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eSIMとは?メリット・デメリットや使い方、おすすめサービスを紹介

2025.11.27

本記事ではeSIMとは何か、メリット・デメリットや使い方を解説しています。eSIMとはどのようなサービスなのかを知り、スマホを賢く使いましょう。eSIM向け通信プランを提供しているおすすめ格安SIM「HISモバイル」も紹介します。

「eSIM(イーシム)」という言葉をよく聞くようになったけれど「従来のSIMカードと何が違うの?」「設定が難しそう」と感じていませんか。

eSIMはスマホ本体に組み込まれたSIMのことで、SIMカードの抜き差しの手間が不要、かつオンラインで手続きが完結するといった利便性があります。

この記事では、eSIMの概要からメリット・デメリット、使い方まで分かりやすく解説します。記事を最後まで読めば、eSIMに関する疑問が解消し、契約するかどうか判断するうえでの助けになります。ぜひ最後までお読みください。

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eSIMとは?

eSIMとは、「Embedded SIM(エンベデッド シム)」の略称で、日本語では「埋め込み型SIM」と訳せます。

従来のSIMカード(物理SIM)は、スマホに挿入して通信する、プラスチック製のカードです。一方、eSIMはあらかじめスマホ本体にSIMカードが組み込まれた状態のものとなります。

物理的なカードの差し替えが不要で、通信に必要な契約情報(プロファイル)は、インターネット経由でダウンロードしてeSIMに書き込む仕組みとなっています。

従来の物理SIMとの違い

eSIMと物理SIMの違いを、表にまとめました。

比較項目eSIM(本体内蔵型)物理SIM(カード型)
形状スマホ本体に内蔵されたカードプラスチック製のカード
発行方法オンラインで契約情報(プロファイル)をダウンロードしてeSIMに書き込む契約情報(プロファイル)が書き込まれた物理SIMを、郵送または店舗で受け取り
発行時間申し込み後、最短即日~郵送の場合、数日~1週間程度
紛失リスクなし(本体と一体)差し替え時にSIMカードの紛失・破損リスクあり
機種変更新機種でeSIM再発行・設定が必要SIMカードを新機種に差し替えるだけ

同じスマホで複数の通信回線を利用しやすいことと紛失リスクが低いことが、eSIMを利用するメリットです。

一方で複数のスマホで同じ回線を利用する場合、eSIMを都度再発行・設定しなければならない点が手間です。この場合は、物理SIMの方が使い勝手は良いかもしれません。

eSIMと物理SIMのどっちがいい?

「結局、eSIMと物理SIMはどちらが良いの?」と悩む人もいるかもしれません。 これは、どちらかが一方的に優れているわけではなく、利用者の状況や使い方によって異なります。下記を参考に、自分がどちらのSIMに適しているか考えてみましょう。

【eSIMがおすすめの人】

  • SIMカードの抜き差しが面倒
  • SIMカードの紛失や破損が心配
  • 1台のスマホで複数の通信回線を使いたい
  • 海外旅行や出張に頻繁に行く人

eSIMを活用するメリットは、オンラインで手続きから利用開始の設定まで完結することです。物理SIMを差し替える必要がないため手間や紛失・破損リスクもなく、海外旅行時もオンラインで現地の通信回線を契約・利用できるためスムーズです。

【物理SIMがおすすめの人】

  • 利用するスマホがeSIMに対応していない
  • 設定時にWi-Fi環境を準備するのが難しい
  • 複数のスマホで同じ回線を利用したい

スマホによってはeSIMに対応していません。またWi-Fi環境を用意できない場合、eSIMの契約情報(プロファイル)をダウンロードできず、利用開始に必要な設定を行えません。

さらに、現在利用しているスマホから別のスマホに契約情報(プロファイル)を移動させる場合、物理SIMであればSIMカードを差し替えるだけですが、eSIMの場合は再発行手数料がかかります。

このように、ご自身の使い方に合わせて選ぶことが大切です。なお格安SIMのHISモバイルでは、物理SIMはもちろんeSIMにも対応しております。

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eSIMを利用するメリット

eSIMを利用するメリットをご紹介します。

  • 申し込みから開通までが早い場合がある
  • SIMカードの紛失・破損リスクがない
  • 複数の回線を使い分けやすい
  • 海外旅行時に便利

各メリットについて詳しく解説します。

申し込みから開通までが早い場合がある

eSIMは、オンラインで契約を申し込んだ後、SIMカードが郵送されるのを待つ必要がありません。 審査や本人確認がオンラインで完了すれば、最短で当日から通信回線を利用できます。「すぐに新しい回線を使いたい」という場合に便利です。

ただしHISモバイルをはじめとする一部通信キャリアでは、eSIMを発行する前に住所確認コードを郵送しているため、物理SIMと比較して開通にかかる時間が極端に短くはなりません。

SIMカードの紛失・破損リスクがない

eSIMはスマホ本体に組み込まれています。 そのため物理SIMのように「SIMカードを落として失くした」「SIMカードの入れ替え時に破損してしまった」といった、物理的なトラブルの心配がなくなります。

複数の回線を使い分けやすい

eSIM対応スマホの中には「デュアルSIM」機能をもっている機種もあります。 デュアルSIMとは、1台のスマホで2つの通信回線を使い分けられる機能です。

  • 仕事用(物理SIM)とプライベート用(eSIM)で番号を分ける
  • 通話プラン(物理SIM)とデータ通信プラン(eSIM)を組み合わせて節約する
  • 通信障害に備えて、異なる通信会社の回線をもっておく

このように、柔軟な使い方ができます。なおデュアルSIMには、下記のパターンがあります。

  1. 物理SIM+物理SIM
  2. 物理SIM+eSIM
  3. eSIM+eSIM

どのパターンに該当するかは、スマホによって異なります。

関連記事:サブ回線におすすめの格安SIMは?契約すべき人の特徴や活用法を紹介

海外旅行時に便利

海外旅行や海外出張の時にもeSIMは役立ちます。 従来は、現地空港でプリペイドSIMを購入したり、日本で海外用のWi-Fiルーターをレンタルしたりする人もいました。

しかしeSIMなら、渡航前に日本で現地の通信プランをオンラインで購入・設定できます。現地に到着後、設定を切り替えるだけですぐに通信が使えるため、物理的にSIMカードを交換する手間がかかりません。

関連記事:esimを海外旅行で使う7つのメリット|120カ国以上で使える人気上昇中のeSIM

eSIMを利用するデメリット

eSIMは便利ですが、下記のようなデメリットも存在します。

  • eSIMに対応したスマホが必要になる
  • eSIMに対応している通信キャリアを選ぶ必要がある
  • 端末の故障・変更時の手続きが物理SIMと異なる

どういうことか、詳しく解説します。

eSIMに対応したスマホが必要になる

eSIMを利用するには、利用するスマホ自体がeSIMに対応していなければなりません。 比較的新しい機種はeSIM対応が進んでいますが、古い機種や一部の安価な機種ではeSIMに対応していません。

関連記事:eSIMの対応機種はどれ?代表機種やeSIMのメリットなどを整理

eSIMに対応している通信キャリアを選ぶ必要がある

すべての通信キャリア・格安SIMがeSIM対応の通信プランを提供しているわけではありません。eSIMを使いたい場合は、契約したい通信会社がeSIMプランを提供しているか、事前に確認しましょう。

なお格安SIMのHISモバイルでは、音声通話付きプラン・データ通信専用プランともにeSIMへ対応しております。

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端末の故障・変更時の手続きが物理SIMと異なる

物理SIMの場合、機種変更は古いスマホからSIMカードを抜き、新しいスマホに差し替えるだけで完了します。

一方、eSIMの場合は「eSIMの再発行手続き」が必要です。新しいスマホでeSIM情報を再度ダウンロードする作業が発生するため、物理SIMの差し替えに比べると、少し手間がかかります。

関連記事:eSIMを別の端末(スマホ)に移す方法は?注意点やよくある質問も紹介

eSIMを利用する前に確認したい注意点

eSIMの利用を始める前に、ご自身で確認しておきたい注意点を3つ紹介します。

  1. SIMロックの解除が必要になる場合がある
  2. eSIM設定時にWi-Fi環境が必要になる
  3. eSIMの再発行に手数料が発生する場合がある

詳しく見ていきましょう。

SIMロックの解除が必要になる場合がある

現在利用中のスマホをそのまま使い、契約する通信キャリアだけ変える場合は「SIMロック」に注意が必要です。購入元と異なる回線を利用する際は、SIMロックを解除しなければ通信回線を利用できません。

たとえばドコモで購入したスマホの場合、SIMロックがかかっているとauやソフトバンク回線ではモバイルデータ通信を利用できません。

2021年8月26日(木)以前に通信キャリアでスマホを購入された方はSIMロックがかかっている可能性があるため、注意しましょう。SIMロックは通信キャリアのショップに行ったりオンラインで手続きを行ったりすることで簡単に解除できます。

関連記事:誰でもできるSIMロック解除の方法|不要な場合もあるって本当?

eSIM設定時にWi-Fi環境が必要になる

eSIMは、契約情報(プロファイル)をインターネット経由でダウンロードする必要があります。

これから開通させようとするeSIM回線しか通信手段がない状態では設定ができません。必ずWi-Fiに接続できる場所で作業を行ってください。

関連記事:Wi-Fiとは?できることや類似サービスとの違い、利用方法を紹介

eSIMの再発行に手数料が発生する場合がある

機種変更や端末故障の際には、新しいスマホにeSIMを設定する必要があるため、eSIMを再発行する必要があります。たとえばHISモバイルの場合、下記の手数料が発生します。

  • eSIMの再発行:1,100円
  • 機種変更(eSIM→eSIM):1,100円
  • 契約中の物理SIMをeSIMに変更:1,100円
  • 契約中のeSIMから物理SIMに変更:3,300円

物理SIMでは「SIMカードを入れ替えれば通信できる状態になる」など手軽でしたが、eSIMの場合は手続きおよび手数料が発生します。

eSIMを活用するならHISモバイルがおすすめ!

eSIMを手軽に利用したいとお考えなら、「HISモバイル」がおすすめです。

HISモバイルでは、利用者のニーズに合わせた多彩なeSIM対応の通信プランを提供しています。 音声通話付きプラン(自由自在2.0プラン)はもちろん、データ通信専用プラン(データ定額2.0プラン)もご用意しており、ご自身の使い方に最適なものを選べます。

【自由自在2.0プランの特徴】

  • 月額280円から利用できる
  • 専用アプリを利用しなくても通話がお得(30秒9円)
  • 2種類のかけ放題オプションあり

【データ定額2.0プランの特徴】

  • データ通信に特化した専用プラン
  • 定額プランのため使い過ぎて意図しない通信料金の請求を防ぎやすい
  • SMS機能を追加できるためLINEなども使用できる

「eSIMを試してみたいけれど、費用は抑えたい」という方や、「サブ回線としてeSIM対応の通信プランを持っておきたい」という方は、ぜひHISモバイルのeSIM対応通信プランをご利用ください。

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eSIMを利用する流れ

ここではHISモバイルを例に、eSIMを利用開始するまでの流れを紹介します。

  1. 利用するスマホがeSIM対応機種か確認する
  2. 利用する通信キャリアがeSIMに対応しているか確認する
  3. eSIMに対応している通信プランへ申し込む
  4. (一部通信キャリアのみ)住所確認コードを確認する
  5. eSIMの設定を行う

eSIMを契約する流れのイメージを持つうえでの参考になれば幸いです。

利用するスマホがeSIM対応機種か確認する

まず、eSIMを使いたいスマホが対応しているか確認しましょう。

▼eSIM対応の有無を調べる主な方法

・ネットで自分が利用している機種名を検索して調べる

・通話アプリを活用してEID表示の有無を確認する

・「設定」アプリから調べる

具体的な調べ方は下記ページを参考にしてください 関連記事:eSIMの対応機種はどれ?代表機種やeSIMのメリットなどを整理

利用する通信キャリアがeSIMに対応しているか確認する

使いたい通信会社がeSIMプランを提供しているか確認しましょう。ホームページを確認したり、ネットで検索したりすることで調べられます。

なおHISモバイルでは音声通話付きプラン、データ通信専用プランともにeSIMに対応しています。

eSIMに対応している通信プランへ申し込む

利用したい通信プランを選び、申し込みを行いましょう。 HISモバイルの場合、eSIMはオンラインでのみ申し込みを受け付けております。店頭では物理SIMしか発行できないためご注意ください。

また契約には本人確認書類やクレジットカードが必要です。運転免許証やマイナンバーカードを準備し、画像をアップロードしてオンラインで申し込みを行ってください。

(一部通信キャリアのみ)住所確認コードを確認する

HISモバイルをはじめとする一部の通信キャリアでは、郵送される「住所確認コード」の用紙に記載されている期限内に、eSIMの開通手続きを行う必要があります。

eSIMの開通手続きは「My HISモバイル」からマイページにログインして手続きをすすめましょう。住所確認コードのほかに、利用端末のEID(eSIMの識別番号)、MNPを活用する場合はMNP予約番号が必要になります。なおEIDは、下記の方法で確認できます。

  1. 通話アプリを開く
  2. 電話番号の欄に「*#06#」と入れる
  3. 表示された情報内に”EID (eSIM Identifier)”が表示されていれば、eSIM対応機種

eSIMの設定を行う

最後に、eSIMの利用設定を行いましょう。

HISモバイルの場合、eSIMを設定できる状態になると設定アプリに「モバイル通信の設定を完了」が表示されます。画面の表示に従って設定を行うことで、eSIMを利用できるようになります。

なおシングルSIMとデュアルSIMで少し手順が異なる点にご注意ください。

またAPN構成プロファイルが既にインストールされている場合は削除をする必要があったり、物理SIMが挿入されている場合は抜いてから設定を行ったりする必要があったりと、さまざまな注意点があります。

HISモバイルのeSIMを利用する場合は、必ず下記ページを参考に設定を行いましょう。

関連記事:eSIMの設定方法(iOS) – サポート

eSIMの活用をおすすめする人

eSIMの活用が特に向いているのは以下のような人です。

  • SIMカードの抜き差しが面倒
  • SIMカードの紛失や破損が心配
  • 1台のスマホで複数の通信回線を使いたい
  • 海外旅行や出張に頻繁に行く人

物理SIMを交換するには、SIMトレイを取り出してSIMカードを交換するなど、細かい作業が必要です。スマホケースを外したりSIMトレイを外すためのSIMピンを用意したりするなど、多少の手間がかかります。SIMカードは小さいため、交換作業中に紛失したり破損したりするリスクも考えられます。

https://his-mobile.com/wp-admin/admin.php?page=wq-form

また1台のスマホで複数の通信回線を利用する場合や、海外出張へ頻繁に行くなど、SIMカードを抜き差しする頻度が高い人は、SIMカードを物理的に抜き差しする手間がないため、eSIMの方が便利です。

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eSIMの活用をおすすめできない人

一方、以下のような人にはeSIMは向いておらず、物理SIMの方が便利な場合があります。

  • eSIMに対応していないスマホを使いたい人
  • 頻繁に機種変更を行い、SIMカードの差し替えの方が楽だと感じる人
  • eSIMの設定時にWi-Fi環境を準備するのが難しい人
  • オンラインでの手続きや設定作業が苦手な人

あえてeSIMを利用するメリットを感じておらず、上記の特徴に当てはまる方は、物理SIMを利用し続けた方が便利かもしれません。

eSIMに関するよくある疑問

最後に、eSIMに関するよくある疑問に回答していきます。

  • 物理SIMからeSIMへの変更はできますか?
  • eSIMにしたらLINEが使えないって本当ですか?
  • eSIMと物理SIMの併用はできる?

それぞれ詳しく解説します。

物理SIMからeSIMへの変更はできますか?

HISモバイルをはじめとする多くの通信会社で、物理SIMからeSIMへの変更が可能です。 「My HISモバイル」→「eSIM発行」から手続きを行えます。

ただし、変更時に事務手数料がかかる場合があるので、事前に手数料の有無を確認しましょう。HISモバイルの場合、物理SIMからeSIMへの変更で1,100円、eSIMから物理SIMへの変更で3,300円の手数料がかかります。

eSIMにしたらLINEが使えないって本当ですか?

eSIMに変更したこと自体が原因で、LINEが使えなくなることはありません。ただし注意が必要なのは、下記のパターンです。

  • eSIMに乗り換えたことで電話番号が変わった
  • 音声通話付き通信プランからデータ通信専用プランに変わった

異なる電話番号で同じLINEアカウントを利用し続けるには、LINE側で引き継ぎ設定を行う必要があります。引き継ぎができていない場合は同じLINEアカウントを利用できなくなるため注意しましょう。

またLINEでは、SMSまたは音声通話で利用確認を行っているため、データ通信専用プラン(かつSMS利用不可のプラン)の場合はLINEを利用できません。

eSIMと物理SIMの併用はできる?

スマホがデュアルSIMに対応していれば可能です。

利用するスマホがデュアルSIMに対応しているかどうかは、購入時に店頭で確認を行ったり、ネットで調べてみたりすることをおすすめします。

関連記事:デュアルSIMの契約に必要なものやメリット・デメリットを紹介

eSIMを活用してスマホを快適に利用しよう

この記事では、eSIMの概要や利用するメリット・デメリット、利用開始までの流れを解説しました。 eSIMは、物理的にSIMカードを交換する手間がかからず、手軽に1台のスマホで複数の回線を使い分けやすいなど、メリットがあります。

もしeSIMの利用を検討しているのであれば、ぜひ格安SIMのHISモバイルをご検討ください。安価な通信プランや音声通話オプションをご用意しており、サブ回線として利用したい方や音声通話用の回線として利用したい人におすすめです。詳細は下記をご確認ください。

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