【格安スマホへ乗り換え】失敗しないためのQ&A!
2023.04.06
”格安スマホ”(※1)とは、格安SIMを利用しているスマホのことです。大手キャリアと比べて低料金で使えるのが最大の魅力ですが、乗り換える前に「メリットだけでなくデメリットを把握したうえで決めたい」と思われるでしょう。
低価格のスマホと格安SIMを利用すればコスパ最強の「格安スマホ」を利用できます。格安スマホに乗り換えれば、1,000円以下の月額料金で利用することも十分可能ですよ。
この記事では、格安スマホのデメリットと対処法についても解説するので、ぜひ参考にしてくださいね。
※1 安価なスマホを「格安スマホ」と呼ぶ場合もありますが、格安SIMを利用しているスマホを指すのが一般的です。
※掲載している情報は2022年1月21日時点の情報です。
格安スマホのメリットと人気の理由
格安スマホの人気が上がってきているからには、メリットがあるはずですよね。ここでは格安スマホの主なメリットを解説します。
月額料金が安い
格安スマホは何といっても料金が安いのが最大のメリットで、これが人気の理由です。
NTTドコモの「ギガライトプラン」1・3・5・7GBと、HISモバイルの「格安ステッププラン」を比較したところ、「HISモバイルの方が月額平均で3,112円安い」という結果でした。他の記事で取りあげますが、auやソフトバンクの場合も同程度の差額です。平均的な差額ですが、どの程度安くなるかの参考にはなるでしょう。
MVNO(格安SIM事業者)の契約数(※1)は2021年9月時点で2,431万回線あり、料金を重視するユーザーに好評です。
※1 BWA(WiMAXなど)を除く
NTTドコモの「ギガライトプラン」とHISモバイルの「格安ステッププラン」比較
総務省|電気通信サービスの契約数・シェアに関するデータの公表 (2021年度9月末)
キャリアメールを継続しても安い
これまでは、キャリアを変えるとキャリアメール(※1)が使えなくなるのがデメリットでしたが、2021年12月から大手3社がそれぞれ「メール持ち運び」サービスを始めたので、気軽に乗り換えやすくなりました。
NTTドコモ・auは月額330円なので、別途キャリアメールの維持費を払っても格安スマホに乗り換えた方が安いですね。(ソフトバンクは2022年夏頃から月額330円(※2)で提供予定)
格安スマホに乗り換えた場合に、先述の通り月額が3,302円安くなるとすると、キャリアメールに330円払っても3,000円近く安くなることになります。各社「メール持ち運びサービス」の詳細は下記の公式サイトをご覧ください。
参考情報:「メールアドレス持ち運び」サービス-ソフトバンク
「ドコモメール持ち運び」サービス
「auメール持ち運び」サービス
キャリアメールがなくても問題なければ、Gmail・Yahoo!メール などのフリーメールアドレスを利用するのがおすすめです。フリーメールアドレスを利用すれば、今後機種変更をしたとしても無料で同じメールアドレスを利用できます。
急に変えられない場合は、必要な方に新しいメールアドレスを連絡し終えるまで「メール持ち運び」サービスを利用するといいですよ。
※1 @以降にi.softbank.jp/docomo.ne.jp/au.comなどが続くメールアドレスのこと
※2 ソフトバンクは年額3,300円で提供中
格安なのにエリアは大手キャリアと同じ
「格安スマホのエリアは大手キャリアよりも狭いんじゃないの?」何となくそう思っていませんか?実は格安スマホは大手キャリアから回線を借りてサービスを提供しているので、サービスエリアは大手キャリアと同じなんです。
格安なのに「エリアが大手キャリアと同じ」ってお得感ありますよね。
格安スマホのデメリットと対処法
格安スマホに乗り換えるにあたって、デメリットは把握しておきたいですよね。この項目では対処法も含めてご紹介します。
年齢認証ができない
LINEのID検索をするためには年齢認証が必要になりますが、格安SIMは対応していないため年齢認証は行えません。しかし、LINEの友だち追加は招待/グループトークから追加/QRコード/ふるふる機能などを利用すればできるので、支障はないでしょう。
5Gに対応していない格安SIMが多い
残念ながら5Gに対応していない格安SIMが多いですが、まだ5Gの環境は整っていないため、現時点ではあまり気にする必要はないでしょう。
NTTドコモの発表によると、「2022年3月末までに5Gの人口カバー率55%を目指している」という段階で、「5Gエリアの端になる場所が多いため、通信速度の低下が課題になっている」とのことです。
5Gの魅力は動画・VRやオンラインゲームなど大容量の通信を高速で行える点なので、それらのサービスを利用しない方にとってはオーバースペックです。
参考情報:NTTドコモ:5Gエリアの品質向上のための対策
NTTドコモ:5G人口カバー率目標
速度が場所や時間帯などの影響を受ける
通信速度は場所や時間帯など、アクセスが集中する環境によって大きく左右されます。道路に例えると、場所や通勤時間帯などによって交通量は変わってきますよね。光回線が高速道路だとすれば、格安スマホの回線は片側3車線の国道のようなものです。
とはいっても、実際の渋滞のように「何時間も動かない」という意味ではありませんので誤解しないでくださいね。イメージとしては、流れてはいるけど交通量が多くて速度を落として走っているような状態です。
データ通信量が多い動画に関しては通信状況の影響を受けやすいので、速度が遅いときはそれほど多くの通信量を必要としないメールやLINEなどの連絡ツールを利用したり、ネット検索をしたりするといいでしょう。
一般的にスマホのアクセスが集中するのは通勤・通学時間、昼休みや21時以降です。利用する時間を調整できればいいのですが、「通勤時間にどうしてもYouTubeを見たい」という方もいますよね。
その場合は画質を落としたり、ダウンロードするときと、見る時間を分けたりすればいいかもしれません。動画保存アプリを活用してWi-Fiが利用できるときにダウンロードしておき、通勤時間などに見ればスマホのデータ使用量の節約にもなりますよ。
YouTubeを快適に見るのに必要な速度
YouTubeの動画を快適に見るのにどの程度の速度が必要なのでしょうか?YouTube公式サイトが推奨している速度は下記の通りです。
動画の解像度 | 持続的な推奨速度 |
4K | 20 Mbps |
1080p | 5 Mbps |
720p | 2.5 Mbps |
480p | 1.1 Mbps |
360p | 0.7 Mbps |
YouTubeは画質が自動調整されるようになっていますが、時折止まったりするなら画質を落とすと快適に見られる場合があります。大画面で見るのであれば最高画質で見たいですが、スマホで見る場合は480pもあれば十分綺麗に見られます。
つまり、安定して1.1 Mbps以上の速度を維持できればYouTubeも楽しめるのです。
引用元::YouTube ヘルプ「動画再生に関する問題のトラブルシューティング」
格安スマホのダウンロード速度
では、実際のところ格安スマホは快適に利用できるのでしょうか?モバレコが実際に測定した、HISモバイルのダウンロード速度を下記のグラフにまとめたので確認してみましょう。
グラフはモバレコの調査データに基づき作成
引用元:ランキング形式でMVNOの速い/遅いを実際に計測【2021年12月】
2021年12月に計測されたHISモバイルの朝・昼・夜の平均速度は24.72 Mbpsです。10月の平均速度:84.4Mbpsから下がりましたが、特に朝と夜は30 Mbps以上なので、ほとんどの通信が快適にできます。
昼は速度が低下しているものの、実行速度で6.72 Mbps出ているので、この速度を維持できれば480pでYouTubeを見るには必要十分といえます。
注意しておきたいのは、利用する場所や格安SIMによっても速度にバラつきがあるということです。もし不安なら、HISモバイルの「お試しSIM」を試してみるといいでしょう。
HISモバイルの5つのおすすめポイントとプラン
数ある格安SIMの中でもHISモバイルがおすすめのポイントは下記の5つです。
2. 同じ条件でMVNO業界最安値のプランがある!
3. 大手キャリアと同じ高音質の音声通話が半額 !
4. HISモバイルは電話かけ放題も安い
5. 海外通信プランも充実
※1 データ専用SIM部門
では、具体的に格安スマホの利用におすすめなHISモバイルのプランを確認してみましょう。HISモバイルは基本的にNTTドコモ・ソフトバンク回線から選べるので、ドコモ・ソフトバンク端末はそのまま使えます。エリアについてもNTTドコモ・ソフトバンクと同じなので安心ですね。
1.価格.com格安SIMカードカテゴリ人気ランキング2020第1位!
価格.comデータ専用SIM部門の格安SIMカードカテゴリ人気ランキング2020第1位になったのは「ビタッ!プラン(※1)」のデータ専用プランです。
都合に合わせて上限を6段階に設定でき、毎月のデータ利用量と料金の調整ができるのが便利で、「タブレットや2台目のSIMを利用したい」という方におすすめのプランです。100MB/198円~30GB/5,775円で利用でき、SMS・音声通話も追加できます。
※1 ビタッ!プランは、100MB・2GB・5GB・10GB・15GB・30GBがあり、音声通話付きのプランはソフトバンク回線です。
2.同じ条件でMVNO業界最安値のプランがある!
「格安ステッププラン」1GB(※1)は税込み590円で、同じ条件でのMVNO業界最安値プランなので、他社で1GBのプランを利用している方は乗り換えた方がいいですよ。音声通話付きプランですが、電話の利用頻度が低いライトユーザーなら毎月1,000円以下で利用できるでしょう。
※1 格安ステップは1GB・3GB・5GB・7GB・10GBのプランがあります。
3.大手キャリアと同じ高音質の音声通話が半額 !
HISモバイルは大手キャリアと同じ高音質の音声通話が、最初から半額の通話料(11円/30秒)(※1)で利用できる貴重な通話サービスを提供しています。
※1 VoLTEの高音質通話であり、他の多くの格安SIM事業者が中継基地局を繋いで半額で提供しているサービスとは本質的に異なります。
4.HISモバイルは電話かけ放題も安い
基本料金が安いのが格安スマホの魅力ですが、大手キャリアで通話定額を使っているなら、通話定額のない格安SIMに変えると逆に高くなってしまう可能性があるので気を付けてくださいね。
その点HISモバイルは通話サービスが充実しています。
5分程度の短い通話が多いのであれば、5分かけ放題オプションの検討をおすすめします。HISモバイルの自由自在290プランは月500円で5分かけ放題を追加できますよ。
※1 かけ放題は0570番号・104・国際電話など、一部無料通話対象外です。
5.海外通信プランも充実
HISモバイルは大手旅行代理店HISが運営しているため海外通信が充実していて、レンタルWi-Fiルーターも提供しています。
HISモバイルのレンタルWi-Fiルーターは空港受取り・郵送での受取りが可能です。また、海外旅行・海外出張に便利なデータ量無制限の対応地域が業界最多です。
HISモバイルWi-Fi : 海外ポケットWi-FiレンタルならHISモバイル
HISモバイルのキャンペーン
さらにお得になる可能性があるので、HISモバイルのキャンペーンを確認しておきましょう。
光回線同時契約キャンペーン!
HISモバイルの国内通信プランと指定の光回線を同時契約すると、6カ月分の携帯月額基本料金が光回線契約の6カ月後にキャッシュバックされます。
また、現在契約中のインターネット会社で発生した違約金は全額負担してくれます。別途専用フォームから申請が必要なので、詳細は下記のキャンペーンページをご確認くださいね。
光回線同時契約キャンペーン!
格安スマホのQ&A
格安スマホを利用する前に、疑問点を解決しておきましょう。
MVNO・格安SIMって?
大手キャリアから通信設備を借りて、格安スマホを利用するための通信サービスを提供しているのが、MVNO(格安SIM事業者)です。その格安SIM事業者が提供している低料金の通信サービスが「格安SIM」です。大抵はオンラインで契約し、自分で小さなSIMカードを差し込んで利用する必要があります。
格安スマホへの乗り換えタイミングと注意点は?
最適なタイミングは下記のような要素を考慮に入れるといいでしょう。
● 端末の残債、もしくは支払い義務がなくなるタイミング
● 現在加入しているプランの割引が終了するタイミング
● 大手キャリアの解約月は満額請求 なので月末近く
既にNTTドコモは契約解除料を廃止していて、ソフトバンクは2022年1月末、auは同年3月末に廃止予定です。
参考情報:NTTドコモ:契約解除料廃止
au:契約解除料廃止
ソフトバンク:契約解除料廃止
以前はキャリアでの新規契約を条件に、購入機種に応じて最大36か月利用料金から割引する制度がありました。(ソフトバンクの月月割は最大48か月)
しかし、キャリアを解約した時点で割引がなくなってしまうため、予想外の出費にならないように、端末の残債が残っていないか確認しておきましょうね。 現在は各社の端末購入補助制度は終了 していますが、「端末の回収 などを条件に残債の一部を免除」 など、内容が大幅に変更になっていて注意点がいくつもあります。今後も変更になる可能性があるため、乗り換えだけでなく機種変更の際にも公式サイトを確認しておきましょう。
関連記事:各社の端末購入補助制度終了時期まとめ
参考情報:ソフトバンク:新トクするサポート
NTTドコモ:いつでもカエドキプログラム
au:スマホトクするプログラム
MNPできる?
格安スマホでも今まで使っていた電話番号を引き継いで乗り換え可能ですので安心してくださいね。090・080などから始
HISモバイルへのMNP申し込み手順
SIMロック原則禁止って?
これまで大手キャリアで販売されていた端末は他社で使えないように制限(SIMロック)されていたのですが、2021年10月以降にSIMロックをかけて販売するのは全面的に禁止になりました。そのため、2021年10月以降に購入した端末にはSIMロックがかかっていません。
関連記事:大手キャリアのSIMロック廃止時期まとめ
参考情報:SIMロック原則禁止 – 総務省
今持ってるスマホは使える?
条件を満たしていればHISモバイルで使えます。SIMロック解除済、もしくはSIMフリースマホであれば大抵利用できます。ただし、周波数帯が一致していることが大原則です。
HISモバイルはNTTドコモ・ソフトバンク回線から選べるので、ドコモ・ソフトバンクと同じ周波数帯で使えるスマホなら使えます。
もう少し簡単にいうと、ドコモ回線のプランでドコモ端末を利用する場合はSIMロック解除手続き不要で確実に使えるということです。詳細はNTTドコモ回線の周波数帯を例に解説している下記の記事を参考にしてくださいね。
周波数を確認する
au端末・他社格安SIM事業者から購入したスマホはSIMロック解除が必要な可能性があります。auショップでのSIMロック解除手続きは税込み3,300円かかりますが、WEB上で手続きできる場合は無料です。
au:SIMロック解除手続きはこちら
動作確認済み端末に関しては、下記のHISモバイル:動作確認済み端末一覧を確認してくださいね。
HISモバイル:動作確認済み端末一覧
参考情報:総務省|競争ルールの検証に関する報告書 2020 概要
まとめ:格安スマホに乗り換えるならHISモバイル
格安スマホの疑問点に答えて、デメリットには対処法があることを解説してきましたが、不安は解消できたでしょうか?
また、格安スマホの中でもHISモバイルの5つのおすすめポイントも紹介しました。デメリット以上にメリットがある、格安スマホへの乗り換えの参考になれば嬉しく思います。
HISモバイルには最低利用期間や解約金もありませんが、実際の通信速度は試してみないとわからないので、もし速度に不安があるなら「お試しSIM」を活用しましょう。ぜひHISモバイルでお得な格安スマホライフを楽しんでくださいね。
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