIMのマイページから確認可能です。実際に自分が使っているデータ容量・自分にとって必要なデータ容量を把握したうえで、具体的な格安SIM・プランの検討に入ることをおすすめします。
3. 各社・各プランを比較する
必要なデータ容量が把握できたら、そのデータ容量を満たす具体的な格安SIMのプランをいくつかピックアップして比較しましょう。
その際、以下のポイントを参考に比較することをおすすめします。
- データ容量に対して月額利用料金はどうか(コストパフォーマンスの比較)
- 通話料金はどうか(安い場合、専用アプリの利用などの条件が課されていないか、音質は落ちないか)
- インターネット上での評判・口コミはどうか
- サポート体制。対面でのサポート(対面でのサポートを受けたい場合)は可能か
格安SIMの速度についての3つの注意点

ここまで、格安SIMの通信速度に関する情報を紹介してきました。しかし、実際の通信速度には注意すべき点があります。簡単にいうと、通信速度については「確実にこうだ」と言い切ることができないということです。
ここでは、通信速度について知っておくべき注意点を紹介します。
- 実際の速度は変動することがある
- 繋がりにくい場所がある
- 実際の速度には地域差もある
1. 実際の速度は変動することがある
格安SIMの通信速度は変動する可能性があります。
例えば、「A社の格安SIMが最速だったのに、数ヶ月後に確認したら、B社の方が速くなっていた」といったようなことが起こりえます。また、「契約時は70Mbps出ていたのに、しばらくすると30Mbpsしか出なくなった」ということもあるかもしれません。
その理由としては、例えば以下のような背景があるかもしれません。
- 通信速度が速い状態だった
- そのため多くの方が乗り換え、ユーザー数が増えた
- ユーザー数が増えたため、回線が混み合い、通信速度が下がった
- 格安SIMがキャリアから借用する回線を増やした
- 再び格安SIMの通信速度が速くなった
このように、格安SIMやキャリアの通信速度は、ユーザー数や回線(通信設備)の状況などによって変動する可能性があります。
2. 繋がりにくい場所がある
格安SIMでスマホを使う場合、どこでも同じように電波に繋がりやすいわけではありません。特に以下のような場所は、電波に繋がりにくい可能性があります。
- 山間部
- 鉄筋コンクリートの建物内
- 地下など
これらの場所はもともと電波が届きにくいのですが、格安SIMの場合は自社回線ではないので、大手キャリアのユーザーの方が優先されます。そのため、格安SIMユーザーの方が、通信が不安定になりやすいと言えるでしょう。
3. 実際の速度には地域差もある
格安SIMの通信速度には、地域差もあります。
スマホを使っている地域の通信環境やユーザー数、電波の届きやすさなどに違いがあるためです。そのため実測値を調べたとしても、別の地域の方の実測値だった場合、同じだけの速度が出る保証はありません(もちろん逆に、より通信速度が速い可能性もあります)。
格安SIMの速度が遅い場合の対処法
通信速度が十分な格安SIMを選んだはずなのに、通信速度がとても遅くなり、使いにくくなることがあるかもしれません。その場合の対処法についても紹介していきます。
- 再起動・モバイル通信のON/OFFを繰り返してみる
- 混雑時間帯を避ける
- 場所を移動してみる
- Wi-Fiの使える場所に行く
- プランの再検討・データ量の追加をする
それでは1つずつ確認していきましょう。
再起動・モバイル通信のON/OFFを繰り返してみる
通信速度が遅い場合、スマホを再起動したり、スマホの設定から、モバイル通信のON/OFFを繰り返したりすることで、通信速度が回復することがあります。
特にリスクもなく、簡単にでき、これだけで改善されることもあるので、何か調子が悪いことがあれば、まずこれらをやってみてください。
<h3>混雑時間帯を避ける</h3>
同じ時間帯に多くのユーザーが一斉に使っているために、一時的に通信速度が遅くなっている可能性があります。
この場合は、ユーザーの利用が集中しない時間帯にずらして使えば、快適に使えるかもしれません。
特にユーザーの利用が集中する混雑時間帯は以下のとおりです。
- 平日の通勤・通学時間帯:7時〜9時前後
- 平日の昼休み:12時〜13時前後
- 夕方〜夜(帰宅時間帯):17時〜20時前後
これらの時間帯を避けることで、より快適な通信速度で利用できる可能性があります。
場所を移動してみる
既述のとおり、電波の繋がりやすさや速度は、場所によっても変わります。特に都市部や駅構内などの人が密集しやすい場所の場合、多くの方々が一斉にインターネットを利用しようとしており、それで速度が落ちている可能性もあります。
このような場合、移動して場所を変えることで、インターネットに繋がりやすくなったり、通信速度が回復したりする可能性があります。
電波に繋がりにくかったり通信速度が遅買ったりするなら、できれば場所を変えてみましょう。
Wi-Fiの使える場所に行く
場所を変えるという対処法を紹介しましたが、Wi-Fiの使える場所に移動するというのは確実な方法の1つです。
自宅や職場などでWi-Fiが使える場合はもちろんですが、現在はカフェやレストラン、その他の施設などで、フリーWi-Fiの提供が増えました。
もし、一時的に格安SIMの通信が遅くなっているのであれば、Wi-Fiに切り替えることで快適なインターネット環境を手に入れることができるかもしれません。
プランの再検討・データ量の追加をする
通信速度が遅いのは、自分が月のデータ容量を使い切ってしまい、通信速度制限がかかっているためかもしれません。
通信速度制限がかかっているかどうかは、マイページを開き、データ利用量を確認すればわかります(格安SIMによっては、通信速度制限中であることがそのまま表示されるところもあります)。
この場合、月が変わって制限が解除されるまで、元の快適な速度でインターネットを使うことができません。ただし、月が変わる前に、プランを変更したり追加のデータ量を購入したりすることで、通信速度を回復できる格安SIMもあります。
格安SIMごとにルールが異なりますので、確認してみましょう。
また、毎月データ量が不足して速度制限がかかる場合は、プランの見直しも検討した方が良いでしょう。
HISモバイルなら、1GB200円でデータ量を追加できるプランもあります。HISモバイルの各プランの詳細はこちら!
HISモバイルの料金プランHISモバイルのメリット
HISモバイルは格安SIMの1つですが、「格安SIMの通信速度は十分か?」の項で紹介したとおり、快適に利用できる速度を実測値で満たしており、格安SIMのなかでも通信速度の実測値で上位にあります。
ここではHISモバイルのメリットについても簡単に紹介したいと思います。
HISモバイルの主なメリットは以下の5つです。
- 料金が業界最安値級
- 通話料金も安い
- 手軽にデータ量の追加ができる
- 特典・キャンペーンが豊富
- 海外渡航の際に役立つサービスが複数ある
HISモバイルの料金プランを見た方は気がついたかもしれませんが、HISモバイルの利用料金は業界内でも最安級です。
また、基本料金が安いだけでなく、通話料金も安いです。具体的には、「自由自在2.0」プランの場合、30秒の通話料金は9円です。他のキャリア・格安SIMであれば、一般的に30秒あたりの通話料金は22円前後に設定されています。
これより安い通話料金、あるいは通話料無料を謳っているキャリア・格安SIMもありますが、その場合、専用アプリを使って通話しなくてはならず、専用アプリを使うと音質が下がってしまうところも少なくありません。
その点HISモバイルは、そのまま通常の通話アプリを使って安い料金で通話でき、音質も下がりません。
さらに、HISモバイルの場合は、月の利用データ量を使い果たしてしまっても、1GB200円でデータ容量の追加購入が可能です。「今月はつい使いすぎて速度が遅くなったな」という場合でも、気軽にデータ容量を増やして快適に利用できます。
このほか、特典・キャンペーンが豊富に用意されており、プリペイドSIMやレンタルWi-Fiなど、海外で役立つサービスを優待価格で利用できるチャンスもあります。
HISモバイルのキャンペーン内容はこちら!
HISモバイルのキャンペーン内容まとめ
本記事では、格安SIMの通信速度について、大手キャリアとの違いや、快適に利用できる通信速度の目安、通信速度が十分な格安SIMを選ぶためのポイントなどを紹介してきました。
確かに大手キャリアと比較したとき、高速通信がより安定して利用しやすいのは大手キャリアです。しかし、格安SIMであっても、快適な通信速度でサービスを提供している事業者は少なくありません。
格安SIMには利用料金が安いなど、複数のメリットがありますので、興味があればぜひ情報を集め、格安SIMの利用可能性も視野に入れてみてください。
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