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台湾ではeSIMが便利?メリット・デメリットや選び方を紹介

2025.10.30

この記事は、台湾でインターネットを使う手段の1つとして、eSIMを取り上げています。台湾でeSIMを使うメリットやデメリット、ほかの選択肢との比較、eSIMの選び方などを紹介しています。台湾に旅行する予定のある方や興味のある方、海外でのeSIMの利用について知りたい方などはぜひ参考にしてください。

台湾は、日本人に最も人気のある海外旅行先の1つです。台湾には日本人にとって多くの魅力があるからです。

  • 日本から短時間で行ける
  • 交通の便が良い
  • 日本との時差がほとんどない
  • 物価が安い
  • 食文化が豊かで日本人の味覚に合う
  • 親日的な人が多い
  • 治安が良い

このほかにも複数の魅力があります。台湾は日本から近く時差もほとんどないため、初めて海外に行く人にも行きやすい場所と言えるでしょう。また、治安も良いので安心して過ごせます。

ところで、台湾滞在中は、インターネット環境を整えておくことも大切です。台湾では、地図を調べる、翻訳アプリを使う、施設の情報を調べる、お店に予約するなど、インターネット接続が必要になることが多くなりがちだからです。

台湾でインターネットを快適に使うための選択肢は複数ありますが、eSIMを使うのも、おすすめの選択肢の1つです。

本記事では、台湾でeSIMを使うメリットやデメリット、さらに台湾で使うeSIMの選び方、注意点などを紹介します。

台湾旅行に興味がある方、台湾でも快適に安心してインターネットが使いたい方、「eSIMって何?」と興味を持たれた方などは、ぜひ本記事を参考にしてください。

※本記事で紹介している内容は、執筆時(2025年10月末日)の情報に基づきます。

eSIMとは何か

最初に、そもそもeSIMとは何なのかを確認しておきましょう。

eSIMとは”embedded(埋め込まれた)SIM”を意味します。そしてSIMは”Subscriber Identity Module(加入者識別モジュール)”の略語です。つまり、通信サービス加入者の識別番号や電話番号などが記録されたチップであり、この情報が読み込まれることで、スマホなどで通話やインターネットの利用が可能になります。

もともとSIMは、SIMカードというプラスチック製のカードの形で提供されており、スマホなどに挿入することで利用されてきました。

しかし近年、このような物理的なSIMカードによらないSIMであるeSIMが登場し、利用者が増えてきています。eSIMは「埋め込まれたSIM」という意味のとおり、すでにスマホ本体と一体化しています。

そのためeSIMを利用するには、スマホ本体に何かを挿入する必要はありません。ただスマホ本体を操作して設定を完了するだけで利用開始できます

eSIMとほかの選択肢との違い

台湾でインターネットを利用したい場合、台湾で利用可能なeSIMを使うというのがおすすめの選択肢の1つです。しかしそれ以外にも、台湾でインターネットを使う方法はあります。

そこでここからは、台湾でインターネットを利用するための主な手段について紹介し、同時にeSIMとの比較をしていきます。

国際ローミングとの比較

台湾でインターネットを利用する方法の1つが国際ローミングです。国際ローミングとeSIMのメリット・デメリットを比較すると、大まかには下表のようになります。

種類eSIM国際ローミング
メリット利用料金が割安電話回線を使った通話も使えるものが多い
デメリット電話回線を使った通話が利用できないサービス(データ通信専用)がほとんど利用料金が割高

国際ローミングのメリットは、日本国内で使っているスマホを海外に持ち込んで、そのまま国内と同じように利用できる点です。ほとんどの国際ローミングサービスでは、電話回線を使った通話も国内と同じように利用できます。

ただしデメリットもあり、それは利用料金の高さです。国内と同じ感覚でスマホを使えるのは魅力ですが、利用料金が国内の場合とは異なります。そのため、想定外の高額な金額が請求され、驚いたという方もいます。

プリペイドSIM(SIMカード)との比較

eSIMではなく、従来どおりのSIMカードでインターネットを利用することもできます。台湾など、海外でSIMカードやeSIMを使う場合、利用する期間が限られるため、プリペイド方式(あらかじめ決まった利用期間・容量の料金を前払いする仕組み)のものを使うことがほとんどでしょう。

eSIMとSIMカードとの主の違いは以下のとおりです。

種類eSIMプリペイドSIM
メリットSIMカードの挿し替えが不要申し込んでからすぐに利用可能台湾に着いてすぐに使い始められる紛失や破損のリスクがない基本的にどの機種でも使える基本的にどの通信キャリア・格安SIMでも提供している複数の端末で使い回しが可能
デメリット対応機種が限られる提供している格安SIMが限られる複数端末で使い回しができないSIMカードの挿し替えが必要申し込みから使い始めるまでに時間がかかる
(SIMカードが届くのを待つ必要がある)台湾に着いてからSIMカードを差し替えなくてはならない紛失や破損のリスクがある

プリペイドSIMのメリットは、基本的にどのような機種のスマホでも利用できる点です。また、提供しているキャリア・格安SIMも多いので、選択肢の幅が広がります。

さらにSIMカードは、一度あるスマホにセットしたとしても、取り出して別のスマホに挿入し、別のスマホで利用することもできます。eSIMの場合は、1台のスマホでしか利用できません。

それ以外の点については、全体的にeSIMのメリットが大きいと言えます。利用できる機種は限られますが、もし利用できるのであれば、SIMカードのように挿入する手間はかかりませんし、台湾についてすぐに利用開始できます。

レンタルWi-Fiとの比較

レンタルWi-Fi(台湾で利用可能なWi-Fiルーターをレンタルして使えるサービス)もおすすめの選択肢の1つです。

eSIMとレンタルWi-Fiの主な違いは、下表のとおりです。

種類eSIMレンタルWi-Fi
メリット利用料金が割安台湾での荷物が増えない紛失・故障のリスクがない受け取り・返却の手間がないスマホ本体だけ充電すれば良い複数人で利用できる複数の端末で利用可能
デメリット複数人での利用に適していない複数の端末で利用できない利用料金が割高Wi-Fiルーターを台湾で持ち歩かなくてはならないWi-Fiルーターの紛失・故障のリスクがある受け取り・返却の手間があるスマホ本体以外に、Wi-Fiルーターの充電も必要

レンタルWi-Fiの大きなメリットは、複数人・複数台の端末で利用できる点です。もし複数人で台湾に行き、共同でインターネットが使いたいなら、レンタルWi-Fiはおすすめです。

逆にeSIMの場合、eSIMを設定したスマホ以外のほかのスマホに設定し直すことはできませんし、テザリングでほかの人・スマホと共有するとしても、通信速度が下がる、すぐにデータ容量を超過してしまう、ルーター代わりに使うスマホのバッテリーがすぐに減ってしまうなどのデメリットがあるため、あまりおすすめできません。

ただし、複数人・複数台で使う予定がないのであれば、eSIMの方がおすすめです。レンタルWi-Fiの場合、Wi-Fiルーターを持ち歩かなくてはならない、スマホ以外にルーターも充電しなくてはならない、Wi-Fiルーターを破損・紛失などした場合には弁償させられる可能性があるなどのデメリットもあるからです。

現地のフリーWi-Fi

台湾では、空港や駅、コンビニやカフェ、ショッピングモールなど多くの場所で、無料のWi-Fiサービス(フリーWi-Fi)が利用できます。

そのため、自分ではeSIMなどのサービスを申し込まず、現地のフリーWi-Fiを使えばいいと考える方もいるかもしれません。

eSIMと現地のフリーWi-Fiとの大まかな違いは以下のとおりです。

種類eSIMフリーWi-Fi
メリットセキュリティ面で比較的安心できるいつでもすぐに利用できる無料で利用可能
デメリット利用料金がかかるセキュリティ面のリスクがある利用登録などが必要な場合がある必要なタイミングで見つからない可能性がある

フリーWi-Fiのメリットは、なんといっても無料で使えることでしょう。

ただし、それ以外には特に大きなメリットはなく、むしろデメリットがあるため、あまりおすすめできません。

特に、セキュリティ面のリスクには要注意です。フリーWi-Fは無料で不特定多数の人が利用できるため、第三者に個人情報を傍受されるリスクがあります。

また、フリーWi-Fiは自分がインターネットを使いたいときに、その場所に確実にあるという保証がありません。そのため、フリーWi-Fiを使う場合であっても、eSIMやプリペイドSIM、レンタルWi-Fiなどに申し込んでおいた方が安心して過ごせるのではないでしょうか。

台湾でeSIMを使う7つのメリット

台湾でeSIMを使うことには多くのメリットがあります。ここでは、主な7つのメリットを紹介します。

  1. 利用開始がラク
  2. 台湾に着いてすぐに使える
  3. 紛失・故障の心配がない
  4. 台湾での荷物が増えない
  5. スマホさえ充電されていれば使える
  6. 利用後の返却が不要

それでは1つずつ見ていくことにしましょう。

1. 利用開始がラク

既述のとおり、eSIMはスマホ本体を操作して設定するだけで利用できます。SIMカードを挿し替えるような手間はかかりません。

申し込みから利用開始まで、すべてスマホ本体の操作のみで完結するので、手間をかけずに利用開始したい方にはおすすめです。

2. 利用料金が安い

eSIMやプリペイドSIM(SIMカード)は、国際ローミングやレンタルWi-Fiに比べて利用料金が安い場合が多いです。

複数人でインターネットを共同利用したい場合はレンタルWi-Fiを割り勘で使うなどもおすすめですが、共同利用をしないのであれば、利用料金が安いeSIMやプリペイドSIMがおすすめです。

3. 台湾に着いてすぐに使える

台湾に着いてすぐに利用開始できる点も、eSIMのメリットです。既述のとおり、eSIMの場合はSIMカードの挿し替えが不要です。

スマホ本体の操作で利用開始の準備が完結しますが、これは日本国内で設定しておくことができます。国内でeSIMを設定しておけば、台湾に着いてそのeSIMをオンにすればすぐに使えます

台湾に着いてすぐにインターネットが使いたい状況になるかもしれません。そのような場合にも安心できるでしょう。

4. 紛失・故障の心配がない

eSIMはスマホ本体に内蔵されているため、SIMカードやWi-Fiルーターのような、ほかの機器を必要としません。そのため、eSIMそれ自体については紛失や故障の心配がありません

もちろんスマホ本体には紛失・故障のリスクはありますが、SIMカードやWi-Fiルーターと比べて、リスクが少なく、安心して使えるでしょう。

5. 台湾での荷物が増えない

台湾での荷物が増えない点も、eSIMの魅力です。台湾で移動する際など、荷物が多いと負担が増えます。また、持ち物が増えるとそれだけ管理も面倒になるでしょう。

eSIMなら、スマホ1台あればインターネットが利用できるため、Wi-Fiルーターを持ち歩く必要がなく、便利です

6. スマホさえ充電されていれば使える

eSIMの場合、スマホ本体が充電できていれば、インターネットが利用できます。逆に、レンタルWi-Fiの場合、スマホだけでなくWi-Fiルーターも充電しておかなくては外出先で使えません。

せっかくスマホの充電があっても、Wi-Fiルーターの充電が切れればインターネットが使えなくなってしまいます。

台湾滞在中は移動が多く、スマホやWi-Fiルーターを充電するタイミングがあまりないという方もいるかもしれません。

eSIMなら充電が必要なのはスマホだけですので、充電についても安心できます

7. 利用後の返却が不要

eSIMは、レンタルWi-Fiのように受け取りや返却の必要がありません。帰国後、設定メニューでSIMを切り替えるだけで利用が完了されます。ほかに何もする必要はありません。

特に帰国後は旅の疲れもあり、Wi-Fiルーターの返却を煩わしく感じる方もいるでしょう。また、つい返却を忘れてしまった方もいるかもしれません。返却をし忘れてしまった場合、延滞金が請求される可能性もあるため注意が必要です。

しかしeSIMなら、そもそも返却不要ですのでそのような心配は最初からありません。

台湾でeSIMを使う3つのデメリット

台湾でeSIMを使うことにはメリットが複数ありますが、もちろんデメリットもあります。代表的なデメリットは以下のとおりです。

  1. 利用可能なスマホ機種が限られる
  2. 複数人・複数台でのシェアには不向き
  3. データ通信専用のeSIMが多い

それでは1つずつ確認してみましょう。

1. 利用可能なスマホ機種が限られる

eSIMはとても便利ですが、あらゆるスマホで利用できるわけではありません。eSIMに対応しているスマホとそうでないスマホがあり、eSIMに対応しているスマホでしか、eSIMは使えません

せっかくeSIMが良いと思っても、自分のスマホがeSIM非対応であれば、eSIM対応のスマホに買い替えるか、eSIMを諦めてほかの選択肢を選ぶしかありません。

2. 複数人・複数台でのシェアには不向き

台湾渡航中、複数人でインターネットを共同利用したい、あるいは複数の端末でインターネットを使いたいという場合、eSIMはあまりおすすめできません。

理由は以下のとおりです。

  • eSIMは1台のスマホに設定したら、ほかの端末では利用できない
  • テザリングは可能だが、ルーター代わりに使うスマホの充電の減りが速くなり、データ容量もすぐにオーバーしがち

もし、複数人・複数台でインターネットを利用したいなら、レンタルWi-Fiの利用も検討してみてください

3. データ通信専用のeSIMが多い

eSIMやSIMカードは、大きく分けて2つの種類があります。

  1. 音声通話付きSIM(インターネット、電話回線を使った通話が可能)
  2. データ通信専用SIM(インターネットの利用のみ可能)

このうち、国内の格安SIMが提供している台湾用のeSIMのほとんどが、データ通信専用SIMです。

ただ、だからといって台湾で全く通話ができないというわけではありません。インターネット経由での通話の手段は複数あります

  • LINE
  • WhatsApp
  • zoom
  • Skypeなど

ただし、インターネットを介した通話は通話品質が下がる可能性があります。台湾滞在中に音声通話を重視したい方は、音声通話付きのSIMを探すか、国際ローミングなどほかの手段を選択しましょう。

台湾で使うeSIMの選び方

eSIMを台湾で使うメリットが複数あるため、eSIMを使いたいと考える方は多いでしょう。しかし、多数あるeSIMのなかからベストなeSIMをどうやって選べば良いのでしょうか?

ここでは、台湾滞在中に使うeSIMのおすすめの選び方を紹介します。

  • 滞在日数・必要なデータ容量に合わせて選ぶ
  • 利用料金が妥当かどうか見る
  • 日本語でのサポートが受けられるか確認する

それでは1つずつ見ていくことにします。

滞在日数・必要なデータ容量に合わせて選ぶ

まず、必要な日数・必要なデータ容量が使えるものを探しましょう。特に容量については、日本で利用しているデータ量よりも少し多めのプランを選ぶのが安心でしょう

台湾滞在中は日本国内以上にインターネットが必要な機会が生じやすいからです。例えば旅行先で地図を確認したいとき、すでにデータ容量を超えているため地図が表示されなかったりすると、とても不便でしょう。

自分が毎月使っているデータ量を、現在契約中のキャリアや格安SIMのマイページから確認し、それよりも少しデータ量が多めのプランを選ぶのがおすすめです。

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利用料金が妥当かどうか見る

利用可能日数・データ容量で条件に合うeSIMを見つけたら、今度は利用料金が妥当かどうか判断しましょう。

同じ利用可能日数・データ容量でも高額なもの、低額なもの、さまざまなプランがあります。また、なかには利用可能日数・データ容量がより多いにもかかわらず、より低額なプランもあるかもしれません。

そのため、複数の提供事業者・eSIMプランを比較することをおすすめします

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日本語でのサポートが受けられるか確認する

台湾滞在中、日本語でのサポートが受けられるかどうかも調べておきましょう。初めて海外でeSIMを使うので、トラブルが発生する可能性があるからです。

トラブルは起きないに越したことはありませんが、いざというときに日本語でサポートが受けられるとわかっていれば、安心して過ごせるでしょう。

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台湾でeSIMを使う場合の手順

台湾でeSIMを利用する場合の手順を紹介します。eSIMの提供事業者ごと、若干の違いはあるかもしれませんが、大枠は共通しています。

ここでは一例として、HISモバイルが提供する海外eSIM(Trip SIM)の場合を紹介します。

  • 自分のスマホがeSIM対応機種か調べる
  • 自分のスマホにSIMロックがかかっていないか確認する(かかっていれば解除する)
  • 公式サイトでeSIMの購入手続きをする
  • QRコードの含まれたメールを受信する
  • QRコードを使って設定する
  • 台湾に着いて利用開始する

最初に、自分のスマホがeSIMに対応しているかどうかを確認してください。eSIMに対応していれば、次に、SIMロックがかかっていないかどうか確認します(方法は後述)。もしSIMロックがかかっていた場合には、こちらの記事(https://his-mobile.com/column/2021_1214_1)を参考にし、解除してください。

ここまでで問題がなければ、公式サイトでeSIMの購入手続きをし、受け取ったメールの案内に従ってスマホ本体で設定をおこないます。

設定画面で台湾用のeSIMをオンにしておけば、現地に着いてすぐに利用開始できます。

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台湾でeSIMを使う場合の注意点

最後に、台湾でeSIMを使う場合に注意すべき点について紹介します。

  • 自分のスマホがeSIMに対応しているか確認しておく
  • 自分のスマホにSIMロックがかかっていないか確認しておく
  • 実名認証が必要なケースもある
  • 一度設定したeSIMは削除しないようにする

それでは1つずつ見ていくことにします。

自分のスマホがeSIMに対応しているか確認しておく

既述のとおり、eSIMはどんなスマホでも利用できるわけではありません。eSIM対応のスマホと非対応のスマホがあるので、自分のスマホがどちらか確認しておかなくてはなりません。

自分のスマホがeSIM対応かどうか簡単に確認するには、電話アプリで「*#06#」と入力します。このとき、画面にEIDが表示されていれば、eSIMに対応していることがわかります。

もちろん、設定アプリでも確認可能です。

iPhoneの場合、設定アプリを開き、「モバイル通信」あるいは「モバイルデータ」をタップしてください。その後の画面で、「eSIMを追加」の項目があれば、eSIMに対応しています。

Androidの場合は設定アプリを開き、「ネットワークとインターネット」もしくは「モバイルネットワーク」をタップします。続いて、「SIMカード」あるいは「モバイルプラン」を選択してください。「eSIMの追加」や「新しいSIMをダウンロード」といった項目が表示されていれば、eSIMに対応しています。

自分のスマホにSIMロックがかかっていないか確認しておく

自分のスマホにSIMロックがかかっていないかどうかも確認しておきましょう。

SIMロックとは、特定のキャリアの回線以外、利用できないようにロックされた状態を言います。例えばNTTドコモで購入したスマホにSIMロックがかかっている場合、そのスマホはNTTドコモ回線以外では使えません。

台湾では、他社の回線を使うわけですから、もしSIMロックがかかっていれば、解除が必要です。

SIMロックがかかっているかどうかの確認方法を紹介します。

iPhoneの場合、設定アプリを開いて「一般」、続いて「情報」をタップします。画面下部のSIMロックの項目で、「SIMロックなし」と表示されていれば、SIMロックはかかっていません。

Androidの場合、設定アプリから「デバイス情報」「端末情報」といった項目を開き、「SIMカードステータス」や「SIMカードの情報」などの項目をタップします。「ロック解除されています」や「許可」と表示されていれば、SIMロックはかかっていません。 もしSIMロックがかかっていた場合には、こちらの記事(https://his-mobile.com/column/2021_1214_1)を参考にし、解除してください。

実名認証が必要なケースがある

台湾では、現地の通信会社が提供するeSIMを使う際、実名認証が法律で義務付けられています。

具体的には、主にパスポート情報と顔写真をオンラインで提出し、本人確認をおこなうことを指します。

実名認証が必要なeSIMの場合、申し込み後のメールなどに実名認証の案内、実名認証専用サイトのURLなどが表記されているはずです。この案内に従って実名認証を完了してください。

一度設定したeSIMは削除しないようにする

eSIMは、1台のスマホに1度しか設定できません。台湾に着いて何か異常があり、すぐにインターネットが利用できなかったとしても、eSIMの削除はしないように気をつけましょう。

eSIMを削除してしまった場合、eSIMを再度発行しなくてはならなくなるからです。

異常があって使えない場合は、スマホを再起動する、モバイル通信のON/OFFを何度か繰り返してみることなどで使えるようになることもあります。最初にリスクのないこれらを試してみましょう。

それでも正常に使えない場合は、サポートに連絡するのが良いでしょう。

まとめ

本記事では、台湾でインターネットを使う手段として、eSIMを紹介してきました。

eSIMは、SIMカードのように挿し替え不要ですし、レンタルWi-Fiのようにルーターを持ち歩く必要がなく、国際ローミングよりも低額で安心して使えることがほとんどです。

ただし、eSIM対応の機種でしか使えないため、その点は確認が必要です。また、複数人・複数台でインターネットを共同利用する場合にはeSIMはあまり適していません。この場合にはレンタルWi-Fiをおすすめします。

本記事を参考に、ぜひ台湾で安心して使えるeSIMを見つけてください。

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