格安SIMの初期費用が安くなってる?|全体的にかかるコストを確認

2022.11.01

格安SIMに乗り換える際には、初期費用やランニングコストがどのくらいかかるか確認しておきたいですよね。実は現在は、乗り換えの際にかかる違約金など様々な料金がかからなくなってきているため、端末代を除けば少額で済ませられます。

今回の記事では格安SIM、特にHISモバイルに乗り換える際にかかる初期費用やランニングコストなどの費用の詳細を解説します。povoやLINEMOなど、他の格安SIMを検討している場合でも役立つ内容ですので、ぜひ参考にしてください。

格安SIMの初期費用の内訳

格安SIMで新規契約する場合に支払う初期費用は、大抵の場合下記の要素を考慮しておくといいでしょう。

・初回契約事務手数料
・SIMカードの発行手数料
・端末代金

初回契約事務手数料

多くの場合、契約方法にかかわらず税込3,300円程度の初回契約事務手数料がかかります。2022年9月現在、HISモバイルでは指定の条件を満たすと初回契約事務手数料がキャッシュバックされるキャンペーンが行われています。

初回契約事務手数料キャッシュバック|HISモバイル

SIMカードの発行手数料

大抵の格安SIM事業者では、別途SIMカードの発行手数料で1枚あたり税込440円かかります。

HISモバイルの新規契約事務手数料3,300円には、SIM発行手数料や配送料、システム登録料などが含まれているので割安といえるでしょう。ただし、SIMサイズ変更やSIM再発行の場合も税込3,300円かかります。

格安SIM事業者によっては下記の場合に手数料がかかる場合があります。

・SIMカードの再発行
・SIMカードのサイズ変更
・SIMカードの追加契約
・SIMカードの削除

ちなみに2022年9月現在、HISモバイルを解約する際のSIMカードの返却は不要です。これは、新型コロナウイルスの流行により物流の負担が増加しているのを考慮してのことであり、今後変更になる可能性があります。

端末代金

乗り換え元の契約時期によっては、端末代金の残債が残っている場合があるため確認しておきましょう。

端末を購入する場合

乗り換え先の格安SIM事業者などから新しくスマホを購入する場合、購入資金も必要になります。端末代金はグレードによって異なり、1万円以下で買える廉価版から10万円を超えるハイエンドモデルまで様々です。

新品から中古まで、月々110円から利用可能なSIMセットが購入できるHISモバイルのオンラインショップに興味がある方はこちらをチェックしてみてください。

リーズナブルでありながらワンランク上の性能を求める方は、下記の記事を参考にしてください。

関連記事:コスパ最強SIMフリースマホを人気ランキングを基に紹介!【2022】

既存の端末を使用する場合

今まで使用していたスマホを格安SIMで利用するのも可能です。HISモバイルで使用できる端末に関しては下記のリンクから確認してください。

国内SIM対応端末の確認 | 格安SIM(スマホ)ならHISモバイル

SIMカードタイプの動作確認端末一覧はこちら
eSIM対応端末(※1)はこちら
をご確認ください。

※1 「自由自在290プラン」の音声通話付きプランのみ対応

無料で手続きできるもの

格安SIMの手続きのうち、無料でできるようになったものがあり、初期費用はかつてなく安くなっています。例えば下記に示す3つの手続きです。

・MNP手数料
・違約金(格安SIM事業者による)
・SIMロック解除(Web手続きは無料)

MNP手数料

以前はMNP手続きの際に手数料が3,300円かかっていましたが、現在は手続き方法にかかわらず無料です。改正されたMNPガイドラインが2021年4月1日から施行され、3大キャリア(ソフトバンク・au・NTTドコモ)のMNP手数料は2021年4月以降無料 (※1)になりました。

※1 ソフトバンクは2021年3月17日から

LINEMO・povo・HISモバイルなど、ほとんどの格安SIM事業者は無料です。総務省の取り決めでは「対面や電話での手続きの場合は税抜き1,000円以下」とされていますので、有料の格安SIM事業者もあるかもしれません。

参考情報:総務省|MNPガイドラインの改正について

関連記事:MNP予約番号とは?大手キャリアでの取得方法と乗り換えの注意点

違約金(格安SIM事業者による)

2019年10月1日からの電気通信事業法の改正により、スマホの違約金の上限は「1,000円まで」と定められました。この新ルールの対象になるのは総務省が定めた大手通信会社であり、3大キャリア(ソフトバンク・au・NTTドコモ)は違約金留保も含めて完全に廃止済みです。

 違約金撤廃時期
ソフトバンク2022年2月1日以降
au2022年3月31日まで
NTTドコモ2021年10月1日以降
HISモバイル2019年6月18日以降

ただし、ユーザー数が100万人以下の格安SIM事業者は対象外で、違約金がかかる場合があるので、乗り換え前に確認しておきましょう。ちなみにHISモバイルは他社に先駆けて2019年6月18日以降、違約金を撤廃しているので、この点についてのデメリットはありません。

参考情報:電気通信事業法第27条の3の適用を受ける電気通信事業者の指定[PDF]
公正な競争環境を確保するための要請|総務省

SIMロック解除(Web手続きは無料)

大手キャリアの各携帯ショップでは、税込3,300円でSIMロック解除手続きを受付けていますが、Web手続きは無料です。また、有料ですがドコモのみ電話での手続きを受付けています。

総務省はSIMロック解除についても無料化するよう働きかけてきましたが、2022年9月時点で実現していません。既に2021年10月1日以降に発売されている端末は、SIMロック状態での販売が原則禁止になっているため、SIMロック解除手続き自体の需要は今後減少していくでしょう。

現在販売されている端末はSIMロックされていないため解除手続きは不要です。SIM解除手続きが不要なケースについての詳細は下記の記事を参考にしてください。

SIMロック解除手続きが不要な場合とは?

HISモバイルの料金プラン

HISモバイルの料金プランは格安SIMの中でもおすすめです。基本料金だけでなく各種オプションも最安級なので、ぜひチェックしてみてください。

最安級の料金プラン:自由自在290プラン

HISモバイルの「自由自在290プラン」は、5段階のデータ容量を選べるプランで、最安の場合290円で利用可能です。1GBプランで契約して月の使用量が100MB未満の場合は290円になります。普段はほとんどWi-Fiを使っている方には最適なプランでしょう。

そして自由自在290プランのみ、eSIMの利用が可能になりました。最近は通信障害の報道が増えているのでサブ回線として契約して、いざという時はeSIMに切り替えて使用するという使い方もできます。自由自在290プランはNTTドコモ回線なので、楽天モバイル・ソフトバンク・au回線に通信障害が起きても繋がります。

なお、サブ回線として使う場合は、切り替えの度にSIMカードを入れ替えるのは不便なのでデュアルSIM対応のスマホがおすすめです。デュアルSIM対応のスマホは、eSIMを含めSIMを2枚挿入して使えます。

1,000円以内で利用できるデータ容量が7GBもあるHISモバイルは、格安SIMの中でも非常にお得です。あらゆるものの値段が高騰している中、せめてスマホ代だけでも安くしてみてはいかがでしょうか。
iphoneの場合、eSIM・デュアルSIM対応は「iOS 12.1 以降を搭載した iPhone XS、iPhone XS Max、iPhone XR 以降」が対象です。
引用元:eSIM・デュアルSIM対応のiPhone|Appleサポート (日本)

eSIMの設定については下記のページを参考にしてください。

eSIMカンタン設定ガイド | 格安SIM(スマホ)ならHISモバイル

オプションや他の要素

HISモバイルは基本料金だけでなく、オプションなども安く利用できます。オプションや通話料も含めたトータルコストで見極めるのが大切です。

通話料金

格安SIMは基本料金が低価格なのが魅力ですが、通話料金も重要です。例えば大手キャリアと同じ通話料(22円/30秒)で60分通話するだけで2,640円もかかってしまいますが、HISモバイルなら1,080円で済みます。

HISモバイルの通話料金は30秒あたり税込9円と業界最安級で、3大キャリアの半額以下。安心の通話料金です。

SMS送信料
SMSの国内間の送信料は文字数によりますが、3円からです。詳細は下記の記事をご確認ください。

関連記事:SMSって必要?LINEだけで十分?SMSを活用する方法

かけ放題

HISモバイルは標準通話料自体が安いとはいえ、一定時間以上通話するならかけ放題を付けた方がお得になります。5分かけ放題オプションはHISモバイルの場合、月額500円で利用可能です。格安SIMのかけ放題オプションの料金は、HISモバイルが最安級です。

かけ放題オプションだけを比較するとそれほど大きな差はありませんが、基本料金や通話料もHISモバイルが最安級であることをお忘れなく。

かけ放題オプション比較(税込)
 povoLINEMOHISモバイル
5分かけ放題550円550円500円
完全かけ放題1,650円1,650円1,480円

関連記事:かけ放題の格安SIM|高音質な3キャリア回線の格安SIMを比較

データ追加料金

格安SIMのデータ追加料金は大手キャリアの半額程度のサービスが多いです。大手キャリアは1GBあたり1,100円ですが、格安SIMは1GBあたり550円程度です。そして、格安SIMの中でもHISモバイルは1GBあたり200円と破格になっています。

 1GBあたりのデータ追加料金(税込)
ソフトバンク1,100円
au1,100円
NTTドコモ1,100円
LINEMO550円
povo550円
HISモバイル200円

テザリング無料

ソフトバンクやauは、一部の古いプランでテザリングを利用する場合に月額550円かかります。NTTドコモや、HISモバイルなど、ほとんどの格安SIMでテザリングは無料です。

 テザリング料金
ソフトバンク「データプランメリハリ無制限」などは無料
一部の古いプランは月額550円(※1)
au「使い放題MAX 4G」などは無料
一部の古いプランは月額550円(※2)
NTTドコモ無料
HISモバイル無料

※1 ソフトバンクのテザリング・データシェアの上限は合計30GB。詳細は公式サイトをご確認ください。
テザリングオプション | ソフトバンク
※2 auの「使い放題MAX 4G」などの上限は30GB。詳細は公式サイトをご確認ください。
テザリングオプション | au

【テザリングの利用方法】
テザリングの利用方法については下記の動画で解説していますので、参考にしてください。

テザリングのやり方を徹底解説! iOS編【HISモバイル】
テザリングのやり方を徹底解説! Android編【HISモバイル】

端末補償の費用

SIMフリースマホはソフトバンクやauの補償サービスは受けられません。例えばSIMフリースマホを購入してソフトバンクで契約しても、ソフトバンクショップでは対応してもらえず(※1)、他社製品の動作補償もしていません。NTTドコモに関しては、一部補償内容を変更したサービスへの加入が可能です。

大手キャリアと同じような内容の製品補償は、格安SIMでは受けられない場合が多いです。しかしiPhoneについては、キャリアスマホかSIMフリーかに関係なく、Apple社の補償サービスに加入できます。LINEMO、povo、HISモバイルの補償サービスの料金を掲載しておきますので、参考にしてください。

LINEMO、povo、HISモバイルの端末保障
 補償サービス月額料金補償台数
LINEMO950円~1,480円(※1)1台
povo830円1台
HISモバイル550円~900円最大5台

※1 iPhoneの場合。申し込み時期や機種のグレードによる
※補償内容や条件は格安SIM事業者毎に異なります。詳細はそれぞれの公式HPでご確認ください。

SIMフリーのアンドロイドスマホでもメーカー保証は通常通り受けられますが、もっと長期に渡って補償が欲しい場合は「スマホ保険に加入する」という選択肢があります。

HISモバイルは、スマホなど最大5台までのモバイル機器を保証するサービス、「スマホの保険証」と連携しています。他社で購入したものや過去に購入したものでも補償対象です。一般的に1台までの補償サービスが多い中、5台まで補償が受けられるのは非常にお得です。HISモバイルのスマホ保険の詳細は、下記のリンクから確認してください。
HIS Mobile × スマホの保険証 | 格安SIM(スマホ)ならHISモバイル

参考情報:持込機種での「ケータイ補償サービス」の提供内容について:NTTドコモ

キャンペーンや特典も考慮に入れる

格安SIMには様々なキャンペーンがあり、実際にはキャンペーンも含めたサービスです。キャンペーンや特典も考慮に入れて、よりお得に格安SIMを利用しましょう。

格安SIMでよくあるキャンペーンには下記のようなものがあります。

・初期費用無料・割引
・データ量を一定期間増量
・オプションサービスを一定期間無料・割引

オプションが「数カ月無料」に注意!

新規加入特典で、様々なオプションが数カ月、あるいは1年無料だったり、オプションへの加入を条件にデータ量を増量したりするケースがあります。もちろん必要なオプションであれば問題ないのですが、不要なのに契約したまま解約手続きを忘れていると、何年もオプション料金を払い続ける羽目になるのでご注意ください。

オプションが不要な場合には、その特典を受ける必要が本当にあるかどうかを見極めましょう。

HISモバイルのキャンペーン

HISモバイルでは現在、音声通話付きプランを複数回線同時に契約すると、最大8,250円キャッシュバックするキャンペーンを開催しています。初期費用相当が無料になったり、HISモバイルならではのサービスを利用できたりするので、ご自身のニーズに合わせて利用してください。

【最大8,250円バック!】皆得キャンペーン!同時ご契約で事務手数料キャッシュバック!
海外Wi-Fiレンタル10%OFF

旅行特別優待

初回契約事務手数料キャッシュバック

光回線同時ご契約キャンペーン

オンライン体験ツアー

ユニバーサルサービス料とは?
日本での生活に不可欠な緊急通報や、公衆電話などの公共サービスをユニバーサルサービスといいます。そして、そのサービスを提供するために必要な費用を負担するために徴収している料金がユニバーサルサービス料です。2022年9月現在は1電話番号につき毎月2円徴収し、通信事業者を通じてNTTに支払われています。

※金額は必要に応じ変動します。(税抜)

電話リレーサービス料とは?
電話リレーサービス料は2020年に新たに設けられた制度で、聴覚や発音に障害のある方が電話を通じてコミュニケーションを図るために必要なサービスです。手話通訳者がオペレーターとして会話を手助けするためにかかる費用を、通信事業者全体で負担します。

2022年9月現在は1電話番号につき毎月1円ですが、2022年10月から2023年3月までは無料の予定です。

※金額は必要に応じ変動します。(税抜)

まとめ

格安SIMのランニングコストはキャリアと比べると半額程度になる場合が多いため、乗り換えの際に初期費用がかかったとしても長期的に考えると安くなります。現在スマホにかかっている費用と比較してみて、年間にどれくらいの差額になるか計算してみてはいかがでしょうか。

ぜひ自分のライフスタイルに合ったプランを検討してみてください。

※関連記事で紹介されている下記のプランは販売終了しています。新プランの「自由自在290プラン」をご検討ください。

販売終了したプラン
・格安ステッププラン
・格安弐拾プラン
・格安かけ放題プラン
・データステッププラン
・SMSデータステッププラン

※本記事は2022年9月17日時点の情報を基に執筆しています。

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