
eSIMの対応機種はどれ?代表機種やeSIMのメリットなどを整理
2025.06.30
この記事は、eSIMに対応したスマホの代表機種を紹介しています。そのほか、eSIMとはそもそも何か、eSIMのメリットやデメリット、HISモバイルが提供するeSIM対応プランなども紹介しています。eSIMの利用に興味がある方、利用を検討している方には役立つ情報がありますので、ぜひ読んで役立ててください。
現在、ほとんどの方々がスマホを使っていますが、ここ数年ではeSIMの利用も広まっています。
eSIMは大まかに言えば、スマホ本体に埋め込まれたSIMであり、SIMカードのように物理的に差し替えることなく利用できます。
eSIMには、SIMカードにはないメリット・利便性が複数あるため、eSIMの利用を始める方が増えていますが、問題は、全てのスマホで利用できるわけではない点です。
eSIMに対応したスマホ機種とそうでない機種があり、前者の機種でないとeSIMを使うことはできません。
本記事では、eSIMとは何か、どのスマホ機種がeSIM対応機種なのか、eSIMのメリットなどを紹介します。
eSIMに興味がある方は、ぜひ参考にしてください。
※本記事に記載の金額は、全て税込金額です。
※本記事に掲載した情報は、全て執筆時(2025年6月29日)のものです。
eSIMとは何か

まず、eSIMとは何かを確認しておきましょう。
eSIMは、”Embedded SIM(埋め込まれたSIM)”を略した名称です。つまりこれは、SIMカードのように、スマホ本体とSIMが別々になっているのではなく、「あらかじめスマホに埋め込まれ一体化している」といった意味です。
では、SIMとは一体何でしょうか。SIMは、”Subscriber Identity Module(契約者識別モジュール)”を略したものです。つまりSIMは、契約者を識別するのに必要な情報(電話番号や契約情報など)が記録されたチップであり、これをスマホが読み取ることで、そのスマホで通信サービス(契約事業者の回線を使った通話やインターネットの利用)が可能になります。
これまでこのSIMは、「SIMカード」という形で提供され、これをスマホに挿入することで、スマホでの通信が可能でした。SIMカードはSIMが組み込まれたプラスチック製の小さなカードです。
それに対してeSIMは、スマホ本体に外部からSIMカードのようなものを挿入する必要がありません。スマホ本体にSIMの情報を設定することで、すぐにスマホでの通信が利用可能になります。
自分のスマホがeSIM対応機種か確認するには?
「自分が今使っているスマホでも、eSIMの利用はできるの?」と思った方もいるでしょう。そこでここでは、自分の持っているスマホがeSIM対応かどうかの確認方法を紹介したいと思います。
あらゆるスマホ機種で可能な方法は、以下のとおりです。
- 通話アプリを開く
- 電話番号の欄に「*#06#」と入れる
- 表示された情報内に”EID (eSIM Identifier)”が表示されていれば、eSIM対応機種
これ以外に、iPhone、Androidそれぞれで、以下の方法での確認も可能です。
【iPhone】
- 「設定」アプリを開く
- 「一般」をタップする
- 「情報」をタップする
- 表示された情報内にEIDが表示されていれば、eSIM対応機種
【Android】
- 「設定」アプリを開く
- 「接続」または「ネットワークとインターネット」を開く
- 「SIMカード」または「モバイルネットワーク」を開く
- 「eSIMを追加」の項目がある、または「SIMカードマネージャー」に「モバイルプランの追加」などがあれば、eSIM対応機種
もしこの方法で確認し、現在持っているスマホがeSIM対応機種だった場合、eSIMを利用開始できます。
eSIMの対応機種

「今持っているスマホがeSIMに対応していなかった」という方は、すぐにeSIMを使い始めることはできませんが、今後、eSIM対応機種に買い換えれば、そのときにはeSIMが利用できます。
ここでは執筆時点に日本で販売されている代表的なeSIM対応機種を紹介します。
iPhone
iPhoneでeSIMに対応しているのは、2018年発売のiPhone XR・XSシリーズ以降の全機種です。
- iPhone XR
- iPhone XS
- iPhone SE(第2世代、第3世代)
- iPhone 11シリーズ
- iPhone 12シリーズ
- iPhone 13シリーズ
- iPhone 14シリーズ
- iPhone 15シリーズ
- iPhone 16シリーズ
Android
AndroidでeSIMに対応している代表的な機種は、以下のとおりです。国内で販売されているものと海外で販売されているもので違いがありますが(例:海外販売のPixel 3、Pixel 3aはeSIM対応だが、国内販売の同機種はeSIM非対応など)、以下は日本国内で販売されている機種を基準に紹介します。
- Google Pixel:Pixel 4シリーズ以降の全機種
- Samsung Galaxy:2022年秋冬モデル(Z Fold4、Z Flip4、A23)、S23シリーズ以降の全機種
- SHARP:
AQUOS R9
AQUOS R9 Pro
AQUOS R8
AQUOS R8 Pro
AQUOS R7
AQUOS sense9
AQUOS sense8
AQUOS sense7
AQUOS sense7 Plus
AQUOS sense6*
AQUOS sense6s
AQUOS sense
AQUOS wish4、4 lite
AQUOS wish3
AQUOS wish2*
AQUOS wish
AQUOS zero6
Simple Sumaho 6
Simple Sumaho 7
BASIO active2
*ドコモが販売している端末はeSIM非対応 - SONY Xperia:IVシリーズ以降の全機種
- OPPO:
OPPO Find X8
OPPO Find X3 Pro
OPPO A3 5G
OPPO Reno11 A
OPPO Reno10 Pro 5G
OPPO Reno9 A
OPPO Reno7 A
OPPO A55s 5G
OPPO A73
OPPO A79 5G*
OPPO Reno 5 A*
*ワイモバイルが販売している端末を除く - Xiaomi:
Xiaomi 14T
Xiaomi 13T
Xiaomi 13T pro
Xiaomi 12T Pro
Redmi Note 13 Pro 5G
Redmi Note 11 Pro 5G
Redmi Note 10T
Redmi 12 5G - 楽天モバイル:
Rakuten Mini
Rakuten Big-S
Rakuten Big
Rakuten Hand
Rakuten Hand 5G
このほかにも対応機種はありますが、数が多いので全ては紹介していません。気になる機種があれば、個別に調べてみてください。
eSIMのメリット
続いて、eSIMの代表的なメリットについて確認していきましょう。
- SIMカードの差し替えが不要
- 紛失・破損のリスクが少ない
- 複数回線の使い分けがしやすい
- 海外に行く際に便利
それでは1つずつ見ていきます。
SIMカードの挿し替えが不要
既述のとおり、eSIMはスマホ本体内蔵型ですので、SIMカードの差し替えは不要です。
SIMカードの場合、新しいSIMを利用する際には、それまで使っていたSIMカードをスマホから出し、新しいSIMカードに差し替えなくてはなりませんでした。
eSIMであれば、スマホ本体で新しいeSIMの情報を設定するだけで利用開始できます。
紛失・破損のリスクが少ない
eSIMはスマホと一体化していますので、紛失・破損のリスクは少ないです(もちろん、スマホ本体の紛失・破損リスクはあります)。
SIMカードの場合は、スマホ本体以上に紛失・破損のリスクがありました。
- SIMカードはサイズが小さい(紛失リスク)
- SIMカードは精密機械(破損リスク)
汚れや指紋の付着で正常に読み取れなくなるリスクがある
静電気などによってデータが消えて使えなくなってしまうリスクがある
eSIMの場合、基本的にスマホ本体が無事であれば利用できますので、その意味でSIMカードよりも安心して使えるかもしれません。
複数回線の使い分けがしやすい
人によっては、「1台のスマホで複数回線を使い分けたい」という方もいるでしょう。1台で2種類のSIMを使うことを「デュアルSIM」と言います。
もしこれができれば、1台のスマホで2つの電話番号を使い分けたり、2種類の料金プランを契約したりすることができます。
2種類の回線を1台のスマホで利用したい場合、単純に、それぞれの回線につき1種類、合計2種類のSIMが必要です。つまりSIMカードの場合であれば、2枚のSIMカードが必要ということです。
1台のスマホに2枚のSIMカードを挿入するには、スマホ側に2枚分のSIMスロットがなくてはなりません。
それに対してeSIMの場合、SIMスロットが必要ありません。そのため、SIMスロットにSIMカードを入れ、eSIMも設定すれば2種類のSIMが使えます。
あるいは、1台に2種類以上の複数のeSIMを設定できる機種もあります。
いずれの方法にせよ、SIMカードよりもeSIMの方がデュアルSIMを使いやすいでしょう。
海外に行く際に便利
海外旅行や海外出張など、海外でもSIMを使う必要がある場合、eSIMはとても便利です。
国内で使っているSIMを、海外でもそのまま国際ローミングで使う方もいるかもしれませんが、後で高額な請求が来る可能性があります。
そのため国内用のSIMとは別に、海外用のSIMを用意して使う方が多いでしょう。
このとき、SIMカードの場合、SIMスロットが1つしかない場合には国内用のSIMカードと海外用のSIMカードを差し替えなくてはなりません。
海外渡航の際は何かと忙しかったり、疲れていたりするものです。そのなかで、SIMカードの差し替えをしなくてはならないというのを面倒に感じる方もいるのではないでしょうか。
また、SIMカードを差し替えて海外用にした場合、国内用のSIMカードは失くさないように保管しておかなくてはなりません。SIMカードは小さいものですが、失くしてしまうと帰国後に使えなくなってしまいます。
これに対してeSIMの場合は、ただ日本国内にいる状態で、スマホ本体に海外用のeSIMを設定するだけです。これで、海外に行ってすぐにeSIMが利用できます。
eSIMのデメリット

eSIMには複数のメリットがありますが、同時にデメリットもあります。デメリットについてもあらかじめ把握しておきましょう。
- 対応機種が限られる
- 格安SIMによっては利用できない
それでは1つずつ確認してみましょう。
対応機種が限られる
eSIMは、どのスマホ機種でも利用できるわけではありません。eSIMを使いたい場合、まず、eSIM対応のスマホを持つことが大前提になります。
もし、持っているスマホがeSIMに対応していない場合、
- eSIM対応のスマホに買い替えてからeSIMを利用する
- eSIMの利用を諦めてSIMカードで使う
のいずれかしか選択肢がありません。
自分のスマホがeSIM対応かどうか確認する方法、代表的なeSIM対応機種については既述のとおりですので、確認してみてください。
格安SIMによっては利用できない
いくらeSIM対応機種のスマホを持っていたとしても、それだけではeSIMを使い始めることはできません。
自分が契約・利用している格安SIM(通信サービスの提供事業者)の提供プランがeSIMに非対応ならば、eSIMを使うことができません。
そのため、eSIMを使いたい場合は、eSIMに対応したキャリア・格安SIMのプランを探し、そちらに乗り換える必要があります。
※HISモバイルでも、eSIMに対応したプランを提供しています。各プランについてはこの記事でも後ほど紹介しますが、公式サイトで詳細を確認したい方はこちら(https://his-mobile.com/domestic/service)をご覧ください。
eSIMを利用開始するには?
eSIMの利用開始手順は、契約するキャリア・格安SIMによって多少の違いがありますが、一般的には以下の流れで利用できます(以下は例として、HISモバイルの場合を想定しています)。
- 利用予定のeSIM対応スマホを用意する
自分の持っているスマホがeSIM対応かどうかを既述の方法で確認する
自分のスマホがeSIM対応でなければ、eSIM対応の機種を購入する(SIM契約とセットにできる場合もある)
*このとき、利用予定のスマホが利用予定のキャリア・格安SIMで動作確認済みになっていることも確認しておく。 - 必要に応じて、利用予定のスマホのSIMロックを解除する
- キャリア・格安SIMの公式サイトからeSIMの申し込みをする
- キャリア・格安SIM側が、申し込み内容から本人確認
- 住所確認コードが届く(プランによって)
- 開通手続き・端末の設定
基本的に、ほとんどオンラインのみで完結すると言えるでしょう。
2.のSIMロックの解除についてですが、eSIMで利用したい回線の種類と異なった回線のSIMロックがかかっている場合、解除する必要があります。
SIMロックとは、スマホ本体購入元のキャリアの回線以外でそのスマホが使えないよう、制限された状態を指します。例えばNTTドコモで購入したスマホにSIMロックがかかっている場合、そのスマホはNTTドコモ回線しか利用できません。
2021年10月1日以降発売のスマホに関してはSIMロックが禁止されていますので、SIMロックがかかっている可能性は低いでしょう。
しかし、それ以前に購入したスマホや中古で購入したスマホの場合、SIMロックがかかっている可能性があります。
もしSIMロックがかかっている場合には、異なる回線で利用するためにはSIMロックを解除しなくてはなりません(例:ソフトバンクで購入したSIMロックのかかったスマホをNTTドコモ回線で利用したいというような場合)。
iPhoneの場合は、以下の手順で確認できます。
- 「設定」アプリを開く
- 「一般」をタップ
- 「情報」をタップ
- 「SIMロック」の項目を確認
Androidの場合は、以下の手順で確認可能です。
- 「設定」アプリを開く
- 「端末情報」をタップ
- 「SIMカードの状態」をタップ
- 「ステータス」を確認(「許可」であればSIMフリー、「未許可」であればSIMロックがかかった状態)
SIMロックの解除は、各キャリアの店舗、電話、公式サイトから依頼可能です。
※SIMロックの解除について、詳しくはこちら(https://his-mobile.com/column/2021_1218_1)をご覧ください。
※HISモバイルのeSIM動作確認端末一覧、HISモバイルのeSIMの設定等について、詳しくはこちら(https://his-mobile.com/domestic/service/esim_guide)をご覧ください。
HISモバイルが提供するeSIM対応プラン

HISモバイルは、eSIM対応のプランを複数用意している格安SIMです。ここでは、HISモバイルが提供するeSIM対応のプランを紹介します。
- 「自由自在」2.0プラン
- データ定額2.0プラン
- ビタッ!プラン(従量課金プラン)
- その他のプラン
それでは1つずつ確認してみましょう。
「自由自在」2.0プラン
「自由自在」2.0プランは、音声通話・データ通信(インターネットの利用)が可能なプランです。月毎のデータ利用量によって基本料金が変わります。
データ容量 | 月額利用料金 |
〜1GB | 550円 *利用量が100MB未満の月:280円 |
〜3GB | 770円 |
〜7GB | 990円 |
〜10GB | 1,340円 |
〜20GB | 2,090円 *6分かけ放題付き |
〜30GB | 2,970円 *6分かけ放題付き |
データチャージ(オプション) | 200円/1GB *最大100GBまで |
6分かけ放題(オプション) | 500円 |
完全かけ放題(オプション) | 1,480円 |
通話料金 | 9円/30秒 |
このプランは、音声通話(通常の電話)もデータ通信(インターネット)もともに使いたいという多くのユーザー向けです。
実際に自分が利用しているデータ量に合わせてプランを選び、必要に応じてかけ放題のオプションを組み合わせれば、コスパが良くなる可能性が高いでしょう。
※「自由自在」2.0プランについて、詳しくはこちら(https://his-mobile.com/domestic/service/jiyujizai290)をご覧ください。
<h3>データ定額2.0プラン</h3>
データ定額2.0プランは、データ通信専用のSIM(音声通話の機能はなし。インターネット通信のみが量できるSIM)です。
通話は全く必要ない、あるいはインターネット経由での通話(LINE、WhatsApp、zoomなどで通話)ができれば問題ないという方などに向けたプランです。
月毎のデータ利用量をあらかじめ決め、毎月定額で利用料金を支払っていくプランです。実際に支払う金額があらかじめわかるので、安心して使えるでしょう。
実際の料金は以下のとおりです。
データ容量 | 月額利用料金 |
〜1GB | 400円 |
〜3GB | 580円 |
〜7GB | 880円 |
〜10GB | 1,100円 |
〜20GB | 1,850円 |
〜30GB | 2,720円 |
データチャージ(オプション) | 200円/1GB *最大100GBまで |
※データ定額2.0プランについて、詳しくはこちら(https://his-mobile.com/domestic/service/datateigaku440)をご覧ください。
ビタッ!プラン(従量課金プラン)
ビタッ!プランは、月毎に実際に利用したデータ量によって料金が決まる、従量課金制のプランです。このプランもデータ定額2.0プラン同様、データ通信専用SIM(インターネット通信のみが可能なSIM)です。
月額利用料金は以下のとおりです。
データ容量 (実際に使った量) | 月額利用料金 |
〜100MB | 198円 |
〜2GB | 770円 |
〜5GB | 1,320円 |
〜10GB | 2,310円 |
〜15GB | 3,300円 |
〜30GB | 5,775円 |
データチャージ(オプション) | 330円/1GB *最大50GBまで |
使いすぎが心配という方は、月毎のデータ利用量に上限を設定(100MB・2GB・5GB・10GB・15GB・30GB)できます(初期状態では30GB)。
ビタッ!プランについて、詳しくはこちら(https://his-mobile.com/domestic/service/vita)をご覧ください。
その他のプラン
ここまでに紹介したプラン以外にも、eSIMに対応したプランがあります。
- プリペイド(使い切り型)SIM 国内用
- プリペイド(使い切り型)SIM 海外専用(Trip SIM)
※HISモバイルのeSIM対応プランについて、詳しくはこちら(https://his-mobile.com/domestic/service)をご覧ください。
HISモバイルでeSIMを使うメリット
HISモバイルのeSIM対応プランを紹介しましたが、HISモバイルを選ぶことには複数のメリットがあります。
ここではHISモバイルユーザーになるメリットを7つ紹介します。
- 利用料金が最安級
- 通話料金も安い
- プラン構成がシンプルで分かりやすい
- 自分に合ったプランを選びやすい
- 特典・キャンペーンが複数ある
- 海外に行く際に便利
- 全国103店舗でサポートが受けられる
利用料金が最安級
HISモバイルの利用料金は、あらゆるキャリア・格安SIMのなかでも最安級です。先ほど実際の料金表を掲載しましたので、ぜひほかのキャリア・格安SIMと比べてみてください。
逆にいうと、現在、HISモバイル以外のキャリア・格安SIMを使っている場合、HISモバイルに乗り換えるだけで毎月のスマホ台が節約できる可能性があります。
月毎の差額は少なかったとしても、年間にすれば大きな差になっていきます。毎月のスマホ代が気になるという方は、ぜひ検討してみてください。
※HISモバイルのプランについて、詳しくはこちら(https://his-mobile.com/domestic/service)をご覧ください。
通話料金も安い
毎月の基本料金が安いというと、「でも、通話料金が高いのでは?」と不安を感じる方もいるでしょう。その点、HISモバイルであれば安心できるでしょう。
音声通話に対応している「自由自在」2.0プランの場合、通話料金は30秒あたりたったの9円です。これに対し、多くのキャリアでは30秒あたり22円程度です。
なかにはもっと安い、あるいは無料と謳っているキャリア・格安SIMもありますが、その場合には満たす必要のある条件があります。例えば、「安い通話料金が適用されるのは、専用のアプリで通話した場合のみ」といった条件です。
このような条件がある場合、ついうっかり通常の通話アプリを使った場合、安い通話料金は適用されなくなってしまいます。また、専用アプリのなかには、通話品質が下がるものが多いという声もあがっています。
その点、HISモバイルの場合は通常アプリで普通に通話して30秒あたり9円ですので安心できるでしょう。もちろん、通話品質が落ちるわけでもありません。
※「自由自在」2.0プランについて、詳しくはこちら(https://his-mobile.com/domestic/service/jiyujizai290)をご覧ください。
プラン構成がシンプルで分かりやすい
HISモバイルはプラン構成がとてもシンプルです。
- 音声通話・データ通信の両方に対応:「自由自在」2.0プラン
- データ通信専用の定額プラン:データ定額2.0プラン
- データ通信専用の従量課金プラン:ビタッ!プラン
- 使い切りのプリペイドSIM
基本的にはこれだけです。そして各プラン、定額・従量課金制の違いはありますが、月毎の利用データ量によって基本料金が変わります。
ほかのキャリアや格安SIMの場合、一見安い利用料金が示されていても、その料金が適用されるためには条件が必要とされることも多いです(例:家族で契約して家族割が適用されないとその金額にならない、光回線とのセットプラン、特定のオプションへの加入が条件など)。
シンプルに自分に必要な機能・データ量だけで実際の金額がわかるので、安心して利用できます。
※HISモバイルの実際のプラン構成について、詳しくはこちら(https://his-mobile.com/domestic/service)をご覧ください。
自分に合ったプランを選びやすい
ここまで確認してきたとおり、HISモバイルの各プランは月毎の利用データ量に応じて基本料金が細かく設定されています。
そのため、実際の自分の利用量に合わせて無駄なくプランを選ぶことができます。
逆にほかのキャリアの場合、例えば以下のようなプラン構成(各種割引等が適用されない場合)になっているところもあります。
- 無制限プラン(7,000円〜10,000円前後)
- 従量課金制プラン(3,000円台/1GB〜5,000円台/3GB)
- 初心者向けプラン(2,000円台/4GB、約4,000円/20GB)
上のようなプラン構成の場合、データ容量でプランを選ぼうとすると、例えば月に11GBほど(日本国内の月々のデータ利用量の平均)使いたい場合は、20GBのプランか、あるいは無制限プランを選択し、必要(実際の利用データ分)以上の金額を支払わなくてはならなくなります。
かといって、より安いプランを選ぶと、必要なデータ容量が使えないことになってしまいます。この場合、容量の大きいプランの方を選び、必要以上に料金を支払っている方が多いのではないでしょうか。
※HISモバイルのプランについて、詳しくはこちら(https://his-mobile.com/domestic/service)をご覧ください。
特典・キャンペーンが複数ある
HISモバイルにはユーザー向けの優待特典が豊富に用意されています。
- iPhone修理アイサポ 修理優待 10%OFF
HISモバイルIDを持っているだけで対象 - audiobook.jp 聴きたい放題プラン 30日間無料
- HISでの海外旅行・国内旅行 最大3,000円引き
- 海外Wi-Fiレンタル「HIS Wi-Fi」無制限プラン 50%OFF
- 海外用SIM Trip SIM(eSIM)割引 20%OFFなど
上記のうち、iPhone修理アイサポの特典についてはHISモバイルIDを持っていること、それ以外については国内向けの月額プラン(プリペイドではない)に申し込んでいることが条件になります。
上記で紹介した以外にも複数の特典があり、また、時期ごとにキャンペーンなども実施されています。
HISグループですので、特に旅行関係の特典が多いです。
※HISモバイルの利用者優待について、詳しくはこちら(https://his-mobile.com/campaign_foruser)をご覧ください。
海外に行く際に便利
HISモバイルには、海外向けのサービスも複数あります。
- 海外eSIM (Trip SIM)
- 海外用短期レンタルWi-Fi(HIS Wi-Fi)
- 国内外長期レンタルWi-Fi(HIS Wi-Fi PLUS+)
しかも、これらのなかには特典が適用されるものもあります。
普段日本国内で使っている格安SIMを海外でも使うことができ、しかも特典まであるというのはメリットと言えるでしょう。もちろん、海外の現地でのサービスとは違い、日本語で契約・サポートが受けられる点も安心です。
全国103店舗でサポートが受けられる
格安SIMが大手キャリアに比べて月額料金が安い理由として、自社回線を持っていないためにその維持費がかからないことが挙げられます。しかしそれ以外に、実店舗を少なくするか全く持たないために、コストを削減できているという点も挙げられます。
HISモバイルの場合も基本的にはほかの格安SIM同様、申し込みなどは基本的にオンラインで完結します。ただし、実店舗でのサポートが全く受けられないわけではありません。
HISモバイルには全国に取り扱い店舗が103店舗あります。
「全てオンラインは不安」「いざというときに実店舗でサポートが受けたい」という方も、安心して選ぶことができます。
※HISモバイルの取り扱い店舗について、詳しくはこちら(https://his-mobile.com/shoplist?_gl=1*1gcco97*_gcl_au*NDAwMjg1OTgyLjE3NDk5NTQ1ODE.*_ga*NTUxOTA2Mzk5LjE3NDk5NTQ1ODE.*_ga_8MC1ZMXWFY*czE3NTExODU3MzIkbzckZzEkdDE3NTExOTA1MDMkajUyJGwwJGgw*_ga_JY99F69XK3*czE3NTExODU3MzIkbzckZzEkdDE3NTExOTA1MDMkajUyJGwwJGg4MzkwMjc0Mzc.&_ga=2.59951597.1385898071.1751178749-551906399.1749954581)をご覧ください。
eSIMのプロファイルデータは削除してはならない
最後に、eSIMを利用する際の注意点をお伝えします。それは、「一度設定したeSIMのプロファイルデータは削除してはならない」ということです。
SIMカードの場合、一度スマホに挿入して使い、それを取り外したとしても、再び挿入すればまた使えます。また、他のスマホに挿入して使うことも可能です。
ところがeSIMの場合、利用できるのは特定のスマホ1台だけであり、設定できるのも1回のみです。
「設定したはずなのにうまく動作しない」など、不具合が起こることもありますが、その際に「一度プロファイルを消してから再度設定しなおそう」などとは安易に考えないでください。
このような場合はスマホの再起動をしてみるなど、安全な方法で解決を試みてください。そしてどうしてもうまく使えなければ、サポートを受けるなどしましょう。
一度設定したプロファイルを削除してしまった場合、再度使うにはeSIMの再発行が必要となり、費用がかかってしまう場合もあります。
まとめ
本記事では、eSIMに対応したスマホの代表機種を紹介し、eSIMのメリットやデメリット、eSIMに対応したHISモバイルのプランなどを紹介しました。
eSIMには、SIMカードにはない複数のメリットがありますが、その反面、使える機種が限られる、格安SIMによってはプランが対応していない、などのデメリットもあります。
eSIMに興味のある方は、本記事を参考にし、もしeSIM対応の機種や格安SIMが利用できるようであれば、ぜひeSIMの利用を検討してみてください。
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