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Wi-Fi中継器の効果的な使い方とは?おすすめの選び方などを紹介

2025.08.27

本記事ではWi-Fi中継器の効率的な使い方や選び方、Wi-Fi中継器を活用するメリット・デメリットなどをご紹介します。Wi-Fi中継器以外の通信方法についても紹介していますので参考になれば幸いです。

「特定の部屋だけWi-Fiがつながりにくい」

「Wi-Fiが届かなくて不便を感じている」

このように、自宅のWi-Fi環境に不満を覚えていませんか。この問題を解決する方法としてWi-Fi中継器の導入を検討しているものの、「Wi-Fi中継器は効果がない」という声も耳にするため、導入をためらっている方もいるかもしれません。

そこで本記事では、Wi-Fi中継器が効果を発揮しない原因や効果的な使い方、ご自身の住宅環境に合ったWi-Fi中継器の選び方まで解説します。記事を最後まで読めば、Wi-Fi中継器を正しく活用し、自宅で快適にインターネットを利用する方法がわかります。
Wi-Fi中継器は効果がないって本当?

Wi-Fi中継器は効果がないって本当?

Wi-Fi中継器を導入しても「効果がなかった」という声を見聞きするのはなぜでしょうか。主な原因は、Wi-Fi中継器そのものではなく、使い方や製品選びに問題がある場合がほとんどです。

  • 設置場所が適切でない
  • Wi-Fi中継器の性能が低い
  • 製品の仕様上、通信速度が落ちてしまう

たとえば、Wi-Fiルーターから離れすぎた場所に中継器を設置すると、弱い電波を増幅することになるため、通信速度が低下しがちです。また古い規格のWi-Fi中継器を利用していると、本来の通信速度がでないこともあります。

Wi-Fi中継器の特性を理解して正しい機種を選択し、適切な場所に設置することが、Wi-Fi中継器の効果を実感するうえで重要です。

Wi-Fi中継器とメッシュWi-Fiの違い

Wi-Fiが届く範囲を広げる方法として、Wi-Fi中継器の他にも「メッシュWi-Fi」という機器があります。

メッシュWi-Fiとは、複数の専用機器(サテライトルーター)を網の目のように連携させ、家全体に安定したWi-Fi環境を構築するシステムのことです。Wi-Fi中継器は、親機の電波を中継します。これに対しメッシュWi-Fiは、機器同士が連携して最適な通信経路を自動で選択するため、Wi-Fi中継器よりも通信が安定しやすいのが特徴です。

部屋数が多い家や3階建て以上の戸建てなど、より広範囲で安定した通信を求める場合は、メッシュWi-Fiが適している可能性があります。ただし、一般的にWi-Fi中継器よりも導入コストは高くなる傾向にあります。

効果的なWi-Fi中継器の使い方

Wi-Fi中継器の性能を最大限に引き出すうえで重要なポイントを3つご紹介します。

  • 設置場所を工夫する
  • 電波干渉を受けやすい場所を避ける
  • 性能に優れたWi-Fi中継器を導入する

それぞれ詳しく見ていきましょう。

設置場所を工夫する

Wi-Fi中継器の効果は、設置場所によって大きく左右されます。より高い効果を得るなら、Wi-Fiルーター(親機)と電波が届きにくい場所との「中間地点」に設置しましょう。

Wi-Fi中継器の設置場所がWi-Fiルーターに近すぎると、電波が遠くまで届きにくくなります。逆にWi-Fiルーターから遠すぎると、中継器が受信する電波が弱くなり、通信速度の低下リスクが高まります。

2階建ての家で階をまたいで電波を届けたい場合は、階段の踊り場付近に設置すると、電波が上下階に広がりやすくなります。

電波干渉を受けやすい場所を避ける

Wi-Fiの電波は、電子レンジなど家電製品が発する電波と干渉したり、壁などの障害物に遮られたりすると弱くなる性質をもっています。

Wi-Fi中継器を設置する際は、電波干渉の原因となる家電や障害物からできるだけ離れた場所を選びましょう。

性能的に優れたWi-Fi中継器を導入する

Wi-Fi中継器そのものの性能が低い場合、設置場所を工夫しても通信速度は遅くなります。

最新規格に対応した高性能なWi-Fi中継器を導入することで、通信速度の低下リスクを最小限に抑えられます。では、具体的にどのような観点でWi-Fi中継器を選べば良いのか、次の見出しで解説します。

Wi-Fi中継器の選び方

自分に合ったWi-Fi中継器を選ぶためのポイントを3つご紹介します。

  • 用途に合ったWi-Fi中継器を選ぶ
  • 設置場所を考慮する
  • 有線接続を行うか検討する

用途に合ったWi-Fi中継器を選ぶ

Wi-Fi中継器には、大きく分けて「直挿しタイプ」と「据え置きタイプ」の2種類があり、それぞれ特徴が異なります。

「直挿しタイプ」は、コンセントに直接挿すだけで使用できる手軽さが魅力です。本体は小型なので場所を取らず、設置や移動も簡単に行えるため、手軽に導入したい方や設置スペースが限られている場合に適しています。

一方の「据え置きタイプ」は、床や壁に設置して使用します。高性能なアンテナを搭載している機種もあり、有線LANポートを備えるなど機能性に富んでいる点も特徴です。通信の安定性を重視する方や、Wi-Fi中継器と有線で接続したい方におすすめです。

ご自宅の環境や求める性能、設置スペースなどを考え、最適なタイプのWi-Fi中継器を選びましょう。

設置場所を考慮する

Wi-Fi中継器を選ぶ際は、どこに設置するかをあらかじめ考えておくことが重要です。

基本的には、Wi-Fiルーターと電波が届かない場所の中間で、なおかつルーターからの電波を十分に受信できる場所に設置しましょう。

2階建ての家で別の階へ中継する場合は、階段付近や、ルーターの真上または真下の部屋に置くと電波が届きやすくなります。電子レンジなどの家電から離すことも忘れないようにしましょう。


有線接続を行うか検討する

Wi-Fi中継器のなかには有線LANポートを備え、有線接続が可能なモデルもあります。有線接続は、無線接続に比べて通信が安定しやすいという利点があります。たとえば、以下のようなケースで有線接続が役立ちます。

  • Wi-Fi中継器と接続先のデバイス間に、電波干渉の原因となる障害物が多い
  • Wi-Fi機能をもたないデスクトップPCなどをインターネットに接続したい場合

ただし、中継器とWi-Fiルーター間は無線で接続されるため、ルーターから直接有線接続する場合と比較して通信速度は低下しやすくなります。

Wi-Fi中継器を利用するメリット

Wi-Fi中継器を導入するメリットは以下の4つです。

  • お家の隅々までWi-Fiが届きやすくなる
  • Wi-Fi中継器によっては有線LAN接続できる
  • 安価に導入できる
  • 簡単に設置できる

それぞれ詳しく解説します。

お家の隅々までWi-Fiが届きやすくなる

Wi-Fi中継器を活用する最大のメリットは、Wi-Fiの電波が届く範囲を広げられることです。

広い家や階数の多い住宅では、Wi-Fiルーター1台だけではすべての部屋に電波が届きにくいことがあります。Wi-Fi中継器は、Wi-Fiルーターからの電波を受信して増幅し、より遠くまで電波を飛ばす役割を担います。

これにより、これまで電波が弱かった部屋や圏外だった場所でも安定してインターネットを利用しやすくなるはずです。

Wi-Fi中継器によっては有線LAN接続できる

有線LANポートを備えたWi-Fi中継器を選べば、Wi-Fiに対応していない古いデスクトップPCなどもインターネットに接続できます。

通常、Wi-Fi非対応の機器を有線でインターネットに接続する場合、Wi-FiルーターからLANケーブルを接続する必要があります。しかし有線LANポート付きのWi-Fi中継器を使えば、中継器と機器をつなぐLANケーブルの長さが短くなり、配線がスッキリします。

ルーターと中継器の間を無線で通信できるため、Wi-Fi非対応の機器とWi-Fiルーターの間を、長いケーブルで配線する手間も省けます。

安価に導入できる

Wi-Fi中継器は数千円から購入できるモデルもあり、比較的安価に導入できるのが魅力です。Wi-Fiの電波が届かないという問題を、費用を抑えつつ手軽に解決できる可能性があります。

メッシュWi-Fiを導入したり、光回線工事を行ったりするよりも安価です。

簡単に設置できる

Wi-Fi中継器の設置は簡単です。多くの製品が「WPS」という機能に対応しており、ボタンを押すだけでWi-Fiルーターとデバイス間の接続が完了します。

コンセントに直接挿せるタイプなら設置も手軽に行えるため、専門的な知識がなくても安心して導入しやすい点が魅力です。

Wi-Fi中継器を利用するデメリット

手軽にWi-Fi環境を改善できるWi-Fi中継器ですが、いくつかのデメリットも存在します。導入してから後悔しないよう、事前に確認しておきましょう。

  • Wi-Fi中継器でもうまく中継できない場合がある
  • ルーターの通信速度が遅いと使いにくい
  • Wi-Fi中継器によっては通信速度が遅くなる場合がある
  • 設置場所によっては通信速度が遅くなる場合がある

Wi-Fi中継器でもうまく中継できない場合がある

Wi-Fi中継器の設置場所が不適切な場合、効果を十分に発揮できません。ルーターから遠すぎる場所や、壁などの障害物が多い場所、電波干渉を起こす家電の近くでは、うまく電波を中継できない場合があります。

Wi-Fiルーターや光回線の通信速度が遅いと通信速度は改善しない

Wi-Fi中継器は、あくまで親機であるWi-Fiルーターの電波を中継する機器です。そのため、大元となるインターネット回線やWi-Fiルーターの通信速度が遅い場合、中継器を導入しても速度は改善しません。

この場合は、契約している固定回線やWi-Fiルーターを見直してみましょう。

Wi-Fi中継器によっては通信速度が遅くなる場合がある

Wi-Fi中継器の性能が不足していたりWi-Fi規格が一致していなかったりすると、通信速度が遅くなる場合があります。Wi-FiルーターとWi-Fi中継器、それぞれが対応しているWi-Fi規格が問題ないか、事前に確認しましょう。

設置場所によっては通信速度が遅くなる場合がある

Wi-Fi中継器の設置場所が悪いと弱い電波しか受信できず、結果として通信速度が遅くなります。電波干渉する家電や障害物が周りにない場所に設置しましょう。

Wi-Fi中継器以外の通信方法

Wi-Fi中継器を導入しても問題が解決しない場合や、そもそも自宅にインターネット回線がない場合は、他の通信方法を検討するのも1つの手です。

  • スマホのテザリング
  • モバイルWi-Fiルーター

これらの方法も選択肢に入れてみましょう。

スマホのテザリング

テザリングとは、スマートフォンをモバイルルーターのように使って、パソコンやタブレットなどをインターネットに接続する機能のことです。スマートフォンのデータ通信を利用するため、別途回線を契約する必要がありません。

通信費が安い「格安SIM」とあわせて活用することで、Wi-Fi中継器を導入するよりも安価かつ使い勝手がよくなる可能性があります。たとえば格安SIMのHISモバイルなら、月7GB利用しても月々990円の支払いで済みます。

※自由自在2.0プラン利用時

Wi-Fi中継器と異なり、外出先でも利用できるため、利便性も高くなります。テザリングに興味が湧いた方は、格安SIMを活用してお得に利用してみませんか?格安SIM「HISモバイル」の詳細は下記から確認できます。

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関連記事:格安スマホでテザリングはできる?注意点やおすすめ格安SIMを紹介

モバイルWi-Fiルーター

モバイルWi-Fiルーターは、持ち運びが可能な小型の通信端末です。工事不要で、契約後すぐにインターネットを利用できます。家のなかだけでなく、外出先でもパソコンやタブレットをインターネットに接続したい方におすすめです。

HISモバイルでは、月間のデータ容量に応じて料金が決まる「HIS Wi-Fi PLUS+」という通信サービスを提供しています。

サービスの詳細はこちらのページから確認できます!

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関連記事:モバイルWi-Fiの選び方は?おすすめやメリット・デメリットを紹介

Wi-Fi中継器を導入すべきか慎重に検討しよう

本記事では、Wi-Fi中継器の効果的な使い方や選び方、メリット・デメリットについて解説しました。

Wi-Fi中継器を活用すれば、Wi-Fiルーターの電波が届きにくい場所でもインターネットを快適に利用しやすくなります。しかし、設置場所や製品の性能によって、効果は大きく左右されます。

ご自宅の環境や使い方をよく考え、Wi-Fi中継器が本当に自分にとって最適な選択なのかを慎重に検討しましょう。

ただし場合によっては、スマートフォンのテザリングやモバイルWi-Fiルーターを利用する方が、より快適なインターネット環境を構築できるかもしれません。Wi-Fi中継器ではなくテザリングの活用を考えている方は、HISモバイルのサービスもぜひチェックしてみてください。

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