「SIMカードの仕組み」とは?基礎知識を学んでお得にスマホを利用しよう!

2022.04.21

今回のテーマは「SIMカードの仕組み」についてお伝えします。
スマホ利用者のよくある疑問として以下のようなケースが多いです。
「SIMカードの仕組みはどうなってるの?」
「SIMカードを知ればお得にスマホを利用できるの?」
大手キャリアだけではなく、格安SIMの利用も増えてきた昨今では、SIMカードの仕組みを理解しておくのは必須といえるでしょう。

この記事を読むことで、SIMカードの仕組みを理解できます。
他にも、SIMカードの知識を身につけることによって乗り換えの際にも迷うことなくスムーズに手続き可能です。

SIMカードの仕組みを知って、毎月発生する月額料金を節約して、お得にスマホを利用しましょう。

SIMカードとは

SIMカードとは、「Subscriber Identity Module」 の頭文字を略した名称です。SIMカードには、契約者の識別番号や電話番号などの情報が記録されています。
SIMカードはいくつかのサイズがあったり、契約者が選ぶプランの種類があるのでしっかりと理解しておく必要があります。
また、SIMカードにはSIMロックがかかっていることもあるため、最後まで記事を読んで理解してください。

SIMカードの仕組み

SIMカードには、「契約者の識別番号や電話番号などの情報が記録されています」と前項でお伝えしました。
たとえば乗り換えをした際、SIMカードのサイズやプランに合わせて新しい携帯電話会社と契約すると、手元に届いたSIMカードには、重要な情報が埋め込まれています。

A社からB社に移るときに、「MNP予約番号」を発行して、電話番号はそのままで移転先の携帯電話会社のサービスを利用できます。
A社とB社はMNP予約番号の受け渡しによって、契約者の重要な情報を引き継ぐのです。
お手元にSIMカードが届いたら、SIMカードの破損やキズがつかないように端末に挿入しましょう。

SIMカードのサイズとプランによる種類

SIMカードには、サイズとプランによって選び方が大きく変わってきます。
まずは、SIMカードとお手元のスマホが適合するかです。
SIMサイズには「標準」「マイクロ」「ナノ」「eSIM」の4つの規格があります。大きく分類するとSIMの大きさによる違いか、SIMがスマホ本体に内蔵されているかによる違いです。

標準SIM・サイズ:25mm×15mmと最も大きい
・対応機種:ガラケーやiPhone 3G・3GSなど
(現在はほとんど使われていない)
マイクロSIM・サイズ:15mm×12mm
・対応機種:iPhone 4、ZenFone 3など
ナノSIM・サイズ:12.3mm×8.8mm
・対応機種:iPhone 5以降、AQUOS sense6、Xperia 5 II など
(現在はナノSIMが主流となっている)
eSIM・サイズ:サイズはなく、スマホの端末内にSIMが内蔵されている「本体一体型のSIM」
・対応機種:iPhone 13、AQUOS zero6など

標準SIMやマイクロSIMは過去のものとなりつつあり、現在のSIMサイズの主流は「ナノSIM」か本体一体型の「eSIM」です。
SIMサイズについては、「スマートフォン端末の公式サイト」または「SIMカードスロット」を確認しましょう。

最後に、契約するプランのSIM内容について解説します。
プランに対応するSIMの種類は、「音声通話付きSIM」「SMS付きSIM」「データ通信専用SIM」の3つがあります。

音声通話付きSIM電話番号による通話とデータ通信を行う一般的なSIM
SMS付きSIM電話番号による電話はできないが、SMS(ショートメッセージサービス)とデータ通信を行えるSIM
データ通信専用SIMデータ通信のみ行えるSIM

普段のスマホ利用では、「音声通話付きSIM」が一般的です。2台目のスマホやお子さんにスマホを持たせる場合は「データ通信専用SIM」の利用もいいでしょう。
契約する際は、SIMのサイズと契約するプランのSIM内容をしっかりと確認して、手続きを行ってください。

データ量に関するSIMカードの選び方

SIMカードはサイズとプランで選ぶので、迷いはないと思います。
この項でお伝えする「SIMカードの選び方」とは、データ量に関するSIMカードの選び方です。
おそらく「どのデータ量のプランを選べばいいかわからない」とお悩みの人も多いかと思います。
データ量の選び方のおすすめとしては、最初は一つ上のプランを選ぶことです。
たとえば、HISモバイルのプランでは1GB〜10GBプランを自由に選べます。

格安ステッププラン(音声通話付きNTTドコモ回線)

データ量月額料金
1GBプラン590円
3GBスタート790円
5GBスタート1,190円
7GBスタート1,490円
10GBスタート1,790円
以降1GBごと
(最大100GB)
275円

「毎月3GBかな?」と思う人は一つ上の5GBのプランを選択すれば、余裕を持ってスマホを利用できますね。
いきなり節約目的で少なめにすると、月の途中で通信制限がかかるためスマホ利用に大きなストレスを感じてしまいます。
また、1GBごとにデータ量を購入するよりも最初から多めにデータ量を選んでおくほうが、心の余裕になり結果的にデータ通信量の節約につながるでしょう。
途中からプランの変更もできるので、スマホの利用の変化に合わせてプランを変更するのもおすすめです。

気をつけたいSIMロックについて

SIMカードには「SIMロック」という端末とSIMカードに関する縛りがあります。
たとえば、ソフトバンクでスマホを購入し利用途中でauに乗り換えようとすると、SIMロックによりauでのスマホ利用ができなくなります。
SIMロックによるキャリア間の制限を解除するには、「SIMロック解除」の手続きが必要です。
SIMロック解除は各キャリアで無料で手続きができ、SIMロックを解除すれば「SIMフリースマホ」として自由になります。
2021年10月1日以降に販売されているスマホには、総務省の「移動端末設備の円滑な流通・利用の確保に関するガイドライン」により、SIMロックは禁止となっているため、SIMロック解除せずにキャリア間を乗り換えできます。
大手キャリア・家電量販店・ネットショップどこで購入してもSIMロックがかかっていないため、ユーザーにとっては利便性が高いです。

SIMカードのみを契約するメリット

携帯電話会社と契約する際に、スマートフォンとSIMカードのセットで契約を考えている人も多いかと思います。
実は、現在お使いのスマホを利用しながら、SIMカードのみを契約できるので乗り換えの検討もおすすめです。
特に、MVNOと呼ばれる格安SIM会社は月額料金が安くなったり、自分の好きなプランに合わせて契約できるなどメリットがたくさんあります。
SIMカードのみを契約するメリット、それぞれ詳しく見ていきましょう。

月額料金が安くなるケースが多い

現在契約中の大手キャリアから格安SIM会社と契約すれば、月額料金が安くなります。
スマホ料金は「ガス代、水道代、電気代」などのインフラ料金と並ぶ生活に欠かせない毎月の固定費です。
仮に毎月のスマホ料金が1,000円でも安くなれば、年間に「12,000円」のコストを削減できます。
さらに家族みんなで格安SIMに乗り換えれば家族の人数分×削減した月額料金となり、毎月のスマホ料金を大幅に節約できます。

自分の好きなプランに合わせて契約できる

データ通信量に合わせたり、かけ放題プランを付けたり自分の好きなプランに合わせて契約できるのも大きなメリットです。
また、2回線目をタブレットなどのサブ機に使用したり、スマホを仕事とプライベートで分けることもできます。

複数持ちでもプランを分けられるのと、2回線目も格安SIM会社との契約なら2台目のスマホもお得になりますよ。
SIMカードのみを契約した後は、SIMカードが届いて端末に挿入するだけなので簡単に手続き可能です。

電話番号をそのまま引き継げる(MNP利用)

「SIMカードのみの契約は電話番号はどうなるの?」と思う人もいるでしょう。
MNPを利用すれば簡単に電話番号も引き継ぐことができます。
現在契約中の携帯電話会社から、MNP予約番号を発行してもらい、新規契約の携帯電話会社にMNP転入すれば完了です。
MNP予約番号は、「ショップの窓口で相談」「予約番号発行の専用番号へ連絡」「ウェブページ上で手続き」などを通して取得できますよ。

また、MNP転出手数料は「無料」です! 2021年4月1日から総務省が改正した「MNPガイドライン」の適用により、MNP転出手数料(3,300円税込)が廃止されて「無料」になりました。

これから乗り換えを検討されている人にとっては、「3,300円」の費用が発生しないため嬉しい制度改正ですね。

一方で、MNP転出を店舗や電話対応で行うと1,100円の費用が発生したり、MNP転入には事務手数料として費用が発生するので注意しましょう。

 Web店舗・電話
MNP転出0円1,100円
MNP転入3,300円3,300円

MNP転出では基本的に「0円」ですが、MNP転入では「契約事務手数料」として「3,300円」かかります。
携帯会社によってはMNP転入も元から「0円」だったり、キャンペーンによって「0円」になることもあるので、その都度確認しておくといいでしょう。

SIMカードのみを契約する注意点

月額料金が安くなったり、自由にプランを選べるSIMカードのみの契約ですが、いくつか注意点もあります。
紹介する注意点に気をつけて、お得に乗り換えをしましょう。

初期設定を自身で行う必要がある

SIMカードが届いたら、接続先(APN)の設定が必要です。
APN設定とは、アクセスポイントネームの略称で、お使いのスマートフォンがインターネットにつながるようにする初期設定です。
以下、iPhoneとAndroidのAPN設定方法をまとめました 。

■iPhone
1. Wi-Fiに接続する
2. 検索エンジンで「SIMの名前+APN構成プロファイル」と検索する
3. APN構成プロファイルをインストールする

■Android
1. 「設定」をタップ
2. 「その他の設定」をタップ
3. 「モバイルデータ通信」をタップ
4. 「アクセスポイント」をタップ
5. 契約した通信会社のAPNをタップ(ない場合は入力する) APNの設定が終われば、無事に完了です。

格安SIM会社との契約だと実店舗が少ない

駅前や道路沿いでよく見かける大手キャリアの店舗ですが、格安SIM会社には店舗が少なく、会社によっては店舗を設けていないこともあります。
格安SIM会社は、人件費を抑えたり店舗の運営費を削減することで、ユーザーに安価な料金で提供できるのです。

「契約が不安」という人でも格安SIM会社のWeb上の案内に従えば簡単に手続きできます。
また、チャットや電話対応も行っている格安SIM会社もあるため安心して契約可能です。

SIMカードのサイズと種類に気をつける

前述しましたが、新しく携帯電話会社と契約するときは、次の2つに気をつけましょう。

・SIMのサイズ
・契約するプランのSIM内容

SIMサイズについては、「スマートフォン端末の公式サイト」または「SIMカードスロット」を確認しましょう。
契約するプランのSIMは、ご自身の利用方法をよく検討してから契約してください。
詳しくは、前項をよく読んで確認しましょう。

よくある質問

SIMカードの仕組みを理解した後に、よくある質問をいくつかまとめました。
それぞれ詳しく見ていきましょう。

SIMカードをスマホに挿れるだけでいいの?

SIMカードが届いたら、お手元のスマートフォンにSIMカードを挿入しましょう。
契約するSIMカードのサイズが違っていたら挿入不可となるため、Web上でサイズを選択する際には気をつけてください。
また、SIMカードの裏表にも気をつけて挿入しましょう。
SIMカードがきちんと挿入できたら、案内の書類に従ってAPN設定まで行ってください。

SIMフリースマホってなに?

SIMフリースマホとは、SIMロックがかかってない状態のスマートフォンです。
SIMロックがかかっているスマホでも、各キャリアの手続きに従えば、SIMロックが解除されSIMフリースマホとなります。
もし、「SIMロックがかかっているか不安」という方はお手元のスマホの設定から確認できます。
SIMロックがかかっていた場合は、なるべく早めにSIMロックを解除しておきましょう。
乗り換えの際に、慌てずに契約できますよ。
また、2021年10月1日以降に販売されているスマホには、大手キャリア・家電量販店・ネットショップどこで購入してもSIMロックがかかっていないため、SIMフリースマホとなります。

スマホと携帯電話会社は別々に契約(購入)できるの?

従来の大手キャリアからスマートフォンを購入して、そのまま回線を契約することも可能ですが、スマホと携帯電話会社は別々に契約(購入)できます。
たとえば、ネットショップからスマートフォンを購入して、SIMカードは格安SIM会社と契約することも可能です。

メルカリやラクマなどのフリマアプリから安価にスマホを購入して、格安SIM会社と契約すれば、かなりお得にスマホを利用できます。
自分の好きなやり方でスマホ利用をしてみてください。

格安SIMのサポートや補償サービスが不安

「月額料金をお得にしたいから格安SIMを利用したいけど、サポートや補償サービスが不安」という印象があるかもしれません。
NTTドコモやauなどの大手キャリアはサポートや補償サービスが充実していますが、実は格安SIM会社も充実しています。
各格安SIM会社によって、サポートや補償サービスが違うので気になる格安SIM会社の公式サイトを確認しましょう。
たとえば、HISモバイルのサービスは以下の通りです。

項目費用
故障または不具合症状の検証5,500円
(※1)
国内SIMカード再発行手数料
(紛失、盗難等)
3,300円
国内SIMカード交換手数料
(破損等)
3,300円

※1複数端末を1度にご依頼された場合、端末1台ごとに費用が発生。

格安SIMは月額料金が安いだけではなく、万が一に備えてのスマホ利用をサポートしてくれるので安心して利用できます。

格安SIMを検討しているけど通信環境が不安

格安SIMの利用にあたって「格安SIMの回線環境はどうなの?」という声がよくあります。
格安SIMよりも大手キャリアの方が回線環境が良いのは間違いないでしょう。
ただし、格安SIMでは以下のような一部の時間帯や場所においては通信速度が遅くなります。

・平日の昼間、12時~13時頃
・プライベートでの通信が増える夕方から深夜
・都市部の駅周辺のように人口が極端に集中する場所

格安SIM業者が回線を借りている事業者は大手キャリアからなので、つながりやすさやエリア対応については心配しなくてもいいでしょう。

また、「大手キャリアと同じ使い方をしてもストレスなく月額料金を節約できた!」という声が多くあるのも格安SIMの大きなポイントです。

SIMカードの仕組みについてのまとめ

ここまで、SIMカードの仕組みやSIMカード利用について解説してきました。
SIMカードを理解することで、月額料金を抑えたり、自分の好きなプランに合わせてスマホを利用できます。
スマホの月額料金は、水道・光熱費・ガス代などのインフラと同じように毎月の固定費がかかります。
毎月1,000円でも利用を抑えることで、年間12,000円も節約になるため、SIMカードのみを契約することも検討してみるといいでしょう。
月額料金を抑えた分は次回のスマートフォンの購入費用に充てたりできますね。
また、2台目以降のスマホ利用にも格安SIMを利用すれば、大手キャリアで2台持つよりもさらにお得になります。
記事で紹介したSIMカードの仕組みをしっかり抑えて、思い切って格安SIMに乗り換えてみるのもおすすめです。
記事を参考にして、前向きに乗り換えを検討してみてください。

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