ベトナムに行くのにeSIMはおすすめ!メリットや選び方などを紹介

2025.03.31

2020年以降のコロナ禍が終息してから、海外旅行に行く日本人が再び増えてきています。

日本人の海外旅行先のなかで特に人気のある国の1つが、ベトナムです。ベトナムには日本人を惹きつける魅力が豊富にあります。

●ホーチミンやハノイといった観光都市が複数ある
●ビーチリゾートやハロン湾など、自然豊かな場所もある
●ベトナム料理が日本人の味覚に合う
●日本から5〜6時間程度のフライトで行ける
●ベトナム人が親日的
●物価が安い など

ベトナムは魅力的な旅行先ですが、現地で快適に過ごすうえで、インターネット環境はとても重要です。なぜならベトナムでは、日本国内にいるとき以上にインターネットを使う可能性があるからです。

●翻訳アプリで現地の方々とコミュニケーションする
●地図アプリを利用する
●観光地や飲食店について情報を集めるなど

ベトナムで快適にインターネットを使う方法はいくつかありますが、本記事ではそのなかからeSIMを取り上げ、そのメリットやデメリット、選び方などを紹介します。

これからベトナムに行く予定の方はぜひ参考にしてください。

※本記事で紹介している内容は、執筆時(2025年3月末日)のものです。

eSIMって何?

最初に、eSIMとは何かを確認しておきましょう。eSIMは、”Embedded SIM(埋め込まれたSIM)”を意味します。

SIMは、”Subscriber Identity Module(加入者識別モジュール)”を略したものであり、通信サービス利用者の加入者情報が記録されたICチップです。スマホがSIMの情報を読み取ることにより、そのスマホで通話やモバイル通信(モバイル回線を使ったインターネット)が可能となります。

これまでSIMは、SIMカードという形での提供が一般的でした。SIMカードは、プラスチックのカードにSIM(ICチップ)が埋め込まれたものです。SIMカードでスマホを使うためには、スマホ本体にSIMカードを挿入する必要があります。

これに対してeSIMは、「埋め込まれた」という名称どおり、最初からスマホ本体と一体となっています。そのため、SIMカードの挿入は必要ありません。

eSIMを申し込み、プロファイルデータをダウンロードして設定すれば、すぐに使えるものが多いです。

ベトナムでeSIMを使う7つのメリット

eSIMはとても便利で、ベトナムで使う場合は複数のメリットがあります。ここでは、代表的な以下の7つのメリットを紹介します。

  1. SIMカードの差し替えが不要
  2. すぐに利用開始できる
  3. 利用料金が安い
  4. 返却が不要
  5. ベトナムでの荷物が増えない
  6. スマホ本体だけ充電すれば使える
  7. 故障・紛失のリスクがない

それでは1つずつ確認していきましょう。

1. SIMカードの差し替えが不要

既述のとおり、eSIMはスマホ本体と一体となっているため、SIMカードを挿入することなく利用できます。

逆に、SIMカードの場合には、国内で利用しているSIMカードとベトナムで利用する予定のSIMカードを差し替える必要があります。

SIMカードの差し替えは難しいわけではありませんが、差し替え不要のeSIMの方が使いやすいでしょう。

また、SIMカードは小さく、精密機械でもあるため、差し替えの際に紛失や、静電気でデータが消えてしまうなどのリスクもあります。

スマホ本体の設定だけで完結するeSIMの方が、簡単に利用できます。

2. すぐに利用開始できる

eSIMの場合、申し込みさえすれば、すぐに利用開始できます。

詳しくは後述しますが、eSIMは申し込んで本体の設定をおこなうだけで利用可能です。日本国内にいるときに設定を済ませておけば、ベトナムに着いたときからすぐに利用開始できます

SIMカードが送られてくるのを待つ必要がありませんし、既述のとおり、SIMカードの差し替えも不要です。

3. 利用料金が安い

ベトナムでインターネットを利用する方法は複数ありますが、eSIMはそれらのなかでも利用料金が安いことが多いです。

逆に、レンタルWi-Fiや国際ローミングはeSIMよりも利用料金が高い傾向があります。特に国際ローミングの場合、プランや設定によっては、予想外の高額な請求が発生する可能性があります。

海外旅行にはもともとお金が多くかかります。少しでも安く快適なインターネット環境を手に入れたいなら、eSIMは金額面でもおすすめの選択肢の1つです。

4. 返却が不要

eSIMはスマホ本体と一体のため、帰国後に何も返却する必要がありません。

逆に、レンタルWi-Fiの場合、借りているWi-Fiルーターを期限までに返却する必要があります。業者によっては、期限までに返却できなかった場合、遅延損害金が発生してしまいます。

帰国後に返却をつい忘れてしまいそうな方や返却が面倒だと感じる方にとっても、返却不要なeSIMはおすすめです。

5. ベトナムでの荷物が増えない

eSIMはスマホ本体と一体のため、ベトナム滞在中の荷物が増えません。

逆にレンタルWi-Fiの場合、移動先でインターネットを使うためには、Wi-Fiルーターを常に持ち歩かなければなりません。

海外旅行中は少しでも荷物を減らしたいという方もいるでしょう。荷物が多いと、その分紛失や忘れ物のリスクも生じます。

eSIMはスマホと一体のため、スマホさえ持ち歩けば、インターネットが利用できます

6. スマホ本体だけ充電すれば使える

eSIMの場合、スマホ本体を充電するだけでインターネットが利用できます。

逆にレンタルWi-Fiの場合、スマホが充電されていても、Wi-Fiルーターの充電が切れてしまえばインターネットが使えなくなってしまいます。

つまり、快適にインターネットを使うためにはスマホ本体、Wi-Fiルーターの2つともが十分に充電されている必要があるということです。

しかしベトナムでは、移動中など、いつでも充電ができるわけではないでしょう。充電できる場所やタイミングが限られる可能性があるため、最初からスマホ本体と一体のeSIMを選択しておけば安心です。

7. 故障・紛失のリスクがない

eSIMはスマホ本体と一体のため、それ自体には故障・紛失のリスクがありません(もちろん、スマホ本体には故障・紛失のリスクがあります)。

一方、レンタルWi-Fiの場合、スマホ以外にWi-Fiルーターにも故障・紛失のリスクがあります。

Wi-Fiルーターはあくまでレンタル品のため、帰国後は期限内に返却しなくてはなりません。もし紛失や故障があった場合、弁償が求められる可能性もあります。

eSIMの場合には、そのようなリスクはありません。

ベトナムでeSIMを使う6つのデメリット

次に、eSIMをベトナムで利用する場合のデメリットも確認しておきましょう。代表的なデメリットは以下の6つです。

  1. 申し込み後にキャンセルしにくい
  2. eSIM対応のスマホでしか使えない
  3. SIMロックの解除が必要なケースがある
  4. 複数のスマホで使い回しできない
  5. 複数人での利用には向かない
  6. 音声通話非対応なものが多い

それでは1つずつ確認していきます。

1. 申し込み後にキャンセルしにくい

eSIMのメリットの1つに、「すぐに利用開始できる」という点がありました。しかしこれは逆にいうと、「キャンセル可能な期間が短い」ということでもあります。

eSIMをキャンセルできる条件は提供事業者ごとに異なっていますが、多くの場合、申し込んでからプロファイルデータをダウンロードするまで、あるいは設定を完了するまででしょう。

事業者によっては、キャンセルが一切できない可能性もあります。

プリペイドSIM(SIMカード)の場合も、キャンセル可能なタイミングは事業者によって異なりますが、SIMカードの発送前や受け取り前であればキャンセル可能な事業者もあります。

一般的に、eSIMの方がキャンセルしにくいと言えるでしょう。そのため、eSIMの申し込み、設定は慎重に検討したあとでおこなうことをおすすめします。

2. eSIM対応のスマホでしか使えない

基本的に全てのスマホでSIMカードが利用できるのに対し、eSIMは、eSIM対応のスマホでしか利用できません

そのため、いくらeSIMを利用したかったとしても、自分の使っているスマホがeSIM非対応だった場合、そのスマホでeSIMを利用することは不可能です。

この場合、

  1. スマホをeSIM対応のものに買い替えてeSIMを利用する
  2. eSIMの利用をあきらめてほかの方法でインターネットを使う

の2択になります。

全てのスマホで利用できるわけではない点が、eSIMのデメリットです。

3. SIMロックの解除が必要なケースがある

eSIMを利用する場合、SIMロックの解除が必要になるケースがあります。

SIMロックとは、スマホ本体の購入元キャリアの回線以外で、そのスマホが利用できないように制限することをいいます。

たとえば、NTTドコモで購入したスマホにSIMロックがかかっている場合、そのスマホはNTTドコモ回線以外の回線(KDDIやソフトバンク、海外の回線など)では利用できません。

2021年10月より、SIMロックは原則的に禁止されていますが、それ以前に購入したスマホや中古で購入したスマホなどは、SIMロックがかかっている可能性があります。

eSIMを使いたいなら、SIMロックがかかっていないかどうか確認しましょう。

iPhoneの場合は、以下の手順で確認できます。

  1. 「設定」アプリを開く
  2. 「一般」をタップ
  3. 「情報」をタップ
  4. 「SIMロック」の項目を確認

Androidの場合は、以下の手順で確認可能です。

  1. 「設定」アプリを開く
  2. 「端末情報」をタップ
  3. 「SIMカードの状態」をタップ
  4. 「ステータス」を確認(「許可」であればSIMフリー、「未許可」であればSIMロックがかかった状態)

もしSIMロックがかかっている場合、eSIMを購入してもベトナムでは通信ができませんので、SIMロックを解除する必要があります。

SIMロックの解除は、各キャリアの店舗、電話、公式サイトから依頼可能です。

※SIMロックの解除について、詳しくはこちら(https://his-mobile.com/column/2021_1218_1)をご覧ください。

4. 複数のスマホで使い回しできない

SIMカードは、複数のスマホで使い回すことができました。

たとえば、SIMカード-1を購入し、スマホAに挿入して使ったあと、次にスマホBで通信したいのであれば、スマホAからSIMカード-1を取り出してスマホBに挿入すれば、スマホBでも通信が可能でした。

しかし、eSIMの場合にはこのようなことはできません。

スマホAに設定したeSIM-1は、スマホAでしか利用できません。もしスマホBでもeSIMを使いたいなら、スマホB用にもeSIM-2を購入する必要があります。

複数のスマホで通信したい場合、eSIMではなく、レンタルWi-FiやプリペイドSIM(SIMカード)を利用するのがおすすめです。

※HISモバイルではeSIMのほか、プリペイドSIM(SIMカード)、レンタルWi-Fiも提供しています。詳しくは、それぞれ以下のページをご確認ください。

5. 複数人での利用には向かない

eSIMは、複数人で共同利用するのには向きません。

ベトナムに複数人で行き、全員で1つのインターネットサービスを共同利用したいという方もいるでしょう。その場合には、eSIMではなくレンタルWi-Fiの方がおすすめです。

eSIMが完全に共同利用できないわけではありません。テザリング機能(eSIMを設定したスマホをルーター代わりにして利用)を使えば複数人、複数台のスマホで通信ができるようになります。

ただし、テザリングでeSIMを使うのは以下の点でおすすめできません。

  • ルーター代わりにしているスマホの充電がすぐに切れてしまう
  • 複数人・複数台で使っていると、すぐにデータ容量を超過してしまう可能性がある

ルーター代わりにしているスマホの充電が切れてしまっても、購入したeSIMのデータ容量を超過してしまっても、結果的にインターネットを快適に使えなくなってしまいます。

そのため、安定したインターネット環境を複数人で使いたいなら、レンタルWi-Fiを選びましょう

6. 音声通話非対応のものが多い

海外で利用できるeSIMは複数ありますが、そのなかの多くはデータ通信専用であり、音声通話に対応していません。

そもそもSIMには、大きく分けて以下の2種類があります。

SIMの種類通話 (電話回線)SMS (Short Message Service)データ通信 (インターネット)
音声通話付きSIM
データ通信専用SIM××

eSIMは基本的にデータ通信専用SIMのため、電話回線を使った通話ができません。しかし、インターネットを使った通話は可能です。

  • LINE
  • WhatsApp
  • Facebookメッセンジャー
  • zoom
  • Skypeなど

これらを使えば、通話自体は可能です。

ただし、インターネット経由の通話の場合、電話回線での通話に比べて通信や通話品質が不安定になりやすい傾向があります。

そのため、もしベトナムでの品質の良い通話を重視するなら、音声通話付きのeSIMを探すか音声通話付きのプリペイドSIM(SIMカード)、音声通話が可能な国際ローミングなどを利用するのがおすすめです。

ベトナムでのほかの通信手段との比較

続いて、ベトナムでのほかの通信手段(インターネットを利用する方法)とeSIMを比較してみましょう。eSIM以外の代表的な通信手段は以下の4つです。

  • プリペイドSIM(SIMカード)
  • レンタルWi-Fi
  • 国際ローミング
  • 現地のフリーWi-Fi

それではこれら1つ1つについて、比較していきましょう。

プリペイドSIM(SIMカード)との比較

eSIMをプリペイドSIM(SIMカード)と比較すると、主な違いは以下のとおりです。

種類eSIMプリペイドSIM
メリット・SIMカードの挿し替えが不要
・申し込んでからすぐに利用可能
・ベトナムに着いてすぐに使い始められる
・紛失や破損のリスクがない
・基本的にどの機種でも使える
・基本的にどの通信キャリア・格安SIMでも提供している
・複数の端末で使い回しが可能
デメリット・対応機種が限られる
・提供している格安SIMが限られる
・複数端末で使い回しができない
・SIMカードの挿し替えが必要
・申し込みから使い始めるまでに時間がかかる(SIMカードが届くのを待つ必要がある)
・ベトナムに着いてからSIMカードを差し替えなくてはならない
・紛失や破損のリスクがある

eSIMとプリペイドSIM(SIMカード)を比べた場合、基本的にはeSIMの方が便利だと言えるでしょう。デメリットは基本的に以下の3つだけです。

  • スマホがeSIM非対応の場合には使えない
  • eSIMを提供している格安SIMが限られる
  • 複数台のスマホで使い回しができない

これらが特にデメリットにならないのであれば、eSIMを選択するのはおすすめです。

※HISモバイルではeSIMのほか、プリペイドSIM(SIMカード)も提供しています。詳しくはこちらのページをご確認ください。

レンタルWi-Fiとの比較

次に、レンタルWi-Fiと比較してみましょう。

種類eSIMレンタルWi-Fi
メリット・利用料金が割安
・ベトナムでの荷物が増えない
・紛失・故障のリスクがない
・受け取り・返却の手間がない
・スマホ本体だけ充電すれば良い
・複数人で利用できる
・複数の端末で利用可能
デメリット・複数人で利用できない
・複数の端末で利用できない
・利用料金が割高
・Wi-Fiルーターをベトナムで持ち歩かなくてはならない
・Wi-Fiルーターの紛失・故障のリスクがある
・受け取り・返却の手間がある
・スマホ本体以外に、Wi-Fiルーターの充電も必要

1人でインターネットを使うなら、eSIMはとてもおすすめの選択肢です。Wi-Fiルーターを持ち運ぶ必要がなく(Wi-Fiルーターの充電も不要)、帰国後の返却も不要だからです。利用料金も安いことが多いでしょう。

ただし、複数人でベトナムに行き、共同でインターネットを使いたい場合や複数台のスマホでインターネットを使いたい場合は、レンタルWi-Fiの方がおすすめです。

※HISモバイルではeSIMのほか、レンタルWi-Fiも提供しています。詳しくは、それぞれ以下のページをご確認ください。

国際ローミングとの比較

続いて国際ローミングと比較してみます。

種類eSIM国際ローミング
メリット・利用料金が割安・電話回線を使った通話も使えるものが多い
デメリット・電話回線を使った通話が利用できないサービス(データ通信専用)がほとんど・利用料金が割高

国際ローミングと比較したeSIMのメリットは、利用料金です。国際ローミングの場合、特に従量課金制のプランだった場合には予想外に高額な請求が来て驚く方もいます。

逆にデメリットは、音声通話(電話回線を使った通話)非対応のeSIMが多い点です。

現地のフリーWi-Fiとの比較

最後に、現地のフリーWi-Fiと比較してみましょう。

種類eSIMフリーWi-Fi
メリット・セキュリティ面で比較的安心できる
・いつでもすぐに利用できる
・無料で利用可能
デメリット・利用料金がかかる・セキュリティ面のリスクがある
・利用登録などが必要な場合がある
・必要なタイミングで見つからない可能性がある

eSIMと比較したフリーWi-Fiのメリットは、無料で利用できる点でしょう。ただし、以下の点から現地のフリーWi-Fiの利用はあまりおすすめできません。

  • 不特定多数の方が利用するため、第三者に情報を傍受されるリスクがある
  • 利用登録をする必要があり、すぐに使えない可能性がある
  • インターネットを使いたい場所に、フリーWi-Fiがあるとは限らない

そのため、最初からフリーWi-Fiだけを使うつもりでベトナムに渡航するのはおすすめしません。

ベトナムで使うeSIM選びのポイント

ベトナムでeSIMを使うことには複数のメリットがありますが、eSIMの種類が多く、どれを選べば良いか迷ってしまう方もいるのではないでしょうか。そこでここからは、ベトナムで使うeSIMを選ぶ際、ポイントとなることを紹介します。

  • 利用料金
  • 利用可能期間・データ容量は十分か
  • 国内事業者か海外の事業者か・日本語でサポートが受けられるか

それでは1つずつ見ていきましょう。

利用料金

まずは利用料金を確認します。eSIMは、一般的にはレンタルWi-Fiや国際ローミングよりも利用料金が安いとされていますが、全てのeSIMがそうとは限りません。

eSIMによってはほかのeSIMやプリペイドSIM、レンタルWi-Fiや国際ローミングよりも高額なものもあるかもしれません。

そのため、eSIMやそれ以外の選択肢も含め、複数の利用料金を比較してみるのが良いでしょう。

※HISモバイルではeSIMのほか、レンタルWi-Fiも提供しています。各サービスの具体的な料金等は、それぞれ以下のページをご確認ください。

利用可能期間・データ容量は十分か

利用料金が高額でなかったとしても、ベトナム滞在でインターネットを快適に使うために、利用可能期間・データ容量が十分かどうかも確認しなくてはなりません。

滞在期間に合う利用期間のeSIMを選ぶのはもちろんですが、データ容量にも気をつけましょう。既述のとおり、ベトナム滞在中は国内にいるとき以上にインターネットを使う可能性があるからです。

「そうは言っても、実際にどのくらいの容量が必要なのかイメージできない」という方もいるでしょう。その場合、自分が実際に国内で使っているデータ量を確認し、それに少し余裕を持たせるのがおすすめです。

自分が国内で使っているデータ量は、契約中の通信キャリアや格安SIM公式サイトのマイページなどから確認可能です。

まずは自分が毎月どのくらいデータを使っているのかを確認し、それを踏まえて多めのデータ容量のeSIMを選んでみてください。

国内事業者か海外の事業者か・日本語でサポートが受けられるか

ベトナム滞在中に利用できるeSIMは、国内事業者(HISモバイルなど)が提供しているものもあれば、現地やそのほかの海外事業者が提供しているものもあります。

自分がベトナムで快適に使えるのであればどれを選んでも良いのですが、外国語が苦手であったり海外旅行に慣れていなかったりする場合には、国内事業者が提供するものを選ぶのがおすすめです。

国内事業者であれば、申し込みやプラン内容の確認、サポートなどが全て日本語対応です。しかし海外事業者の場合、日本語に対応していないケースがあります。

その場合、プランの内容などを正しく把握できずに購入してトラブルになってしまったり、困ったときにサポートを受けても外国語のため理解できず、解決できなくなったりする可能性があります。

外国語に自信があったり、海外旅行に慣れていたりしない限り、国内事業者のeSIMを選ぶのが無難です。

※HISモバイルで提供するeSIMについて、詳しくはこちらのページをご確認ください。

eSIMを利用する流れ

続いて、eSIMを利用する流れを紹介します。eSIMを利用する流れは提供事業者によって若干の違いがありますが、ほとんど同じ手順で利用できます。

以下は、HISモバイルのeSIM”Trip SIM”を利用する場合の流れです。

  1. 自分のスマホがeSIM対応機種かどうか調べる
  2. 自分のスマホにSIMロックがかかっていないかどうか調べる
  3. 2. でSIMロックがかかっていた場合には解除する
  4. 公式サイトでeSIMの購入手続きをする
  5. メールで送信されてくるQRコードを読み取る
  6. プロファイルデータをダウンロードし、設定
  7. 利用開始

このような手順で、すぐに利用開始できます。

まとめ

本記事では、ベトナムでインターネットを快適に使うための通信手段のうち、eSIMについて紹介しました。

eSIMは一般的に利用料金が安く、SIMカードのように差し替えが不要、レンタルWi-FiのようにWi-Fiルーターを持ち歩く必要もなく、とても利便性が高くおすすめです。

しかしeSIMにももちろんデメリットはあります。それは、eSIM対応のスマホでしか使えないこと、複数台のスマホで使い回しできないこと、複数人での共同利用に向いていないことなどです。

これらのメリット・デメリットを比較したうえでeSIMを使いたいという場合、ぜひ利用料金や利用可能な期間・データ容量などを確認し、最適なeSIMを探してみてください。

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