iPhoneを安く購入する5つの方法|ランニングコストも含めておすすめなのは?

「iPhoneを最安で購入したい」と、多くの方が思っているでしょう。しかし、「実質1円」は実のところレンタルに近い購入方法です。iPhoneを最安で購入するためには、本体価格だけでなく月額料金も含めたトータルコストで考える必要があります。

「iPhoneを買う」といっても、購入する際に「どのモデルをどの販売経路で購入するか」「新品か中古か」など数多くの選択肢があります。この記事ではiPhoneを安く購入する5つの方法を紹介するので、ぜひご自身の予算や好みに合わせて選んでください。

iPhoneシリーズをお得に購入する5つの方法

iPhoneは主にApple Store・格安SIM会社・携帯ショップ・家電量販店・オンラインショップなどで購入できます。この記事では、下記の5つのパターンに分けてiPhoneシリーズをお得に購入する方法を説明します。

1.型落ちになるのを待つ
2.家電量販店のセールを狙う
3.中古のiPhoneを購入
4.「下取りプログラム」を利用する
5.「買い替えプログラム」を利用する


1.iPhone 14が型落ちになるのを待つべき?iPhone 15の発売日はいつ?

新モデル発売後に以前のモデルが値下げになるタイミングを待つのは、iPhoneをお得に手に入れる1つの方法です。最新モデルへのこだわりがない場合は、価格が下がる時期を待ってから型落ちのiPhoneモデルを購入するのがおすすめです。

最新のiPhone 15を買うか、型落ちのiPhone 14を購入するかは、新モデルと旧モデルの魅力や価格を総合的に判断して決める必要があるでしょう。


Appleの通例から予想されるiPhone 15の発売日について

イベントの開催日時が日本時間の9月13日午前2時からと発表されましたが、今までのiPhoneシリーズ発売日の傾向を考えると、その翌週の金曜日にiPhone 15シリーズが発売されると予想できます。値下げ時期はAppleが最も早く、発表時に値下げされます。

iPhone 14発表時の値下げ
参考に、iPhone 14発表時にiPhone13(128GB)がどの程度安くなったかを下記に掲載します。2022年7月1日に円安の影響を受けて一時値上げされましたが、新モデル発表以降は1万円値下げされました。

Apple StoreにおけるiPhone13(128GB)の価格の推移

発表時の価格 :98,800円
2022年7月1日時点の価格:117,800円
2022年9月8日(新モデル発表以降の価格):107,800円
※ 税込

参考情報:iPhone 13/iPhone 13 miniを購入|Apple(日本)https://www.apple.com/jp/shop/buy-iphone/iphone-13


iPhone 15シリーズの性能は?

半導体メーカー大手のTSMCによると、次世代を見据えて開発されたN3プロセッサ(3nm:3ナノメートル)は、N5と比較して処理能力が最大15%向上していて、消費電力は最大30%削減できます。このN3プロセッサが「A17 Bionicプロセッサ」としてiPhone 15シリーズに搭載されると予想されていて、製造へ向けて準備を進めています。

しかし、実際にN3プロセッサ(A17 Bionicプロセッサ)を搭載したiPhone 15シリーズが発売されるかどうかは、Appleによる正式な発表を待ちましょう。

参考情報:次世代の先進技術の紹介 – N3プロセッサ|TSMC(英文)

iPhone 15シリーズは5Gミリ波対応?


画像引用元:5GビジネスデザインWG(第1回)事務局資料|総務省(筆者にて赤枠追記)

Appleに関しては日本におけるiPhone 14シリーズ以前の機種で、5Gミリ波に対応している機種は存在していません。日本でのシェアが大きいため、Appleの「iPhone 15シリーズ」が5Gミリ波に対応するかどうかが注目されていて、今後の普及に大きな影響を与えるでしょう。

5G基地局が増えていますが、総務省によると、2022年3月末時点で5Gミリ波の人口カバー率は0.0%でした。5Gのトラフィックを帯域別に集計しても、5Gミリ波は0.2%程度です。

下記の表に示す通り、スマートフォンメーカーの「主要な端末」は5Gに対応していますが、5Gミリ波に対応している機種は各社のハイエンドモデルに限定され、全体からすればごくわずかです。実際に、楽天モバイルによる累計販売端末のうち、ミリ波に対応している端末は1.9%でした。

主要な端末の5G/ミリ波対応状況


画像引用元:5GビジネスデザインWG(第1回)事務局資料|総務省
競争ルールの検証に関するWG(第36回)参考資料を基に総務省作成(筆者にて赤枠追記)

参考情報:5Gビジネスデザインワーキンググループ – 楽天モバイル提出資料|総務省


型落ちのiPhone端末「一括1円」は今後どうなる?

2019年10月1日に改正電気通信事業法が施行されて以降、通信契約とセットで購入する際の端末代金の値引き額は上限2万円に制限されてきました。これは、通信サービス市場と端末販売市場における公正な競争を推進するための措置です。

通信契約とセット販売される端末代金の値引き額が制限されるのはなぜ?
端末代金の値引き額が制限されるのはなぜでしょうか。例えば、家電量販店よりドコモショップやauショップの方が大幅な値引きを受けられて、はるかに安い価格で買えるのであれば、市場の公平性は保たれずに多くの方が携帯ショップに流れてしまいます。

下記の通り、実際に日本におけるスマートフォン市場シェアの92.8%は4大キャリアが占めています。

2021年度スマートフォン出荷台数・シェア

画像引用元:携帯電話端末の廉価販売に関する実態調査 – 2023年2月24日|公正取引委員会[PDF](筆者にて抜粋)

これにより、端末価格が高い新品のiPhoneなどを「一括1円」で販売するのは制度上は困難になるはずでした。しかし、携帯ショップは売上げを伸ばすために、規制対象になっている端末代金の値引き以外の部分で価格の引き下げを続けていました。

そのため、公正取引委員会が調査に乗り出し、2023年2月24日に取りまとめた実態調査の結果、「極端な低価格販売は独占禁止法違反であり、不当廉売にあたる可能性がある」と指摘しました。

極端な廉価販売を実施したことがある233社の販売代理店において、調査対象の40機種のうち実際に極端な廉価で販売された割合はiPhoneの場合で11.9%でした。Androidを含めた全体では14.9%です。

公正取引委員会は不当廉価販売に対する監視を強化し、違反が確認された場合には厳格な措置を取る方針を明らかにしています。今後は、iPhoneを「一括1円」や「実質1円」などの良い条件で購入するのは難しくなっていくでしょう。

参照:携帯電話端末の廉価販売に関する実態調査 – 2023年2月24日|公正取引委員会[PDF]

【調査概要】
調査期間:2022年1月1日~6月30日
調査期間中に販売したスマートフォンのうち、販売台数上位のiPhone・Androidのそれぞれ20機種。(計40機種)

一括1円と実質1円の違いは?
非常に似ている印象を受ける「一括1円」と「実質1円」ですが、その違いを確認しておきましょう。

一括1円
機種代金が1円(回線の契約を条件に税込22,000円割引+販売店の独自割引キャンペーンで一括1円)

実質1円
実質1円は下記の2パターンがあります。
①機種代金は支払うが、回線の契約を条件に税込22,000円割引+毎月の割引きやポイント、キャッシュバックなどの還元を受けると最終的に機種代金が実質1円になる。
②上記①に加えて、「2年後に端末を返却(下取り)すると1円」という条件がプラスされていて、実はレンタルに近い購入方法です。

一括1円も実質1円も、他社からの乗り換え(MNP)や指定プランでの回線契約が必須の場合があり、月額料金が上がる可能性があります。また、実質1円はキャリアの買い替えプログラム(2年後に端末を返却する)の利用など、様々な条件を満たす必要があるため、トータルコストで本当にお得なのか考える必要があります。

2.家電量販店のセールを狙う



家電量販店では定期的にセールやキャンペーンを実施しており、その中にはiPhoneを格安で購入できる機会もあります。家電量販店で提示されている価格は大抵の場合、大手キャリアへのMNPによる乗り換えや「買い替えプログラム」の利用が前提になっていて、家電量販店の割引が上乗せされています。(回線の契約を条件に税込22,000円割引+家電量販店の割引)

しかし、前述した通り、今後はiPhoneを「一括1円」や「実質1円」などの良い条件で購入するのは難しくなっていくでしょう。

とはいえ、セール期間や特別割引価格を狙うと、予算に合ったiPhoneを手に入れられる可能性は残されています。家電量販店では、特定のシーズンやイベントに合わせてセールを開催しています。例えば、年末年始やゴールデンウィークなど、多くの人々が買い物をするタイミングです。

セール時は人気の機種が早期に売り切れる場合があります。セール終了直前も競争が激しくなり、在庫が限られているため希望の機種のカラーが品切れになる可能性があります。特定の機種にこだわりがあるのであれば、品揃えや在庫の数の点で勝るオンラインショップがおすすめです。

一部の家電量販店では、店舗限定での特価販売を行っています。地域や店舗によって価格やセール内容が異なるので、手間にはなりますが複数の店舗を比較検討すればお得な情報を入手できるかもしれません。

また、「iPhone購入と同時に光回線をセットで契約すれば割引を受けられる」というような勧誘を受けることもあります。ニーズとマッチすれば魅力的ですが、不必要なアイテムにお金を使ってしまわないように注意しましょう。


3.中古のiPhoneを購入

中古のiPhoneは様々な選択肢があるので、メリット・デメリットを考慮して購入しましょう。この項目では、特にAppleの認定整備済製品と、HISモバイルの認定中古品について解説します。


中古のiPhoneを購入するメリット・デメリット

中古iPhoneの一番のメリットは、新品に比べて割安な価格で購入できることです。携帯各社の買い替えプログラムのような端末の契約期間がないため、自身の好きなタイミングで新しいiPhoneに機種変更できます。

中古市場でも信頼できる販売業者からの購入であれば、品質が保証されている機種があります。Apple Storeでは、現在iPhone11以前のモデルは販売されていません。人気が高い過去のモデルなど、入手困難なiPhoneも中古市場で見つけられます。中古のiPhoneを購入するなら、廃棄物の削減や再利用に貢献できます

メリット
●割安で購入できる
●新品同様の未使用品や認定中古品がある
●好きなタイミングで新しいiPhoneに機種変更できる
●人気が高い過去のモデルを購入できる
●廃棄物の削減や再利用に貢献できる

一方で下記のようなデメリットがあるため、中古のiPhoneを購入する際には販売業者の評判や信頼性、保証や返品制度について確認し、外観や動作の状態を細かくチェックする必要があります。

デメリット
●最新機種の機能や性能ではない
●使用感や傷がある場合がある
●バッテリーなどが劣化している可能性がある
●保証期間が短い
●付属品がない場合が多い
●ネットワーク利用制限がかかっている可能性がある

ネットワーク利用制限について
ネットワーク利用制限とは、端末の分割代金の支払いが滞っている場合などに販売元の通信事業者で利用制限をかけることです。中古の場合には、以前の所有者のせいで端末が利用できない可能性もあるので、チェックしておきましょう。

下記のサイトで端末の製造番号(IMEI番号)を打ち込めば、6キャリア同時にチェックできます。表記されているそれぞれの意味は次の通りです。

〇:通信に制限がなく、電話やインターネットが正常に利用できる。
△:現時点では制限がないが、将来的に制限が課される可能性がある
×:通信に制限がかかっている
ー:IMEI番号(製造番号)が特定できないデバイス

ネットワーク利用制限チェッカー | snowyskies.jp

中古のiPhoneを購入する場合はSIMロック解除に注意

SIMロックとは、特定の通信事業者のSIMカードしか使用できないように制限をかけることです。SIMフリーのiPhoneや2021年10月1日以降に発売されている機種はSIMロックされていませんが、中古のiPhoneを購入する際にはSIMロック解除の状態を確認しておきましょう。

iPhoneのSIMロックが解除されているか確認する方法や、SIMロックの解除方法に関しては下記の記事で詳しく解説していますので参考になさってください。また、見落としがちな周波数の問題についても解説しています。

関連記事:誰でもできるSIMロック解除の方法|不要な場合もあるって本当?
関連記事:SIMフリーのスマホとは?特定のキャリアで使えない周波数帯に注意!


Appleで「認定整備済製品」のiPhoneを購入する

Apple認定整備済製品は、Appleによって再整備されて品質が保証されている再生品のことです。厳格な点検・整備を行い、必要に応じて純正パーツと交換されます。バッテリーと外装は新品に交換されるため、未使用品に近い状態です。最大15%オフで購入できるため、選択肢の一つとして検討する価値があるでしょう。

Apple認定整備済製品のポイント
●バッテリーと外装が新品
●無料保証:1年間
●無償テクニカルサポート:90日間
●最大15%オフ

参考情報:認定整備済製品|Apple(日本)


格安SIM会社で中古のiPhoneを購入する



トータルで考えるなら、格安SIM会社で認定中古品のiPhoneを購入するのがおすすめです。HISモバイルの認定中古品は特に基準が高く、品質が良いので安心して購入できます。

格安SIM会社とは?
格安SIM会社とは、通信事業者の中でも低価格でサービスを提供する企業のことを指します。これらの会社は大手通信キャリアに比べて料金が安く、月額の基本料金やデータ通信料が割安です。

格安SIM会社は自社の通信ネットワークを持たず、大手通信キャリアのネットワークを借りてサービスを提供しています。格安SIM会社は利用料金の削減を重視したサービスを提供しており、「コストを抑えながら通信を行いたい」と考えるユーザーに人気があります。

HISモバイルの認定中古品(Certified)がおすすめ!

スマホにおけるCertifiedとは、各社で独自に品質を保証して販売している認定中古品のことです。HISモバイルのCertified端末は特に基準が高く、バッテリーの経年劣化による消耗や発熱などのリスクが極めて少ないことを示す「バッテリー99%以上」と明記されています。

他社では80%以上の容量があれば認定中古品になる場合があり、基準は各社で異なるので、選ぶ際には注意してください。

保証制度
HISモバイルの公式ONLINE SHOPで販売されているCertified端末は、新品に近い未使用品です。「中古は故障が怖い」と思われるかもしれませんが、HISモバイルの認定中古品と認められたiPhoneは状態がよく、「1年間の長期商品保証」を受けられるので安心して購入できます。

新品に近い未使用品(Sランク品)は市場にあまり出回らない良品で、数に限りがあるため早めにチェックしましょう。




iPhone13/128GB【Certified】
中古Sランク(SIMセット)
税込118,800円


iPhone12/64GB【Certified】
中古Sランク(SIMセット)
税込95,370円


iPhone11/64GB【Certified】
中古Sランク(SIMセット)
税込73,150円

※表示価格は2023年6月13日現在の価格です。最新の価格や在庫状況はリンク先のページでご確認ください。

購入の流れなど
購入の流れや配送や送料などについては、下記のページをご確認ください。

お買い物ガイド – 購入の流れや返品・保証など

下記のリンクから、スマホの買取もお願いできます。

端末買取|にこスマ買取

HISモバイルで購入できるiPhoneはSIMフリー?

HISモバイルの公式ONLINE SHOPで販売されているiPhoneは、すべてSIMフリー端末かSIMロック解除済みの端末なので、SIMロック解除済みなのかどうかを気にする必要がありません。家電量販店やリサイクルショップで販売されている中古のiPhoneは、「キャリアスマホでSIMロック解除が必要なのか」などのチェックが必要ですので注意してください。

HISモバイルの国内通信プランを新規で契約すると、「SIMとのセット割引価格」でiPhoneを購入できます。iPhoneシリーズのSIMセット機種一覧は、下記のリンクから確認してください。

SIMセット一覧を見る(iPhone 13/12/11/SE/8/7など)|HISモバイル ONLINE SHOP


格安SIM会社でもiPhone本体だけ買える?



「買い替えプログラム」最新機種は取り扱っていないケースが多いですが、iPhone本体だけ購入できる格安SIM事業者もあります。HISモバイルには、iPhone本体のみ購入可能な機種もあるので、気になる方はチェックしてみてください。


iPhone8 64GB/中古Aランク(本体のみ)

iPhone本体のみの販売機種一覧を見る【公式】HISモバイル ONLINE SHOP


格安SIMとの端末セットならランニングコストも安くなる

トータルコストで考えるなら、格安SIMとの端末セットでiPhoneを購入するのがおすすめです。格安SIM会社で中古のiPhoneを安く手に入れられるだけでなく、格安SIMとの組み合わせで通信費も含めた総合的なコストを削減できるからです。NTTドコモと格安SIMのHISモバイルを比較してみましょう。

NTTドコモとHISモバイルの月額料金の差額
格安SIMに切り替えると、通信費はどれくらい安くなるのでしょうか?NTTドコモのギガライトプランとHISモバイルの自由自在290プランに共通する1・3・7GBを具体的に比較してみましょう。

NTTドコモとHISモバイルの料金体系の比較

料金比較(税込) 1GB 3GB 7GB
NTTドコモ
ギガライトプラン
3,465円(割引無)
2,178円(最大限割引適応時)
4,565円(割引無)
2,728円(最大限割引適応時)
6,765円(割引無)
4,378円(最大限割引適応時)
HISモバイル
自由自在290プラン
550円 770円 990円
差額 2,915円(割引無)
1,628円(最大限割引適応時)
3,795円(割引無)
1,958円(最大限割引適応時)
5,775円(割引無)
3,388円(最大限割引適応時)

※ドコモ光セット割・みんなドコモ割(3回線以上の場合の割引)・dカードお支払割を最大限適応させた場合の割引額です。みんなドコモ割は、2回線の場合550円、3回線以上の場合1,100円割引されます。

「差額」の欄に注目すると、ギガ数が増えるほど差額が大きくなるのがわかります。NTTドコモの1GBプランに最大限割引を適用した場合とHISモバイルを比較すると、月額料金の差額は最小で1,628円です。また、ドコモの7GBプランで割引なしの場合と比較すると、最大の差額は5,775円でHISモバイルの方がはるかに安いのがわかります。

NTTドコモよりHISモバイルの方が平均「80.8%安い」
様々な割引のパターンがあるので、共通するデータ容量の平均金額で比較してみましょう。つまり、ギガライトプラン1・3・7GBの「割引無」の場合と、最大限割引を適応させた場合の6パターンです。

NTTドコモとHISモバイルの平均月額料金の比較

NTTドコモ:ギガライトプラン(1・3・7GB)の平均月額料金
(3,465+2,178+4,565+2,728+6,765+4,378)÷6=4,013円

HISモバイル:自由自在290プラン(1・3・7GB)の平均月額料金
(550+770+990)÷3=770円

平均月額料金の差額
4,013-770=3,243円

2社に共通するの容量プラン(1・3・7GB)の平均月額料金を比較すると、HISモバイルの方が3,243円安く、「80.8%安い」ということがわかります。

NTTドコモの低容量プランとHISモバイルの平均月額料金を基に年額で比較すると、差額は42,929円です。2年で買い替えと考えると、2年間で85,858円の差額になります。長期的なランニングコストの削減効果が得られるため、長く使えば使うほどお得です。

NTTドコモとHISモバイルの年間通信料金の比較(平均)

NTTドコモの低容量プランで利用する場合の平均年額
4,013×12=52,169円

HISモバイルの低容量プランで利用する場合の平均年額
770×12=9,240円

1年間の差額
52,169-9,240=42,929円

2年間の差額
42,929×2=85,858円

平均で計算しましたが、大手キャリアとの通信料金の差額は実際にはもっと大きくなるケースが多いです。加えて、上記の計算には端末代を含めていません。新品のiPhoneを大手キャリアから2年分割で購入して月々8,000円以上支払うよりも、中古のiPhoneを数万円で手に入れて格安SIMで利用した方が本当に安くなるか、ぜひ確かめてみてください。

携帯ショップや量販店で実施されている端末の大幅な割引は魅力的に映るかもしれませんが、毎月の通信費を含めたトータルコストで考えると、HISモバイルを検討する価値はあるでしょう。

格安SIMでiPhoneを安く利用する方法やiPhoneのデータ移行など、乗り換えに役立つ記事を下記に掲載しますので参考になさってください。記事内で言及されている格安ステッププランはサービス終了し、新プランの自由自在290プランでは料金がさらに安くなっているため、「80.8%安く利用する方法」とお考えください。

【お役立ち記事】
【格安SIMでiPhoneを75.5%安く利用する方法】設定や手順を解説
【格安スマホへ乗り換え】失敗しないためのQ&A!
MNP予約番号とは?大手キャリアでの取得方法と乗り換えの注意点
iPhoneの機種変更|クイックスタートを利用できない6つの原因と対処法


4.「下取りプログラム」を利用する

下取りプログラムは、新しいiPhoneを購入する際に古いiPhoneの査定額分が差し引かれて、割引(※1)された価格で購入できるサービスです。下取りプログラムを利用すると、新しいiPhoneの購入と古いiPhoneの処分を同時に行えます。

※1 還元方法は割引とは限らず、各社で異なります。

下取りプログラムの注意点
下取りプログラムの対象機種や条件は、各販売店やキャリアによって異なる場合があります。また、下取りに出すiPhoneの状態によって査定額が異なる場合があるので、使用感やキズの有無なども含めて事前に確認しておきましょう。

そして、下取りに出す前に古いiPhoneを初期化して個人データを完全に削除しておきましょう。下取りプログラムを利用すると、買い替えの手間を省いて新しいiPhoneをより安く購入できます。iPhoneの状態や査定額を把握し、納得できる販売店やキャリアの下取りプログラムを選びましょう。

下取りプログラムの査定に納得できない場合や、基準に満たずに下取りできない場合などは、HISモバイルなどへの売却を検討してみてください。HISモバイルでは下記のリンクから、スマホの買取を行っています。

スマホの買取|にこスマ買取


5.「買い替えプログラム」を利用する



買い替えプログラムは、大手キャリアや一部の販売業者が提供している「スマホの買い替えを補助する制度」です。通常、一定期間経過後に契約した端末を返却する条件で、新しいiPhoneを購入する際の割引を受けられます。これにより、比較的短い間隔で最新機種を利用できるのがメリットです。


買い替えプログラムの違約金に注意

大手キャリアでは更新月や違約金が廃止されましたが、買い替えプログラムには違約金があり、実質的な縛りになるため注意が必要です。

例えばドコモの「スマホおかえしプログラム」は、36カ月の分割払いで購入して24ヶ月後に端末を返却・機種変更すれば最大12回分の支払いを免除されるのがメリットです。24カ月より前にも機種変更できますが、24カ月間は端末代を支払う必要があり、使用期間で考えると割高になってしまいます。

24ヶ月後以降に返却すると、それ以降の分割代金を実際に負担することになるため「スマホおかえしプログラム」のメリットを最大限受けられるのは結局24ヶ月後のタイミングです。つまり、逆にいうと24カ月ごとに継続的な機種変更が必要であり、実質的な縛り・囲い込みといえます。

しかし、毎回計画的に機種変更できるとは限りません。予期しない故障があったり、どうしても新しいモデルのiPhoneに変えたくなったりするかもしれません。この点、一括払いで買える中古のiPhoneは端末に関する契約期間がないので、好きなときに機種変更できるのがメリットといえるでしょう。

しかも、計画通りに24ヶ月後に端末を返却したとしても、査定基準を満たしていなければ22,000円の支払いを求められます。また、返却した機種のロックが解除されていないなど、受付不可品だった場合には違約金(最大12か月分の分割支払金)が請求されます。

参考情報:スマホおかえしプログラム | NTTドコモ


まとめ:iPhoneのランニングコストも含めておすすめなのはHISモバイルの端末セット

iPhoneの様々な入手方法を考察してきましたが、ランニングコストも含めておすすめなのは、HISモバイルの認定中古品の端末セットです。HISモバイルの認定中古品は新品に近い品質ですし、買い替えプログラムのように結局は返さないといけない購入方法ではないので、非常にお得な選択肢といえるでしょう。

もちろん様々な購入方法があるので、買い替えプログラムの縛りがない最安のiPhoneを見つけられるかもしれません。その場合は本体だけ購入して「HISモバイルの格安通信プランで利用する」という選択肢も検討してみてください。

関連の記事

当サイトでは、サイトの利便性向上のため、クッキー(Cookie)を使用しています。サイトのクッキー(Cookie)の使用に関しては、「プライバシーポリシー」をお読みください。

同意する