スマホカメラのメリット・デメリットと選ぶ際の注目ポイントとは？

今回のテーマは「スマホカメラ」です。

現在のスマホにはカメラ機能が付いているのが当たり前になっています。それどころか、AI技術の進化によって、写っていたものを消去したり、異なる写真を合成するなど、「ありのままを伝える」はずの写真が様変わりしている現状があります。

今回は、そんなスマホカメラの歴史や、スマホカメラを選ぶ際に抑えておくべきポイント、さらには、スマホカメラと一眼レフカメラそれぞれのメリット・デメリットを比較してみようと思います。

スマホカメラの歴史～世界初のスマホカメラはどこで生まれた？

そもそも…のお話です。

iPhoneにせよ、Androidにせよ、現在のスマホには当たり前のようにカメラが搭載され、写真撮影・動画撮影が可能ですが、スマホの前世代「ガラケー」の時代まで遡ると、はじめはカメラは搭載されておらず、写真・動画撮影はできませんでした。

では、いつ、誰が、どこで携帯電話にカメラを搭載したのでしょうか。

まずはスマホカメラの源流と歴史を紐解いてみましょう。

世界初のスマホカメラは日本で誕生！

世界ではじめて携帯電話にカメラを搭載したのは、ほかならぬ我が国「日本」です。

世界ではじめて携帯電話にカメラを搭載したのは、1999年に登場した京セラ製のPHS端末「VP-210」でした。ただしこのカメラはテレビ電話用に搭載されたものだったためディスプレイ側に設置され、今でいう「自撮り」の役割のみを担っていました。

現在のような外向きに設置され、通常の写真撮影カメラとしての役割をはじめて担ったのは、2000年に通信キャリアJ-PHONE（現ソフトバンク）から発売されたシャープ製携帯電話「J-SH04」です。

「J-SH04」は、背面にカメラを搭載していた点で現在のスマホカメラの原型と言えます。

また「J-SH04」では、撮影した写真をメールに添付して送信できる「写メール」というサービスに対応しており、これが爆発的な人気を獲得、その後のカメラ付き携帯電話やカメラ付きスマホの普及・標準化へと繋がってゆきました。

「J-SH04」発売の翌年2001年には、J-PHONEの夏季キャンペーンで「写真付き写メール」という名称が使われ大ヒットを記録、この成功を受けてNTTドコモは「iショット」、au（KDDI）は「フォトメール」として同様のサービスを展開し、いずれも高い人気を獲得しました。

当時は、「Facebook（2004年）」や「mixi（2004年）」「Twitter（現X、2006年）」「LINE（2011年）」は登場しておらず、写真をSNSに投稿・共有するという利用方法は一般的ではなかったため、写真の共有はもっぱらメール添付が主流でした。

「写メール」を開発したのはJ-フォン（現ソフトバンクモバイル）社員だった高尾慶二氏です。同氏の「撮る・見る・共有する」というコンセプトをもとに開発された技術で、のちの携帯電話やスマホに多大な影響を与えました。 ちなみに高尾慶二氏は、未読メールを知らせる「封筒マーク」や、電池残量を示す「電池ピクト」など、今では当たり前となっている携帯電話やスマホの機能を開発したことでも知られる人物です。

ガラケー機能が世界標準に

日本製携帯電話には、グローバルではあまり重視されなかった機能が数多く盛り込まれていました。

・「防水・防塵」
・「おサイフケータイ」（Felica）
・「赤外線通信」
・「ワンセグ」（TV視聴）
・「カメラ」（写真・動画撮影）

こうした機能は世界ではあまり重視されておらず、外界と途絶して独自の進化を遂げたガラパゴス諸島に因んで、日本でしか通用しない携帯電話という意味で「ガラパゴス携帯（ガラケー）」と揶揄されることもありました。

しかし、ガラケー機能の1つであるカメラ機能は、今や、iPhoneにも、Androidスマホにも当たり前に搭載される世界標準の機能となっています。

余談ですが、iPhoneにスマホ決済機能が搭載される際に、Appleは、日本固有の方式であるソニー製「Felica（フェリカ）」を採用し、日本の独自性に配慮したのは有名な逸話です。世界標準の仕組みより、日本国内で広く浸透しているFelicaを採用した方が、日本国内でのiPhoneの販売に有利と考えたものと推測されます。

AppleがFelicaを採用したことで、グローバルでも注目されるようになり、昨今のインバウンドの隆盛によって、日本を訪れる外国人もFelica技術によって、交通機関の利用やスマホ決済などを利用することが可能となっています。

かつての日本独自のガラパゴス機能の多くは採用されなくなりましたが、ガラケーと揶揄されながらも生き残り、最先端のスマホにも採用されている機能はいくつも残っているのです。

スマホカメラの選び方

今では当たり前のようにスマホに搭載されているカメラ機能ですが、カメラを重視してスマホを選ぶ際に注意すべき点は何でしょう。

また、老舗カメラメーカーとのコラボによって、高性能カメラを搭載したスマホも写真撮影を重視するユーザーには人気を博しています。その代表的な機種を紹介します。

カメラ付きスマホを選ぶ際に重視すべきポイント

ここでは、カメラ付きスマホを選ぶ際に重視すべきポイントについてまとめます。

・画素数
・絞り値
・レンズ数
・光学ズーム
・手ぶれ補正
・RAW撮影対応

画素数

「画素」とは、画像を構成する小さな点（ピクセル）のことで、画素数とはピクセルの総数です。

一般的に、デジタルカメラやスマホカメラ、ディスプレイの解像度を表す際に使われ、12メガピクセル（MP）といった場合、1,200万ピクセル（1,200万個のピクセルを持つこと）を意味します。

画素数が多いほど、細かなピクセル（点）によって細かいディテールが表現できるため高解像度の画像になりますが、画素数が多くても必ずしも高品質の写真…というわけではなく、高品質の写真のためには、レンズの性能や明るさ、センサーの質、さらに画像処理の技術も重要な要素となります。

絞り値

「F値」と呼ばれ、カメラのレンズの「絞り（アパーチャ）」を示す数値で、レンズが光をどれだけ取り込めるかを表します。

F値が小さいほどレンズの開口部が広く多くの光を取り込むことができ、F値が大きいほど開口部が狭くなり取り込む光の量が少なくなります。

F値の小さいレンズの具体的な特徴としては、

・明るい写真が撮れる
・暗い場所でも鮮明に撮れる
・背景をぼかしやすい（背景ボケ）

となります。

反対にF値が大きいレンズの特徴は

・暗めの写真になる
・暗い場所での撮影には向かない
・背景までくっきり撮影できる（風景写真に向く）

レンズ数

かつてはスマホのカメラレンズは1個（シングル）が当たり前でしたが、昨今では2個（デュアル）、3個（トリプル）、4個（クアッド）のレンズを搭載した高性能カメラが主流となっています。

マルチレンズ（複数レンズ）化は、用途に応じて異なる種類のレンズを組み合わせることで、多様な撮影を可能にします。マルチレンズ化で搭載されるレンズには以下のようなものがあります。

・広角レンズ
メインカメラに採用されることが多く、風景や日常の写真に適しています。

・超広角レンズ
より広い視野を撮影できるレンズで、広い視野を一度に撮影するような建物やグループ写真などに適しています。

・望遠レンズ
遠くの被写体を鮮明に撮影できるレンズで、ポートレートやスポーツ写真に適しています。

・マクロレンズ
被写体に極端に近づいて撮影する近接撮影が可能なレンズで、花や昆虫などのクローズアップ写真を撮るのに適しています。

・深度センサー
深度測定用のレンズで被写体までの距離を正確に測定できます。これにより、背景ボケ（ポートレート）や3Dマッピング、AR（拡張現実）などの機能が向上します。

マルチレンズ化は、それぞれのレンズの特性を活かして多様な撮影が可能になる反面、「高価格化」「重量増」「ソフトウェア処理の複雑化」などのネガ要素も持ち合わせています。

一方、シンプルなシングルレンズのカメラは、撮影のバリエーションが少なく、背景ボケが得にくい、暗所での撮影は苦手等のデメリットがありますが、軽量コンパクトで価格が抑えやすく、ソフトウェアによる画像処理が早いといったメリットがあります。

光学ズーム

スマホカメラのズーム機能（被写体の拡大）は大変便利な機能ですが、2種類の方式があります。

1つは光学ズームで、カメラのレンズそのものを動かして焦点距離を変えることで被写体を拡大する方式で、画質を損うことがなく高品質なズーム撮影が可能です。

もう1つはデジタルズームで、ソフトウェア処理によって画像を拡大する方式で、撮影した画像の一部を切り取って拡大しているにすぎないので、当然、拡大するほど画質が劣化してしまう特徴を持っています。

光学ズーム機能を持っているスマホカメラを選んでおくと、画質劣化のないズーム撮影が可能となります。

手ぶれ補正

文字通り、手持ちによる被写体のブレを補正する機能です。特に夜間撮影やズーム撮影、動画撮影時はわずかな手ぶれでも影響が出るため、重要な機能です。

手振れ補正にも2種類の方式があります。

光学式手ぶれ補正（OIS: Optical Image Stabilization）は、カメラレンズやセンサーを機械的に動かして手ぶれを補正する方式で、画質の劣化が少なくより自然な補正が可能ですが、補正機構が必要なため、重量増や本体の厚みに影響する場合があります。

電子式手ぶれ補正（EIS: Electronic Image Stabilization）は、ソフトウェア処理により画像を調整して手ぶれを補正する方式で、薄型のスマホでも搭載できるメリットがある反面、激しい動きには追従しきれない場合があります。

最近では、OISとEISの両方を組み合わせたハイブリッド補正を採用するスマホも増えています。

RAW撮影対応

RAW撮影は、スマホカメラで撮影した画像をそのまま保存する機能です。

通常のJPEGやHEIF形式と異なり、カメラセンサーが捉えた純粋なデータを保持しているため、画質劣化がほとんどない高画質な写真を保存可能です。

また純粋データのため、後から画像加工がしやすい特徴を持っていますが、SNS等へはRAW形式のまま投稿することはできないケースが多いため、撮影した写真の使途によって、RAW撮影の有無や使用（ON/OFF）を検討するとよいでしょう。

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老舗カメラメーカーとコラボしたスマホ5選

現在のスマホは基本的に普段使いには充分な性能・機能をもったカメラを搭載していますが、中には、世界的に著名な老舗カメラメーカーとのコラボによってカメラ機能や写真撮影に特化したスマホもラインナップされています。

ここでは、そんなカメラメーカーコラボによるカメラ&写真特化型のスマホを5機種紹介します。

Leitz Phone 3（SHARP-ライカ）Softbank

2024年4月に発売された写真撮影特化型のSHARP製スマホで、カメラはかのライカが監修しています。日本国内限定モデルでSoftbank専売です。

・47.2MPの1インチCMOSセンサー搭載
・Leitz Looks機能によりライカMレンズの質感を再現
・Snapdragon 8 Gen 2採用
・6.6インチOLEDディスプレイ
・209gの軽量モデル
・防水・防塵対応
・磁気式レンズキャップ付き

【ライカ（Leica）】 ライカはドイツの光学機器メーカーで、高級カメラブランドとして世界的に認知されています。もともとは顕微鏡メーカーとして1849年に設立されましたが、1925年に発売された「ライカ I」によって35mmフィルムカメラの先駆者となりました。   ライカのカメラは、精密な光学設計やライカならではの描写力を持つレンズで評価されており、スマホメーカー各社と提携し、スマホカメラのレンズや画像処理技術を提供しています。

Xiaomi 14 Ultra（Xiaomi-ライカ）SIMフリー

Xiaomi 14 Ultraは、2024年5月に発売されたライカ監修のカメラを搭載したXiaomiのフラッグシップモデルです。キャリアモデルはなくSIMフリー端末として購入可能です。

・5000万画素のクアッド（4眼）カメラ
・1インチセンサー
・6.73インチLTPO AMOLEDディスプレイ
・Snapdragon 8 Gen 3搭載
・防水防塵（IP68）

<h4>AQUOS R9 Pro（SHARP-ライカ）NTTドコモ・SIMフリー</h4>

AQUOS R9 Proは、2024年12月にNTTドコモから発売された、ライカ監修によりカメラ性能に特化したSHARP製の最新フラッグシップモデルです。SIMフリーモデルも発売されています。

・ライカ監修のトリプル（3眼）カメラ
・約5,030万画素の大型イメージセンサー
・6.7インチ Pro IGZO OLEDディスプレイ
・Snapdragon 8s Gen 3搭載
・防水・防塵（IP68）

発売日は2024年12月5日で、NTTドコモから販売されています。 また、SIMフリーモデルは2024年12月13日より販売開始されました

Xperia 1 VI （Sony-カールツァイス）3キャリア・SIMフリー

Xperia 1 VIは、2024年6月発売のソニー製フラッグシップスマホです。カールツァイス監修によるカメラ性能と高品質ディスプレイにこだわったモデルです。

NTTドコモ・au・ソフトバンクの3キャリアから発売され、SIMフリーモデルも発売されています。

・カールツァイス監修トリプル（3眼）カメラシステム
・6.5インチ 4K OLEDディスプレイ
・Snapdragon 8 Gen 3搭載
・防水・防塵（IP68）

【カールツァイス】 カールツァイス（Carl Zeiss）はドイツの光学機器メーカーで、1846年にカール・ツァイスによって設立されました。 祖業は顕微鏡製造ですが、現在ではカメラレンズ、双眼鏡、望遠鏡、医療機器、半導体製造装置など、幅広い分野で高精度な光学技術を提供しています。特にカメラレンズの分野では、ツァイスのレンズは高品質な光学設計とコーティング技術で知られています。

OnePlus 12 Pro（OnePlus-ハッセルブラッド）グローバルモデル

OnePlus 12 Proは、OnePlusの最新フラッグシップモデルで、ハイエンド端末らしい高性能さと洗練されたデザインが特徴です。2024年1月の発売で、国内キャリアの取り扱いはなくグローバルモデルのみの展開です。

・ハッセルブラッド監修5000万画素クアッド（4眼）カメラ
・ペリスコープ望遠レンズ
・6.7インチ LTPO AMOLEDディスプレイ
・Snapdragon 8 Gen 3搭載
・防水・防塵（IP68）

【ハッセルブラッド】 ハッセルブラッド（Hasselblad）は、スウェーデンのカメラメーカーで1841年に設立されました。 ハッセルブラッドのカメラは、手作業による組み立てや高品質なレンズを採用しているため価格が高めですが、卓越した画質と耐久性を誇っています。NASAのアポロ計画で月面撮影に使用されたことでも有名です。近年ではデジタルカメラやスマホカメラにも技術供与しています。

スマホカメラと一眼レフカメラを比較～それぞれのメリット・デメリット

手軽で共有しやすいスマホカメラでの写真・動画撮影ですが、一眼レフカメラと比べた場合、どのようなメリットやデメリットがあるのでしょうか。

スマホカメラと一眼レフカメラ、それぞれのメリットとデメリットを比較してみましょう。

スマホカメラのメリットとデメリット

【メリット】

・手軽さ
常に携帯するスマホカメラの手軽さやフレキシビリティの高さは大きなメリットです。ポケットやバッグから取り出していつでもすぐに撮影できるのはスマホカメラならでは…です。

・コンパクトさ
軽量で持ち運びしやすく、交換レンズや周辺機材が不要な点もスマホカメラの大きなメリットと言えます。仕事でも遊びでもコンパクトさを活かして機動的な使用が可能です。

・AI補正機能
昨今のスマホカメラはAI導入による画像処理技術の著しい進化が認められます。HDRやナイトモードなど、手間なしで綺麗で高画質の写真・動画が撮影可能です。

・アプリ連携
スマホならではの他アプリとの連携が容易で、撮影後すぐに編集が可能で、SNS等での共有も簡単です。

【デメリット】

・センサーサイズ
スマホカメラの最大の弱点はイメージセンサーの小ささです。一眼レフと比べてセンサーが小さいため暗さに弱く、背景ボケの効果を得にくいデメリットがあります。

・レンズ交換不可
レンズ交換ができないため、どうしても画角や表現の幅が限定的にならざるを得ません。

・細かい調整が難しい
誰でも簡単に撮影できるというメリットの裏返しで、シャッタースピードやISOなどの設定はどうしても簡易的になり、本格的な写真撮影には不向きと言えます。

・光学ズーム
スマホ本体が薄いためレンズの稼働が制限され、光学ズームの搭載が難しいのもデメリットの1つです。画像を切り取って拡大するデジタルズームは画質が劣化しやすい弱点を持っています。

一眼レフカメラのメリットとデメリット

【メリット】

・高画質
一眼レフカメラの最大のメリットはやはり高画質撮影です。大きなイメージセンサーを使用できるため細部まで美しい写真を撮影することが可能です。

・レンズ交換
レンズを交換して目的に合わせた最適なレンズをチョイスできる点も一眼レフカメラの大きなメリットです。近くの物をワイドに撮影したり、クローズアップしたり、遠くのものに近寄って撮影したりと、レンズごとの特徴を活かせます。

・緻密な設定
露出や焦点距離などを細かく調整できるため、撮影の自由度が高く、想定に近い写真を撮影しやすいメリットがあります。

・光学ズーム
高性能なズームレンズを機械的に動かして遠くの被写体を劣化させずに撮影が可能です。

【デメリット】

・大きく重い
カメラ本体も大きく重い製品が多く、さらに交換レンズや周辺機材等も含めると、持ち運びの点では大きなデメリットとなります。

・高価
画質を追求するカメラゆえ、カメラ本体も交換レンズもけっして安いとは言えない価格はデメリットと言えます。

・メンテナンス
ほとんどメンテナンスフリーのスマホカメラに比べると、手入れやメンテナンスに手間と時間がかかることもデメリットと言えます。

・編集や共有が苦手
できないことはありませんが、編集には編集可能な機器（PC等）への取り込み、共有には通信可能なデバイスに取り込む手間がかかります。1台ですべてをこなすスマホカメラとは大きく異なる点です。

・熟練が必要
カメラ自体の設定や操作、撮影、シーンに適したレンズの購入や交換など、初心者には複雑で慣れるまで時間がかかるケースが少なくありません。

スマホカメラまとめ

今回は、スマホカメラについて見てきました。

世界ではじめて携帯電話にカメラを合体させたのは、案の定、日本人でした。

さすが「ガラパゴス携帯」が生まれた国と納得です。

多くのガラパゴス機能が消えていった中で、スマホのカメラ機能は現在に生き延びて、最新スマホにも受け継がれている機能の1つとなっています。

いまや、スマホカメラをガラパゴスなどと言う人は誰もいません。iPhoneでもAndroidでも、最新モデルでは必ずカメラ機能を強化するのが定石となっています。

さすがに画質の面では一眼レフカメラに及びませんが、撮影した写真の使途がブログ等のWEBサイトへの掲載や、SNSでの共有である場合には、極端な高画質写真は向きません。アップロードにも時間がかかり、場合によってはプラットフォームによって圧縮されてしまう場合もあります。

また、閲覧者も表示までに時間がかかり利便性を損ねることにもなりかねないため、あくまで個人的見解ですが、WEB利用の場合にはスマホカメラでの撮影で充分ではないかと考えます。

どのような写真を撮影し、どこでどのように使用するかによっては、スマホカメラがベストチョイスとなるケースも少なからずありそうです。