【2024年】子どもにおすすめの格安スマホ!料金比較で解説

2024.08.30

「子どものスマホデビューには格安スマホがいいの?」
「子どもにおすすめの格安スマホはどれ?」
「子どもの格安スマホの選び方って?」

そのようにお悩みではありませんか。

子どもの初めてのスマホには、格安スマホが適しています。格安スマホとキッズ携帯の違いを知り、我が子にどちらが適しているか検討しましょう。

今回は、子どもにおすすめの格安スマホについて以下の流れで解説します。

● 子どものスマホデビューはキッズ携帯より格安スマホがおすすめである理由
● 子どもの格安スマホ・プランの選び方
● 子どもにおすすめの格安SIM5選
● 子どもに格安スマホを持たせる際の注意点

「子どもに格安スマホを持たせるべきか悩んでいる」という保護者の方はぜひご一読ください。

子どものスマホデビューはキッズ携帯より格安スマホがおすすめである理由

子どものスマホデビューはキッズ携帯より格安スマホがおすすめである理由は以下の5つです。

・通話だけでなくアプリも利用できる
・データ通信専用でも契約できる
・料金が月額数百円〜3,000円程度で安い
・SNSデータフリーのオプションがある
・SIMフリーのiPhone・Androidや中古端末が使える

通話だけでなくアプリも利用できる

1つ目の理由は、通話だけではなくアプリを利用できることです。

キッズ携帯と格安スマホの利用範囲を以下にまとめました。

キッズ携帯・通話のみ
・登録した連絡先以外の発着信ができない
・アプリ・Webサイトの利用ができない
格安スマホ(格安SIMのスマホ)通話・アプリ利用・Webサイト閲覧ができる

格安スマホは、キッズ携帯と異なりアプリを利用できるため「LINE」などのコミュニケーションツールも使えます。

「LINE」はチャットや通話が無料でできる基本的なコミュニケーションツールです。年代を問わず利用されているため、家族や友人との連絡が取りやすくなります。

また、そのほかのあらゆるアプリやWebサイトの利用が可能です。子どもに利用してほしくないアプリやWebサイトはフィルタリング機能で制限をかけることで、安全を保てます。

データ通信専用でも契約できる

2つ目の理由は、データ通信専用のプランで契約できることです。

スマホのプランは主に以下の2つに分けられます。

データ通信専用インターネットの利用のみ
データ通信+音声通話(SMS含む)インターネットの利用と電話番号による通話の両方ができる

データ通信専用の場合はインターネットの利用のみとなるため、アプリやWebサイトに限り使用可能です。以下のケースの場合は、データ通信専用が向いているといえます。

・料金をできるだけ安く抑えたい
・電話番号による通話はほとんど利用しない

「普段はLINEやSNSのDMでしかやり取りしない」という人は多いため、選択肢の一つとして有用でしょう。

なお、キッズ携帯の場合は電話番号による通話のみであることが一般的です。「電話番号による通話しかしない」という場合はキッズ携帯が適しています。

料金が月額数百円〜3,000円程度で安い

3つ目の理由として、料金が月額数百円〜3,000円程度で安いことが挙げられます。

キッズ携帯と料金が安い格安スマホを以下にまとめました。

キッズ携帯
※電話番号による通話のみ
NTTドコモ▼月額料金: 550円
▼通話料: 家族間通話無料
家族以外への通話30秒あたり22円
au▼月額料金: 737円
※au PAY カードお支払い割もしくは2年契約N適用で550円
▼通話料: 終日22円/30秒
※家族間の国内通話は無料
ソフトバンク▼月額料金: 539円
▼通話料: 家族間の通話無料
※家族割引の加入が必要  
格安スマホ
※電話番号による通話とインターネット利用3GB
HISモバイル▼月額料金: 770円
※フィルタリング396円
▼通話料: 9円/30秒
LINEMO▼月額料金: 990円
※フィルタリング無料
▼通話料: 22円/30秒

※料金はすべて税込

電話番号による通話のみのキッズ携帯と比較して、インターネットも利用できる格安スマホでも大幅に金額が上がることなくリーズナブルに利用可能です。

なお、上記の格安スマホはデータ容量3GBの料金のため、さらに安く抑えることもできるでしょう。容量を増やす場合でも3,000円程度には収まります。

コストパフォーマンスの高さで比較すると、格安スマホは安く便利に利用できます。

SNSデータフリーのオプションがある

4つ目の理由として、SNSデータフリーのオプションがあることも挙げられます。

SNSデータフリーとは、対象のSNSの利用にかかるデータ容量が無制限になるオプションサービスです。SNSデータフリーオプションを利用することで、データ容量を節約でき、月々の料金を抑えられます。

例えば、LINEMOの場合は「LINE」のチャット・通話にかかるデータ容量が無制限で使い放題です。

SIMフリーのiPhone・Androidや中古端末が使える

5つ目の理由として、SIMフリーのiPhone・Androidや中古端末が使える点が挙げられます。

格安スマホの場合、格安SIMを任意の端末に挿入して利用するため、機種を自由に選べることが利点です。以下のようなケースでは便利でしょう。

・子どもが使いたい希望の機種がある
・以前使用していた端末が手元にある

キッズ携帯の場合、限られた選択肢のなかから端末を選ぶことになります。子どもによっては、キッズ携帯を持つことに抵抗を覚えることもあるでしょう。

格安スマホなら好きな端末を選べるため、初めてのスマホデビューがより楽しくなります。

子どもの格安スマホ・プランの選び方

子どもの格安スマホ・プランの選び方について以下の3つの観点から解説します。

フィルタリングサービス|主に3つの種類
料金・容量|3GB〜10GBが目安
通信速度・安定性|用途に応じて1Mbps〜30Mbps

フィルタリングサービス|主に3つの種類

1つ目の選び方は、フィルタリングサービスです。

フィルタリングとは、違法・有害なアプリのインストールやWebサイトへのアクセスを制限し、安心・安全にインターネットを利用する手助けをする機能を指します。

具体的には、以下のような情報へのアクセスを制限します。

・アダルト
・出会い系
・暴力
・犯罪
・ギャンブル

主なフィルタリングサービスは主に以下の3つです。

あんしんフィルターLINEMOなどフィルタリングサービスの品質・料金ともに良好
i-フィルターHISモバイルなどフィルタリングサービスの品質・料金ともに良好
その他のフィルタリングサービスTONEmobileなど見守り機能に優れるが、料金・通信速度は劣ることがある

あんしんフィルターかi-フィルターを採用しているとバランスが良く安心でしょう。

料金・容量|3GB〜10GBが目安

2つ目の選び方は、料金・容量です。

基本料金はデータ容量によって決まります。データ容量の目安と料金は以下のとおりです。

3GB・基本的な連絡やアプリ
・Webサイトの利用のみ
・Wi-Fi環境でスマホを使用することが多い
770円〜1,500円程度
10GB・移動中に長時間の動画を見る
・Wi-Fi環境がない
2,000円〜3,000円程度

想定する使用状況に応じて容量を選択するといいでしょう。

通信速度・安定性|用途に応じて1Mbps〜30Mbps

3つ目の選び方は、通信速度や安定性です。

最適な通信速度はどのような用途でスマホを利用するかにより変わります。以下を参考にしてください。

用途通信速度の目安
メールやSNSのメッセージ送受信1Mbps
 WebサイトやSNSの閲覧・投稿3Mbps〜10Mbps
動画の視聴3Mbps〜30Mbps
オンラインゲームのプレイ30Mbps〜100Mbps

多くの格安スマホは100Mbps以上で利用できます。ただし、なかには通信速度が遅いケースもあるため、必ず確認しておきましょう。

子どもにおすすめの格安スマホのSIM5選

子どもにおすすめの格安SIM5選は以下です。

HISモバイル|業界最安級の料金が魅力
LINEMO|年齢に合わせて5段階でフィルタリング設定
楽天モバイル|家族割が利用可能&アプリ利用で国内通話無料
mineo丨全国子ども会連合会推奨のジュニアパックで安心
BIGLOBEモバイル|エンタメフリープランで使い放題

HISモバイル|業界最安級の料金が魅力

HISモバイルは、業界最安級の料金が魅力の子ども向け格安スマホ(SIM)です。

・基本料金・通話料金が業界最安級
・かけ放題オプション500円〜で通話も満足
・i-フィルターを申し込み可能で安心

格安SIMユーザの約8割の方が7GB以下であるため、7GBを990円で提供していることが大きな魅力です。

「料金を安く抑えたい」「インターネットも通話も両方使いたい」という方におすすめです。

基本料金(データ通信+音声通話)100MB未満:290円〜
1GB:550円
3GB:770円
7GB:990円
20GB:2,190円
50GB:5,990円
フィルタリングi-フィルター:396円
通話料9円/30秒
※専用アプリ不要
かけ放題5分かけ放題:500円
完全かけ放題:1,480円

LINEMO|LINEの利用がメインなら最適

LINEMOは、年齢に合わせて5段階でフィルタリング設定ができる格安スマホ(SIM)です。

・フィルタリング料金込みで安い
・LINEがデータフリーで使い放題
・検索単語確認機能で子どもの興味関心を把握できる

「LINEの利用がメイン」「子どもがどんなことを検索しているか把握したい」という場合に適しています。

基本料金(データ通信+音声通話)▼ベストプラン
〜3GB:990円
〜10GB:2,090円
▼ベストプランV
〜20GB:2,970円
〜30GB:3,960円
フィルタリングあんしんフィルター:無料(基本料金込み)
通話料▼ベストプラン
22円/30秒
▼ベストプランV
5分以内の国内通話無料
かけ放題▼ベストプラン
5分以内の国内通話無料:500円
通話定額:1,650円
▼ベストプランV
通話定額:1,100円

楽天モバイル|家族割が利用可能&アプリ利用で国内通話無料

楽天モバイルは、家族割を利用できるお得な格安スマホ(SIM)です。

・家族割でお得に利用可能
・データ無制限が業界最安級
・アプリ利用で国内通話無料

海外での利用が毎月2GBまで無料のため、海外に行く機会が多い家庭でも安心です。

使った分に応じて料金が決まるワンプラン制のため「どれくらい利用するかわからない」「利用料が変化しそう」という方に向いています。

基本料金(データ通信+音声通話)〜3GB:1,078円
3GB〜20GB:2,178円
20GB〜無制限:3,278円
※家族割で110円引き
フィルタリングi-フィルター:330円
通話料22円/30秒
※アプリ利用で国内通話無料
かけ放題15分以内の国内通話:1,100円

mineo丨全国子ども会連合会推奨のジュニアパックで安心

mineoは、全国子ども会連合会推奨のジュニアパックで安心した格安スマホ(SIM)です。

・フィルタリング含めジュニアパックを提供
・余ったデータの繰越ができる

セキュリティー対策やフィルタリングの他に、学習に役立つ辞書などのアプリ11個がパックになっています。

「必要な機能がまとまっているものを選びたい」「子どものスマホ環境を簡単に整えたい」という方に向いているでしょう。

基本料金(データ通信+音声通話)1GB:1,298円
5GB:1,518円
10GB:1,958円
20GB:2,178円
フィルタリングi-フィルター:385円
通話料22円/30秒
かけ放題10分かけ放題:550円
無制限かけ放題:1,210円

BIGLOBEモバイル|エンタメフリープランで使い放題

BIGLOBEモバイルは、エンタメフリープランで使い放題の格安スマホ(SIM)です。

・YouTube・U-NEXT・Spotify・dマガジンなど全21種類が使い放題で308円/月
・余ったデータの繰越ができる

「子どもがYouTubeをたくさん観る」「音楽を聴くのが好き」などの場合、基本料金を抑えてフリープランで利用するといいでしょう。

基本料金1GB:1,078円
3GB:1,320円
6GB:1,870円
12GB:3,740円
20GB:5,720円
30GB:8,195円
フィルタリングi-フィルター:220円
通話料22円/30秒
※専用アプリの利用で国内通話が半額になる
かけ放題3分かけ放題:660円
10分かけ放題:913円
通話パック60:660円
通話パック90:913円

子どもに格安スマホを持たせる際の注意点

子どもに格安スマホを持たせる際の注意点は以下の4つです。

・事前に使い方やルールを話し合う
・課金は制限をかける
・LINEのID検索による友達追加ができない
・データ通信専用だと電話番号による通話(緊急電話)ができない

事前に使い方やルールを話し合う

1つ目の注意点は、事前に使い方やルールを話し合うことです。

子どもにスマホを持たせると、長時間スマホを操作して普段の生活がおろそかになったり、トラブルに巻き込まれたりする可能性があります。

使い方やルールについて以下のような話し合いをしておくと安心です。

例)
・必要な連絡以外のスマホ利用は1日1時間まで
・知らない人に連絡先やSNSを教えない
・個人情報をインターネットに書き込まない
・気になることや困りごとはすぐに相談する

使い始めに子どもときちんと話し合うことで、スマホ利用における問題を起こさずに済みます。

課金は制限をかける

2つ目の注意点は、課金に制限をかけることです。

子どもが親の目の届かないところで課金してしまい、数万円〜十数万円の支払いが生じるケースもあります。

とくに近年は課金型のアプリゲームやアプリ漫画が若年層にも人気です。よく理解しないまま課金をしてしまうおそれがあります。

不用意に課金のリスクを追わないためにも、以下のように対策をとりましょう。

・課金はしない・月◯円までなど制限する
・クレジットカードを登録しない
・クレジットカード使用時に番号等を記録させない
・お金の支払いが必要な場合は必ず相談させる

あらかじめ対策をすることで、思わぬ金銭トラブルを避けられます。

LINEのID検索による友達追加ができない

3つ目の注意点は、格安スマホだとLINEのID検索による友達追加ができないことです。

LINEの友だち追加の方法には以下があります。

・ID検索
・QRコード検索
・URLのリンクを共有
・電話番号による自動追加
・共通の友だちによる連絡先の共有

上記のうち、格安スマホの場合はID検索が使用できず、アカウントがヒットしません。

そのほかの友だち追加方法を利用するようにしましょう。

データ通信専用だと電話番号による通話(緊急電話)ができない

4つ目の注意点は、データ通信専用だと電話番号による通話(緊急電話)ができないことです。

データ通信専用のプランの場合、電話番号が付与されず、電話番号による発着信ができません。電話番号で連絡できるあらゆる機関に連絡することができない点に注意しましょう。

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