
ハワイではeSIMを使うべき?メリット・デメリットや選び方を紹介
2025.02.28
新型コロナウイルスの世界的蔓延が収束して以降、海外旅行に行く方々が再び増えてきています。
人気の海外旅行先の定番の一つが、ハワイです。ハワイには日本人にとって、たくさんの魅力があります。
美しいビーチがある
温暖な気候
いろいろなアクティビティ(乗馬、スカイダイビング)が楽しめる
現地の料理が楽しめる
リラックスできる雰囲気がある
ショッピングが楽しめる
高級ホテルなど、日本語が通じる場所もある
日本から7〜8時間で行けるなど
このように多くの魅力があるため、これからハワイに行ってみたいとお考えの方も多いでしょう。
さて、ハワイで快適に過ごそうとするなら、現地でのインターネット環境を整えることは必須です。現代では、ほとんどの方がスマホなどでインターネットを利用しています。
ハワイに行くと、さらにインターネットが必要な場面が増えるでしょう。
目的地へのルートを調べる
食事する場所を探す
観光地やアクティビティの情報を調べる
翻訳アプリを使って現地の人と会話するなど
逆に、インターネットが使えないと、ハワイで不便な思いをする可能性が高いです。
ハワイでインターネットを使う方法は複数ありますが、今回はそのなかでもおすすめの選択肢の1つ、eSIMについて紹介します。
そもそもeSIMとは?

最初に、eSIMとは何かを確認しておきましょう。
eSIM(イーシム)は、”Embedded SIM(埋め込まれたSIM)”の略称です。SIM(シム)は”Subscriber Identity Module(加入者識別モジュール)”の頭文字であり、通信サービスを利用する契約者の情報が記録されたICチップを意味します。
これまで、SIMはプラスチックの台紙の付いたSIMカードとして提供されており、それをスマホなどに挿入することで、通信サービス(通話やインターネットの利用)が可能となりました。
簡単に言ってしまうと、モバイル回線を使ってスマホで通信するにはSIMが必須であるということです。
これまではSIMカードの利用が一般的でしたが、近年はeSIMも使われるようになってきました。
eSIMは「埋め込まれたSIM」の名称どおり、常にスマホ本体に埋め込まれた状態のSIMという意味です。SIMカードの挿入や差し替えなどをしなくても、スマホ画面を操作してSIMのプロファイルデータを設定するだけで、通信が可能になります。
ハワイでeSIMを使う6つのメリット
次に、ハワイでeSIMを使う代表的なメリット6つを確認してみましょう。
- 差し替え不要ですぐに使える
- 故障・盗難のリスクがない
- 荷物が増えない
- 利用料金が安い
- スマホを充電するだけで良い
- 帰国後の返却が不要
それでは1つずつ確認していくことにします。
1. 差し替え不要ですぐに使える
既述のとおり、eSIMはスマホ本体と一体になっています。そのため、SIMカードを挿入する必要がありません。
逆に、SIMカードの場合、ハワイ滞在用のSIMを使うには、国内で使っているSIMカードとハワイ用のSIMカードを差し替えなくてはなりません。
eSIMはスマホ本体で設定するだけで使えるため、このような手間はかかりません。
2. 故障・盗難のリスクがない
eSIMはスマホ本体と一体のため、それ自体には故障や盗難のリスクがありません(もちろん、スマホ本体にはそのリスクがあります)。
ハワイでインターネットを使う方法の1つに、レンタルWi-Fiがありますが、この場合はWi-Fiルーターをレンタルし、それを持ち歩く必要があります。
つまりスマホ以外に、Wi-Fiルーターにも故障や盗難、紛失のリスクが生じるということです。そしてWi-Fiルーターはレンタル品のため、返却の義務があります。
もしWi-Fiルーターが故障や盗難、紛失のために返却できなくなった場合、事業者によっては弁償を求められるケースもあるでしょう。
eSIMの場合にはこのようなリスクはありません。
3. 荷物が増えない
eSIMはスマホと一体ですから、荷物が増えません。海外旅行は一般的に荷物が多くなりがちですし、現地でお土産なども買うため、できるだけ少なくしておきたいと考える方が多いでしょう。
既述のとおり、レンタルWi-Fiでインターネットをいつも使いたい場合は、Wi-Fiルーターを常に持ち歩かなくてはなりません。しかしeSIMの場合はその必要がありません。
少しでも荷物を減らしたい方にとって、eSIMはおすすめの選択肢です。
4. 利用料金が安い
一般的にeSIMは、他のインターネット利用方法に比べて利用料金が安いことが多いです。
もちろん、事業者・サービスによって違いがあり、全てのeSIMが一概に割安と言うことはできません。ただ、後述の国際ローミングやレンタルWi-Fiと比べると、安い金額で利用できることが多いでしょう。
ハワイ旅行はインターネット以外にも多くのお金がかかります。インターネットを少しでも安価に利用して負担を軽減したいなら、eSIMもしくはプリペイドSIM(SIMカード)の利用がおすすめです。
5. スマホを充電するだけで良い
eSIMはスマホと一体のため、スマホさえ充電されて使える状態であれば、インターネットが利用できます。
逆に、レンタルWi-Fiの場合、スマホだけではなく、Wi-Fiルーターも充電されていないと利用できません。
ハワイではさまざまな場所に、長時間出かけることもあるでしょう。現地でスマホ・インターネットを頻繁に使えば、スマホの充電もWi-Fiルーターの充電もすぐに減ってしまう可能性があります。
しかし、現地ではいつでもどこでも十分に充電できるとは限りません。
「せっかくレンタルWi-Fiに申し込んだのに、肝心なときにWi-Fiルーターの充電が切れて使えなかった」とならないよう、注意が必要です。
eSIMの場合はスマホさえ充電すれば良いので、レンタルWi-Fiに比べると、気楽に使えるでしょう。
6. 帰国後の返却が不要
Wi-Fiレンタルの場合、レンタル品であるWi-Fiルーターを帰国後、期限までに返却しなくてはなりません。
一方、eSIMは帰国後にするべきことはほとんどありません(設定画面でハワイ用のeSIMから国内用のSIMが使えるように変更する程度)。
レンタル品の返却は、些細なことかもしれませんが、煩わしいと感じる方もいるでしょう。また、返却をし忘れた場合、延長料金や弁済金が発生する可能性もあります。
eSIMの場合はそもそも返却の義務がありませんので、この点も気楽です。
ハワイでeSIMを使う6つのデメリット

eSIMには複数のメリットがあることがわかりましたが、もちろんデメリットもあります。ここからは、eSIMをハワイで使う6つのデメリットについても確認してみましょう。
- 対応しているスマホ機種が限られる
- SIMロックの解除が必要なケースがある
- 複数台のスマホで使い回しができない
- 複数人での共同利用には不向き
- 音声通話機能のないものが多い
- キャンセル可能なタイミングがほとんどない
それでは1つずつ詳しく見ていきましょう。
1. 対応しているスマホの機種が限られる
メリットの多いeSIMですが、必ずしも利用できるとは限りません。なぜなら、eSIMはeSIM対応のスマホでしか利用できないからです。eSIMが使われるようになったのは近年のことであり、eSIM非対応のスマホもまだ多く利用されています。
ハワイでeSIMの利用を考えるなら、まずはご自分のスマホがeSIM対応かどうかを確認する必要があります。
もし自分のスマホがeSIM非対応の場合、eSIMの利用をあきらめてほかの方法を利用するか、eSIM対応のスマホに買い替えるしかありません。
2. SIMロックの解除が必要なケースがある
スマホにSIMロックがかかっている場合、それを解除しないとハワイでeSIMを使うことができません。
「SIMロック」とは、スマホで利用できるモバイル回線が、スマホの購入元のものに制限された状態を指します。例えば、NTTドコモで買ったスマホにSIMロックがかかっている場合、そのスマホはNTTドコモの回線でしか利用できません。
SIMロックを解除しない限り、KDDIの回線やソフトバンクの回線、ハワイなど海外の回線が使えないということです。
ハワイでeSIMを使いたいなら、まずは自分のスマホにSIMロックがかかっていないかどうか確認してみましょう。
SIMロックがかかっているかどうかは、次の方法で確認できます。iPhoneの場合は、以下の手順です。
- 「設定」アプリを開く
- 「一般」をタップ
- 「情報」をタップ
- 「SIMロック」の項目を確認
Androidの場合は、以下の手順で確認します。
- 「設定」アプリを開く
- 「端末情報」をタップ
- 「SIMカードの状態」をタップ
- 「ステータス」を確認(「許可」であればSIMフリー、「未許可」であればSIMロックがかかった状態)
もしSIMロックがかかっていた場合には、各キャリアに解除を依頼しなくてはなりません。SIMロック解除は、各キャリアの店舗、電話、公式サイトから依頼可能です。
※SIMロックの解除について、詳しくはこちらをご覧ください。
3. 複数台のスマホで使い回しができない
eSIM に申し込んでスマホでプロファイルの設定をおこなったら、そのeSIMはそのスマホでしか使うことができません。
ほかのスマホやそのほかの端末(タブレットなど)でそのeSIMを利用したいと思っても、利用できません。
SIMカードの場合は、複数のスマホでの使い回しが可能でした。例えばSIMカードAを購入したとします。このSIMカードAをスマホαに挿入して使い、もう一台のスマホβでインターネットが利用したくなったら、SIMカードAをスマホαから出してスマホβに挿入すれば利用できました。
ところがeSIMの場合にはこれができません。スマホαでeSIMを使い、スマホβでも使いたい場合、それぞれにeSIMを申し込む必要があります(つまり2つのeSIMが必要ということ)。
4. 複数人での共同利用には不向き
複数人で一緒にハワイに行くという方も多いでしょう。その場合、「インターネットを1つ申し込んで、全員で共同利用したい」と考える方もいるのではないでしょうか。
スマホにはテザリングという機能があり、1台のスマホでモバイル回線が利用できるなら、そのスマホをルーター代わりにしてほかのスマホやそのほかの端末(タブレットやパソコンなど)をインターネットに接続することができます。
ただし、1台のスマホだけeSIMに申し込み、テザリングで複数人がインターネットを使うというのはあまりおすすめできる方法ではありません。理由は以下のとおりです。
- eSIMが設定されているスマホ(ルーター代わりに使うスマホ)の充電がすぐに切れてしまう
- 複数台で接続すると、通信速度が遅くなったり、通信が不安定になったりする
- 複数人でインターネットを利用すると、データ容量をあっという間に超過してしまう可能性があるなど
確かに1台のスマホでeSIMに申し込み、複数人で共同利用すること自体は可能ですが、快適には使えない可能性が高いのでおすすめできません。
複数人で共同利用するなら、レンタルWi-Fiの方がおすすめです。
5. 音声通話機能のないものが多い
SIMには大きく以下の2種類があります。
- 音声通話付きSIM(電話回線を使った通常の通話アプリによる通話、インターネットの利用が可能)
- データ通信専用SIM(インターネットの利用のみ可能)
ハワイで利用できるeSIMのほとんどはデータ通信専用SIMであり、電話回線を使った通話が利用できないものが多いです。
もちろん、電話回線を使わずとも、インターネット経由で通話自体はおこなえます。
- LINE
- Facebookメッセンジャー
- zoom
- Skypeなど
ただし、これらを使ってインターネットで通話する場合、電話回線による通話に比べて音質が悪くなりがち、通話が不安定になりがちといったデメリットがあります。
もしハワイ滞在中にどうしても電話回線を使った通話が使いたいなら、海外ローミングや音声通話付きのeSIM、プリペイドSIMを探しましょう。
6. キャンセル可能なタイミングがほとんどない
「eSIMに申し込んだけど、やはりキャンセルして別の方法でインターネットを使いたい」という場合、キャンセルはできるのでしょうか。
キャンセルが可能な事業者もありますが、可能なタイミングは非常に限られます。というのも、eSIMは申し込み後すぐに設定して使い始めることができるからです。
キャンセルが可能な事業者だったとしても、プロファイルデータをダウンロードしたり、そのデータをスマホに設定したりした時点でキャンセルが不可能になります。
SIMカードの場合であれば、申し込み後、発送もしくは受け取りまでの間であればキャンセルができる事業者もあります。
eSIMはすぐに利用開始できる分、キャンセルできるタイミングが全くないかほとんどありませんので、慎重に検討してから申し込むのが良いでしょう。
ハワイでネットを使うeSIM以外の方法との比較
ハワイでインターネットを使う方法は、eSIM以外にも複数あります。代表的な方法は、以下の4つです。
- プリペイドSIM(SIMカード)
- レンタルWi-Fi
- 国際ローミング
- 現地のフリーWi-Fi
それではeSIMとこれらとの違いについて、1つずつ見ていくことにしましょう。
プリペイドSIM(SIMカード)
eSIMとプリペイドSIMを比べた場合、メリットとデメリットをまとめると以下のとおりになります。
種類 | eSIM | プリペイドSIM |
メリット | ・SIMカードの挿し替えが不要 ・申し込んでからすぐに利用可能 ・ハワイに着いてすぐに使い始められる ・紛失や破損のリスクがない | ・基本的にどの機種でも使える ・基本的にどの大手通信キャリア・格安SIMでも提供している ・複数の端末で使い回しが可能 |
デメリット | ・対応機種が限られる ・提供している格安SIMが限られる ・複数端末で使い回しができない | ・SIMカードの挿し替えが必要 ・申し込みから使い始めるまでに時間がかかる (SIMカードが届くのを待つ必要がある) ・ハワイに着いてからSIMカードを差し替えなくてはならない ・紛失や破損のリスクがある |
単純に利便性という観点で見ると、eSIMの方が優れていると言えます。
ただし、複数のスマホで使い回したい場合、自分のスマホがeSIM非対応の場合、eSIMを提供している事業者(大手通信業者や格安SIM)に魅力を感じない場合には、プリペイドSIMがおすすめになります。
レンタルWi-Fi
続いて、レンタルWi-Fiとメリット・デメリットを比較してみましょう。
種類 | eSIM | レンタルWi-Fi |
メリット | ・利用料金が割安 ・ハワイでの荷物が増えない ・紛失・故障のリスクがない ・受け取り・返却の手間がない ・スマホ本体だけ充電すれば良い | ・複数人で利用できる ・複数の端末で利用可能 |
デメリット | ・複数人で利用できない ・複数の端末で利用できない | ・利用料金が割高 ・Wi-Fiルーターをハワイで持ち歩かなくてはならない ・Wi-Fiルーターの紛失・故障のリスクがある ・受け取り・返却の手間がある ・スマホ本体以外に、Wi-Fiルーターの充電も必要 |
「eSIMかレンタルWi-Fiか」で迷っている場合、基準になるのが、「複数人でネット環境を共同利用したいかどうか」です。
1人で使いたい場合なら、Wi-Fiルーターの持ち運びや返却が不要なeSIMの方が便利でしょう。逆に、複数人で共同利用したいなら、レンタルWi-Fiがおすすめです。
国際ローミング
次に、eSIMと国際ローミングのメリット・デメリットを比べてみましょう。
種類 | eSIM | 国際ローミング |
メリット | ・利用料金が割安 | ・電話回線を使った通話も使えるものが多い |
デメリット | ・電話回線を使った通話が利用できないサービス(データ通信専用)がほとんど | ・利用料金が割高 |
国際ローミングと比べた場合のeSIMのメリットは利用料金です。特に国際ローミングが従量課金制のプランだった場合、予想外に高額な請求がきてびっくりされた方もいます。
逆に国際ローミングのメリットは、電話回線を使った通話が使えるものが多いことです。
電話回線による通話を重視したいのであれば国際ローミングがおすすめですが、そうでなければeSIMがおすすめです。
現地のフリーWi-Fi
最後に、eSIMと現地のフリーWi-Fiを比べてみます。
種類 | eSIM | フリーWi-Fi |
メリット | ・セキュリティ面で比較的安心できるいつでもすぐに利用できる | ・無料で利用可能 |
デメリット | ・利用料金がかかる | ・セキュリティ面のリスクがある ・利用登録などが必要な場合がある ・必要なタイミングで見つからない可能性がある |
ハワイには年間をとおして多くの観光客が訪れるため、多くの場所で無料のWi-Fiが提供されています。無料で気軽に使えるため、便利ではありますが、こうしたフリーWi-Fiだけを頼りにするのはおすすめできません。
唯一のメリットは無料で使える点ですが、それに対してデメリットは複数あります。特に、セキュリティ面のリスクには注意が必要です。
ハワイは観光地であり、世界中から多くの観光客が集まります。その分、フリーWi-Fiを使って通信した内容を、第三者に傍受されるリスクがあります。データを傍受され、悪用されるリスクがあるため、使うことがあっても、重要な個人情報はやり取りしない方が良いでしょう。
また、フリーWi-Fiによっては利用登録が必要なことがあったり、使いたいタイミングでフリーWi-Fiが見つからなかったりする可能性もあります。
ハワイで使うeSIM選びの3つのポイント

ハワイで利用可能なeSIMはたくさんあります。そのなかから良いeSIMを選ぶにはどうしたら良いのでしょうか。ここでは、eSIMを選ぶための3つのポイントを紹介します。
- 利用料金が妥当かどうか
- データ容量・利用期間は十分か
- 日本国内事業者が提供するサービスがおすすめ
それでは1つずつ確認していきましょう。
1. 利用料金が妥当かどうか
まずは、妥当な利用料金のeSIMを探しましょう。一般的にeSIMは、レンタルWi-Fiや国際ローミングよりも安価に使えることが多いです。
しかし、全てがそうだとは限りません。なかには割高なサービスもありますので、複数のeSIMを比較し、利用できるデータ容量や利用期間などの条件も踏まえ、金額に納得のできるサービスを選びましょう。
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2. データ容量・利用期間は十分か
利用料金が妥当であっても、現地で使うのに十分なデータ容量・利用期間のものを選ばなくてはなりません。
途中でデータ容量を超過して快適に使えなくなったり、利用期間が切れたりしてしまうと、不便な思いをすることになります。
滞在期間はすぐにわかると思いますが、現地で使うデータ容量はどのように選べば良いのでしょうか。一つの方法として、「現在日本国内で使っているデータ容量よりも少し余裕を持たせる」というものがあります。
既述のとおり、ハワイでは、日本国内以上にインターネットが必要になる可能性があります。そのため、まずは現在利用中のキャリアや格安SIMのマイページを開き、自分の月毎のデータ利用量を把握しましょう。そしてそれを基準に、少し多めの容量のeSIMを選ぶのがおすすめです。
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3. 日本国内事業者が提供するサービスがおすすめ
ハワイで使えるeSIMは、日本国内の事業者も提供していますし、現地の事業者も提供しています。
しかし、もし海外に慣れていなかったり英語に不安があったりする場合、日本国内の事業者のサービスを選ぶ方が無難です。日本語で内容を確認して申し込めますし、日本語によるサポートも受けられるからです(現地の事業者であっても、事業者によっては日本語によるサポートが受けられる可能性はあります)。
海外旅行に慣れている方や、英語に不自由のない方であれば、現地のeSIMを使うのも良いでしょう。特に、長期で滞在するような場合には、現地のeSIMの方が割安になる可能性があります。
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ハワイでeSIMを使う手順
ハワイでeSIMを使う場合、一般的な手順は以下のとおりです。
- 利用するスマホがeSIM対応かどうか確認する
- 必要に応じてSIMロックを解除する
- eSIM提供事業者の公式Webサイトでプランを選択し、申し込む
- 設定に必要な情報がメールなどで送付される
- スマホにeSIMのプロファイルを設定
- ハワイで利用開始
まず、ご自分のスマホがeSIMに対応しているかどうか確認してみましょう。eSIMに対応していたら、次にSIMロックがかかっていないか確認します(方法は既述)。もしSIMロックがかかっていれば、SIMロックを解除してください。
続いて、eSIM提供事業者の公式WebサイトなどからeSIMに申し込みましょう。申し込み完了後、設定に必要な情報がメールなどで送付されるので、その内容に従い、スマホにプロファイルデータを設定してください。
設定が完了すれば、ハワイに移動してすぐに利用開始できます。
以上はあくまで一般的な手順であり、提供事業者によって多少の違いがあります。具体的な方法はご自分が利用する事業者の公式サイトなどで確認してください。
HISモバイルのTrip SIMについては、こちらで詳細を確認できます。
インストールしたeSIMのプロファイルを削除してはいけない
最後に、ハワイでeSIMを使ううえでの注意点を1つ紹介します。それは、一度インストールしたeSIMのプロファイルデータを削除してはいけないということです。
eSIMはセキュリティ保護の観点から、1台のスマホに1回しかインストールができない仕組みになっています。
そのため、何か不具合があったとしても、削除せず、サポートに連絡するようにしてください。SIMカードの場合は、カードを取り出し、再度差し込むことで状況が改善されることもあるでしょう。しかし、同じような感覚でeSIMのプロファイルデータを削除するのは危険です。
一度削除してしまったeSIMは、再度使うことができなくなってしまいます。そのため、利用するにはeSIMを再発行する必要が生じ、余計にお金がかかってしまいます。
また、eSIMのプロファイルデータのダウンロードや設定は、通信環境の良い状態でおこなうことをおすすめします。
まとめ
本記事では、ハワイでインターネットを利用する方法の1つとして、eSIMを取り上げて紹介してきました。
ハワイでeSIMを使うことには複数のメリット・デメリットがあります。
eSIMは利便性が高く、利用料金も安いことが多いですが、多人数でインターネットを共同利用したいならレンタルWi-Fiの方がおすすめです。
本記事で紹介したメリット・デメリットやほかのインターネット利用手段との比較、eSIMの選び方などを参考にし、ぜひハワイで快適な時間をお過ごしください。
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