【2023年最新】SIMフリー対応のChromebookおすすめ5選!選び方やメリットを解説
2023.05.31
「SIMフリー対応のChromebookってあるの?」
「SIMフリー対応のChromebookのメリットは?」
そう疑問を感じていませんか。
今回は、SIMフリー対応のChromebookについて次の内容で解説します。
● Chromebook(クロームブック)とは
● SIMフリー(LTE)対応Chromebookの3つのメリット
● SIMフリー対応Chromebookの選び方
● 【個人向け】SIMフリー対応Chromebookのおすすめ3選
● 【法人向け】SIMフリー対応Chromebookのおすすめ2選
● SIMフリー対応Chromebookの注意点
Chromebookの購入を検討している方、特にSIMフリー(LTE)対応機種にするか迷っている方はぜひご覧ください。
Chromebook(クロームブック)とは
Chromebook(クロームブック)とは、Googleが開発・提供している「Chrome OS(クロームオーエス)」を搭載したパソコンのことです。
一般的なパソコンのOS(制御システム/オペレーティングシステム)には「Windows(ウィンドウズ)」「macOS(マックオーエス)」などがあります。ただし、WindowsやMacOSが搭載されているパソコンは高価格帯のモデルが中心です。
一方で、「Chrome OS」が搭載されたChromebookは、低価格〜中価格帯のモデルが多く、手が届きやすい価格であるという特徴があります。Chromebookは「リーズナブルにパソコンを入手したい」という方におすすめのパソコンです。
また基本的にパソコンはWi-Fiなどのインターネット環境が必要ですが、ChromebookにはSIMフリー(LTE)対応モデルもあります。スマートフォンのようにデバイス単体でインターネットを利用できるものです。
「Wi-Fi環境不要でパソコンのみでインターネットを使える」ことがSIMフリー(LTE)対応モデルのChromebookの最大の魅力といえます。
SIMフリー(LTE)対応Chromebookの3つのメリット
SIMフリー(LTE)対応Chromebookには大きなメリットが3つあります。
1.Google関連サービスとの連携に優れる
2.いつでもどこでもインターネットに接続できる
3.格安SIMで月額利用料を節約できる
1.Google関連サービスとの連携に優れる
1つ目のメリットは、Google関連サービスとの連携に優れることです。SIMフリー(LTE)対応モデルに限った利点ではないものの、大きな魅力なので紹介します。
ChromebookはGoogleが提供しているOSを搭載したパソコンであるため、同じくGoogleが提供している下記のような関連サービスの連携が容易にできます。
●Gmail
●Googleドキュメント
●Googleドライブ
●YouTube
さらにGoogle Playのアプリをインストールすることも可能です。Androidのスマートフォンと同様にChromebook上でアプリを利用できます。
パソコンのログイン時にGoogleアカウントを入力するため、起動後はすぐにGoogle関連サービスとの連携が行われます。
「日頃からGoogle関連サービスをよく利用している」という方には嬉しいメリットでしょう。
2.いつでもどこでもインターネットに接続できる
2つ目のメリットは、いつでもどこでもインターネットに接続できることです。
SIMフリー(LTE)対応モデルの最大の魅力は、いつでもインターネットにつながったパソコンを使えることでしょう。Wi-Fi環境の有無を選ばず、いつでもどこでも利用できます。
基本的にChromebookは軽量で持ち運びに優れ、オンラインでの作業を中心としています。SIMフリー(LTE)対応モデルを選ぶことで、Chromebookを持ち歩きながら単体で最大限の機能を利用可能です。
一般的なパソコンのようにモバイルルーターを一緒に持ち歩いたり、スマートフォンのテザリング機能に頼る必要はありません。
「パソコンを持ち歩いていつでもどこでも利用したい」「モバイルルーターやテザリングは使いたくない」という方にとって、SIMフリー(LTE)対応Chromebookは最適な選択です。
3.格安SIMで月額利用料を節約できる
3つ目のメリットは、格安SIMで月額利用料を節約できることです。
SIMフリー(LTE)対応モデルの場合、スマートフォンと同様にSIMを契約・挿入することでインターネットを利用します。
格安SIMを選ぶことで毎月のインターネット利用料を安く抑えることが可能です。スマートフォンのように音声通話を使うことがないため、一般的な「音声通話プラン」「データ通信プラン」のうち、より料金が安い「データプラン」で十分です。
たとえば、格安SIMを提供しているHISモバイルの場合、20GBなら月額2,080円(税込)、たっぷり50GBでも月額5,880円(税込)で利用できます。
「Chromebookでインターネットを安く楽しみたい」という方は、格安SIMでお得に利用するといいでしょう。
SIMフリー対応Chromebookの選び方
「SIMフリー対応Chromebookの魅力はわかったけど、実際どう選べばいいの?」と不安に感じる方もいるでしょう。ここではSIMフリー対応Chromebookの選び方を6つの観点から紹介します。
1.タイプ
2.画面サイズ・解像度
3.重量
4.スペック(メモリ・CPU)
5.バッテリー駆動時間
6.インターフェース
1.タイプ
1つ目の選び方は、タイプです。Chromebookには主に下記の2タイプがあります。
●スタンダードノートタイプ(ノートパソコンタイプ)
●2in1タイプ(タブレット兼用タイプ)
スタンダードノートタイプは、一般的なノートパソコンと同じ形をしたタイプです。キーボードが標準搭載されており、タイピングを中心とした作業をする場合におすすめです。
一方で2in1タイプは、ノートパソコンとタブレットが一体化したような形をしています。よりコンパクトで持ち歩きに便利です。
2in1タイプには、本体からキーボードを取り外せる「デタッチャブルタイプ」と画面を回転させられる「コンバーチブルタイプ」の2種類があります。
自分が利用したいシーンにどのタイプが適しているかで選びましょう。
2.画面サイズ・解像度
2つ目の選び方は、画面サイズと解像度です。
Chromebookの画面サイズは小さいモデルなら10インチ程度から、大きいモデルなら15インチ程度まで幅広いラインナップがあります。
画面サイズが小さいと持ち運びに便利、大きいと細かい作業がしやすいことが利点です。用途に合わせて適したサイズを選ぶといいでしょう。
動画を楽しみたい方は解像度もチェックしておくことをおすすめします。
3.重量
3つ目の選び方は、重量です。
Chromebookは基本的に1kg以上の重さがあります。しかしモデルによって1kgに満たないものもあるため、持ち運びやすさを重視する方はチェックしましょう。
自宅で利用することがメインなら重くても問題ありませんが、頻繁に持ち歩くなら軽量なモデルを選ぶことをおすすめします。
4.スペック(メモリ・CPU)
4つ目の選び方は、メモリやCPUなどのスペック(性能)です。
●メモリ:コンピューター上の作業内容を一時的に記録する部分
●CPU:パソコンの頭脳にあたり、コンピューターの制御と演算を行う部分
メモリが大きいほど、多くの作業を同時にできます。またCPUが高性能だとデータの高速処理が可能になり動作が快適です。
スペックを重視する場合は、メモリが8GB以上でCPUにインテルのCoreシリーズを搭載しているモデルがいいでしょう。
特に気にしない場合は、メモリが4GBでCPUにCeleronを搭載したモデルで十分といえます。
5.バッテリー駆動時間
5つ目の選び方は、バッテリー駆動時間です。
Chromebookを持ち歩く場合、バッテリーを十分にもつことが重要になります。外出先で充電切れにならないよう、十分なバッテリー駆動時間があるかを確認しましょう。
基本的に、Chromebookのバッテリー駆動時間は10時間前後となっています。長時間の持ち歩きを想定する場合は、バッテリー駆動時間が10時間以上のモデルを選ぶことがおすすめです。
なかにはバッテリー駆動時間が15時間程度のモデルもあるため、チェックしてみるといいでしょう。
6.インターフェース
6つ目の選び方は、インターフェースです。
インターフェースとはコンピューターにおける入出力部分を意味します。下記のようなインターフェースがあると便利です。
●イヤホン
●USB
●HDMI
特にUSBにはタイプが複数あります。たとえば、USB Type-Cポートが複数搭載されていると、Chromebookを充電しながらほかのアクセサリ(周辺機器)を利用することが可能です。
またモニターに接続して大画面表示させたい場合は、HDMIの出力ポートが必要になります。利用したいアクセサリがあれば、必要な接続端子が搭載されているかを確認しましょう。
【個人向け】SIMフリー対応Chromebookのおすすめ3選
ここからは、個人向けに提供されているSIMフリー対応Chromebookのおすすめ3選を紹介します。
1.Acer Chromebook Enterprise Spin513
2.2.Lenovo 500e Yoga Chromebook Gen 4(Intel)
3.3.Samsung Chromebook Plus (WiFi + LTE Verizon)
1.Acer Chromebook Enterprise Spin513
Acer Chromebook Enterprise Spin513は、2in1 コンバーチブルタイプのChromebookです。約13インチで1.29kgという軽量さから、持ち運びに適したサイズとなっています。
マイクが2つ搭載されていることが特徴で、Google Meetなどのオンライン会議アプリケーションで高い音声品質を実現。画面対ボディ比が 78% と広く、画面に集中して作業できるでしょう。
さらにバッテリーは最大14時間持続するため、1日中作業可能です。充電アダプターを持ち運ぶ必要がなく、荷物を減らせます。
タイプ | 2in1 コンバーチブルタイプ |
画面サイズ | 33.8 cm(13.3インチ) |
解像度 | 最大解像度1920 x 1080 |
重量 | 1.29 kg |
メモリ | 4GB/8GB |
CPU | Qualcomm Snapdragon 7c Compute Platform Qualcomm Kryo 468 Octa-core CPU (Up to 2.4 GHz)* | Qualcomm Adreno 618 GPU* |
ストレージ | 128GB |
バッテリー駆動時間 | 最大14時間 |
インターフェース | USB Type-C ポート USB 3.2 Type-A ポート |
2.Lenovo 500e Yoga Chromebook Gen 4(Intel)
Lenovo 500e Yoga Chromebook Gen 4(Intel)は、ビジネスや教育現場における学習のために設計されたChromebookです。
本体収納型 Lenovo USI ペン(搭載モデルのみ)を選ぶことでタブレットにしてメモやスケッチをとることができます。耐久性が高く、防滴キーボードを搭載し、机からの落下や屋外での使用を想定した高い堅牢性が特徴です。
ポートが豊富であらゆるアクセサリを接続して学習環境を充実させられます。LTEはもちろんWi-Fi 6にも対応。
さらにEnergy Star®認証、EPEAT® Gold登録、90%リサイクル/リサイクル可能なパッケージで環境にやさしい設計です。
タイプ | 2in1 コンバーチブルタイプ |
画面サイズ | 12.2インチ |
解像度 | 1920×1200 |
重量 | 約1.35kg |
メモリ | 4GB/8GB |
CPU | インテル® プロセッサー N100 または N200 |
ストレージ | 64GB/128GB |
バッテリー駆動時間 | 12時間 |
インターフェース | HDMI USB 3.2 Gen1 Type-A USB 3.2 Gen1 Type-C マイクロホン/ヘッドホン・コンボ・ジャック |
3.Samsung Chromebook Plus (WiFi + LTE Verizon)
Samsung Chromebook Plus (WiFi + LTE Verizon)は、必要な機能に抑えられたChromebookです。メモリは4GB、ストレージは32GBと必要十分な性能を持ちます。
バッテリーの駆動時間は約8時間のため、日中のお出かけにぴったりです。Energy Star®認証を得ており、環境に配慮された設計となっています。
全体的に性能が抑えられているぶん、ご紹介した3つのうちで一番リーズナブルな価格です。「できるだけ安くSIMフリー対応Chromebookを手に入れたい」という方に向いているでしょう。
タイプ | 2in1 コンバーチブルタイプ |
画面サイズ | 12.2 インチ |
解像度 | 1920 x 1200 |
重量 | 1.39kg(3.06ポンド) |
メモリ | 4GB |
CPU | インテル® Celeron® プロセッサー 3965Y (1.50 GHz、2 MB L3 キャッシュ) |
ストレージ | 32GB |
バッテリー駆動時間 | 8.1時間 |
インターフェース | 2 USB-C® 1 USB3.0 MicroSD マルチメディア カード リーダー 1 ヘッドフォン出力/マイク入力コンボ |
【法人向け】SIMフリー対応Chromebookのおすすめ2選
次に、法人向けに提供されているSIMフリー対応Chromebookのおすすめ2選を見ていきましょう。
1..NEC Chromebook Y2/Y3
2.2.SHARP Dynabook Chromebook C1
1.NEC Chromebook Y2/Y3
NEC Chromebook Y2/Y3は、文科省が打ち出した新学習指導要領である「GIGAスクール構想」のために設計されたChromebookです。
GIGAスクール構想とは、義務教育を受ける生徒に1人1台の学習用パソコンと高速ネットワーク環境を整備する5年間の計画を指します。教員や生徒向けのパソコンとしてChromebookが選ばれています。
ChromebookではGIGAスクール端末で利用可能な教育クラウド「Open Platform for Education(OPE)」を利用できるためです。
タイプ | 2in1 コンバーチブルタイプ |
画面サイズ | 11.6インチ |
解像度 | 1,366×768 |
重量 | 約1.278kg |
メモリ | 4GB |
CPU | インテル® Celeron® プロセッサー N4500*1 |
ストレージ | 約32GB |
バッテリー駆動時間 | 約10.2時間 |
インターフェース | モノラルマイク内蔵 USB 3.0 USB 3.0 Type-C HDMI ポート |
2.SHARP Dynabook Chromebook C1
SHARP Dynabook Chromebook C1は、SHARPとDynabookが共同開発したChromebookです。こちらもGIGAスクール構想の適合モデルで、教育現場での利用が想定された設計となっています。
授業の開始と同時に使い始められるよう、電源を入れてから7秒で起動が完了。バッテリーも約11.5時間持続するため、授業中に充電不足になる心配もありません。1時間目から放課後まで安心して使えるでしょう。
アンテナの性能がいいため、校内や屋外でも快適につながります。スムーズな授業設計に寄与するデバイスです。
画面サイズ | 11.6インチ |
解像度 | HDモデル:1,366×768フルHDモデル:1,920×1,080 |
重量 | 約1.35kg |
メモリ | 4GB |
CPU | Qualcomm® Snapdragon™ 7c compute platform |
ストレージ | 32GB |
バッテリー駆動時間 | 11.5時間 |
インターフェース | USB3.1(Gen1)Type-A USB3.1(Gen1)Type-C nano SIM microSD イヤホンマイク端子 |
SIMフリー対応Chromebookの注意点
SIMフリー対応Chromebookには注意点もあります。購入後に後悔することのないよう、ここで確認しておきましょう。
1.Officeソフトなどパソコン用アプリが使用できない
2.ストレージの容量が少ない
1.Officeソフトなどパソコン用アプリが使用できない
Chromebookの注意点として、Officeソフトをはじめとするパソコン用アプリが使用できないことが挙げられます。
一般的なパソコンに用いられるWindowsやMacOSでは、OSに対応したパソコンアプリを利用可能です。しかしChromebookのChrome OSで利用できるのはGooglePlayストアのアプリのみで、パソコン用アプリがダウンロードできません。
Chrome OSはあくまでGoogle関連アプリのみ利用できるという認識で、スマートフォンに近いイメージを持っておくといいでしょう。
「パソコン用ゲームをプレイしたい」「パソコン用アプリで作業をしたい」という要望がある方は、WindowsやMacOSのパソコンが適しています。
2.ストレージの容量が少ない
Chromebookはストレージの容量が少ない点も注意しましょう。
ストレージとはデータを保存する領域のことです。ストレージの容量がいっぱいになると、動作が重くなる、アプリが強制終了されるなどの不具合が生じます。
Chromebookはストレージが少ないモデルだと32GBなどがあり、スマートフォンより少ない容量となっています。
Googleドライブにデータを保存できるという利点はあるものの、デバイス上の保存領域が少ないことは留意しておくといいでしょう。
まとめ
今回は、SIMフリー(LTE)対応のChromebookについてお伝えしました。
Chromebookはコンパクトなので持ち運びに優れています。SIMフリー(LTE)対応モデルを選ぶことで、Wi-Fi環境に左右されずに利用でき、さらに魅力が最大化されるでしょう。
自身の利用スタイルに適したモデルを選び、日々のパソコン作業を充実したものにしてください。
関連の記事